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るみのげーむじっきょうー!
コンビニ実況 part.01
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「謝りなさい」
まらチャンネルを運営する正統派ユーチューバーである師匠が、腕を組み俺を見下している。
女子小学生とは思えぬ貫禄を垂れ流すその少女に、俺は畏怖していた。
だが俺には何を謝ったらいいかさっぱりわからない。
恐れ多くも聞き返すことにする。
「えっと、師匠……なんで怒ってるの?」
「幸、僕も謝っておいた方がいいと思うよ」
気づけば、いずくかけるを運営するテキスト系ユーチューバーのいずくまでもが俺を見下していた。
一体何のことだ!!
俺が何をしたって言うんだ!?
普段ふざけた言動を見せるこの男も、やはり深刻そうに俺に話しかけてきた。
謝る?
一体何を!?
俺は何について謝ればいい!?
「ヨシオさん、謝ってください!!」
「エリカまで! この間まで楽しそうにしてたのに!?」
振り返れば泣きそうな顔をするバイト先の女子高生、エリカが立っている。
なんなんだこの状況!?
意味が解らない!!
読んでる人もわからないと思うけどそれ以上に俺にもわからない!!
「さあさあ、幸っちゃんの謝りタイム始まるよ!!」
「ルミまで!? っていうかお前は出ちゃ駄目だろ!! まだ本編出てきてないよね!?」
意味も解らず4人に囲まれた俺は頭を抱えてうずくまった。
なんなんだこれ……なんなんだよ!!
「幸おじさん、早く謝りなさいよ」
「幸、あまり文字数を無駄にするなよ!」
「ヨシオさん、謝ってください……」
「幸っちゃん、さっさと謝っちゃいなよー」
「ああもう!! わかったよ!! 更新が遅れて申し訳ありませんでした!!」
*
どうも、完全にエタったと思われたのか、外されたブクマを見るたびに胃がきりきりしていたんだぜ。
だが悪いのは俺だ。お前らは気にすることはない。
お前ら、約1か月ぶりの更新である。
なぜか俺だけが謝罪させられたことには納得いかないが、それで許してくれ。
俺はむしろ謝るべきはいずくであると今でも思っている。
ていうかペヤングとか書くなら本編進めろよ!!
お前らはこの1か月元気にしていただろうか?
俺はと言うと着替えを済ませ外に出る準備をしていた。
今日はコンビニで記念すべき初バイトだ。ついに生活費問題にぃぃぃいいいい終止符を打てるおもてぇええ苦労してコンビニ店員になっだんでずぅううう!!
指示を受けたとおりに動きやすいズボンを履いてコンビニへ向かう。
荒川の土手沿いを歩き、見上げると夜空に星が瞬いていた。
これから俺は仕事の為にこの道を何度も往復するんだろうなあと考えていたら目的のコンビニにもう着いてしまった。
俺の家から見える程近いのである。
仕事場まで5分とかからない。道が混んでいて遅れました、と言うセリフは使えないだろうな。
*
コンビニに入るとレジには一人の女の子が立っていた。
先輩は俯き下を向きながらやる気のないあいさつで出迎えてくれた。
「しゃせー」
「あのー……」
俺が話しかけると女の子は下を向いたまま、答える。
「どうしましたー?」
「えっと、俺今日からここで働くことになったんですけど……」
ため息をついたその子はめんどくさそうに答えた。
「ああ、エリカから聞いてるよー。よしおっちだねー。今手が離せないんだよー。ちょっと待っててねー」
手が離せない?
俺はその子の手元に視線を落とした。
するとなんと! 小型ゲーム機をいじっているではないか!!
店の中に客がいないからと言ってそんな事をしていて許されるのか!?
画面の中の敵キャラを殲滅したその子は満足そうに顔をあげた。
「よしおっち。私がゲームしてるって内緒だよ? ザキヤマさんにバレたら怒られちゃうからねー」
やはり許されるわけではないらしい。
ザキヤマさんとはオーナーの山崎さんの事だろう。
それにしてもよしおっちって……、大昔に社会現象になった育成ゲームみたいに呼ばないでほしい。
どう見ても俺の方が年上だろうに。
「えっと、俺は一体何をしたらいいんだ?」
「とりあえず着替えだなー。制服預かってるからちょっとこっちきてー」
俺は面接を受けた事務室に案内された。
部屋に入るなりコンビニの制服を手渡される。あの青と白のあれだ。細かく言えないけど。
「とりあえず着替えちゃおっかー。ぬいでぬいでー」
こんな深夜に男女二人で同じ部屋にいると言うのに、この場で着替えてもいいものだろうか……
いや、これは試されているのでは!?
