乙ゲー主人公に転生した私は全力で悪役令嬢の恋を応援します!

小伊成

文字の大きさ
18 / 27

17

しおりを挟む
+++ 護衛騎士長イーギル視点です。+++
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私は、イーギル。

イーギル-バレンシュタイン・ココット。

ココット子爵家の二男であり、ティタニア王国の第一王子であらせられるセノヴァス殿下直属の護衛騎士だ。

ティタニア王より殿下の[護衛騎士長]として拝命を受けたのは、私が丁度17になる頃だった。

私の4歳下である殿下は、私が護衛騎士として着任した当時から物事の本質や真偽を見抜く洞察力、将来を見通す能力を感じさせる、謂わば彗眼けいがんの持ち主だと思っている。

しかし、先ほど殿下が言われた「今は警戒だけに留めておけ」という言葉に、私は納得がいかなかった。

どうしてか。

それは私が、殿下を騎士として拝命を受けた『理由』に他ならない。

私が殿下の[護衛騎士長]としてティタニア王に拝命されたのは、自身が持つ特殊能力スキル〔危険感知〕も理由の1つではあるが、攻防ともに『能力の高さを評価されたから』に他ならない。

それがどうだ。

[護衛騎士長]の拝命を受けてから、私は日々、王国トップクラスの者達と研さんを積んでいる。

にもかかわらず、先ほど目の当たりにした事象に、私は動くことができなかった。

いくら〔危険感知〕が反応しなかったとはいえ、この国の将来を代表して担う大切な御身である殿下を、のだ。

殿下をすべからく守る側としては失態ものだ。

今の私は、殿下の指示通りに殿下の傍らに立ち控えているが、ドートン伯爵家の三男であられるクリストファ様と殿下が話しているのを横目で確認しながらも、やはり目の前の彼女について考えずにはいられなかった。

────殿下がクリストファ様の元へと飛ばされ、急いで殿下の元へと駆け寄ったあの時────。

私は心の中で『何故もっと警戒しておかなかった!』と、自身を強く叱責した。

そして私は、ふらつく殿下を支えながら、信じられない事象を起こした者を──彼女をた。


‥───今なお、思い出すと身震いがくる。


私が彼女をた瞬間。

私の全身に、ゾワリとした感覚が走ったのだから…。




* * * *

( !!! …この感覚は────… )

〔危険察知〕が反応したのか?!!

(今頃になって何故っっ…!!)

クリストファ様の元へと飛ばされた殿下を支えながら、すぐに私は彼女から目を逸らした。

というのも、あのまま直視していたら不吉を呼び寄せる予感がしたからだ。

だが目を逸らしたにも関わらず、私の鼓動は未だに早鐘を打ち続けており、なおもゾワゾワとした感覚が押し寄せている。

(これは…過去最大規模じゃないか…。)

通常〔危険察知〕の能力スキルは、事象が発現する前に危険だと分かる。

しかしこれは…。

(…まさか先程の事象ではなく、今から彼女を軸に危険な事象が起こる可能性があると?!)

そう思い至った私はすぐに目を走らせて周囲を確認した。

何が起ころうとも確実に殿下を守れるようにと───。

だがそれは取り越し苦労となった。

幸いにも私がをしたことで、私の〔危険察知〕の反応が消えたからだ。

私は彼女の能力がどんなものであるか、既にアタリを付けていた。

私の知識の中には、エーテル属性の魔法の1つとして〔瞬間移動〕があったし、実際に魔法を行使して瞬間的に目的地へ[移動する]者を見たこともあり、ある程度の予想はできたのだ。

しかし、予想はできても彼女の能力は予想の範疇はんちゅうを超えていた。

エーテル魔法の〔瞬間移動〕は、自身が目的地へ[移動する]ならまだしも、を目的地へ[]など、論理的には可能だが、実際は自分以外へ魔法を発動させるには膨大な魔力が必要で、普通は魔力量が足りずに不発に終わる為、実現できる者は居ないというのが周知の事実だったのだから。

