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第43話 殴り愛の決着
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カウントが進んで行く。
そして・・・ザリガンはカウント7で立ち上がり、レフリーが状態を確認して試合を再開した。
ダレンはここぞとばかりに追い討ちをかけるが、先程ボディーブローを食らって以来の攻守交代だ。
ザリガンはパンチを必死に防ぎ防戦一方だったが、距離を取ることに成功し再び打ち合いになる。
周囲の兵士たちからは興奮の雄叫びが上がり、手に汗握っていた。
ダレンとザリガンからは互いに倒れるまで戦う気迫が感じ取れる。
そしてレンチで壁を叩く音が鳴り響き2Rが終わった。
ダレンのセコンドを務めるミカはダレンに声をかける。
「ダレン、あと一息よ!アイツはもうヘトヘトよ!顎に一発決めてやりなさい!したら生の胸を揉ませてあげるわ!あんたいつもアタイの胸ばっか見てるでしょ?まだ誰にも直接触れさせていないんだからね!だから気合い入れんだよ!負けたら尻の穴にハイヒールで蹴りを入れてやるからね!」
ミカは見た目は清楚な美女だが、興奮している時の話方は荒くれたビッチのようなきつい物言いだ。屈強な宙兵隊を率いるだけの事はある。ダレンはミカの言葉に力をもらう。
「ありがとう、ミカ。アイツには負けない。最後まで戦うぞ」
「へー!そんなに触りたいんだ?」
「ああ!折角だから是非ともしゃぶらせてもらうよ!」
女とはいえ、このような話をしてもセクハラにならない。何せミカは宙兵隊だからだ!
ダレンとザリガンは1分間のインターバルを経て、最後のラウンドに臨んだ。
ダレンはザリガンのダウンを契機に勝利に近づいたと感じる。
正直ボクシングは苦手だ。
足を出した方が強力だ。
ザリガンはパンチに耐えながら最後のチャンスを伺い、ダレンはジャブとストレートのコンビネーションを続けた。
しかし、まだ諦めていないザリガンはパンチをかわしながらガードの隙を狙う。
ダレンはパンチをガードやスリップで防ぐが、ザリガンのパンチのスピードとパワーに驚く。
衰えるどころか増していたからだ。
ザリガンはボディーブローとフックのコンビネーションを繰り出す。
しかし、ダレンはボディーにパンチを受けてしまい苦しみを感じる。
ザリガンはボディーと顔面にダメージを与えようとパンチを連打する。
ダレンはパンチを耐えながらカウンターを狙い、 右フックをかわして右ストレートを繰り出す。
そしてダレンが苦し紛れに放ったストレートを受けザリガンが再びダウンする。
ダレンはザリガンのダウンを確認してコーナーに戻り、 レフリーがザリガンにカウントを始める。
ザリガンはカウントに耳を傾けながら立ち上がろうとし、カウント9で立ち上がるとファイティングポーズを取る。
レフリーがザリガンの状態を確認して試合を再開する。
ダレンはザリガンに決め手を入れようと大振りのパンチが多くなった。
しかし、ザリガンはダメージから防戦一方になりパンチを必死にかわす。
そしてクリンチでしのぎ、仕切り直しとなるとダレンとザリガンの最後になる打ち合いになる。
周囲の兵士たちは息をのむ。
ダレンとザリガンは互いに最後の力を振り絞りパンチを放つ。
ダレンの左フックとザリガンの右フックが同時に命中すると・・・ダレンとザリガンは同時にダウンする。
ダレンとザリガンは床に倒れたまま、動かない。 レフリーがダレンとザリガンにカウントを始める。ダレンとザリガンはカウントに反応しない。
「6、7、8、9、10」
ダレンはカウント9で辛うじて立ち上がりファイティングポーズを取るが、10が言い放たれてもザリガンは立ち上がれなかった。
レフリーがダレンの手を挙げて勝利を宣言すると、セコンドに助け起こされたザリガンがダレンに拳を合わせて敬意を示。
