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第1章 入試篇
第67話 イフリート
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フォルクスは未だ精霊が契約をしていない最後の一人がいま現れる!その最後の契約者がロレッタであると確信した。そこでシルフを呼び出す事にした。
「い出よシルフ!」
そうすると風の精霊であるシルフが、やはり子供の姿で出てきた。ロレッタが思わずまあ可愛いと言っていたが、シルフのフォルクスに対する言葉は辛辣だった。
「ようやく我を呼びおったか。遅いぞ!」
フォルクスはははははと笑うしかなかったが、シルフはラティスの方を見てノームも出ておいでと告げた。
そしてラティスに向ってジャンプした。頭に抱き付き、その頭を触っていた。
するとどこからともなく茶色い髪をした、やはり10歳位の女の子が出てきた。ラティスはほえーと情けない声を上げていた。
次にロレッタの傍を一瞥し、イフリート、出てきなさいとシルフが告げた。すると燃えるような赤い髪をしたやはり10歳位の女の子が出てきた。その赤毛の女の子はもじもじとしていたが、シルフが責め立てた。
「なぜもっと早く出てこなかったの?」
するとイフリートは呻いていた。
「ごめんなさい。その、その、ロレッタさんを守れなくて、怪我を負わせてしまって、その申し訳なくて・・・」
はっとなったロレッタがイフリートが話すのを遮った。
「自分を責めないで。貴女のおかげで私は今こうして生きているのですよ。それにあの怪我がなければ今こうやってゆうま様とその、運命の出会いをする事がなかったの。それにね、私は嫌いな相手のところに嫁ぎ、惨めな人生を送る事になっていたのですわ。怪我をしている間は確かに辛かったですが、今のこの状況を考えると、この状況を作り出す原因を作った者達にさえありがとうと感謝の言葉を贈りたい位なのです」
イフリートはひたすら頭を下げていた。
また、ノームは照れ屋で中々ラティスの前にその姿を現す事ができなかったらしい。そしてイフリートに至っては契約する人を探していたのだが、ロレッタを見て丁度この女性にしようと心に決めた時に、ロレッタが魔物に襲われたと言う。契約をしていないので中途半端な力しか出せず、守りきれなかった事が悔しいと嘆いていた。そして申し訳ない想いから姿を現せずにいた。
そんないじけているイフリートにロレッタは助け舟を出した。
「えっとイフリート様?お願いが有るのですが、イフリート様さえ宜しければ私と契約してくださらないかしら?」
イフリートは泣きながら喜んでいた。
「こんな、こんな貴女を守りきれなかった力のない私なんかでいいの?」
か細く聞いていた感じだった。イフリートがもじもじしているのが鬱陶しかったのか、シルフがじゃあ行くわよというと、皆がポカーンとしている間に、ロレッタトイフリートの契約を強引に実行してしまった。イフリートは抗議をした。
「な、何をするのよ!せっかく私がちゃんと、ロレッタさんと契約しようと思ったのに、シルフちゃん酷いよ!」
と泣いてしまった。ロレッタがこちらにおいでと言って、そっとイフリートを抱きしめ、頭を撫でていた。そしてラティスは急に出現したノームと何故かにらめっこをして遊んでいた。
ロレッタの治療が終わった後は精霊達と戯れる感じになっていた。しかし、ロレッタの顔が少し疲れを帯びているように感じ、フォルクスが確認をした。
「ごめん。ロレッタ。君の体の事を考えなかった。病み上がりの体で尚且つ僕に魔力を分け与えたから、消耗しているよね?だから今はかなり辛い筈だよね?今日のところはゆっくり休んで英気を養い、少しずつ体を動かして体力を取り戻した方がいいと思う。僕らは今日はもう帰るよ」
そうするとロレッタは少しつらそうに答えた
「はい。フォルクス様お気遣いありがとうございます。紳士なのですね。私の人生を救って頂きました。また我が家に遊びに来てくださいませ。」
本当に辛そうにしていたのでロレッタを布団に押し込んだ。
「今度は君の方から僕らのお屋敷の方に来てよ!」
そう言うと、はいとロレッタは頷いた。そして母上から何度も何度も感謝をされていた。
「自分達の屋敷の整理が手つかずなので、今日はもう帰ります。屋敷の方をなんとかしなきゃいけないので失礼します」
