33 / 37
33
しおりを挟む
ボルギンさんが指輪の製作に取り掛かってから、数日が過ぎた。
その間、私は陽だまりカフェの営業を再開し、ルゥフは森の警備の仕事に戻っていた。
けれど、日常は以前とは少し違って見えた。
カフェに来るお客さんは皆、お祝いの言葉をかけてくれるし、ルゥフとの何気ない会話の中にも、未来への期待が満ちている。
そして、約束の日。私たちはボルギンさんの工房を訪れた。
工房の中は、カン、カン、というリズミカルな金属を打つ音と、炉の熱気で満ちている。
「おう、来たか!ちょうど今、最後の仕上げが終わったところだ」
汗を拭いながら、ボルギンさんが満面の笑みで振り返った。
その手には、小さなベルベットの箱が握られている。
「さあ、見てくれ。俺の魂を込めた傑作だ」
ボルギンさんが厳かに箱を開けると、中から二つの指輪が現れた。
その美しさに、私は思わず息をのんだ。
一つは私のための、少し華奢な指輪。もう一つはルゥフのための、幅広でがっしりとした指輪。
どちらも、ボルギンさんのスケッチ通り、太陽と月が寄り添うデザインが繊細な彫刻で施されている。
そして中央には、言葉では言い表せないほど美しい『誓いの石』が嵌め込まれていた。
工房の窓から差し込む太陽の光を浴びて、石は燃えるような金色に輝いている。
まるで、小さな太陽がそこにあるかのようだ。
「すごい…」
ルゥフが感嘆の声を漏らす。
「太陽の下では金色に、月の光の下では銀色に輝く。そして、二人の心が通じ合った時…ほんの一瞬だけ、虹色の光を放つと言われている。伝説だがな」
ボルギンさんは少し照れくさそうに説明してくれた。
「この指輪には、ドワーフの祝福の魔法もかけてある。お前さんたち二人を、あらゆる災いから守ってくれるだろう。まあ、この平和なコリコで災いなんざ起きようもねえが、お守りみたいなもんだ」
「ボルギンさん…本当に、ありがとうございます。こんなに素敵なものを…」
感謝の言葉しか出てこない。この指輪には、ボルギンさんの技術と、友情と、温かい祈りがすべて詰まっている。
「礼を言うのはまだ早い。一番大事な儀式が残ってるだろう」
ボルギンさんはにやりと笑うと、私たちを工房の外へと促した。
工房の裏手には、コリコの町を一望できる小さな丘がある。
陽光がさんさんと降り注ぐ、気持ちのいい場所だ。
「さあ、ここは邪魔者がいねえ。二人で、永遠の愛でも何でも誓い合うといい」
そう言うと、ボルギンさんは工房の中へと戻っていった。
丘の上には、私とルゥフだけが残される。
心地よい風が、草原を撫でていった。
ルゥフが、緊張した面持ちで箱を受け取った。
その大きな手が、少しだけ震えているのが分かる。
「ユイ…」
ルゥフは私の名前を呼ぶと、箱から指輪を一つ取り出した。そして、私の前に跪く。
「え、ルゥフさん!?」
「こういう時は、こうするものだと本で読んだ」
真剣な顔で言うルゥフが、なんだか可愛らしくて笑ってしまいそうになる。
でも、彼の金色の瞳は真剣そのものだ。
「ユイ。俺は、お前を一生大切にすると誓う。お前の笑顔を、一生守り抜くと誓う。だから…俺の妻になってほしい」
ルゥフは私の左手を取り、その薬指に、そっと指輪をはめてくれた。
ひんやりとした金属の感触と、石の持つ不思議な温かさが指に伝わる。
私の指にぴったりと収まった指輪は、太陽の光を浴びて、眩いばかりの金色に輝いていた。
「…はい。喜んで」
涙が溢れて、視界が滲む。
私は頷きながら、もう一つの指輪を手に取った。
そして、ルゥフの大きな左手を取り、同じように薬指に指輪をはめる。
「私も、ルゥフさんを一生大切にします。あなたの隣で、ずっと笑っていたいです」
ごつごつとした彼の指に、太陽と月の指輪が輝く。
ルゥフは立ち上がると、私を優しく抱きしめた。
「ありがとう、ユイ。愛してる」
「私も…愛してます、ルゥフさん」
私たちは、この陽だまりの丘で、改めて永遠の愛を誓った。
