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第二話『仕組まれたボーイミーツガール前編』
しおりを挟むほとんど同じ高さに整えられた街。恐らく景観と民衆の生活環境を似たようなものにしたいがためにこうなっているのだろう。
それは今の俺にとって好都合だった。
人一人抱えてはいるが、フィースは女の子。まったく重さを感じない。羽毛と変わらない。
謎の少女は恐らく思い通りに進めないことを焦ったのだろう。人気の少ない路地裏へと逃げていく。
バカがと俺は悪態を着いた。
人気の少ないところは最も狙われやすいところだ。それを自分から入っていくなんて軽率にも程がある。
だがあと少しだ。
俺は速度を上げ、謎の少女に追いついた。
「どりゃああ!」
そして勢いよく飛び降りた。落下に伴う風を心地よく受けながら、俺はフィースに衝撃がいかないように着地する。
「わわっ!」
「なっ、誰だ!!」
「正義のヒーローさんじょ~っと。それっ」
「ぐがっ!!」
フィースを下ろしながら、俺は落下の衝撃でめくれ上がったレンガを宙に浮かべ蹴り飛ばす。
真っ直ぐに飛んだレンガは集団を避け、最後尾にいた背の低い男に激突した。
「集団戦闘の基本は魔術師を潰すこと」
「あう?え?」
少女はいきなり現れた俺に対して頭の上に疑問符を浮かべていた。
しかし見た目がそっくり。
やはりそうなのか?
あの子は本当に過去に出会ったことのある少女なのだろうか?
いやそんなことを考えている暇じゃない。
まずは目の前にいる集団だ。
「お前何者だ!!」
「ガキだろうが容赦しないぞ!」
「お前らだってガキだろうが」
外套を羽織る集団は次々と武器を取りだし、俺に向けてくる。
ただのチンピラじゃない。しっかりと訓練された立派な兵士だ。力の使い道はどうあれ、修練のあとがしっかりと残っている。
それにまだ幼い。俺と同じくらい、または少し上といった感じだろう。不自然さを感じた。
「フィース、逃げろ」
「でも!」
「いや、武人の詰所まで一直線に逃げろ。そしたら彼らが助けてくれるはずだ」
武人はロード直属の兵士たち。高練度で鍛えられており、頼りになる人たちだ。
「大丈夫。俺の強さは知っているだろ?」
「ですが……」
でも心配なのだろう。その気持ちは分かる。もし立場が逆だったらきっと俺は残る。だが俺は男でフィースは女。
彼女に何かあったら俺は生きていけないし、義父さんに申し訳がたたない。
「では、レイド。これを……」
そう言ってフィースが持ってきたのは今朝受け取りを拒否した眼鏡ケースだ。
念の為と思って持ってきてくれたのだろう。俺は彼女に感謝し、受け取った。
「ご武運を!いきますよ……!」
「うん……!」
二人は道の奥へと消えていく。
俺はケースから丸眼鏡を取り出し、装着する。
ふう、これで普通に戦える。
「よーーーし。街を脅かす木っ端ども。覚悟は出来てるだろうな」
俺は指を曲げ、パキパキとならす。
「別れるぞ、追え」
先頭のリーダーと思わしき男が冷静に対処する。どうやら俺とあの二人に人数を割こうとしたのだろうが……。
「させるかぁ!」
「なっはやい!」
俺は追いかけようとするやつの目の前に飛び出し、すれ違いざまに腹へ一発入れる。
男は白目を剥いて失神してしまった。だがそれで止まることなく、俺はその男の足首を掴んで不審者軍団にぶん投げた。
「なんで乱暴な戦い方だっ」
三人の男女が俺に迫る。
右から直剣、双剣、直剣。連携が取れている素晴らしいチームワークだ。
「だが無意味だ」
俺は左の男の突きを背中でとらえ、腕でロックし、そのまま折る。それと同時に右の女の振り下ろしも避けた。
そして残りの双剣だが、俺は右に重心をよせ、余っている左足で顎を蹴りあげた。男は一発で昏倒し、倒れてしまう。
だが仲間はそれに目をくれない。もはやプロだな、と俺は感心しながら振り下ろした右女の背中に拳を入れる。その勢いを利用し、くるっとその場で周り、左男の懐に入った。
「なっ……ふごぉ!」
真下から掌底を叩き込む。
これで三人組は黙らせた。
「それ」
ついでに回収していた折れた剣先をリーダー格の男に投げるが、容易く弾かれてしまった。まあ、そこまで上手くいかないか。
「素晴らしい腕前とお見受けする。どうか御仁、名前を教えてくれないだろうか?」
リーダーの強面は直剣を取りだし、俺に語り掛けてくる。どうやら礼儀を重んじるタイプのようだ。こういうタイプは嫌いじゃない。
「と言いたいところだが、どうせ名前を聞き出して後日復讐ってそんなところだろうよ。だが名乗せてもらう。俺の名前はレイド。姓はないがいずれこの世界を統べる者の末席に加わらせてもらう予定だ」
「ふむ、レイド。いい名前だ。ところで剣は使わないのか?」
強面リーダー男は俺の腰に指してある剣を指さす。
「これか?これは抜くべき時にしか抜かん」
「俺ごときでは抜かないということか。舐められたものだ」
「いや、別に舐めているわけじゃない。ただの趣味だ」
「それを舐めていると言っている!身体強化!!」
体格からは想像がつかないすばやさで繰り出された袈裟斬り。この速さ、身体強化の魔術を除いても、恐らく破天流剣術の超級だ。
全くこんなのが少女を追いかけてるなんて世も末だな。
ドォォン!
