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るみのげーむじっきょうー!
コンビニ実況 part.03
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記念すべき初バイトを終えた俺は、早朝組のおばちゃんに業務を引き継ぎコンビニから出た。
太陽が昇り始めていて朝日が目に染みる。ついでに言うと真っ赤に晴れた左頬にも染みていた。
言うまでもなく、俺を変態だと認識したルミにビンタされたからだ。
天に向かって大きく伸びをする。
やっぱり労働とはいいものだ。結局あれ以来、来たのは新聞屋の兄ちゃんだけで正直働いた実感なんてないんだけど。
「あぁ~、疲れ……てないな~特に……」
コンビニから出てきたのは俺だけではない。
先輩ルミも、俺と同じく朝6時までのシフトだ。
申し訳なさそうに俺に話しかけてきた。
「あの、幸ちゃん。……まだ、怒ってる?」
誤解を解くのには苦労した。
顔出ししないゲーム実況者のルミにはわからないだろうが、10万人という大型チャンネルを運営するルミにはわからないだろうが、底辺ユーチューバーである俺は自分の尊厳を削ってでもチャンネル登録者を獲得する必要がある事と、この衣装は俺のモノではなく撮影に協力してもらっている友人から借り受けたと友人の性別を明らかにせず丁寧に説明した挙句、モザイクで隠されていたが動画の端に写っていたエリカにラインで説明をしてもらう事でなんとか俺に女装癖が無い事をわかってもらえたみたいだ。
「別に怒ってないぜ。あまり気にすんなよ」
確かに俺は怒っていなかった。師匠に鍛えられたおかげだったのかもしれない。
「よかったー。ごめんね幸ちゃん」
だが、ヨシオっちと呼ばないでくれと言った俺に、今度は幸ちゃんなどと童謡に出てきそうなあだ名をつけたことは許すまじ。ちょっとからかってやる。
「あんな動画見たら誰だってびっくりするさ! ぜんっぜん気にしてあああああああああ!!!! いてててててて!!!!!」
俺は左頬を抑えてうずくまった。勿論演技だ。
「うわあああああ!!! 幸ちゃん大丈夫!?」
「いててててててて!!! 死ぬうううううううう!!!」
「死ぬううううううううううう!!!????????」
ルミは泣きそうな顔で俺の周りを走り回っている。
実にからかいがいのあるやつだ。
「まあ、噓なんだけどな」
ルミはまるで漫画みたいにズコー、と転んだ。
=\__〇_ ズコーって感じだ。投稿サイトでこれちゃんと表示されるのか?
「怒ってないのは本当だから安心しろよ」
ルミは起き上がりながら答える。
「うち、初めて人の顔ぶっちゃった……、痛かったでしょ?」
「いつもはもっとひどい目に合ってるから平気だぜ。底辺ユーチューバーの逞しさを知らないな?」
体を張った底辺ユーチューバーはリアクション芸人並みにその体を酷使する。
いや、これは俺だけかもしれないが。
「ねえ、幸ちゃん。これから時間あるー?」
まだ早朝だ。いずくが迎えに来るまで結構時間は空いている。
「ああ、それがどうしたんだ?」
「じゃあこれから飲もうよー。お詫びを兼ねて奢るからさ!!」
「気にしなくっていいって。それに、熊谷にこんな朝っぱらから飲めるとこなんてないだろ?」
仕事終わりでテンションが高いのはわかる。だが、夜になれば飲み屋の多い熊谷だが、朝だとファミレスか牛丼屋くらいしか開いてない。
「まあまあ、そう言わないで! 幸ちゃんの歓迎会も兼ねてさ! このコンビニって飲める人少なくてさぁ。ちょっと待っててー、今買ってくるからー!!」
ルミはそう言って再びコンビニの中へと入っていった。
寒空の下、俺が通勤中のサラリーマンを眺めていると大量の缶ビールとつまみを購入したルミが出てきた。
「よーし、行くよー。幸ちゃん」
「行くってどこに!? 荒川公園か? まさか土手か!?」
ルミはふふんと笑った。
「うちん家に決まってんじゃん。安心して、めっちゃ近いからー」
今日知り合ったばかりの男を家に上げるとは……、いけそうな気がするぅー、じゃなくて! 危機感がないのかこいつには!!