例として挙げれば、道端に落ちている小石を手に取って投げることは簡単にできるが、その小石を投げることは難しいのと同じことだ。

だからこそ言える。

彼女が持つ能力は、通常のレベルを遥かに超えた『国の脅威となる』程のモノであると。

さらに言うと、先ほど彼女が起こした『魔法の発現の仕方』は、した事象だった。

この事が意味するのは、彼女が持つ『魔力量の上限が見えない』ということだ。

ふと殿下からの視線を感じて顔を向けると、殿下は何も言わずに目だけで彼女を指したので、促されるまま彼女をて───納得した。

(…なるほど、か…。)

よくよくれば、彼女がまとうオーラには

明らかにされた者のオーラだ。

…なるほど、隠していた訳か。

(であるなら────これでどうだ?)

私は彼女が持つ能力の上限値を測る為にと、彼女の精神に揺さぶりをかける目的で、挑発的に『笑ってみせた』。

すると彼女は、何故か固まったように動かなくなり、それからとても辛そうに目を背けられた。

(…どういうことだ?)

私は彼女の苦しそうな表情を訝しく思いながらも、今は殿下の護衛が最優先であると思考の端に追いやり、彼女がまとうオーラを慎重に見定めた。

だが、暫く経っても彼女のオーラに揺らぎは一切無いままだった。

(・・・・失敗したか…。)

挑発が不発に終わり、諦めて彼女から目線を外した所で、殿下も彼女の表情の変化に気づいたのだろう。

私に「暴きたい気持ちは分かるが、あまりあの女を挑発するな」とおっしゃられた。

殿下のその言葉に、先ほど殿下が彼女に問答無用で迫った行動との差異に、どうにも釈然としない気持ちから少々顔に出てしまったようだ。

クリストファ様に「イーギルさんの不機嫌な顔って初めて見たかも」と言われてしまった。

しまったと思いながらも、口を引き結んで殿下を守るように立ち直した所で、殿下にまで面白いモノを見たような顔をされてしまった。

(ハァ…。殿下には殿下の考えがあるんだろうが、前方にいる彼女が脅威の存在だと知りながら、平然と面白そうな顔をされる余裕は、流石さすがは王族というべきか…。)

だが、私は殿下の[護衛騎士長]であるから、彼女の不安定と見受けられる能力を、そのまま何もせずに警戒だけに留めておく事はできない。

私は子爵家という地位の低さよりも、私が持つ〔危険察知〕と攻防の能力を評価していただいた、ティタニア王の信頼に応えられる自分でありたいのだ。

この国が、殿下が、少しでも脅かされそうな存在がいるのであれば。

彼女が持つ能力は、一庶民が持つ範疇はんちゅうを超えているのだから、しっかりと把握しておく必要がある。

(…さて…殿下に進言したいが、どうしたものか…。)