大きな衝突音と共に辺りが砂埃で舞い上がる。
強面リーダー男も止められたことは分かっているだろう。だが振り下ろされた剣の力が緩むことは無かった。
次第に砂埃が晴れていく。
「そういえばあんたの名前を聞いてなかったな」
「な、んだと!素手で剣を!?」
俺は拳で受け止めていた。
ただ笑いながら拳を上げているだけ。
「性能表記は使えるか?見てみろ」
「ぬぅ性能表記……」
強面リーダー男は恨めしそうに俺を見る。
俺は全身の力を抜いた。
性能表記というのは無属性の魔術の一つ。筋力、体力、知力、速力、魔力の五つの数字を足したものを視界に表示する。
相手の戦闘力を大まかに捉えることが出来るため、戦闘に身を置く者は必ず習得することが義務付けられる。
と言っても波動を放つ人類にしか効果はないが。
「波動は第一波動。波動力……測定不能!?」
別段、多すぎて測定できないというわけでは無い。
ただ、俺は波動を放つ時に使う魔力が全く別のモノで代用されているだけだ。
だから魔術で俺の波動は測ることが出来ない。波の形は識別できるからどの波動かは分かるが。
だが男は俺を規格外の化け物と思ったそうだ。魔力が無いこともたまには役に立つ。
「撤退だ!」
強面リーダー男はそそくさと逃げようとした。
「逃げれると思っているのか?」
強面リーダー男の筋力は1万8000、速力は一万と言ったところだろう。一般の冒険者などの平均を5000とすると、世界の中でも上位に入る。
だが悲しいかな。俺との差は圧倒的だ。
俺は強面リーダー男の剣を素手で弾き、その場でとりおさえる。
「お前はだれだ。どこの組織だ。アーサーとは何者だ。全部答えてもらうぞ」
「言うものか!あの方を売ることはしない!」
「名前言ったじゃん……」
「どけ!」
「言うまでやーよー」
「ぬぉぉお!」
俺の下で強面リーダー男がじたばたと暴れる。
「……ガッツあるな。というか意外とあんた若いのな。その年で老け顔なんて可哀想だな。フワハハハ!」
「だまれぇ!」
魔力0と一緒にいたくないのだろう。強面リーダー男は更に暴れ回るが微動だにしない。圧倒的な差は残酷に真実を告げていた。
「っ」
唐突に。
何か嫌な予感がし、俺は強面リーダー男を遠くに投げ飛ばす。そして自身もなるべく遠くに跳んだ。
眼鏡がひょうしで飛んでいく。
───ッッッ……バリバリバリバリッ…………!!!
まるで落雷のような音を出しながら、何かが降ってきた。
紫色の雷電が放射状に放たれ、俺たちの肌を貫通する。どうやら強面リーダー男は俺のおかげでほとんど無事だったが、俺は強面リーダー男のせいで全身を貫いた。
「一体なんだってんだよ」
「クケケケケ!面白いなぁ、ダウラス!アーサーに大見得切ったはいいがこうも体たらくだといつか切られるんじゃないか!?」
出てきたのはひょろ長い紫髪の男。ダウラスと呼ばれた強面リーダー男と同じデザインの制服を着ている、明らかに戦闘に向いていない痩せ型の体型。だが背中にある巨大な剣がそれを否定している。
こいつはできる。ダウラスなんかとは比較にならない。
それ以上に俺はあることに驚いていた。
「おいダウラス。お前、無様だなぁ。たかだか普通の人間にいいようにやられてよ?覇天流剣術が泣くぜ?」
「くぅ……メルトナイトォ」
「メルトナイト様だろぉがよぉ!一応お前のアーサーと同格だぞ?舐めてんのかぁあ?ってそんなことはどうでもいい。んな事より追っかけてた女はどこだ?」
「逃げられた……がぁあぶぁ、あ!!」
「使えねぇなお前。ちょっと眠ってろ」
──バリバリバリッ!