指輪の石が、祝福するようにきらりと光った気がした。
指輪の完成を祝い、私たちは陽だまりカフェでささやかなお祝いをした。
ボルギンさんやエララちゃん、フェンウィック先生も一緒だ。
私は腕によりをかけて、特製のディナーを振る舞った。
食事をしながら、自然とこれからの生活についての話になった。
「結婚したら、ルゥフさんはこのカフェで一緒に暮らすのよね?」
エララちゃんの言葉に、私たちは頷く。
「ああ、そのつもりだ。だが…」
ルゥフが少し言いにくそうに口ごもる。
「この店は、ユイが一人で暮らすには十分だが、俺がいると少し手狭かもしれん。それに、俺の荷物は狼の姿に戻った時のためのものばかりで、あまりないが…」
確かに、このカフェの居住スペースは、元々私一人で使うことを想定して作られている。
ルゥフが一緒に住むとなると、少し窮屈に感じるかもしれない。
「…ユイだけの、もっと広くて、陽当たりのいい場所があったらいい」
ルゥフがぽつりと呟いた。
その言葉に、私はある場所を思い浮かべた。
陽だまりカフェのすぐ裏手にある、今は使われていない空き地だ。
そこは一日中陽が当たり、見晴らしもいい、最高の場所だった。
「…ねえ、ルゥフさん。家を、建てない?」
私の提案に、皆がきょとんとした顔でこちらを見た。
「家を?新しい家をかい?」
ボルギンさんが尋ねる。
「はい。陽だまりカフェの裏の土地なら、広さも十分ですし、日当たりも最高です。カフェの仕事もしやすいですし…二人で暮らすための、私たちの家を建てるんです」
私の言葉に、ルゥフの目が輝いた。
「いいな、それ…俺たちの家…」
「素敵!すっごく素敵よ、ユイちゃん!」
エララちゃんが手を叩いて賛成してくれた。
「それなら、設計は俺に任せろ!」
待ってましたとばかりに、ボルギンさんが胸を叩いた。
「お前さんたちの要望を聞いて、世界一頑丈で住みやすい家を設計してやる!ドワーフの建築技術をなめるなよ!」
「まあ!じゃあ、内装は私に任せてちょうだい!」
エララちゃんも負けじと乗り出してくる。
「ユイちゃんの好きな花をたくさん飾って、温かくて可愛いお部屋にしましょう!もちろん、ルゥフさんが狼の姿でもゆったり寛げる、大きな暖炉もつけなくちゃね!」
「庭には、薬草やハーブを植える畑を作りましょう。新しい家の門出を祝う、特別なハーブを私が選びますよ」
フェンウィック先生まで、にこやかに提案してくれた。
話はあっという間にまとまり、私たちの新しい家づくり計画が、こうして始まったのだった。
翌日から、プロジェクトは早速動き出した。
まずは、家の基本となる木材選びだ。
こればかりは、森を知り尽くしたルゥフの右に出る者はいない。
「最高の木材を選んでくる。家の土台と柱になる、一番大事な部分だ」
そう言って、ルゥフは森へ向かう準備を始めた。
「私も一緒に行く!」
「だが、森の奥は少し道が険しいぞ」
「大丈夫。ルゥフさんがいれば、何も怖くないもの」
私の言葉に、ルゥフは嬉しそうに頷いてくれた。
二人で森の中を歩く。
木漏れ日がきらきらと地面に模様を描き、鳥のさえずりが心地よく響いていた。
ルゥフは時々立ち止まっては、木にそっと触れ、何かを確かめるように目を閉じる。
「森の声を聞いているんだ。家になることを、木が受け入れてくれるかどうか」
ルゥフの言葉は、まるで詩のようだった。
彼はただ木を切るのではなく、森と対話し、恵みを分けてもらうという考えを持っているのだ。
その優しさが、私は大好きだった。
しばらく歩くと、ひときわ静かで、神聖な空気が漂う場所にたどり着いた。
「ここだ。この辺りには、樹齢数百年を超える大木たちが眠っている」
ルゥフが立ち止まり、前方を指さした。
「ユイ、あれだ」
その先には、天に向かって真っ直ぐに伸びる巨大な木が立っていた。
空を支える柱のようだ。
陽の光を浴びて、その葉は黄金色に輝いていた。
その間、私は陽だまりカフェの営業を再開し、ルゥフは森の警備の仕事に戻っていた。