そう考えた所で、タイミング良く殿下から「あの女の出自を調べろ」と言われて、殿下も不審に思っていることが分かった。

無言でうなずきを返しながら、やはり殿下は彗眼けいがんの持ち主なのだと、改めて感じたのだった──‥。




* * * *

2日後の朝。

王宮にある殿下の執務室にて、彼女の出自を調べた結果を殿下に伝えた。

「───成る程、そうか…。(となるとあの女は──…いや、ここで結論を出すのは早いか‥。) ──ご苦労だったな、イーギル。」

「‥はい。──あの、殿下…。」

「分かっている。本日中に父上と話せる場を用意できるか?」

「──は。すぐに調整と手配を致します。」


あれから私は、彼女の出自を調べるべく、直ぐに行動を起こした。

第一王子に仕える私は、同じく王家に仕える情報収集に長けた諜報部隊、通称──『暗部』の使用も認められている。

その権限を最大限に使い、あらゆる角度から『暗部』に彼女の素性を調べてもらった。

だが、その結果は───…

『我々のでは、彼女の素性を詮索することは出来なかった。』

…────────だった。

『暗部』が示した、というワードにより導き出される答えはすなわち。

彼女──リリアン-フォートレックは、
“ティタニア王”と教会の“大司教”から、同時に『庇護されている者』だということになるからだ。

耳を疑った。

これを見れば解ると『暗部』から渡された調査報告書を読み進めてみて、事実なのだと理解した。

報告書の情報は、王都にあるフォートレック商店の従業員や顧客から聞けばすぐ分かる情報だった。

彼女の名がリリアンであるということ(家族からはリアという愛称で呼ばれていること)。
王都で商店を営むフォートレック家の長女であり、歳は現在15歳。

魔力判別の儀で保有魔力量が多いことが分かり、今年から[魔法特待生]として王立アカデミー学院へ通うことになったこと。

彼女がどれ位の魔力量があるのか知りたかったが、知ることは叶わなかった。

貴族ではない彼女は、国の『監視の目』の対象外だったことから、『暗部』が持つ情報の中には無かった為、『暗部』は王家に仕える権限を行使して、教会側に彼女の情報提示を要求した所、教会のトップである大司教から『彼女の能力の一切の詮索を禁ずる』と解答されたと書かれていたからだ。

次にフォートレック家を調べた結果を読むと、驚いたことに彼女の家は7年前にばく大な借金を負っていた。 

借金を負った経緯が、彼女の父親が保証人として負ったものだった為、少々不憫ふびんに思ったが、だまし合いが常の貴族社会では『だまされる者が悪い』と一蹴いっしゅうされる経緯でもある。運が無かったとしか言えないだろう。

フォートレック家の歴史を辿ると、400年以上続く商家で、現在の店舗数は王都を含めて5店舗あること(ティタニア王国以外の国にも店舗を持つこと)や、企業した当時は金物屋だったが、現在は薬や石鹸に化粧品、鉱物や魔石なども取り扱う商店であることと、情報の中で畑違いの商品を扱うに至った経緯に、彼女の能力を知る切っ掛けがあるかと期待したが、彼女の家族を調べた結果を読んで納得した。

父の名はカイザル。42歳。10代に見える程の童顔で、祖先に小人族がおり低身長らしい。なるほど彼女の容姿は父譲りか。だまされ易い人柄の良さはあるものの、交渉術や算術、多国語にも精通しており、国をまたいで翻訳を請負うバイタリティの持ち主とある。

母の名はユリーシャ。年齢は不明。カイザルとは幼馴染での結婚か。旧姓はハレル。──ハレルと聞いた時に何かが引っ掛かったが、一先ひとまず後回しにする。妖精と見まがう美貌の持ち主らしい。国内でもトップレベルの〔薬剤師〕であり、婦人は彼女の師匠でもあるそうだ。店で扱う薬や石鹸や化粧品は婦人の手製と書かれていた。

兄の名はラルフレッド。18歳。彼女の家名がフォートレックと聞いてすぐに血縁者として浮かんだ者だ。面識は無いが王城内で何度か姿を見た。背は高く美形で甘い顔立ちをしていたな。[王立アカデミー学院]の主席合格者で、フォートレック家の中では唯一[名誉騎士]の爵位を持つ〔魔法理論の構築者〕だ。店で扱う鉱物や魔石は《鉱業権》を持つ彼が掘採を行い、魔物の狩猟や魔獣の討伐で入手した品であると。

他には5歳になる双子の弟妹がおり、姉の名はルティナ、弟の名はレストイ。街の教会へ通う所をさり気なく声を掛けたとあるが、どちらも素直で可愛らしかったと書かれていた。…何をしているんだこの『暗部』は…この部分を調査をした者は後で呼び出し決定だな…ハァ‥。

ここまでの情報で分かることは、まず彼女には小人族の血が流れていること。商売で必要となる知識に長けた父と、薬剤に熟知した母、魔術や魔法に熟知した優秀な兄がいること。…列挙すると凄い家族構成だな。庶民の中では限りなく貴族に近い…いや、既に兄は爵位持ちだったな。