そうして帰りの挨拶をし、半ば強引にハイランド家を後にするのであった。
「い出よシルフ!」
そうすると風の精霊であるシルフが、やはり子供の姿で出てきた。ロレッタが思わずまあ可愛いと言っていたが、シルフのフォルクスに対する言葉は辛辣だった。
「ようやく我を呼びおったか。遅いぞ!」
フォルクスはははははと笑うしかなかったが、シルフはラティスの方を見てノームも出ておいでと告げた。
そしてラティスに向ってジャンプした。頭に抱き付き、その頭を触っていた。
するとどこからともなく茶色い髪をした、やはり10歳位の女の子が出てきた。ラティスはほえーと情けない声を上げていた。
次にロレッタの傍を一瞥し、イフリート、出てきなさいとシルフが告げた。すると燃えるような赤い髪をしたやはり10歳位の女の子が出てきた。その赤毛の女の子はもじもじとしていたが、シルフが責め立てた。
「なぜもっと早く出てこなかったの?」
するとイフリートは呻いていた。
「ごめんなさい。その、その、ロレッタさんを守れなくて、怪我を負わせてしまって、その申し訳なくて・・・」
はっとなったロレッタがイフリートが話すのを遮った。
「自分を責めないで。貴女のおかげで私は今こうして生きているのですよ。それにあの怪我がなければ今こうやってゆうま様とその、運命の出会いをする事がなかったの。それにね、私は嫌いな相手のところに嫁ぎ、惨めな人生を送る事になっていたのですわ。怪我をしている間は確かに辛かったですが、今のこの状況を考えると、この状況を作り出す原因を作った者達にさえありがとうと感謝の言葉を贈りたい位なのです」
イフリートはひたすら頭を下げていた。
また、ノームは照れ屋で中々ラティスの前にその姿を現す事ができなかったらしい。そしてイフリートに至っては契約する人を探していたのだが、ロレッタを見て丁度この女性にしようと心に決めた時に、ロレッタが魔物に襲われたと言う。契約をしていないので中途半端な力しか出せず、守りきれなかった事が悔しいと嘆いていた。そして申し訳ない想いから姿を現せずにいた。
そんないじけているイフリートにロレッタは助け舟を出した。
「えっとイフリート様?お願いが有るのですが、イフリート様さえ宜しければ私と契約してくださらないかしら?」
イフリートは泣きながら喜んでいた。
「こんな、こんな貴女を守りきれなかった力のない私なんかでいいの?」
か細く聞いていた感じだった。イフリートがもじもじしているのが鬱陶しかったのか、シルフがじゃあ行くわよというと、皆がポカーンとしている間に、ロレッタトイフリートの契約を強引に実行してしまった。イフリートは抗議をした。
「な、何をするのよ!せっかく私がちゃんと、ロレッタさんと契約しようと思ったのに、シルフちゃん酷いよ!」
と泣いてしまった。ロレッタがこちらにおいでと言って、そっとイフリートを抱きしめ、頭を撫でていた。そしてラティスは急に出現したノームと何故かにらめっこをして遊んでいた。
ロレッタの治療が終わった後は精霊達と戯れる感じになっていた。しかし、ロレッタの顔が少し疲れを帯びているように感じ、フォルクスが確認をした。
「ごめん。ロレッタ。君の体の事を考えなかった。病み上がりの体で尚且つ僕に魔力を分け与えたから、消耗しているよね?だから今はかなり辛い筈だよね?今日のところはゆっくり休んで英気を養い、少しずつ体を動かして体力を取り戻した方がいいと思う。僕らは今日はもう帰るよ」
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「はい。フォルクス様お気遣いありがとうございます。紳士なのですね。私の人生を救って頂きました。また我が家に遊びに来てくださいませ。」
本当に辛そうにしていたのでロレッタを布団に押し込んだ。
「今度は君の方から僕らのお屋敷の方に来てよ!」
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「自分達の屋敷の整理が手つかずなので、今日はもう帰ります。屋敷の方をなんとかしなきゃいけないので失礼します」
そうして帰りの挨拶をし、半ば強引にハイランド家を後にするのであった。
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