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14章
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なんとかブラックスーツたちに気づかれず、公園に到着。
「にしても、このブランコがですかぁぁ~…ふむふむ…」
おい!何してんだよ!
「どこにでもありそうなブランコなんですけどねぇ~…」
だから調べてる場合じゃないってーの!
「お、大野くん!早くしないと…」
「……ん?あっ!そうか…」
そうかじゃねーよ。
今、絶対に戻ること忘れてただろ…
「じゃあ、ななこさんは、ここに座って…」
ブランコに座らされる。
「いいですか?カウントはこのぐらいの早さで…い~ち…にい~い…」
「い~ち…にい~い…」
「そうそう、バッチリです!じゃあ、ぼくはあっちの方でブラックスーツたちを集めますから、ぼくの合図でカウントを始めてください…」
「ちょ…ちょっと待って…」
行こうとする大野の腕を掴む。
まだ心の準備が出来てない。
この嫌な感じ…どうすればいいんだ…
「いつものななこさんで大丈夫…」
ブランコに座ってる俺の両手を掴み、微笑みながらゆっくり話してくる大野。
「ななこさんは、ななこさんのままでいいんですよ♪」
俺のまま…
大野の手がとても温かい。
俺は俺のままでいいのか…
「じゃあ、ぼくは向こうで…あっ……」
大野の動きが止まる。
「ななこさん……ど…どうしましょ……」
ゆっくり両手を上げる大野。
「動くな!」
大野の後ろに銃を突きつけるブラックスーツの姿が…!
「いいか!2人とも動くんじゃないぞ!」
ヤ…ヤバイ……
無線機を取り出した……
「くっ……」
動けねー。
全く動けねー…
どうしたらいいんだよ…
「こちらMS006S…捜索していた2人を……」
ドンッ!
「ぐはっ!!!」
吹っ飛ばされるブラックスーツ。
横から何か飛び出してきて蹴っ飛ばした。
「とぉぉぉぉう!」
トミー!!!!!
「お前…なにしてんだよ…!」
「何って…奈々子さんが危なかったから……」
いやいや、そうじゃなくって…
「あの~う…この方はどなた…?」
きょとんとする大野。
「危なかったじゃねーよ!ずっとお前のこと探してたんだからな…!」
「えっ…僕を探してた?そんなに会いたかったんですか?えっ…奈々子さん…ひょっとして僕のこと…」
ち、違う…
そうじゃねー!
「だから、こちらは誰…?」
なんだ?このメチャクチャな展開。
色んなことが同時に起こって、感情がおかしくなりそうだ。
「そんなことより、奈々子さん、ブランコで戻るんでしょ!」
「あ…うん…そ、そうだけど…」
「ずっと隠れて、奈々子さんたちを見てたから、大体のことは分かってます!」
隠れて…?
なんでもっと早く出てきてくれねーんだよ!
「僕がブラックスーツたちをひき付けますから、奈々子さんたちはその間に…」
「あの~う…ひき付けるのは僕の役目…」
ちょっと黙ってろ!大野!
「じゃあ、いっきまっすよー!」
「あっ……」
トミーのやつ、行っちまいやがった…
「何なんです…?あの人…?」
「あの人がトミー…博士を助けている人で…」
「あっ!あの人がトミーさんなんですか!博士が可愛い奴って言ってた……」
「う…うん…いい人なんだけど、ちょっと変わっていて…」
「変わってる…?」
「ほほーい!みなさーん、こっちですよぉー!」
遠くでトミーの声が聞こえてきた。
あいつ…もう始めやがった!
「ぼ~くはつよい~♪つかまりなんかしないぜ~♪…」
「な…なんか歌ってますよ…?」
あぁ…トミー…
「さあ大野くん、私たちも急がないと…」
「そうですね!じゃあ僕は…」
走って行く大野。
「ちょ…ちょっと!」
「いいですかぁ~…僕が合図を出したら、カウント開始ですよぉぉ!……」
叫びながら、どんどん遠ざかって行く。
なんで行っちゃうんだよ!
トミーがいるから、もうお前はここにいてもいいんだよ!
大野の姿はもう見えなくなっていた。
ブランコの鎖を両手でしっかりと掴み、耳を澄ます。
「いいですかぁー!いきますよー!それ、い~ち…に~い…」
遠くから聞こえてきた大野の声。
始まった!
カウントのタイミングがずれないように注意しながら、必死でブランコをこぐ。
「見つけたぞー!!!」
パーン! パーン!
遠くで銃声が鳴り響く。
どっちの音だ…?
2人とも、大丈夫なのか…?
「……は~ち…きゅ~う……」
カウントに集中する。
「……じゅういち~…じゅうに~……」
まだかよ!
大野…どこにいるんだ…
早く姿を見せてくれ……
「……じゅうご~…じゅうろく~……あっ!」
遠くに大野の姿が…
ブラックスーツに追われてる!
早く…早く…
「……じゅうしち~…じゅうはち~……」
ギリギリだぞ…
もっと早く…!!!
「……じゅ~く……」
「……はぁ…はぁ…ななこさん…!」
「にじゅう!飛べー!大野ー!!!」
「それっ!!!」
20のカウントとともに、飛ぶ俺。
そこに大野も飛び込んで来る。
「もっと……」
思いっきり大野に手を伸ばす。
大野もその手に向かって手を伸ばす。
あと少し… あと少し…
早く… 早く……
あと数センチ……
大野、もっと手を………
パーーーン!!!
