神獣使いは魔法の使えない魔法使い!〜異世界召喚された魔法使いはヌンチャクの使い手だった!奴隷少女と格闘派魔法使いの異世界成り上がり物語!〜

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第四章 精霊契約編

第72話  出発

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 隊長が部屋に入ってきた時、三郎はリセからあーんされていた。

「これは失礼しました。お食事中でしたか」

「大丈夫ですわ。三郎様が食べながらで良ければ要件を」

「は、はい。皆心配しておりまして、様子を見に来ました。その、目覚められたばかりで申し訳ありませんが、先に進まないと手遅れになるやもと心配しておりまして」

「三郎様、行軍に耐えられそうですか?」

 リセはこういう時は三郎様と言う。

「あっはい。ご迷惑おかけしました。まだ足元が怪しいですが、肩を貸してもらえればトイレも行けますし、どうせ馬車の中では大人しくしていますから、出発の準備をお願いします。リーナはどうする?」

「今更ですから、ついてくれば良いかと。アルテミスにはルセがいますから。リーナの訓練は私がしますから。それにもう疲れはないようですよ」

 護衛部隊は既にいつでも出発できる状態だったので、三郎はリセに肩を貸され、なんとか馬車に乗り込んだ。

 三郎が少し辛そうにしているとリセは胸元に抱き寄せた。

「リセ、おっぱいが当たっているよ?」

「もう。こういう時は素直に黙って私の胸に癒やしを求めなさいよ。このスケベさん」

 ありがとうと言ってから暫くリセの胸を堪能していたが、疲れから程なくして眠りに落ちた。

 その後2度程リセに余剰の精霊力を吸い出して貰っていたが、目に見えて三郎は辛そうにしていた。膝枕をされたり、胸に抱かれたりとリセは甲斐甲斐しく世話をしていた。

 そこからは少しずつ体力が回復したが、結局、リセの師匠は来なかった。伝令によると、そろそろ帰る筈だが、ずっと不在だと言われたのだ。

 取り敢えずそれでも進まなければ成らず、先に進んだ。

 リセは三郎の弱い所を見て母性をくすぐられ、完全に惚れたのだ。そして三郎も甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるリセの事が女らしいな!良い奥さんになるよな!とこちらも完全に惚れた。しかし・・・
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