養父失格

ニッチ

文字の大きさ
3 / 7

三話 他慰

しおりを挟む
 秋晴れがもたらす、柔らかくも少し寂しい陽と風が、僕と久美を包む。
「ん~、気持ちイイね。パパ」
 お洒落コーデの久美は、気分アゲアゲと言った様子だが、隣のおっさんこと僕の格好は、まぁ何とも情けなかった。
「そうだね。秋が一番、過ごしやすいね」
 昨晩の久美の様子が少し気になりつつ、今朝となってその質問をと思った矢先、久美から買い物に付き合ってほしいと言われ、出て来た。
 了承後に質問したところ、映画の感想を友達と早く共有したくて、部屋に戻ったとのこと。
「(一応は筋が通ってるけど、何か引っかかる)――っと」
 いきなり腕を引っ張り抱きしめられる。久美の過度な甘え? にも徐々に馴れてくる。
「(むしろ僕が変に気にし過ぎていたのだろうか)ご機嫌ですな」
「そう見える?」
 割と綺麗なアーケードの中心を歩いているにも関わらず、久美は四方のお店に見向きもしない。まるで僕とこうやって外を歩いているだけで楽しそうだ。
「(もちろん妄想です)見える。けど、可哀そうになぁ」
 久美はその言葉の意味がわからず、僕の顔をのぞく。
「せっかくの休日ショッピングを、イケメンの彼氏じゃなくて、おっさんパパとだなんて」
 っと、ここは笑うところであった。
「――ふふっ」
 ちゃんと罠に掛かってくれる。伊達に十年以上の付き合いじゃないな。
「じゃあ、そのアナ埋めを~」
 横目にて、洒落乙な喫茶店を捉える。
「スィーツと共に、していただきましょうか」
 花開いたかのように笑い、僕もつられて破顔する。
「では一件目はここにしようか」
 ――その後も、ウィンドウショッピングを楽しんだり、昼食で手軽なイタリアンを食べたりと、僕自身も楽しい時間を過ごせる。
 面白いのが、会計の際にわざわざ久美が自分の財布を取り出すところだ。
「あの~、久美さん? 親との食事なら会計は一回で済むのでは?」
 当然だが僕が支払う。
「じゃあ、割り勘もしくは私がおごったら、彼氏になってくださいます?」
「お嬢様、仰っている意味がわかりません」
 などとある意味においてイチャイチャしていると、流れるように時間が過ぎていった。
「――で、久美。肝心の買い物は?」
 今までとのころ、コレと言ったものはまだ買えていない。
「……あ、うん。ちょうどお店が見えてきたよ」
 小洒落た名前に綺麗なショーウィンドウが見える。見える、が、これは――、
「え、っと? ま、まさか」
 男の僕でも聞いたことがある、割と有名な、であった。呆然とする僕の袖を掴み、照れながら、
「だ、男性目線で、私に似合う下着を選んでほしいの」
 混乱する僕は、さらにあることが心配になる。
「く、久美。ひょ、ひょっとして、き、着る予定が?」
「えっ?」
 キョトンとこちらを見上げる中、僕はいても立ってもいられずに、
「だ、だから、着用する予定があるから、買いに来たんだろ?」
 変な汗をかき、女性下着専門店の前で、わたわたと、奇怪な動作をする中年男。逮捕されても文句を言えない。
「……! ち、違うってパパ! 彼氏がいるからとかじゃないって!」
 久美も耳まで真っ赤にして言い返す。そ、そうか、彼氏とかのためじゃないのか。
  いや、ダメというわけじゃないんだが、正面から現実を突きつけられると、ショックが大きいというか、心臓に悪いというか――。
「んもぅ、早く入ろうよパパ。周りの人達の視線が痛いよ」