けれど、日常は以前とは少し違って見えた。
カフェに来るお客さんは皆、お祝いの言葉をかけてくれるし、ルゥフとの何気ない会話の中にも、未来への期待が満ちている。
そして、約束の日。私たちはボルギンさんの工房を訪れた。
工房の中は、カン、カン、というリズミカルな金属を打つ音と、炉の熱気で満ちている。
「おう、来たか!ちょうど今、最後の仕上げが終わったところだ」
汗を拭いながら、ボルギンさんが満面の笑みで振り返った。
その手には、小さなベルベットの箱が握られている。
「さあ、見てくれ。俺の魂を込めた傑作だ」
ボルギンさんが厳かに箱を開けると、中から二つの指輪が現れた。
その美しさに、私は思わず息をのんだ。
一つは私のための、少し華奢な指輪。もう一つはルゥフのための、幅広でがっしりとした指輪。
どちらも、ボルギンさんのスケッチ通り、太陽と月が寄り添うデザインが繊細な彫刻で施されている。
そして中央には、言葉では言い表せないほど美しい『誓いの石』が嵌め込まれていた。
工房の窓から差し込む太陽の光を浴びて、石は燃えるような金色に輝いている。
まるで、小さな太陽がそこにあるかのようだ。
「すごい…」
ルゥフが感嘆の声を漏らす。
「太陽の下では金色に、月の光の下では銀色に輝く。そして、二人の心が通じ合った時…ほんの一瞬だけ、虹色の光を放つと言われている。伝説だがな」
ボルギンさんは少し照れくさそうに説明してくれた。
「この指輪には、ドワーフの祝福の魔法もかけてある。お前さんたち二人を、あらゆる災いから守ってくれるだろう。まあ、この平和なコリコで災いなんざ起きようもねえが、お守りみたいなもんだ」
「ボルギンさん…本当に、ありがとうございます。こんなに素敵なものを…」
感謝の言葉しか出てこない。この指輪には、ボルギンさんの技術と、友情と、温かい祈りがすべて詰まっている。
「礼を言うのはまだ早い。一番大事な儀式が残ってるだろう」
ボルギンさんはにやりと笑うと、私たちを工房の外へと促した。
工房の裏手には、コリコの町を一望できる小さな丘がある。
陽光がさんさんと降り注ぐ、気持ちのいい場所だ。
「さあ、ここは邪魔者がいねえ。二人で、永遠の愛でも何でも誓い合うといい」
そう言うと、ボルギンさんは工房の中へと戻っていった。
丘の上には、私とルゥフだけが残される。
心地よい風が、草原を撫でていった。
ルゥフが、緊張した面持ちで箱を受け取った。
その大きな手が、少しだけ震えているのが分かる。
「ユイ…」
ルゥフは私の名前を呼ぶと、箱から指輪を一つ取り出した。そして、私の前に跪く。
「え、ルゥフさん!?」
「こういう時は、こうするものだと本で読んだ」
真剣な顔で言うルゥフが、なんだか可愛らしくて笑ってしまいそうになる。
でも、彼の金色の瞳は真剣そのものだ。
「ユイ。俺は、お前を一生大切にすると誓う。お前の笑顔を、一生守り抜くと誓う。だから…俺の妻になってほしい」
ルゥフは私の左手を取り、その薬指に、そっと指輪をはめてくれた。
ひんやりとした金属の感触と、石の持つ不思議な温かさが指に伝わる。
私の指にぴったりと収まった指輪は、太陽の光を浴びて、眩いばかりの金色に輝いていた。
「…はい。喜んで」
涙が溢れて、視界が滲む。
私は頷きながら、もう一つの指輪を手に取った。
そして、ルゥフの大きな左手を取り、同じように薬指に指輪をはめる。
「私も、ルゥフさんを一生大切にします。あなたの隣で、ずっと笑っていたいです」
ごつごつとした彼の指に、太陽と月の指輪が輝く。
ルゥフは立ち上がると、私を優しく抱きしめた。
「ありがとう、ユイ。愛してる」
「私も…愛してます、ルゥフさん」
私たちは、この陽だまりの丘で、改めて永遠の愛を誓った。
指輪の石が、祝福するようにきらりと光った気がした。
指輪の完成を祝い、私たちは陽だまりカフェでささやかなお祝いをした。
ボルギンさんやエララちゃん、フェンウィック先生も一緒だ。