えっ……
「うっ……」
「お…大野ーーー!!!」
「にしても、このブランコがですかぁぁ~…ふむふむ…」
おい!何してんだよ!
「どこにでもありそうなブランコなんですけどねぇ~…」
だから調べてる場合じゃないってーの!
「お、大野くん!早くしないと…」
「……ん?あっ!そうか…」
そうかじゃねーよ。
今、絶対に戻ること忘れてただろ…
「じゃあ、ななこさんは、ここに座って…」
ブランコに座らされる。
「いいですか?カウントはこのぐらいの早さで…い~ち…にい~い…」
「い~ち…にい~い…」
「そうそう、バッチリです!じゃあ、ぼくはあっちの方でブラックスーツたちを集めますから、ぼくの合図でカウントを始めてください…」
「ちょ…ちょっと待って…」
行こうとする大野の腕を掴む。
まだ心の準備が出来てない。
この嫌な感じ…どうすればいいんだ…
「いつものななこさんで大丈夫…」
ブランコに座ってる俺の両手を掴み、微笑みながらゆっくり話してくる大野。
「ななこさんは、ななこさんのままでいいんですよ♪」
俺のまま…
大野の手がとても温かい。
俺は俺のままでいいのか…
「じゃあ、ぼくは向こうで…あっ……」
大野の動きが止まる。
「ななこさん……ど…どうしましょ……」
ゆっくり両手を上げる大野。
「動くな!」
大野の後ろに銃を突きつけるブラックスーツの姿が…!
「いいか!2人とも動くんじゃないぞ!」
ヤ…ヤバイ……
無線機を取り出した……
「くっ……」
動けねー。
全く動けねー…
どうしたらいいんだよ…
「こちらMS006S…捜索していた2人を……」
ドンッ!
「ぐはっ!!!」
吹っ飛ばされるブラックスーツ。
横から何か飛び出してきて蹴っ飛ばした。
「とぉぉぉぉう!」
トミー!!!!!
「お前…なにしてんだよ…!」
「何って…奈々子さんが危なかったから……」
いやいや、そうじゃなくって…
「あの~う…この方はどなた…?」
きょとんとする大野。
「危なかったじゃねーよ!ずっとお前のこと探してたんだからな…!」
「えっ…僕を探してた?そんなに会いたかったんですか?えっ…奈々子さん…ひょっとして僕のこと…」
ち、違う…
そうじゃねー!
「だから、こちらは誰…?」
なんだ?このメチャクチャな展開。
色んなことが同時に起こって、感情がおかしくなりそうだ。
「そんなことより、奈々子さん、ブランコで戻るんでしょ!」
「あ…うん…そ、そうだけど…」
「ずっと隠れて、奈々子さんたちを見てたから、大体のことは分かってます!」
隠れて…?
なんでもっと早く出てきてくれねーんだよ!
「僕がブラックスーツたちをひき付けますから、奈々子さんたちはその間に…」
「あの~う…ひき付けるのは僕の役目…」
ちょっと黙ってろ!大野!
「じゃあ、いっきまっすよー!」
「あっ……」
トミーのやつ、行っちまいやがった…
「何なんです…?あの人…?」
「あの人がトミー…博士を助けている人で…」
「あっ!あの人がトミーさんなんですか!博士が可愛い奴って言ってた……」
「う…うん…いい人なんだけど、ちょっと変わっていて…」
「変わってる…?」
「ほほーい!みなさーん、こっちですよぉー!」
遠くでトミーの声が聞こえてきた。
あいつ…もう始めやがった!
「ぼ~くはつよい~♪つかまりなんかしないぜ~♪…」
「な…なんか歌ってますよ…?」
あぁ…トミー…
「さあ大野くん、私たちも急がないと…」
「そうですね!じゃあ僕は…」
走って行く大野。
「ちょ…ちょっと!」
「いいですかぁ~…僕が合図を出したら、カウント開始ですよぉぉ!……」
叫びながら、どんどん遠ざかって行く。
なんで行っちゃうんだよ!
トミーがいるから、もうお前はここにいてもいいんだよ!
大野の姿はもう見えなくなっていた。
ブランコの鎖を両手でしっかりと掴み、耳を澄ます。
「いいですかぁー!いきますよー!それ、い~ち…に~い…」
遠くから聞こえてきた大野の声。
始まった!
カウントのタイミングがずれないように注意しながら、必死でブランコをこぐ。
「見つけたぞー!!!」
パーン! パーン!
遠くで銃声が鳴り響く。
どっちの音だ…?
2人とも、大丈夫なのか…?
「……は~ち…きゅ~う……」
カウントに集中する。
「……じゅういち~…じゅうに~……」
まだかよ!
大野…どこにいるんだ…
早く姿を見せてくれ……
「……じゅうご~…じゅうろく~……あっ!」
遠くに大野の姿が…
ブラックスーツに追われてる!
早く…早く…
「……じゅうしち~…じゅうはち~……」
ギリギリだぞ…
もっと早く…!!!
「……じゅ~く……」
「……はぁ…はぁ…ななこさん…!」
「にじゅう!飛べー!大野ー!!!」
「それっ!!!」
20のカウントとともに、飛ぶ俺。
そこに大野も飛び込んで来る。
「もっと……」
思いっきり大野に手を伸ばす。
大野もその手に向かって手を伸ばす。
あと少し… あと少し…
早く… 早く……
あと数センチ……
大野、もっと手を………
パーーーン!!!
えっ……
「うっ……」
「お…大野ーーー!!!」
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