 引っ張られて、自動ドアが動く。安堵のせいで弛緩した僕は、そのまま入店してしまう。
「いらっしゃいませ」
 店内は適度な高級感の中に、魅せる配置がいくつもされていた。僕は久美から二メートル以上、離れないようにして店内を恐る恐る歩く。
「ねぇ、パパ」
「な、なんだ?」
「選んでね」
 語尾にハートをつけつつ、指を絡めてくる。
「え、選ぶといっても、星の数ほど下着があるぞ?」
 星の数は言い過ぎだとしても、何かしらの指針がないと選びようがない。
「(そもそも、彼氏とかのタメじゃないなら、なんで男性目線で僕が下着を)久美?」
 久美はもじもじしつつ、背伸びして僕の耳に唇を寄せて、
「エ、エッチなのを選んで欲しいの……」
「!」
 耳が灼かれたように熱くなる。
 な、何を考えてるんだ? そもそも、血が繋がっていないとはいえ、養父ちちおやにエッチな下着を選ばせるなんて、ちょっとさすがに意味がわからない。
「パパ、そろそろ探さないと。店員さんに冷やかし、って思われちゃうよ」
 視界も久美の言葉も、僕の頭を混乱させるばかりであった。そのせいもあって、あまり考えずに近くの下着を手に取ってしまう。
「! パパ、これって」
「わっ!」
 クロッチ部分にスリットが入っており、股を露出させるという、オープンショーツを握ってしまう。
「パ、パパって。け、結構、すごいのが、好きなんだね」
 久美は僕の袖を掴み、目を白黒させ、頬を紅潮させて凝視している。
「いや、ち、違う。違うんだっ」
 慌てて戻し、別のを指さす。今のより酷い選択肢は無いだろう――、
「パ、パパ」
「うおっ」
 今度はTフロントと呼ばれ、いわゆるほぼ紐のパンティーのようなものを選んでしまう。
「い、いや、その」
「え、遠慮しないでパパ。あたし、がんばるから……」
 そんながんばりはいらないから。そもそも頼まれたからとはいえ、こんな下着を養娘むすめに買い与えるなんて変態ぎゃくたいだぞ。
「(とに、かく選ばなければ。それもそこそこセクシーかつ、際どすぎない奇跡の下着を)うっ」
 こんな状態の僕が、ジャストチョイスが出来るわけがなかった。なかったけど――、
「(!)こ、これで!」
 明滅する瞳が捉えたソレを、息も絶え絶えにつかみ取る。
「パパ、これ――」
 ランジェリーの一種で、ベビードールと呼ばれるモノであった。手にとったものは薄ピンクで透けていたが、一応はブラとショーツの上に着るため、先の二つに比べたらマシと言えた……気がした。
「ど、どうかな?」
 汗が肌のいたる所を流れ、身体中がカッカしつつも、苦笑いで久美に問う。
「――うん。ありがとう」
 久美は大切そうにそれを受け取り、
「じゃあ、試着してくるね!」
 え? あぁ、うん。――えっ?
 さっきより、頭がオーバーヒートとクールダウンを行き来しており、ハッキリ言ってパフォーマンスが著しく落ちていた。
 そのまま、ボーッとする僕は、いつの間にか試着室の前につっ立っていた。
「あ、開けるね? パパ」
 シャ。
「え? あぁ……!」
 そこには、小さな照明に照らされた、綺麗な肌と、それを包み込む薄物は、だが透けて魅せることで、二つの出っ張りと腰部の肉感を淫らに演出した。
 およそ子供から大人への羽化せいちょうを連想させるがごとく――、
「どう、パパ? ちょっとくらい、可愛いと思える?」
 顔を背けるのに三秒かかってしまった。逆になぜ、三秒もかかってしまったのだ?