もしかしたらこれから先、二人で仕事をする際に理性をコントロールできるかどうかを試しているのかもしれない!!
ならば俺は言うべきだ!!
着替えるから部屋から出て行ってくれと!!
「大丈夫だよー見ないってー」
背を向け、そうあっけらかんと言われて俺は上着を脱ぎ始めた。
まあ、脱ぐと言っても上だけである。別に俺にそこまで抵抗はない。
「ちょっと小っちゃいかなー?」
「いや、ちょうどいい……と思う。動くには問題ない」
「ヨシオっちー。先輩には敬語つかわきゃ駄目だと思うよー?」
「初対面でよしおっちなんて呼ぶ人に言われるとは思わなかったぜ」
俺はこう見えても社会人経験は長いのである。
敬語を使わなかったのはいきなりあだ名で呼ばれた事へのささやかなお返しだった。
「えぇー? よしおっちってかわいくない? 私の事もるみっちって呼んでいいからさー」
聞くところによるとどうやらこの先輩の名前はルミと言うらしい。
俺は親しみを込めてルミと呼ぶことにした。
レジに並んで仕事を教わるが、主な仕事であるレジ打ちはそう難しい仕事ではなかった。
バーコードを読み取れば後はレジが勝手にやってくれるし、ハイライトを嗜む喫煙者の俺にはたばこの銘柄も頭に入っている。
レジに並べられたおでんやスナックも普段利用している俺からすればパッと頭に浮かぶのさ。
「へぇー、やるじゃん。よしおっち」
「いい加減その呼び方なんとかしてくれないか? 俺はもう27だぞ?」
ため息をついた俺に対し、ルミは嬉しそうに答えた。
「なんだぁ、うちとあんまり変わらないじゃん」
「そうなのか? 若く見えるけどな」
「まあそれはおいといてさ、楽しい話しようよー。ヨシオっちってユーチューバーなの?」
俺は手に持っていたバーコードリーダーを落とした。
なんで知っている!?
いや、大体予想はつくけども!!
「エリカに聞いたのか!?」
「そうだよ。隠さなくていいよー。うちもやってるし、ザキヤマさんにバレたら怒られるけどー。てかエリカって、大分親しげに呼ぶねー」
って事はこのルミがエリカの言っていたユーチューバーか!!
思ってたのと違うな……。
かわいいけどテンションからとても再生数を稼ぐ人気チャンネルを持っているとは思えない。
きっと仲間内のホームビデオみたいなチャンネルなんだろうな。
救急車の炎上効果といずくの力もあり、俺のチャンネル登録者は一気に増えた!
よし、ちょっと格の違いを見せつけてやるか!!
「へぇー。ルミはチャンネル登録者、どれくらいいるんだ?」
「今月頭で10万人くらいだったかなー。あんま見てないからわかんないやー」
その答えを聞いて絶句した。
俺はおろか師匠より圧倒的に多いじゃねーか!!
「よしおっちはどれくらいいるのー?」
「俺もよく見てないから正確にはわかんなーい!!」
格の違いを見せつけられた俺はとりあえずはそうごまかした!
なんてことだ……。
人を見かけで判断すべきではないという事か。
いや、見かけで判断すべきだったのだ。
師匠も言っていたが、大したことをしなくても可愛ければそれだけで動画は伸びるのだ。
きっと顔出ししてちょっとエッチなお色気シーンで伸ばしているに違いない。
「そんだけ登録者がいたらさすがに不味いんじゃないか? 普段見ないって言ったって、客から声をかけられたらオーナーだって気づくだろう!?」
「大丈夫大丈夫、うち顔出してないしー」
「は!? 一体どんな動画出したらそんなに登録者が増えるんだよ!?」
俺は思わず大声をあげてしまった。
本来なら怒られるだろうが幸いにも、と言うより俺が来てから客なんて一人もいない。
ルミはきょとんと目を丸くしながら答えた。
「うちがあげてるのはゲーム実況だよー」
俺はこの後、ルミの運営する、『るみのげーむじっきょうー』の人気を見せつけられることになるのであった。
まらチャンネルを運営する正統派ユーチューバーである師匠が、腕を組み俺を見下している。
女子小学生とは思えぬ貫禄を垂れ流すその少女に、俺は畏怖していた。
だが俺には何を謝ったらいいかさっぱりわからない。
恐れ多くも聞き返すことにする。
「えっと、師匠……なんで怒ってるの?」
「幸、僕も謝っておいた方がいいと思うよ」
気づけば、いずくかけるを運営するテキスト系ユーチューバーのいずくまでもが俺を見下していた。
一体何のことだ!!
