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第四章 精霊契約編
第83話 閑話 じゃれ合い
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三郎にはリセに対して秘密があった。夜一緒に寝ている時に、つい出来心でちょっとだけお触わりを…しない方がおかしい。裸の女の子と一緒に寝ていて指一本触れない方が可笑しいのだ。
また、リセも三郎に秘密がある。リセは待っていたのだ。一つになるのを…だからお触りをしているのを知っていたりするが、気が付かないふりをしている。
お互い運命の人と思っているのに、中々踏み込んだ関係に行けないのだ。と言っても出会ってまだ一週間程度だったりする。
リセは目が覚めると頬に何やら硬いモノが当たっていて、寝ぼけながらソレに頬ずりをしていた。
「あっ!あぅぅ」
三郎は唸るしかなかった。
そして目を開けるとそのモノの上の方に三郎の顔が見えた。
「あたし寝てたんだ。・・・ってててててなによこれ!いやー何で股間を膨らませて私の頬に当てているのよ!ヒィィィ」
「それはこっちのセリフだ!お、俺の股間をナデナデしたうえに頬ずりまでしてたんだぞ!」
「えっ?嘘?あっ!た、確かに何かを撫でていた夢を見たわ!いゃぁー」
三郎はうゎあと唸りながらクリーンを掛けていた。
「ううう。お婿さんに行けない…」
「うえーん。あんなのを触っちゃったよーいやー」
もう少しで王都に着く頃の出来事だった。この頃には三郎はかなり回復をしていた。リセは三郎に胸などは触らせないのだが、べったりで馬車の中ではずっと抱きついている感じだった。手を離すと三郎がどこか遠くに行ってしまうのではないかと怖くて離す事が出来なかったのだ。
リセは三郎の胸をぽかぽかと叩いて変態だのスケベ等と怒っていたのだ。
本気で叩いているのではなく、じゃれ合っているだけだ。
「いたたた。あんまり叩くなよ!あんまり叩くならおっぱい揉むぞ!」
「変態!相変わらずおっぱい星人よね!そんなに触りたいの?」
「えっ?う、うん。僕だって男なんだよ」
「そう。分かったわ。じゃあこの手で・・・触っても・・・ってそんなに簡単に触らせてあげないんだから!」
完全に手のひらの上だった。
「こうなったら実力行使だ」
三郎は指先をいやらしく動かしぐへへへへと動かして、リセに迫っていった
来るなら来なさい!そうやって身構えていると馬車が急に止まった。減速などせずに一気に止まったものだから、半ば体を起こしていた三郎は前のめりにつんのめってリセの方に倒れ込んだ。
そして慌てたリセがその胸で受け止めていた。
イタタタタとは唸っていたが、三郎はここぞとばかりに顔をグリグリしていた。
「バッ、バカドサクサに紛れて何してるのよ!こら離れなさいよ!」
とじゃれていると、ドアがノックされたのであった。
また、リセも三郎に秘密がある。リセは待っていたのだ。一つになるのを…だからお触りをしているのを知っていたりするが、気が付かないふりをしている。
お互い運命の人と思っているのに、中々踏み込んだ関係に行けないのだ。と言っても出会ってまだ一週間程度だったりする。
リセは目が覚めると頬に何やら硬いモノが当たっていて、寝ぼけながらソレに頬ずりをしていた。
「あっ!あぅぅ」
三郎は唸るしかなかった。
そして目を開けるとそのモノの上の方に三郎の顔が見えた。
「あたし寝てたんだ。・・・ってててててなによこれ!いやー何で股間を膨らませて私の頬に当てているのよ!ヒィィィ」
「それはこっちのセリフだ!お、俺の股間をナデナデしたうえに頬ずりまでしてたんだぞ!」
「えっ?嘘?あっ!た、確かに何かを撫でていた夢を見たわ!いゃぁー」
三郎はうゎあと唸りながらクリーンを掛けていた。
「ううう。お婿さんに行けない…」
「うえーん。あんなのを触っちゃったよーいやー」
もう少しで王都に着く頃の出来事だった。この頃には三郎はかなり回復をしていた。リセは三郎に胸などは触らせないのだが、べったりで馬車の中ではずっと抱きついている感じだった。手を離すと三郎がどこか遠くに行ってしまうのではないかと怖くて離す事が出来なかったのだ。
リセは三郎の胸をぽかぽかと叩いて変態だのスケベ等と怒っていたのだ。
本気で叩いているのではなく、じゃれ合っているだけだ。
「いたたた。あんまり叩くなよ!あんまり叩くならおっぱい揉むぞ!」
「変態!相変わらずおっぱい星人よね!そんなに触りたいの?」
「えっ?う、うん。僕だって男なんだよ」
「そう。分かったわ。じゃあこの手で・・・触っても・・・ってそんなに簡単に触らせてあげないんだから!」
完全に手のひらの上だった。
「こうなったら実力行使だ」
三郎は指先をいやらしく動かしぐへへへへと動かして、リセに迫っていった
来るなら来なさい!そうやって身構えていると馬車が急に止まった。減速などせずに一気に止まったものだから、半ば体を起こしていた三郎は前のめりにつんのめってリセの方に倒れ込んだ。
そして慌てたリセがその胸で受け止めていた。
イタタタタとは唸っていたが、三郎はここぞとばかりに顔をグリグリしていた。
「バッ、バカドサクサに紛れて何してるのよ!こら離れなさいよ!」
とじゃれていると、ドアがノックされたのであった。
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