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秘密基地に辿り着いちゃってどうしよう……。
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それから20分後……。
私はとっくの昔に、追っていたロボットさんの姿を見失っていた……。
それでも、ロボットさんが走り去ったと思われる方角へと、とぼとぼと歩く。
そこは山の中だったけれど、私は、それでもぶつぶつと呟きながら歩く……。
いくら走るのをやめたからって、山道を歩き続けているのは息が切れた。
「……わ、私が悪の組織と戦うなんて……そんな羽目になったらどうするのよぉ……。そ、そんなの私にできるわけなんかないし……」
そう呟いて、うなだれた顔を上げるとそこには……、『いかにも悪の秘密結社の出入り口』といった感じの……大きな扉が、そこにはあった。
「なんだかさぁ……」
その場所の手前には木製の立て札が刺してあって……。
〝悪の秘密結社総本部の出入り口につき、関係者以外の立ち入りを禁ず!〟
と書いてある……。
なんだかんだ言いながら、私はしっかりとあのロボットさんを所持している組織の入り口に真っ直ぐ辿り着いてしまったようだ……。
「うう……。私としてはもうちょっと迷っていたかったんだけど……ここで回れ右して道に迷い直すというわけにもいかない……よねぇ……」
当然、その大きな入り口は、分厚そうな鉄の扉で固く閉じられていて非力な私の力では到底開けられそうも無いのだけれど……。
「はぁ……。どうすればいいっていうの?」
ため息交じりで……その巨大な扉の隣をみると、通用口といった感じで一般家庭サイズの普通なドアがあった……。
「……これはこれで……どうなんだろう?」
疲れ切って頭が真っ白な状態だった私はふらふらとした足取りで、その通用口のある場所まで行ってドアノブを掴んで回してみると、物騒な事を平気で書いているのに、不用心にも鍵も掛かってはいない様子でそのドアが開いた……。
私は「お邪魔します」とも言わずに、何も考える事もできない状態のままその中へと這入ってゆく……。
「これからどうしていいのか……全然分からないんですけど……」
私は口の中でそう呟きながら、これまた不用心にも見張りも誰も居ない床と天井だけ整備された、壁が岩でできている通路をとぼとぼと歩く。
「まずはどうするべきなんだろう……」
そうして私は、誰とも顔を合わさないまま進み続け、通路の突当りにあった大き目な扉の前でふと上を見上げる。と、そこには〝指令本部〟と書かれていて……。
その、あまりにも分かりやすい表示に私は、
──なんで……そんなどうでもいい事に対して、そこまで親切な配慮がなされてんの!? 大丈夫なの?この組織……。
……とは思ってはみたのだけれど……。
だからって、『それはやめた方がいいよ……』とか言える性格でもない……
――もしそう言えれば、もしかしたら私の意見を聞いてくれる可能性だってあるかもしれないけれど……。
そんな絵空事じみた事を考えているうちに、対人センサーが働いたのだろうか。
見上げていたその扉がウイーンと電気仕掛けの音を立て始めると同時に、自動でゆっくりと開き始める……
その開いた扉から見えた広い空間は廊下よりも暗く……、そして〝いかにも闇の組織の幹部〟という感じの人々や〝明らかに下っ端だと分かる戦闘員達〟の視線が一斉に私の方へと向けられるのだった……。
私はとっくの昔に、追っていたロボットさんの姿を見失っていた……。
それでも、ロボットさんが走り去ったと思われる方角へと、とぼとぼと歩く。
そこは山の中だったけれど、私は、それでもぶつぶつと呟きながら歩く……。
いくら走るのをやめたからって、山道を歩き続けているのは息が切れた。
「……わ、私が悪の組織と戦うなんて……そんな羽目になったらどうするのよぉ……。そ、そんなの私にできるわけなんかないし……」
そう呟いて、うなだれた顔を上げるとそこには……、『いかにも悪の秘密結社の出入り口』といった感じの……大きな扉が、そこにはあった。
「なんだかさぁ……」
その場所の手前には木製の立て札が刺してあって……。
〝悪の秘密結社総本部の出入り口につき、関係者以外の立ち入りを禁ず!〟
と書いてある……。
なんだかんだ言いながら、私はしっかりとあのロボットさんを所持している組織の入り口に真っ直ぐ辿り着いてしまったようだ……。
「うう……。私としてはもうちょっと迷っていたかったんだけど……ここで回れ右して道に迷い直すというわけにもいかない……よねぇ……」
当然、その大きな入り口は、分厚そうな鉄の扉で固く閉じられていて非力な私の力では到底開けられそうも無いのだけれど……。
「はぁ……。どうすればいいっていうの?」
ため息交じりで……その巨大な扉の隣をみると、通用口といった感じで一般家庭サイズの普通なドアがあった……。
「……これはこれで……どうなんだろう?」
疲れ切って頭が真っ白な状態だった私はふらふらとした足取りで、その通用口のある場所まで行ってドアノブを掴んで回してみると、物騒な事を平気で書いているのに、不用心にも鍵も掛かってはいない様子でそのドアが開いた……。
私は「お邪魔します」とも言わずに、何も考える事もできない状態のままその中へと這入ってゆく……。
「これからどうしていいのか……全然分からないんですけど……」
私は口の中でそう呟きながら、これまた不用心にも見張りも誰も居ない床と天井だけ整備された、壁が岩でできている通路をとぼとぼと歩く。
「まずはどうするべきなんだろう……」
そうして私は、誰とも顔を合わさないまま進み続け、通路の突当りにあった大き目な扉の前でふと上を見上げる。と、そこには〝指令本部〟と書かれていて……。
その、あまりにも分かりやすい表示に私は、
──なんで……そんなどうでもいい事に対して、そこまで親切な配慮がなされてんの!? 大丈夫なの?この組織……。
……とは思ってはみたのだけれど……。
だからって、『それはやめた方がいいよ……』とか言える性格でもない……
――もしそう言えれば、もしかしたら私の意見を聞いてくれる可能性だってあるかもしれないけれど……。
そんな絵空事じみた事を考えているうちに、対人センサーが働いたのだろうか。
見上げていたその扉がウイーンと電気仕掛けの音を立て始めると同時に、自動でゆっくりと開き始める……
その開いた扉から見えた広い空間は廊下よりも暗く……、そして〝いかにも闇の組織の幹部〟という感じの人々や〝明らかに下っ端だと分かる戦闘員達〟の視線が一斉に私の方へと向けられるのだった……。
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