俺が何をしたって言うんだ!?
普段ふざけた言動を見せるこの男も、やはり深刻そうに俺に話しかけてきた。
謝る?
一体何を!?
俺は何について謝ればいい!?
「ヨシオさん、謝ってください!!」
「エリカまで! この間まで楽しそうにしてたのに!?」
振り返れば泣きそうな顔をするバイト先の女子高生、エリカが立っている。
なんなんだこの状況!?
意味が解らない!!
読んでる人もわからないと思うけどそれ以上に俺にもわからない!!
「さあさあ、幸っちゃんの謝りタイム始まるよ!!」
「ルミまで!? っていうかお前は出ちゃ駄目だろ!! まだ本編出てきてないよね!?」
意味も解らず4人に囲まれた俺は頭を抱えてうずくまった。
なんなんだこれ……なんなんだよ!!
「幸おじさん、早く謝りなさいよ」
「幸、あまり文字数を無駄にするなよ!」
「ヨシオさん、謝ってください……」
「幸っちゃん、さっさと謝っちゃいなよー」
「ああもう!! わかったよ!! 更新が遅れて申し訳ありませんでした!!」
*
どうも、完全にエタったと思われたのか、外されたブクマを見るたびに胃がきりきりしていたんだぜ。
だが悪いのは俺だ。お前らは気にすることはない。
お前ら、約1か月ぶりの更新である。
なぜか俺だけが謝罪させられたことには納得いかないが、それで許してくれ。
俺はむしろ謝るべきはいずくであると今でも思っている。
ていうかペヤングとか書くなら本編進めろよ!!
お前らはこの1か月元気にしていただろうか?
俺はと言うと着替えを済ませ外に出る準備をしていた。
今日はコンビニで記念すべき初バイトだ。ついに生活費問題にぃぃぃいいいい終止符を打てるおもてぇええ苦労してコンビニ店員になっだんでずぅううう!!
指示を受けたとおりに動きやすいズボンを履いてコンビニへ向かう。
荒川の土手沿いを歩き、見上げると夜空に星が瞬いていた。
これから俺は仕事の為にこの道を何度も往復するんだろうなあと考えていたら目的のコンビニにもう着いてしまった。
俺の家から見える程近いのである。
仕事場まで5分とかからない。道が混んでいて遅れました、と言うセリフは使えないだろうな。
*
コンビニに入るとレジには一人の女の子が立っていた。
先輩は俯き下を向きながらやる気のないあいさつで出迎えてくれた。
「しゃせー」
「あのー……」
俺が話しかけると女の子は下を向いたまま、答える。
「どうしましたー?」
「えっと、俺今日からここで働くことになったんですけど……」
ため息をついたその子はめんどくさそうに答えた。
「ああ、エリカから聞いてるよー。よしおっちだねー。今手が離せないんだよー。ちょっと待っててねー」
手が離せない?
俺はその子の手元に視線を落とした。
するとなんと! 小型ゲーム機をいじっているではないか!!
店の中に客がいないからと言ってそんな事をしていて許されるのか!?
画面の中の敵キャラを殲滅したその子は満足そうに顔をあげた。
「よしおっち。私がゲームしてるって内緒だよ? ザキヤマさんにバレたら怒られちゃうからねー」
やはり許されるわけではないらしい。
ザキヤマさんとはオーナーの山崎さんの事だろう。
それにしてもよしおっちって……、大昔に社会現象になった育成ゲームみたいに呼ばないでほしい。
どう見ても俺の方が年上だろうに。
「えっと、俺は一体何をしたらいいんだ?」
「とりあえず着替えだなー。制服預かってるからちょっとこっちきてー」
俺は面接を受けた事務室に案内された。
部屋に入るなりコンビニの制服を手渡される。あの青と白のあれだ。細かく言えないけど。
「とりあえず着替えちゃおっかー。ぬいでぬいでー」
こんな深夜に男女二人で同じ部屋にいると言うのに、この場で着替えてもいいものだろうか……
いや、これは試されているのでは!?