気になる点と言えば、彼女には深い友人関係が一切無かったことだが、これはフォートレック家が借金を負った時期や、多方面で活躍する両親や兄を支えるべく、友人を作るよりも、彼女が家事や幼い弟妹の面倒を優先していると推測すれば納得できた。

街で得られる情報にはこれ以上の手掛りがなかった為、次に『暗部』は私が伝えた『彼女のオーラがされた者のオーラであったこと』や、彼女が〔瞬間移動〕の魔法を使った時の様子を聞き、彼女は魔術や魔法ではなく、魔導具で魔力量を抑えていると推測出来ると、魔導具の管轄である国の保管記録者へと彼女の情報提示を要求したと書かれていた。

結果は『彼女の情報は国王以外への開示は許されていない区分となっており照会できない』だったと。

───以上が『暗部』の調査報告書の内容だった。

…何にせよ、大司教が詮索を禁じた程だ。
彼女の保有魔力は想像を絶するほどの、国を揺るがすほどの膨大な量なのだろう。

そして、国王にしか情報開示を許されていない能力を持っている───と。

あの時、私の〔危険察知〕がすぐに働かなかった理由は今の所不明だが、その事についても彼女の能力が何か関係しているのかもしれない。

ついては一刻も早く、陛下と殿下の話し合いの場を設けなくては。


『暗部』から受け取った報告書を殿下に渡した私は、「殿下が学院へ登校されるまでには整えておきますので、殿下は朝食をおとりください。」と殿下に一礼をし、最短で準備を進めるべく、足早に殿下の執務室を退出したのだった。
 
 
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい

咲桜りおな
恋愛
 オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。 見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!  殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。 ※糖度甘め。イチャコラしております。  第一章は完結しております。只今第二章を更新中。 本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。 本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。 「小説家になろう」でも公開しています。

痩せすぎ貧乳令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます

ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。 そして前世の私は… ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。 とあるお屋敷へ呼ばれて行くと、そこには細い細い風に飛ばされそうなお嬢様がいた。 お嬢様の悩みは…。。。 さぁ、お嬢様。 私のゴッドハンドで世界を変えますよ? ********************** 転生侍女シリーズ第三弾。 『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』 『醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』 の続編です。 続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。 前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!

醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます

ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。 そして前世の私は… ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。 とある侯爵家で出会った令嬢は、まるで前世のとあるホラー映画に出てくる貞◯のような風貌だった。 髪で顔を全て隠し、ゆらりと立つ姿は… 悲鳴を上げないと、逆に失礼では?というほどのホラーっぷり。 そしてこの髪の奥のお顔は…。。。 さぁ、お嬢様。 私のゴットハンドで世界を変えますよ? ********************** 『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』の続編です。 続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。 前作も読んでいただけるともっと嬉しいです! 転生侍女シリーズ第二弾です。 短編全4話で、投稿予約済みです。 よろしくお願いします。

悪役令嬢が睨んでくるので、理由を聞いてみた

ちくわ食べます
恋愛
転生したのは馴染みのない乙女ゲームの世界だった。  シナリオは分からず、登場人物もうろ覚え、タイトルなんて覚えてすらいない。 そんな世界でモブ男『トリスタン』として暮らす主人公。 恋愛至上主義な学園で大人しく、モブらしく、学園生活を送っていたはずなのに、なぜか悪役令嬢から睨まれていて。 気になったトリスタンは、悪役令嬢のセリスに理由を聞いてみることにした。

悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます

久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。 その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。 1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。 しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか? 自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと! 自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ? ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ! 他サイトにて別名義で掲載していた作品です。