しかし、その途端ダレンは意識を手放しており倒れたのだった。
そして・・・ザリガンはカウント7で立ち上がり、レフリーが状態を確認して試合を再開した。
ダレンはここぞとばかりに追い討ちをかけるが、先程ボディーブローを食らって以来の攻守交代だ。
ザリガンはパンチを必死に防ぎ防戦一方だったが、距離を取ることに成功し再び打ち合いになる。
周囲の兵士たちからは興奮の雄叫びが上がり、手に汗握っていた。
ダレンとザリガンからは互いに倒れるまで戦う気迫が感じ取れる。
そしてレンチで壁を叩く音が鳴り響き2Rが終わった。
ダレンのセコンドを務めるミカはダレンに声をかける。
「ダレン、あと一息よ!アイツはもうヘトヘトよ!顎に一発決めてやりなさい!したら生の胸を揉ませてあげるわ!あんたいつもアタイの胸ばっか見てるでしょ?まだ誰にも直接触れさせていないんだからね!だから気合い入れんだよ!負けたら尻の穴にハイヒールで蹴りを入れてやるからね!」
ミカは見た目は清楚な美女だが、興奮している時の話方は荒くれたビッチのようなきつい物言いだ。屈強な宙兵隊を率いるだけの事はある。ダレンはミカの言葉に力をもらう。
「ありがとう、ミカ。アイツには負けない。最後まで戦うぞ」
「へー!そんなに触りたいんだ?」
「ああ!折角だから是非ともしゃぶらせてもらうよ!」
女とはいえ、このような話をしてもセクハラにならない。何せミカは宙兵隊だからだ!
ダレンとザリガンは1分間のインターバルを経て、最後のラウンドに臨んだ。
ダレンはザリガンのダウンを契機に勝利に近づいたと感じる。
正直ボクシングは苦手だ。
足を出した方が強力だ。
ザリガンはパンチに耐えながら最後のチャンスを伺い、ダレンはジャブとストレートのコンビネーションを続けた。
しかし、まだ諦めていないザリガンはパンチをかわしながらガードの隙を狙う。
ダレンはパンチをガードやスリップで防ぐが、ザリガンのパンチのスピードとパワーに驚く。
衰えるどころか増していたからだ。
ザリガンはボディーブローとフックのコンビネーションを繰り出す。
しかし、ダレンはボディーにパンチを受けてしまい苦しみを感じる。
ザリガンはボディーと顔面にダメージを与えようとパンチを連打する。
ダレンはパンチを耐えながらカウンターを狙い、 右フックをかわして右ストレートを繰り出す。
そしてダレンが苦し紛れに放ったストレートを受けザリガンが再びダウンする。
ダレンはザリガンのダウンを確認してコーナーに戻り、 レフリーがザリガンにカウントを始める。
ザリガンはカウントに耳を傾けながら立ち上がろうとし、カウント9で立ち上がるとファイティングポーズを取る。
レフリーがザリガンの状態を確認して試合を再開する。
ダレンはザリガンに決め手を入れようと大振りのパンチが多くなった。
しかし、ザリガンはダメージから防戦一方になりパンチを必死にかわす。
そしてクリンチでしのぎ、仕切り直しとなるとダレンとザリガンの最後になる打ち合いになる。
周囲の兵士たちは息をのむ。
ダレンとザリガンは互いに最後の力を振り絞りパンチを放つ。
ダレンの左フックとザリガンの右フックが同時に命中すると・・・ダレンとザリガンは同時にダウンする。
ダレンとザリガンは床に倒れたまま、動かない。 レフリーがダレンとザリガンにカウントを始める。ダレンとザリガンはカウントに反応しない。
「6、7、8、9、10」
ダレンはカウント9で辛うじて立ち上がりファイティングポーズを取るが、10が言い放たれてもザリガンは立ち上がれなかった。
レフリーがダレンの手を挙げて勝利を宣言すると、セコンドに助け起こされたザリガンがダレンに拳を合わせて敬意を示。
しかし、その途端ダレンは意識を手放しており倒れたのだった。
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