もしかしたらこれから先、二人で仕事をする際に理性をコントロールできるかどうかを試しているのかもしれない!!
ならば俺は言うべきだ!!
着替えるから部屋から出て行ってくれと!!
「大丈夫だよー見ないってー」
背を向け、そうあっけらかんと言われて俺は上着を脱ぎ始めた。
まあ、脱ぐと言っても上だけである。別に俺にそこまで抵抗はない。
「ちょっと小っちゃいかなー?」
「いや、ちょうどいい……と思う。動くには問題ない」
「ヨシオっちー。先輩には敬語つかわきゃ駄目だと思うよー?」
「初対面でよしおっちなんて呼ぶ人に言われるとは思わなかったぜ」
俺はこう見えても社会人経験は長いのである。
敬語を使わなかったのはいきなりあだ名で呼ばれた事へのささやかなお返しだった。
「えぇー? よしおっちってかわいくない? 私の事もるみっちって呼んでいいからさー」
聞くところによるとどうやらこの先輩の名前はルミと言うらしい。
俺は親しみを込めてルミと呼ぶことにした。
レジに並んで仕事を教わるが、主な仕事であるレジ打ちはそう難しい仕事ではなかった。
バーコードを読み取れば後はレジが勝手にやってくれるし、ハイライトを嗜む喫煙者の俺にはたばこの銘柄も頭に入っている。
レジに並べられたおでんやスナックも普段利用している俺からすればパッと頭に浮かぶのさ。
「へぇー、やるじゃん。よしおっち」
「いい加減その呼び方なんとかしてくれないか? 俺はもう27だぞ?」
ため息をついた俺に対し、ルミは嬉しそうに答えた。
「なんだぁ、うちとあんまり変わらないじゃん」
「そうなのか? 若く見えるけどな」
「まあそれはおいといてさ、楽しい話しようよー。ヨシオっちってユーチューバーなの?」
俺は手に持っていたバーコードリーダーを落とした。
なんで知っている!?
いや、大体予想はつくけども!!
「エリカに聞いたのか!?」
「そうだよ。隠さなくていいよー。うちもやってるし、ザキヤマさんにバレたら怒られるけどー。てかエリカって、大分親しげに呼ぶねー」
って事はこのルミがエリカの言っていたユーチューバーか!!
思ってたのと違うな……。
かわいいけどテンションからとても再生数を稼ぐ人気チャンネルを持っているとは思えない。
きっと仲間内のホームビデオみたいなチャンネルなんだろうな。
救急車の炎上効果といずくの力もあり、俺のチャンネル登録者は一気に増えた!
よし、ちょっと格の違いを見せつけてやるか!!
「へぇー。ルミはチャンネル登録者、どれくらいいるんだ?」
「今月頭で10万人くらいだったかなー。あんま見てないからわかんないやー」
その答えを聞いて絶句した。
俺はおろか師匠より圧倒的に多いじゃねーか!!
「よしおっちはどれくらいいるのー?」
「俺もよく見てないから正確にはわかんなーい!!」
格の違いを見せつけられた俺はとりあえずはそうごまかした!
なんてことだ……。
人を見かけで判断すべきではないという事か。
いや、見かけで判断すべきだったのだ。
師匠も言っていたが、大したことをしなくても可愛ければそれだけで動画は伸びるのだ。
きっと顔出ししてちょっとエッチなお色気シーンで伸ばしているに違いない。
「そんだけ登録者がいたらさすがに不味いんじゃないか? 普段見ないって言ったって、客から声をかけられたらオーナーだって気づくだろう!?」
「大丈夫大丈夫、うち顔出してないしー」
「は!? 一体どんな動画出したらそんなに登録者が増えるんだよ!?」
俺は思わず大声をあげてしまった。
本来なら怒られるだろうが幸いにも、と言うより俺が来てから客なんて一人もいない。
ルミはきょとんと目を丸くしながら答えた。
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