【完結】転生したら悪役令嬢だった腐女子、推し課金金策してたら無双でざまぁで愛されキャラ?いえいえ私は見守りたいだけですわ

鏑木 うりこ
恋愛
 毒親から逃げ出してブラック企業で働いていた私の箱推し乙女ゲーム「トランプる!」超重課金兵だった私はどうやらその世界に転生してしまったらしい。  圧倒的ご褒美かつ感謝なのだが、如何せん推しに課金するお金がない!推しがいるのに課金が出来ないなんてトラ畜(トランプる重課金者の総称)として失格も良い所だわ!  なりふり構わず、我が道を邁進していると……おや?キング達の様子が?……おや?クイーン達も??  「クラブ・クイーン」マリエル・クラブの廃オタク課金生活が始まったのですわ。 *ハイパーご都合主義&ネット用語、オタ用語が飛び交う大変に頭の悪い作品となっております。 *ご照覧いただけたら幸いです。 *深く考えないでいただけるともっと幸いです。 *作者阿呆やな~楽しいだけで書いとるやろ、しょーがねーなーと思っていただけるともっと幸いです。 *あと、なんだろう……怒らないでね……(*‘ω‘ *)えへへ……。  マリエルが腐女子ですが、腐女子っぽい発言はあまりしないようにしています。BLは起こりません(笑)  2022年1月2日から公開して3月16日で本編が終了致しました。長い間たくさん見ていただいて本当にありがとうございました(*‘ω‘ *)  恋愛大賞は35位と健闘させて頂きました!応援、感想、お気に入りなどたくさんありがとうございました!

死亡予定の脇役令嬢に転生したら、断罪前に裏ルートで皇帝陛下に溺愛されました!?

六角
恋愛
「え、私が…断罪?処刑?――冗談じゃないわよっ!」 前世の記憶が蘇った瞬間、私、公爵令嬢スカーレットは理解した。 ここが乙女ゲームの世界で、自分がヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢であり、婚約者のアルフォンス王太子に断罪される未来しかないことを! その元凶であるアルフォンス王太子と聖女セレスティアは、今日も今日とて私の目の前で愛の劇場を繰り広げている。 「まあアルフォンス様! スカーレット様も本当は心優しい方のはずですわ。わたくしたちの真実の愛の力で彼女を正しい道に導いて差し上げましょう…!」 「ああセレスティア!君はなんて清らかなんだ!よし、我々の愛でスカーレットを更生させよう!」 (…………はぁ。茶番は他所でやってくれる?) 自分たちの恋路に酔いしれ、私を「救済すべき悪」と見なすめでたい頭の二人組。 あなたたちの自己満足のために私の首が飛んでたまるものですか! 絶望の淵でゲームの知識を総動員して見つけ出した唯一の活路。 それは血も涙もない「漆黒の皇帝」と万人に恐れられる若き皇帝ゼノン陛下に接触するという、あまりに危険な【裏ルート】だった。 「命惜しさにこの私に魂でも売りに来たか。愚かで滑稽で…そして実に唆る女だ、スカーレット」 氷の視線に射抜かれ覚悟を決めたその時。 冷酷非情なはずの皇帝陛下はなぜか私の悪あがきを心底面白そうに眺め、その美しい唇を歪めた。 「良いだろう。お前を私の『籠の中の真紅の鳥』として、この手ずから愛でてやろう」 その日から私の運命は激変! 「他の男にその瞳を向けるな。お前のすべては私のものだ」 皇帝陛下からの凄まじい独占欲と息もできないほどの甘い溺愛に、スカーレットの心臓は鳴りっぱなし!? その頃、王宮では――。 「今頃スカーレットも一人寂しく己の罪を反省しているだろう」 「ええアルフォンス様。わたくしたちが彼女を温かく迎え入れてあげましょうね」 などと最高にズレた会話が繰り広げられていることを、彼らはまだ知らない。 悪役(笑)たちが壮大な勘違いをしている間に、最強の庇護者(皇帝陛下)からの溺愛ルート、確定です!

ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない

魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。 そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。 ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。 イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。 ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。 いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。 離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。 「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」 予想外の溺愛が始まってしまう! (世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!

処理中です...