「(養娘むすめの裸に近しい姿に見蕩れ……違う、驚いていただけだ)あ、あぁ。かなり、可愛いと思う。か、買ってあげるから、そろそろいかないか?」
 わきに嫌な汗をかきつつ、額の生え際に出現した玉のような汗を指先で拭い、視線も合わせずそう言った。
「買ってくれるの? ありがとう、パパ……」
 そのため、その時の久美の表情を、全く見ることができなかった。



 ザアアァ。闇夜の中、水のつぶてが窓を叩く。小さく飛散した液体は、垂れ流れて消え、また飛散するを繰り返した。
「そろそろ、寝ようか」
 この前の下着購入から数日、ようやくいつもの距離感を取り戻し始め、安堵した僕はそう告げた。
「……」
 シャコシャコ、っと洗面所にて歯を磨く久美は、顔だけをこちらに向ける。
「? どうかしたいか?」
 その言葉には反応せず、ペッ、っと水を吐いた彼女は、口を拭った後、しずしずと僕の傍に来る。
「あのね、パパ」
「うん?」
「昨日さ、怖い夢見たんだ」
「どんな?」
 僕の横に並び、袖を軽く引っ張る久美は、だが、
「えと……知らない男の人に、身体中を触られる夢」
「えっ!」
 ドクン、っと心臓が高鳴る。理由はわからないが、動揺してしまい、奇妙な焦りを感じる。
「嫌って叫んでも、髪の毛を捕まれて引き戻されて、胸とか……その、大事な所を乱暴に」
「……く、久美」
 僕は向き直り、彼女を正面から見据える。
「学校で、辛いこととか、ないか?」
 久美は、不思議な瞳をもって、見つめ返す。なぜだろう? 最近、久美の表情をあまり上手く読み取れない気がする。
「それは無いけど……独りで寝るのが、怖いの」
 僕の手を握る。
「恥ずかしいよ。高校生にもなって」
「多感な時期だからな。それに、二人だけの秘密にするから大丈夫」
 将来への不安など、色々ある頃だ。訳も分からず、胸に暗い影が落ちることだってある。
 僕は久美の頭を優しく撫でる。柔らかな髪の感触が伝わる。
「寝るまで傍で本でも読んでいようか?」
「……えっと、ね」
 上目遣いでこちらを視てくる。適当な表現が思い浮かばなかったので、不適当な注釈をもって言うが、まるで媚びるような視線に感じられた。
「添い寝してほしいの、パパ」
 そう、言ったように聞こえた。
「そ、添い寝?」
 頭の隅で何か、警報めいたモノが鳴った気がした。普段なら妻と相談すべき要望な気がするが、今はできない。
「(そもそも、出張で家を空けてから何か)――って」
 思考を邪魔するように、寄りかかってくる。
「パパは、私の味方だよね?」
 それはもちろん、もちろんだ。だが、味方だからこそ、正しい選択を選ぶ必要が――、
「……わ、わかったよ」
 心とは裏腹な言葉をこぼしてしまう。
 腕を組んで登る階段は、当然ながら窮屈で、久美は遠慮なく身体全体を押しつけつつ、
「パパ。私の胸って大きい方かなぁ?」
「どう、かな」
 同学年の子に比べれば、ある方だと思う。だが、何か、最近の久美は少し妙だ。
 答えに窮する僕はドアノブを握り捻ることで、話題を中断させた。
 ガチャ、久美の部屋へと入る。年頃の娘らしいレイアウトだが、物はやや少ない方に感じられた。
 ――トサ、柔らかなベッドで腰を降ろす。
「えへへっ。パパぁ、早く早くぅ♪」
 まるで友人とのお泊まり会のようにはしゃぐ。こっちは色々と心配で、苦笑いが関の山だ。
「あ、あぁ。ま、まだ怖いか?」
 ――やっぱりもう大丈夫だから、独りで寝るね――
 ――別の意味で怖くなってきたからやっぱり添い寝はナシで――
 なんて言葉が来るに違いないと思った。
「……パパがいたら怖くない。いなくなったら怖くて震えちゃいそう」
 予想に反してそう言うと、ベッドの中へ僕を引っ張る。
「く、久美」
「また。知らない男の人にエッチなことを無理にされる夢を見ちゃうかも」
 辛そうに顔を伏せる。
「(精神的なことだろうか。あるいは親の愛情に飢えての口実? わからない。わからないけど)――じゃ、じゃあ寝ようか」
「うん。パパも疲れてるよね? 今日もありがとう」
 ……いや、久美は久美だ。養父おやが信じないでどうする。
 シングルベッドのため、大人とほぼ大人が並んで寝るとかなり狭いが、そこについては我慢する。
「あぁ、おやすみ」
 電灯を切る。カーテンの隙間から月明かりが零れる。最初こそ緊張したものの、徐々に身体が弛緩し、眠気が津波のごとく押し寄せてきた。
「(妙だな。僕も変に、安心してか、眠くなってきた)ふぁ――」
 よく考えたら、妻ともベッドは別だったし、誰かの温もりを感じながら寝るの、なんて、何年ぶりだろう? 
