勇者だけど幼女使いと言われていますが何か?

KeyBow

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第1章  入試篇

第65話  チュパチュパ

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 ロレッタの母上がロレッタに声を掛けた

「ロレッタ!良かったわね!フォルクス様が貴女を治療してくださり、すっかり治ったのね。それよりも貴女は何故フォルクス様をゆうま様と呼ぶのかしら?」

 フォルクスとラティスがハッとなり、ロレッタを見つめた。

「はい。先程フォルクス様に私の魔力を送り込んでいたじゃないですか!あの時フォルクス様に魔力を送り込んでいる時にフォルクス様の本名がゆうま様と何故か分かりましたの。なのでゆうま様とお呼びしましたが間違ったでしょうか?それとまだ女性経験が無いというのも分かりましたのよ」

 フォルクスには分からなかった。魔力を送り込まれた記憶が無いのだ。それと今言われた事に真っ赤になっていた。

「あのう、魔力をいつ送って貰いました?」

 ラティスがクネクネし始め、周りの事にお構いなしに告げた

「何を言っているのだ?先程からずっとチュパチュパしていたではないか!本当に好きなのだな」

「チュパチュパって何だよ?」

「フォル殿が好きなものだ。言ってくれれば私のもいつでもチュパチュパしても良いのだぞ。因みにここなのだ」

 ラティスはロレッタの胸をツンツンしていた。ロレッタはきゃっ!と言って顔を手で隠していた。

「えっ!何か柔らかいものを口に含んでいたと思ったけどやっぱり胸だったんだ。ド、ド、ド、ド、ド、ド、ド、どうして?」

「そのフォル殿。ロレッタ殿の治療中にフォル殿が魔力切れを起こしていたのだ。ただ、ロレッタ殿は彼女の乳首を吸わせている相手に乳首を通して魔力を譲渡する事ができるのだ。なので魔力切れを起こしたフォル殿に対し、ロレッタ殿は胸を吸わせて回復をさせていたのだ。これはここにいる我らだけの秘密にして欲しいと言われているので、フォル殿、他言無用で頼むのだ」

 フォルクスは唸った。脳裏に焼き付いているあの感触は素晴らしかったと。

「ロレッタさんありがとう。俺の為にそんな恥ずかしい思いまでしてもらって。おかげで魔力切れの頭痛もなくなったよ!」

「良いのです。私はゆうま様に救って頂きました。そんなゆうま様が私などの為に魔力切れを起こすような魔法を使って頂いたのです。そのゆうま様を少しでも楽にするのには私の魔力を送り込むしかありませんでした。ですが、その為には手からでは追いつかず、その、胸を吸って頂くしかありませんでした。確かに恥ずかしかったですが、それでゆうま様が元気になるのであればと思ったのです。その本当に恥ずかしいのでもうゆうま様以外の誰にも行いたくはありません」

 そんな感じだった。フォルクスがやはりロレッタの胸をちゅぱちゅぱしてしまった事に対してオロオロしていた。そして空気の読めないラティスが次々と地雷であるような質問を投げかけて行く。

「そういえばロレッタ殿は婚約を破棄されたと言われていたが、どなたと婚約をされていたのだろうか?」

「はい宮廷魔術師の方の長男ですわ。お父様からフォルクス様が既にやり込めたと聞いております。ざまあですわ。あら、はしたなかったですわね」

「ああ、あいつか。腐ってたな」  

「彼と婚約させられていたのは、昔お父様が命を救われた事があり、恩義があるからですわ。私もお父様の為ならばと政略結婚を受け入れておりましたが、あのようにくずな方だと知った時のは、もう婚約をしてしまった後でしたの。幸い向こうから婚約破棄を申し入れて頂けましたから、もう義理は果たしたものと思うのです。お父様やお母様に政略結婚を向こうから強く求め、私を差し出すように求めてきたものを、顔の傷を理由にあっさり手放したのです。お父様とお母様は婚約破棄の後は今後は私の自由に生きても良いと言ってくださりました。このひと月ばかり辛い日々を送ってまいりましたが、今私は怪我をして良かったと思っております。私ね、決めたのです。フォルクス様のお嫁さんにして貰おうと思っております」

 そして母親の前だというのにも関わらず、ロレッタはフォルクスに抱きついた。フォルクスは天にも昇るそういう状態になっていたが、ラティスがわなわなと震えていた。そしてあろう事か、ロレッタは半ば強引にフォルクスの唇に自らの唇を重ねた。

 母親も含めてみなえーっとなっていた。

「これが私の本気の証明です。私の初めてですから」

 フォルクスはキスについて甘く考えていた。この世界のキスというのは非常に重かったのだ。キスというのは本当に付き合っていたりし、将来を誓いあった者としかしない。娼婦も体を許してもキスはさせないくらいなのだ。特に処女者のファーストキスというのは結構する相手としかするつもりはないのだ。

 ロレッタは本気でフォルクスを結婚相手にしたいと言っているのである。奥方は

「分かりました。これからはフォルクス様を我が息子のように扱おうと思います。ロレッタの事をお願いね。この子は真っ直ぐすぎて暴走することも有りますが、根は優しく思いやりのある子なの。孫の顔を見る日も近いわね」


 母親の言葉もあり、ロレッタがさらに暴走していた。

「フォルクス様!実は来週にも、魔法学校に入る直前に宮廷魔術師の息子の妻になるところだったのです。私はあの者が嫌で嫌で仕方がありませんでしたの。あの者の妻となって惨めに犯され、辛い人生を送るところだったのです。彼は女性は性欲の捌け口程度にしか見ておりませんから。それと私の全てはフォルクス様のものです。いつ・・」

 この先何を言おうとしているのか大体予測がついたので、フォルクスはその口を指で遮った。そして有無を言わせず、奴隷契約の魔法を使い、貞操帯の首輪の代わりとして首にうっすらと紋様が浮かんだ。

「すまない。女性の口から言わせ、恥をかかせるつもりはないよ。だけども、今の君は助けてくれた俺に対し、俺が本来より何倍にもよく見えているのだと思う。ちょっと冷静になった方が良いと思う。それに、君のお父様から聞いてるとは思うけども、今貞操帯の代わりの魔法を掛けさせて貰ったよ。君には掛かっていなかったようなので。僕も男なので、君のように綺麗な女性を見ると、そうに男として好意を抱くんだ。僕は異世界人なんだ。世界から召喚された時のミスか横槍か何か分からないけども、その、十八歳未満の者と性行為をすると記憶を消されて元の世界に放り込まれてしまうんだ。だからその、君とそういう関係になるのはまだ先なんだ。それに今はその宮廷魔術師に陵辱されるところを救った僕に対する感謝の気持ちがあるだけだから、自分の事を大事にしようね」

 そう言って肩を掴み、抱きついているのを引き離すのであった。理性をいつまでも保てなさそうにないからであり、制約がなければ流されていたと思うフォルクスであった。
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