メルトナイトと呼ばれた男の掌から雷が流れ、ダウラスは沈黙する。
それを見ず、メルトナイトは立ち上がる。190くらいだろうかかなり高い。俺もそれなりに高いつもりだが、これは軽く超える。
「クケケ!第六波動の嬢ちゃんはどこかわかるか。灰色の髪のあんちゃん」
第六波動だと……!?
まさかあの少女がそぅだというのか。いやいや、ありえない。
だって第六波動っていうのは……
「んぁーいいやぁー。そこにいる」
「なっ」
「お兄さん!」
確かにそこにあの少女がそこにいた。俺は近くにいた少女に説明を求める。
「フィース!どういうことだ!」
「申し訳ありません!ですがこの子が嫌な予感がするっていって聞かなかったんです……」
「後でおしおきだ」
「そんな殺生な!」
「クックックックック……。クケケケケケケ!!」
俺たちの馬鹿な会話を聞いて笑ったのかは分からないがメルトナイトが大きな声で笑い出す。
心の底から楽しそうに笑っていた。
「なんだなんだここは!?愉快なテーマパークか!?第三波動、シェルバーロードのお姫様に第六波動の謎の女!それにそれに!クケケケケ!魔力0の異物!愉快すぎて濡れちまうじゃねぇか!クケケケケケケ!」
「なんだコイツ……」
狂笑を響かせる男に俺たちは得体の知れないものを感じる。
背筋に冷たいものを感じ、咄嗟に剣を抜いた。
「おや、剣は使わないって言ってなかったか?」
「なんだよ。聞いてたのかよ。参考までにどうやって聞いてたんだ」
「俺は耳がいいんだ。ただそれだけだ。ケケッ。さあ来いよ。俺を高みへ上がらせてくれ!」
「いやお前がこい」
俺は挑発するように、剣を左右に振る。
「いいぜ!楽しませてみろ!」
メルトナイトは圧倒的な速さでいつの間にか抜いていた大剣で肉薄する。
──ガァァン!
刃を噛ませた瞬間手にとてつもない重さを感じる。
しかも全く見えなかった。こいつこそ一体なんなんだよ。
「ほらほらほら!」
大剣を小枝のように振るう目の前の怪物は、明らかに俺より強かった。大した技術はないが、筋力も速力も圧倒的。優に俺の五倍はあるだろう。
そこから導かれるこいつの正体は……
「お前っ!第二波動、魔人か!」
「ご名答。頭もいいようでっ!」
「がっ!」
「レイド!」
俺は腹を蹴られ、吹っ飛ばされる。何とか建て直したものの、動揺を隠せないでいた。
第二波動。人の域を超えた魔人の放つ波動。全ての総合波動力が最低でも100万を超える文字通りの超人。
そんな化け物がなんだってこんな所に。
「第六波動の回収か……」
「またまたご名答。っつっても言ってるようなもんだったな。そう、俺は女神の波動。第六波動を持つその女を連れて来いって言われてな?あーめんどくせぇ。とりあえずヤろうぜ。高ぶって仕方ねぇ……!」
「うるせ、とっとと帰れ。今日はデートだったんだぞ。それめちゃくちゃにしやがって責任取れよ」
「活きがいいねぇ……」
ニヤリと笑って男は大剣を振るう。剣圧だけで吹き飛ばされそうになる。
この戦いでは剣を噛み合わせないことが重要だ。まともに打ち合えば、不審者軍団と俺の立場が逆転した光景になる。それは勘弁。
「腰が引けてんぞぉ!?放電!」
剣から放たれた雷が俺の真横を過ぎ去っていく。雷は家屋にぶつかり、一帯を揺らしながら半壊させる。
あんなもんくらったらひとたまりもねぇ。死ぬぞ。なんつー危ない魔術を使いやがる。
「クッケッケッケッケ。楽しいなぁ!オイ!」
「余所見してんじゃねぇよ!」
放電を放った隙を狙って、俺は剣を回転するように回し、メルトナイトに小さい切り傷を付けることに成功した。
「あ?なんだこりゃ。魔人に傷だと?ククク、有り得ねぇ……。これが魔力0の力か?」
「けっ、バカにしてんのか」
俺にとって魔力が0であることは大きなコンプレックスだ。遠距離攻撃の手段がないようなものだからな。それだけでなく、今でさえ周囲からバカにされることも多い。
だが確かに不自然だ。魔人に傷だと?
