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第3章:美濃攻めしよう
ハートマンはテンプレ
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1565年8月
さっきは散々だったよ。
危うく収入源が全部信長に持っていかれる所だった。
とりあえず難を逃れたら、最強部隊を作れと。
そりゃ面白いよ。
男の子の夢だからね。
「為すべきことはただ一つ、地獄を作れ!」
とか
「シュヴァルツランツェンレイター、フォーリュッケン!」
(黒色槍騎兵艦隊。前進せよ!)
とか、誰もいない場所で思わず叫んじゃう。
男の子なら誰でも通る道。
え?
俺はしない? ヲタクだけだって。
そうですか、そうですね。はい。
とりま。
作り始めましたよ。
最強軍隊。
軍隊の背骨は下士官。軍曹・伍長。
こいつらを育成しないことには話にならない。
だけどな。
俺ってシティーボーイじゃん?
武ばった事できね~
切羽詰まらないとね。自分でやらないでいいものはやらない主義です。
そう思っていたら、信ちゃん気が利いているね~
利家を寄騎に付けてくれました。
寄騎とは、あの下町八丁堀の与力と同じですね。あれは奉行の寄騎で旗本身分の武士(同心はお目見え以下)。これを部将に付けてやる。独立した直参武士身分で部将の家臣とは違うけど、一応指揮権は部将にある。
部将って、現代でいえば准将くらい?
必要な時に、軍を指揮するとか応用の利く立場。いいように使われる奴ともいう。
そこまで身分が高くない俺。
でも信ちゃんに俺の収入、知られちゃったから。
部下、必要だろ?
こいつら使え、という親切心。
でもな、みんなは事情を知らないんだ。こんなに色々と寄騎付けないで~と送り返しました。
来る予定だった人。
毛利良勝(義元討つはずだった人)
島田秀満(バリバリの官僚)
加藤弥三郎(小姓上がりの旗本)
毛利・加藤とか戦闘しかできないじゃんか。
島田君欲しいけど、この人こっち来たら織田家内政どうすんのよ。
ということで、一応内政もできるし戦闘もこなせる万能選手、いい方変えれば器用貧乏な奴。
前田利家が来ました~
あと変な奴もついて来た。
いつも酒飲んだり釣り行ったり、ガキと遊んだりしている男。
利家の親戚だって。
名前聞いて、衛星軌道までぶっ飛んじゃいそうになったよ。
慶次?
一夢庵?
穀蔵院飄戸斎?
いわゆるひとつの~、慶次郎だよ。マンガで有名になった。
利家の義理の甥だっけ?
そりゃついてくるかもしれないよ、仲が悪くても仕事だもんね。まだそんなに傾奇いていないし。
俺、こいつら使いこなす自信ねぇ~泣
「光秀殿。差配よろしく頼みまする。まさか貴様の寄騎になるとはなぁ。あの十兵衛が出世したもんだ。だが最初出会った時から、なにか俺たちと違うと感じていたぞ」
うん。
やっぱりこいつはいい奴だよ。
出世争いで負けても友情は変わらない?
でもな。
そうじゃなけりゃ、奥さんのお松っちゃんに往復ビンタだろう。
俺らん家、隣だから仲良くしないと寧々&松連合軍に蹂躙される運命。俺も巻き込まれる!
「で、そっちのゴツい武者は誰かな?」
普通の背丈で横にがっしりとした体格の男が利家の後ろについて来た。
「これは我が兄の養子で、前田利益という。俺同様によろしく頼む」
?
利益?
け、慶次?
まさかのデブマッチョ??
細マッチョじゃないの??
誰か嘘だと言って~~~
俺の夢を返せ~~~~~~~~~!!