 人間って、人が傍に、いるだけで、安心、するんだ――、
「……」
 頭が心地よい暗さに押しつぶされていく。これは、朝までぐっすりコースだ……。
 ――。
 グリッ。
 微睡まどろみの渦へ飛び込めそうだった僕が、妙な感触にて、寸での所で引き戻される。なん、だろう? あと、久美の声が聞こえた気がした。
「パパ……もう、寝た?」
 小さな声だった。――ははっ、先に僕が寝そうなせいで、驚いたのか。
「(可愛いところ、ある、な)……」
 でも、もう本当に寝落ちしそうで、声を返すのも億劫だ。
 ズリ、バサ。モゾ、モゾ。
 小さな音と、布団が僅かに動く。……なんだ? 久美の手が僕の片手に触れ、小さく引っ張られる――というよりは誘導されていくように動かされる。
 やがて手は、温かくて柔らかいけど、少し硬いものに触れた。
 バサ、グッ、ムニュゥ。
 次いで、布団が擦れる音の後に、腕の関節が小さく稼働する感触――そして再び温もり。
「ん……んっ」
 ぼやけた頭の中に、微かな声の断片が放り込まれる。
「(久美、の声? どうしたんだ)……」
 眠気によって感覚が遮断されつつあった指が、徐々に覚醒してくる。
 先ほどの触感の通り、スベスベしていて、温かく、何より柔らかい、だが少し弾力を持つものに触れる。
「(えっ)?」
 見開きかけた目を、慌てて閉じる。
「――あ、んっ。パ、パパぁ」
 ドックン! 心臓が口から飛び出そうという比喩たとえが、およそ当てはまるほどであった。
 なぜなら――、
「(久美……どうして、僕の手を、寝間着パジャマの中に入れて、そ、その。む、胸に、触れらせているん、だ?)」
 手の感触と音だけでの憶測ではあるが、久美は僕の指を掴み覆って、おそらくは、――じ、直に乳房を撫でたり突いたりしていた。久美の意思により、僕の指が、その柔らかな乳房を何度も変形させる。
 久美は顔をこちら側へ向けているようで、
「……パパ。むねは、ダメ、だめぇ」
 ゾクゾクっとする官能的な溜息が、耳穴へ狂おしく侵入する。
 先ほどから感じていた硬い何かとは彼女の胸骨……と、硬化していた乳首であったことに気づく。同時に、身体中が熱くなってしまう。
 指の感覚を無視しようとすればするほど、なぜか久美のどこを触っているかが、明瞭にわかってしまい、それが熱の原因になる、最悪の悪循環であった。
 やがて、手の操られ方が激しさを増し、人差し指の爪が、久美の心臓に近い方であろう、乳首を軽く引っ掻く。
「いたっ。パパぁ……おねがい、やさしくしてぇ」
 久美は身体を少し曲げつつ、両手で僕の手を用いて、乳首を指で押しつぶす。指先越しでも、乳首が硬くなっているのが容易に分かった。
 スベスベのコリコリの乳首を、爪で何度も潰す。その滑らかな感触は、まさに女子高生じゅうろくのソレであった。
「んんっ。いたい、けど……パパだったら、イイ、よ」
 養娘くみの声にも関わらず、男の本能を打ち抜くような甘い溜息と手の感触により、股間が誤作動を……つまり充血し始めていた。僕の頭は溶鉄を流し込まれたように煮えたぎっていた。
「(僕をからかってる? それとも、悪ふざけ? いや、そんな)……!」
 止めるタイミングを当に失ってしまっていた僕は、ただただ久美の行動に委ねるしかできなかった。
 やがて彼女は僕の手を、胸元から取り出し、その人差し指を口に含んだ。指の腹を舌でチロチロと舐め、やがて第二関節くらいまでを、チュパ、チュパっと音を立てて吸う。
 滑らかで、柔らかく、温かい、ぬめっとした小さな舌が、媚びるように僕の指に絡まる。
「チュウ……パパ、おねがい。なんでも言うこと聞くから、乱暴だけは、しないで――」
 耳の全てが真っ赤になる。心臓が凄まじい早さで打ち鳴る。
 寝ぼけてやれることじゃない。……なら、これは――チュポン。
 僕の指が久美の唇から取り出される。これで終わったのだろうか? それともまた別の場所を? そう考えると、なぜか下半身が熱と血でたぎる一方、喉はカラカラであった。
 モゾモゾと動く久美はナニかをしているが、片手は決して僕の手を離そうとはしなかった。指先にて久美の唾が垂れる中、
「(オナ、ニー……だよな? なんで、僕の手なんかを使って)――!」
 ビクリ、と震えそうになる身体をギリギリのところで押し留める。手が再び、彼女の寝間着の中へと導かれたからだ。
「……?」
 どこだろうか? まず、さっきよりも狭く感じた。あと気のせいか、少し湿気を帯びているような感じがする。
 やがて触れた人差し指は、柔らかい布? 例えばシルクみたいな優しい感触を覚えた。布はスベスベしており、押し込むと、やはり柔らかくて温かかった。
 その柔らかさの正体が、久美の身体であることは予想がついたが、一体どこの部位……?