俺の威圧も何処吹く風。メルトナイトは薄気味悪くニヤニヤと笑い、大剣を構える。
「灰髪ィ……、こりゃあとんだ掘り出し物がいたものだぜ。アーサーや他の奴らとは違う胸の昂りを感じる。ここまでからだの髄まで痺れ渡る感覚は初めてだ。クケ、今日はついてるぜ!」
「俺は今日じゃなきゃ相手してやったんだがな……」
「いくぜ!」
剣戟を再開する。
少し休んだからか、からだのキレがさっきよりもいい。それをメルトナイトもわかっているのだろう。表情に影が見える。だがそれ以上にこいつは戦闘を楽しんでいた。
ふ、それは俺も同じだ。
互いの全力でぶつかるこの感覚。何物にも変え難いスリルがある。
「ラァ!」
「ガァ!」
斬って斬られて、互いの血が飛び散る。さすがは魔人、全くダメージになっていない。
「クケケケ!」
俺は少し焦っていた。
理由はメルトナイトの一つ一つの行動が洗練化されてきているからだ。俺との戦いのリズムを合わせようとしている。恐らくこれは天性の才能。高い戦闘センスによるものだ。
「ゥラァァア!」
そして次第に劣勢に追い込まれていく。
大剣を良ければ膝が、膝を避ければ拳がと濁流のごとき猛烈な攻めに徐々に対応しきれなくなる。
「クケケケケケケ!!さっきの威勢はどこいったァ!?」
「レイド!!」
「お兄さん!!」
後ろの二人から見ても負けていることは分かるのだろう。悲鳴に近い俺を呼ぶ声が聞こえた。
「それもう一発!」
「ぐ、はぁぁ……っ!」
強烈な蹴りが腹に直撃し後退させられる。追撃の拳を受け止めるが、今度は勢いを殺しきれない。
俺はいとも簡単にぶっ飛ばされ、家屋に突っ込んだ。
「休んでんじゃぁねぇぞ!?大・放電!!」
「くっ……ッ!」
龍と見紛う巨大な雷が空気を焼き尽くす。魔力を持たない俺にとって、それをかき消す手段は無かった。
無様に地を転がり、何とかして逃げる。
「終わりだ。魔法『紫電迅雷』」
土煙から静かに現れたメルトナイトは掌底を俺の腹に当てる。そして魔術ではなく魔法名を唱えた。
放たれる奴の髪の色と同じ紫色の雷は、俺の腹を貫通し細胞を焼きながら身体中に迸らせた。
「がっ……ぎぎぎぎ……ッ」
「やめとけ。魔人でもねぇただの第一波動に耐えられるほど優しくねぇ。命までは奪わねぇから大人しく寝とけ」
メルトナイトはニヤリと笑いながら血を舐める俺から遠ざかる。その先にいるのはフィースと少女だった。
だが、ここで折れるわけにはいかない。こんなところで負けるわけにはいかないのだ。
「俺が好きな女と俺が守ると決めた女の前で容易く負けるかぁ!!」
「なっ!?」
刹那の一撃。
俺は剣を投げ捨て、一瞬の隙をつき拳を叩き込む。大剣を故意に大きく躱し、その遠心力を活かして……そしてそのままっ!
「喰らえぇええ!!」
力任せで大振りな一撃。
勝ちを確信し油断したメルトナイトは驚愕に目を大きく開ける。
「フワハハハハ!俺の勝ちだーーー!!」
必殺の一撃を入れようとする直前。
ふと、思考に霞がかかったように思考が固まる。
今まで感じたことの無い不自然な停止だった。
そしてその直後、
「ケッ、バカが」
もちろんこの隙を逃すメルトナイトでは無い。
気づいた時には眼前、巨大な大剣が迫っていた。
俺の胸に吸い込まれる大剣がスローモーションで見える。先程と同じように大きな弧を描き、俺に刃が入る。
ゆっくりとしっかりと俺の肉を斬る。
──ドシュ……ッ
「っづがぁぁぁああ!!」
血が吹き出る。
思っていたよりも深く斬られたようだ。大量の血が辺り一面を赤く染め、大きな血の沼を作っていた。
「嘘……、レイド!!!」
「アザト!!」
意識が薄れていく。どうやら思っていたよりもかなり血が出ているらしい。
なんだか懐かしい気もするが、はは。こんなに呆気なく死ぬのか?
あぁ、まじかよ。全然笑えねぇ。やりたいことまだたくさんあったのに。
ちくしょうちくしょう。バカみてぇだ。
あんなに意気込んで、あんなに歯ぁ食いしばった六年は無駄だったのか。
唐突に現れた絶対的な暴力には適わないってことなのか。
あぁ。認めたくない。
俺より強い奴がいてたまるか。
この俺より優れた奴がいてたまるか。
我ながら童心のような世迷言だ。
俺は呆れながらも全身に力を入れて立とうとする。
だが命令を無視して、俺のモノのくせに指ひとつ動かさない。
意に反して力が抜ける。
視界もぼやけて、終わりが近づいているのがわかった。
──こんなものは認めない。
『せかい』は残酷に死の鐘を鳴らし、命の簒奪を行使する。
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