「前田慶次郎利益と申す。今後良しなに」
とだけ言って、黙る。
ああ、一応性格だけは慶次ね。
……違っていたら俺、泣いちゃうぞ。
「では今後の予定を説明するぞ。まずは鉄砲の増産。これは俺の友達、冬木ってやつが担当している。
取り敢えず今、鉄砲は冬木1号銃が100丁。これは普通の種子島に銃床取り付けカルカを折れないように改良したやつね。
冬木2号銃。カラクリ構造を頑丈で軽くして不発なくしたやつが50丁。
3号銃。照星と照門つけて軽いライフリングつけたやつ。
これが10丁。
今のとここんだけ」
利家は大分、俺の訳の分からない説明を聞き流しつつ、すげ~ことに要点だけきちっと質問してくる。銃床あると普通の桶川胴使えないのではとか。こいつこんなに優秀だったの?
慶次(ああ、利益じゃかっこ悪いから慶次って呼んでいる)はブスッとして黙り込んでいるけど、わかってんのか?
まあ、訓練とか始めればわかるっしょ。
「そろそろ美濃攻略に向かうことになるだろうから、出来るだけ鉄砲隊の練度をあげる。これ、信長様の命令。命懸けでやろう!」
応!
相変わらず威勢の良い利家。
慶次は……鼻ほじっていやがる。
このずんぐりむっくりで性格だけ慶次かよ!
今度、コスプレタイムで世紀末救世主に、最初にやられた悪役のコス着せさせよう。
「お前はもう死んでいる」
知らないだろうから思いっきり笑ってやる。
◇ ◇ ◇ ◇
俺は10人毎の縦列を25列作った俺の隊員たちに訓示をしている。
背が低いので、乗っかるジャガイモの箱がないのが残念だ。あれは精鋭増強大隊を率いる小柄な隊長にはテンプレなグッズ。今度、アホ毛を立ててプロイセン風軍服コスするか。
「いいか。俺たちの備えの名前は明智機動部隊だ。
備えとかいう、前時代的な名前は使わん。
全てWW2以降の用語に置き換える!
あとで用語集作るから憶えてね」
我ながら、コロコロと言い方が変化する変な奴だ。
まあこれがサブカルの神髄。設定遊び。説明の時は声音が変わる。
これでいいのだ。
「現在の兵員総数、250名1個中隊。
これを5個小隊に分ける。
第1第2第3は各50名。鉄砲で銃列を作り戦闘を行う。
雨の時は長柄に持ち替える。攻撃時にもだ。
装備が配備でき次第、弩弓も使用可能なように訓練を行う。
第4は輜重段列。兵糧火薬予備武器などを荷駄や馬車で輸送する。
残る40名は手槍と太刀での切込みの訓練。
追って騎馬も練習してもらう。
そして残った10名は狙撃の腕を練ってもらう。敵の兜首、指揮官を狙う」
どこまで伝わっているか、全く持って不安だ。
しかし発破はかけられる。
「貴様たちは何を望む?
名誉か地位か、財産か?
女か酒か、それとも長生きか?
そんなくだらないものは捨てちまえ!
ここで吐き捨てろ。
今寄って来るのは腐れ売女・しけた褒美・どぶろくのようなまずい酒。
そんなものをお前らは望むのか?
いいか。これから1年間。貴様らは虫けらだ。
何の役にも立たないクズ野郎だ!
だが、この1年間を耐えれば、もう立派な最強兵士だ。
その時、一番の財産はなんだ?
戦友だ。助けあいだ。どんな敵をも倒す最強部隊に配属された名誉だ!
今の女子も酒も名誉もかすんで見える、天女のような女子と一口で酔えるほどの美酒。全ての者が恐れ憧れる名誉が待っているっ!
皆の者、これから1年。俺たちは一緒に地獄を潜り、これから向かうどのような地獄の戦場でも耐えられる兵士になる!
以上!」
あ~あ。
もっとかっこよく出来ないものかな。
はーとまんの真似をしたいけど、この時代、愛国心なんてないし。
酒や女と名誉で釣るしかないんだよね。
うぉおおおおおお!!!!!
え“?
何、その盛り上がり。
拳振り上げて叫んで、コワイワ~
慶次まで、釣られるなよ。おい!