「待て待て!! さすがに不味いだろ!!」
「だーいじょうぶだって! ほら、早く行くよー」
すでに飲む気満々なのか、俺は無理やり、仕事中より明らかにテンションの高いルミに引っ張られていったのだった。
*
「なあ、ルミの家って……ここなのか?」
俺はそのアパートの前で立ち止まったルミに話しかけた。確かに仕事先のコンビニから目と鼻の先にそのアパートはあった。
「そうだよー。幸ちゃん家も近いんでしょ? この辺なの?」
俺はそのアパートの2階を指さした。木造二階建て。家賃3万5千円のそのアパートの事を俺はよく知っている。『福島ハイツ』だ。てゆーか俺んちだ。
俺は隣の部屋に住む変人の事も、下の階に住んでいるこの変人の事も知らなかった。まさか同じアパートに2人もユーチューバーが住んでいたなんて……。
「お互い、近所付き合いはもっと大事にした方がいいな……」
「そ、そうだねー……」
ルミは鍵を開けると俺を部屋の中へと案内した。
そういえば、俺は女子の一人部屋に入るのは初めてである。
だがなぜだろう。素直に喜べなかった。
多分それはこの部屋のせいだろう。
巨大なパソコンとモニターが机に構えられ、それに繋がれている大量のゲーム機。床に散らばった大量の空き缶とゲームソフト。もし空き巣がこの部屋に入ったら、万が一にも女子の部屋とは想像しないだろう。
「そこら辺適当にスペース作って座って幸ちゃん」
そこら辺って言われても、それがどこら辺を示すのか全く分からない程にゲームソフトが散らかっている。仕方がないのでそれらを何個か積んで部屋の隅に避けた。
それにしてもさすがはゲーム実況者なだけはある。俺は詳しくはないが、古いゲームから新しいゲームまで一通り揃ってるって感じだ。
ゲームソフトを見てもいろんなジャンルが揃っている。ホラー、RPG、レース、格闘……、ん? なんだこれ? パッケージをひっくり返すと裸の女性が写っていた。
「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!」
悲鳴を上げてルミがそのソフトをひったくってきた。チャンスだぜお前ら!!
「いやあ、ゲーム実況者ってHなゲームも実況するんだなあ!!」
「こんなもん実況できるか!! 速攻バンされるわ!!」
「見られたくなかったらちゃんと片づけとけよ」
「出しっぱなしにしてるの忘れてた~。エリカには絶対言っちゃだめだよ!!」
「じゃあラインしとく」
まあ、連絡先なんて知らないんだけど。
「イヤアアアアアアアアアアアアア!!!」
本当にからかいがいのあるやつである。
*
「まあそう落ち込むなよ。誰にも言わないから。飲もうぜ? 飲んで忘れちまおうぜ?」
ルミはプシッと缶ビールを開けて喉に流し込んだ。俺も釣られて同じく労働で火照った体にキンキンに冷えたビールを流し込む。悪魔的だ。
「絶対に言わないでよ! ほら! 柿ピーあげるから!!」
ルミはコンビニの袋から柿ピーを取り出して俺に投げつけてきた。ついさっきまでお詫びとか言ってなかったか? 本当は飲み相手が欲しかっただけだろう。
「ああ、言わないから安心しろよ。それにしても凄い部屋だな。本当にゲームが好きなんだな」
ルミは恥ずかしそうにコクリと頷いた。
「うち厳しくてさー。抑えられてたからか家出てから給料殆どゲーム機とソフトに使っちゃったよー。まあプロゲーマーが目指せるゲームって一部なんだけどねー」
確かに、RPGなんかのプロなんて需要がないだろうな。ネタバレされるだけだし。いるとしたら攻略本の出版社かデバッカーくらいだろう。
「ならべつにこんな買い揃えなくてもいいだろう? プロが目指せるゲームをやりこめばいいじゃないか」
「確かにプロとしてうちのスーパープレイを見てもらいたいってのもあるけどさー。ホラーもRPGも、レースも格闘も、さっきのエロげーだってすっごく楽しいんだよ? 実況者としてそんなゲームも紹介していきたいって思ってるんだー」
楽しそうに話す姿を見て、ルミは本当にゲームが好きなんだな、と俺は思った。