「パパ、ソコは――だいじな、ン、ところ」
 甘い声が漏れ出る。瞬間、逆側の手を思い切り握りしめ、体内にて滾ったこの性欲ほんのうという感情を、わずかでも浪費しようと儚い試みを行った。
「(大事な所、ま、さか)――」
 養娘くみは官能と苦悶とを織り交ぜたような嬌声を吐き出し続け、そのほっそりとした指を巧みに操り、僕の人差し指を、柔らかくてプックリとした布に、何度もあてがわせ続けた。
 やがて指はかぎ爪のように曲げられ、繊細で温かく、少し湿った感じの布の部分を、引っ掻きはじめる。
「(養父ボクの手を使って、自慰オナニー、なんて、わけがわから)っ」
 グニュ、グニュ、っと音が聞こえそうな、官能的な柔軟さと水気を帯びていった。
 位置的におそらく、――いや間違いなく、養娘くみの、こ、股間部分を、下着ショーツの上からとは言え、何度も味わわされる。
「きもち、いいの、パパの指。あたしの、エッチなところ、ずっと、こすって」
 いつの間にか、こっちの股間がギンギンに尖っていた。――僕は、僕はなんて最低なんだ。いくら若い娘の身体に触っているからといって、相手は養女くみだぞ!
「はぁん、パパぁ」
 ギュゥ。やがて抱き枕のように身体全体を押しつけてくる。久美の骨以外の全ての部分の柔らかさ、温かさをひたすらに感じさせられ、我慢汁カウパーえきがトランクスを汚しはじめる。
 ニチャ。
「(ん? なんだ)?」
 指先が液体に触れる。温かいソレは、粘性があるように思えた。
「だいすきなパパに触られてるから、あたしのエッチなお汁、出てきちゃったぁ」
 戸惑うような声とは対照的に、グリュン、っと容赦なく指先が下着ショーツの隙間の……おそらく、久美の秘部オマンコへと誘われる。
 すでに小陰唇いりぐちも小さく濡れており、まとわりつくかのように僕の指に触れた。さらに奥のなかはすごい熱気で、水に打たれたようにグチョグチョであった。
 ――ここが、久美の、オ、オマンコ。
 だが一番の衝撃は、久美が養父ぼくを使ってことに他ならなかった。
「はぁん。パパぁ、パパぁっ」
 吐息と喘ぎ声を吐き続けつつ、指の第一関節部分までを出したり挿れたり引っ掻いたり、まるでオナニーの道具のように活用し始めた。
 そのつど、僕の指先は温かくなったり、濡れたり、柔らかいのを押しつぶしたりと、久美のオマンコに何度も触れた。膣壁を擦るつど、指が小刻みに震えそうになるのを必死に止めた。
 同時に、全ての欲動ねつ肉棒チンポを経由して脳へと送られ、瞼の裏に、指先の映像が映る勢いであった。
「すきっ、パパ、好きぃ!」
 ニュル、ニュル、グニュッ。
 何度かの摩擦の後、僕の指先を、養娘むすめの女の穴が飲み込み終えて、動きが止まった。その穴は温かく、柔らかく、やはりぬめっており、だが僕は指先に神経を集中させてしまった。
「――ほんと好き。大好きだよ。パパ」
 そう呟くと、養娘くみは名残惜しそうに僕の手をパジャマから取りだし、ティッシュで拭った。何度か指へキスした後、別のティッシュにて、……おそらく自身の股間の体液を取り除くためにモゾモゾと動いた。
 二十分と経たない内に、何事もなかったかのように寝息を立て始めた彼女と異なり、僕は一睡もできなかった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです

沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

処理中です...