ああ……そうね。
この時代では、はーとまん的なのは初耳だから、きっと新鮮だったのか。
結果オーライ!だ。
さっきは散々だったよ。
危うく収入源が全部信長に持っていかれる所だった。
とりあえず難を逃れたら、最強部隊を作れと。
そりゃ面白いよ。
男の子の夢だからね。
「為すべきことはただ一つ、地獄を作れ!」
とか
「シュヴァルツランツェンレイター、フォーリュッケン!」
(黒色槍騎兵艦隊。前進せよ!)
とか、誰もいない場所で思わず叫んじゃう。
男の子なら誰でも通る道。
え?
俺はしない? ヲタクだけだって。
そうですか、そうですね。はい。
とりま。
作り始めましたよ。
最強軍隊。
軍隊の背骨は下士官。軍曹・伍長。
こいつらを育成しないことには話にならない。
だけどな。
俺ってシティーボーイじゃん?
武ばった事できね~
切羽詰まらないとね。自分でやらないでいいものはやらない主義です。
そう思っていたら、信ちゃん気が利いているね~
利家を寄騎に付けてくれました。
寄騎とは、あの下町八丁堀の与力と同じですね。あれは奉行の寄騎で旗本身分の武士(同心はお目見え以下)。これを部将に付けてやる。独立した直参武士身分で部将の家臣とは違うけど、一応指揮権は部将にある。
部将って、現代でいえば准将くらい?
必要な時に、軍を指揮するとか応用の利く立場。いいように使われる奴ともいう。
そこまで身分が高くない俺。
でも信ちゃんに俺の収入、知られちゃったから。
部下、必要だろ?
こいつら使え、という親切心。
でもな、みんなは事情を知らないんだ。こんなに色々と寄騎付けないで~と送り返しました。
来る予定だった人。
毛利良勝(義元討つはずだった人)
島田秀満(バリバリの官僚)
加藤弥三郎(小姓上がりの旗本)
毛利・加藤とか戦闘しかできないじゃんか。
島田君欲しいけど、この人こっち来たら織田家内政どうすんのよ。
ということで、一応内政もできるし戦闘もこなせる万能選手、いい方変えれば器用貧乏な奴。
前田利家が来ました~
あと変な奴もついて来た。
いつも酒飲んだり釣り行ったり、ガキと遊んだりしている男。
利家の親戚だって。
名前聞いて、衛星軌道までぶっ飛んじゃいそうになったよ。
慶次?
一夢庵?
穀蔵院飄戸斎?
いわゆるひとつの~、慶次郎だよ。マンガで有名になった。
利家の義理の甥だっけ?
そりゃついてくるかもしれないよ、仲が悪くても仕事だもんね。まだそんなに傾奇いていないし。
俺、こいつら使いこなす自信ねぇ~泣
「光秀殿。差配よろしく頼みまする。まさか貴様の寄騎になるとはなぁ。あの十兵衛が出世したもんだ。だが最初出会った時から、なにか俺たちと違うと感じていたぞ」
うん。
やっぱりこいつはいい奴だよ。
出世争いで負けても友情は変わらない?
でもな。
そうじゃなけりゃ、奥さんのお松っちゃんに往復ビンタだろう。
俺らん家、隣だから仲良くしないと寧々&松連合軍に蹂躙される運命。俺も巻き込まれる!
「で、そっちのゴツい武者は誰かな?」
普通の背丈で横にがっしりとした体格の男が利家の後ろについて来た。
「これは我が兄の養子で、前田利益という。俺同様によろしく頼む」
?
利益?
け、慶次?
まさかのデブマッチョ??
細マッチョじゃないの??
誰か嘘だと言って~~~
俺の夢を返せ~~~~~~~~~!!