きっと本気で好きだからそれを皆に広めたいんだ。魅力を知ってもらいたいんだ。
俺は再び思う。
ルミの熱意は、すでにプロと呼んでいいんじゃないかと。
だって、ゲームに興味の無かった俺でさえルミのゲーム実況を見てみたいと思い始めてしまっていたんだから。
太陽が昇り始めていて朝日が目に染みる。ついでに言うと真っ赤に晴れた左頬にも染みていた。
言うまでもなく、俺を変態だと認識したルミにビンタされたからだ。
天に向かって大きく伸びをする。
やっぱり労働とはいいものだ。結局あれ以来、来たのは新聞屋の兄ちゃんだけで正直働いた実感なんてないんだけど。
「あぁ~、疲れ……てないな~特に……」
コンビニから出てきたのは俺だけではない。
先輩ルミも、俺と同じく朝6時までのシフトだ。
申し訳なさそうに俺に話しかけてきた。
「あの、幸ちゃん。……まだ、怒ってる?」
誤解を解くのには苦労した。
顔出ししないゲーム実況者のルミにはわからないだろうが、10万人という大型チャンネルを運営するルミにはわからないだろうが、底辺ユーチューバーである俺は自分の尊厳を削ってでもチャンネル登録者を獲得する必要がある事と、この衣装は俺のモノではなく撮影に協力してもらっている友人から借り受けたと友人の性別を明らかにせず丁寧に説明した挙句、モザイクで隠されていたが動画の端に写っていたエリカにラインで説明をしてもらう事でなんとか俺に女装癖が無い事をわかってもらえたみたいだ。
「別に怒ってないぜ。あまり気にすんなよ」
確かに俺は怒っていなかった。師匠に鍛えられたおかげだったのかもしれない。
「よかったー。ごめんね幸ちゃん」
だが、ヨシオっちと呼ばないでくれと言った俺に、今度は幸ちゃんなどと童謡に出てきそうなあだ名をつけたことは許すまじ。ちょっとからかってやる。
「あんな動画見たら誰だってびっくりするさ! ぜんっぜん気にしてあああああああああ!!!! いてててててて!!!!!」
俺は左頬を抑えてうずくまった。勿論演技だ。
「うわあああああ!!! 幸ちゃん大丈夫!?」
「いててててててて!!! 死ぬうううううううう!!!」
「死ぬううううううううううう!!!????????」
ルミは泣きそうな顔で俺の周りを走り回っている。
実にからかいがいのあるやつだ。
「まあ、噓なんだけどな」
ルミはまるで漫画みたいにズコー、と転んだ。
=\__〇_ ズコーって感じだ。投稿サイトでこれちゃんと表示されるのか?
「怒ってないのは本当だから安心しろよ」
ルミは起き上がりながら答える。
「うち、初めて人の顔ぶっちゃった……、痛かったでしょ?」
「いつもはもっとひどい目に合ってるから平気だぜ。底辺ユーチューバーの逞しさを知らないな?」
体を張った底辺ユーチューバーはリアクション芸人並みにその体を酷使する。
いや、これは俺だけかもしれないが。
「ねえ、幸ちゃん。これから時間あるー?」
まだ早朝だ。いずくが迎えに来るまで結構時間は空いている。
「ああ、それがどうしたんだ?」
「じゃあこれから飲もうよー。お詫びを兼ねて奢るからさ!!」
「気にしなくっていいって。それに、熊谷にこんな朝っぱらから飲めるとこなんてないだろ?」
仕事終わりでテンションが高いのはわかる。だが、夜になれば飲み屋の多い熊谷だが、朝だとファミレスか牛丼屋くらいしか開いてない。
「まあまあ、そう言わないで! 幸ちゃんの歓迎会も兼ねてさ! このコンビニって飲める人少なくてさぁ。ちょっと待っててー、今買ってくるからー!!」
ルミはそう言って再びコンビニの中へと入っていった。
寒空の下、俺が通勤中のサラリーマンを眺めていると大量の缶ビールとつまみを購入したルミが出てきた。
「よーし、行くよー。幸ちゃん」
「行くってどこに!? 荒川公園か? まさか土手か!?」
ルミはふふんと笑った。
「うちん家に決まってんじゃん。安心して、めっちゃ近いからー」
今日知り合ったばかりの男を家に上げるとは……、いけそうな気がするぅー、じゃなくて! 危機感がないのかこいつには!!
「待て待て!! さすがに不味いだろ!!」
「だーいじょうぶだって! ほら、早く行くよー」
すでに飲む気満々なのか、俺は無理やり、仕事中より明らかにテンションの高いルミに引っ張られていったのだった。
*
「なあ、ルミの家って……ここなのか?」
俺はそのアパートの前で立ち止まったルミに話しかけた。確かに仕事先のコンビニから目と鼻の先にそのアパートはあった。
「そうだよー。幸ちゃん家も近いんでしょ? この辺なの?」
俺はそのアパートの2階を指さした。木造二階建て。家賃3万5千円のそのアパートの事を俺はよく知っている。『福島ハイツ』だ。てゆーか俺んちだ。
俺は隣の部屋に住む変人の事も、下の階に住んでいるこの変人の事も知らなかった。まさか同じアパートに2人もユーチューバーが住んでいたなんて……。
「お互い、近所付き合いはもっと大事にした方がいいな……」
「そ、そうだねー……」
ルミは鍵を開けると俺を部屋の中へと案内した。
そういえば、俺は女子の一人部屋に入るのは初めてである。
だがなぜだろう。素直に喜べなかった。
多分それはこの部屋のせいだろう。
巨大なパソコンとモニターが机に構えられ、それに繋がれている大量のゲーム機。床に散らばった大量の空き缶とゲームソフト。もし空き巣がこの部屋に入ったら、万が一にも女子の部屋とは想像しないだろう。
「そこら辺適当にスペース作って座って幸ちゃん」
そこら辺って言われても、それがどこら辺を示すのか全く分からない程にゲームソフトが散らかっている。仕方がないのでそれらを何個か積んで部屋の隅に避けた。
それにしてもさすがはゲーム実況者なだけはある。俺は詳しくはないが、古いゲームから新しいゲームまで一通り揃ってるって感じだ。
ゲームソフトを見てもいろんなジャンルが揃っている。ホラー、RPG、レース、格闘……、ん? なんだこれ? パッケージをひっくり返すと裸の女性が写っていた。
「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!」
悲鳴を上げてルミがそのソフトをひったくってきた。チャンスだぜお前ら!!
「いやあ、ゲーム実況者ってHなゲームも実況するんだなあ!!」
「こんなもん実況できるか!! 速攻バンされるわ!!」
「見られたくなかったらちゃんと片づけとけよ」
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「じゃあラインしとく」
まあ、連絡先なんて知らないんだけど。
「イヤアアアアアアアアアアアアア!!!」
本当にからかいがいのあるやつである。
*
「まあそう落ち込むなよ。誰にも言わないから。飲もうぜ? 飲んで忘れちまおうぜ?」
ルミはプシッと缶ビールを開けて喉に流し込んだ。俺も釣られて同じく労働で火照った体にキンキンに冷えたビールを流し込む。悪魔的だ。
「絶対に言わないでよ! ほら! 柿ピーあげるから!!」
ルミはコンビニの袋から柿ピーを取り出して俺に投げつけてきた。ついさっきまでお詫びとか言ってなかったか? 本当は飲み相手が欲しかっただけだろう。
「ああ、言わないから安心しろよ。それにしても凄い部屋だな。本当にゲームが好きなんだな」
ルミは恥ずかしそうにコクリと頷いた。
「うち厳しくてさー。抑えられてたからか家出てから給料殆どゲーム機とソフトに使っちゃったよー。まあプロゲーマーが目指せるゲームって一部なんだけどねー」
確かに、RPGなんかのプロなんて需要がないだろうな。ネタバレされるだけだし。いるとしたら攻略本の出版社かデバッカーくらいだろう。
「ならべつにこんな買い揃えなくてもいいだろう? プロが目指せるゲームをやりこめばいいじゃないか」
「確かにプロとしてうちのスーパープレイを見てもらいたいってのもあるけどさー。ホラーもRPGも、レースも格闘も、さっきのエロげーだってすっごく楽しいんだよ? 実況者としてそんなゲームも紹介していきたいって思ってるんだー」
楽しそうに話す姿を見て、ルミは本当にゲームが好きなんだな、と俺は思った。
きっと本気で好きだからそれを皆に広めたいんだ。魅力を知ってもらいたいんだ。
俺は再び思う。
ルミの熱意は、すでにプロと呼んでいいんじゃないかと。
だって、ゲームに興味の無かった俺でさえルミのゲーム実況を見てみたいと思い始めてしまっていたんだから。
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