「前田慶次郎利益と申す。今後良しなに」
とだけ言って、黙る。
ああ、一応性格だけは慶次ね。
……違っていたら俺、泣いちゃうぞ。
「では今後の予定を説明するぞ。まずは鉄砲の増産。これは俺の友達、冬木ってやつが担当している。
取り敢えず今、鉄砲は冬木1号銃が100丁。これは普通の種子島に銃床取り付けカルカを折れないように改良したやつね。
冬木2号銃。カラクリ構造を頑丈で軽くして不発なくしたやつが50丁。
3号銃。照星と照門つけて軽いライフリングつけたやつ。
これが10丁。
今のとここんだけ」
利家は大分、俺の訳の分からない説明を聞き流しつつ、すげ~ことに要点だけきちっと質問してくる。銃床あると普通の桶川胴使えないのではとか。こいつこんなに優秀だったの?
慶次(ああ、利益じゃかっこ悪いから慶次って呼んでいる)はブスッとして黙り込んでいるけど、わかってんのか?
まあ、訓練とか始めればわかるっしょ。
「そろそろ美濃攻略に向かうことになるだろうから、出来るだけ鉄砲隊の練度をあげる。これ、信長様の命令。命懸けでやろう!」
応!
相変わらず威勢の良い利家。
慶次は……鼻ほじっていやがる。
このずんぐりむっくりで性格だけ慶次かよ!
今度、コスプレタイムで世紀末救世主に、最初にやられた悪役のコス着せさせよう。
「お前はもう死んでいる」
知らないだろうから思いっきり笑ってやる。
◇ ◇ ◇ ◇
俺は10人毎の縦列を25列作った俺の隊員たちに訓示をしている。
背が低いので、乗っかるジャガイモの箱がないのが残念だ。あれは精鋭増強大隊を率いる小柄な隊長にはテンプレなグッズ。今度、アホ毛を立ててプロイセン風軍服コスするか。
「いいか。俺たちの備えの名前は明智機動部隊だ。
備えとかいう、前時代的な名前は使わん。
全てWW2以降の用語に置き換える!
あとで用語集作るから憶えてね」
我ながら、コロコロと言い方が変化する変な奴だ。
まあこれがサブカルの神髄。設定遊び。説明の時は声音が変わる。
これでいいのだ。
「現在の兵員総数、250名1個中隊。
これを5個小隊に分ける。
第1第2第3は各50名。鉄砲で銃列を作り戦闘を行う。
雨の時は長柄に持ち替える。攻撃時にもだ。
装備が配備でき次第、弩弓も使用可能なように訓練を行う。
第4は輜重段列。兵糧火薬予備武器などを荷駄や馬車で輸送する。
残る40名は手槍と太刀での切込みの訓練。
追って騎馬も練習してもらう。
そして残った10名は狙撃の腕を練ってもらう。敵の兜首、指揮官を狙う」
どこまで伝わっているか、全く持って不安だ。
しかし発破はかけられる。
「貴様たちは何を望む?
名誉か地位か、財産か?
女か酒か、それとも長生きか?
そんなくだらないものは捨てちまえ!
ここで吐き捨てろ。
今寄って来るのは腐れ売女・しけた褒美・どぶろくのようなまずい酒。
そんなものをお前らは望むのか?
いいか。これから1年間。貴様らは虫けらだ。
何の役にも立たないクズ野郎だ!
だが、この1年間を耐えれば、もう立派な最強兵士だ。
その時、一番の財産はなんだ?
戦友だ。助けあいだ。どんな敵をも倒す最強部隊に配属された名誉だ!
今の女子も酒も名誉もかすんで見える、天女のような女子と一口で酔えるほどの美酒。全ての者が恐れ憧れる名誉が待っているっ!
皆の者、これから1年。俺たちは一緒に地獄を潜り、これから向かうどのような地獄の戦場でも耐えられる兵士になる!
以上!」
あ~あ。
もっとかっこよく出来ないものかな。
はーとまんの真似をしたいけど、この時代、愛国心なんてないし。
酒や女と名誉で釣るしかないんだよね。
うぉおおおおおお!!!!!
え“?
何、その盛り上がり。
拳振り上げて叫んで、コワイワ~
慶次まで、釣られるなよ。おい!
ああ……そうね。
この時代では、はーとまん的なのは初耳だから、きっと新鮮だったのか。
結果オーライ!だ。
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