私は腕によりをかけて、特製のディナーを振る舞った。
食事をしながら、自然とこれからの生活についての話になった。
「結婚したら、ルゥフさんはこのカフェで一緒に暮らすのよね?」
エララちゃんの言葉に、私たちは頷く。
「ああ、そのつもりだ。だが…」
ルゥフが少し言いにくそうに口ごもる。
「この店は、ユイが一人で暮らすには十分だが、俺がいると少し手狭かもしれん。それに、俺の荷物は狼の姿に戻った時のためのものばかりで、あまりないが…」
確かに、このカフェの居住スペースは、元々私一人で使うことを想定して作られている。
ルゥフが一緒に住むとなると、少し窮屈に感じるかもしれない。
「…ユイだけの、もっと広くて、陽当たりのいい場所があったらいい」
ルゥフがぽつりと呟いた。
その言葉に、私はある場所を思い浮かべた。
陽だまりカフェのすぐ裏手にある、今は使われていない空き地だ。
そこは一日中陽が当たり、見晴らしもいい、最高の場所だった。
「…ねえ、ルゥフさん。家を、建てない?」
私の提案に、皆がきょとんとした顔でこちらを見た。
「家を?新しい家をかい?」
ボルギンさんが尋ねる。
「はい。陽だまりカフェの裏の土地なら、広さも十分ですし、日当たりも最高です。カフェの仕事もしやすいですし…二人で暮らすための、私たちの家を建てるんです」
私の言葉に、ルゥフの目が輝いた。
「いいな、それ…俺たちの家…」
「素敵!すっごく素敵よ、ユイちゃん!」
エララちゃんが手を叩いて賛成してくれた。
「それなら、設計は俺に任せろ!」
待ってましたとばかりに、ボルギンさんが胸を叩いた。
「お前さんたちの要望を聞いて、世界一頑丈で住みやすい家を設計してやる!ドワーフの建築技術をなめるなよ!」
「まあ!じゃあ、内装は私に任せてちょうだい!」
エララちゃんも負けじと乗り出してくる。
「ユイちゃんの好きな花をたくさん飾って、温かくて可愛いお部屋にしましょう!もちろん、ルゥフさんが狼の姿でもゆったり寛げる、大きな暖炉もつけなくちゃね!」
「庭には、薬草やハーブを植える畑を作りましょう。新しい家の門出を祝う、特別なハーブを私が選びますよ」
フェンウィック先生まで、にこやかに提案してくれた。
話はあっという間にまとまり、私たちの新しい家づくり計画が、こうして始まったのだった。
翌日から、プロジェクトは早速動き出した。
まずは、家の基本となる木材選びだ。
こればかりは、森を知り尽くしたルゥフの右に出る者はいない。
「最高の木材を選んでくる。家の土台と柱になる、一番大事な部分だ」
そう言って、ルゥフは森へ向かう準備を始めた。
「私も一緒に行く!」
「だが、森の奥は少し道が険しいぞ」
「大丈夫。ルゥフさんがいれば、何も怖くないもの」
私の言葉に、ルゥフは嬉しそうに頷いてくれた。
二人で森の中を歩く。
木漏れ日がきらきらと地面に模様を描き、鳥のさえずりが心地よく響いていた。
ルゥフは時々立ち止まっては、木にそっと触れ、何かを確かめるように目を閉じる。
「森の声を聞いているんだ。家になることを、木が受け入れてくれるかどうか」
ルゥフの言葉は、まるで詩のようだった。
彼はただ木を切るのではなく、森と対話し、恵みを分けてもらうという考えを持っているのだ。
その優しさが、私は大好きだった。
しばらく歩くと、ひときわ静かで、神聖な空気が漂う場所にたどり着いた。
「ここだ。この辺りには、樹齢数百年を超える大木たちが眠っている」
ルゥフが立ち止まり、前方を指さした。
「ユイ、あれだ」
その先には、天に向かって真っ直ぐに伸びる巨大な木が立っていた。
空を支える柱のようだ。
陽の光を浴びて、その葉は黄金色に輝いていた。
44
あなたにおすすめの小説
【第2部開始】ぬいぐるみばかり作っていたら実家を追い出された件〜だけど作ったぬいぐるみが意志を持ったので何も不自由してません〜
月森かれん
ファンタジー
中流貴族シーラ・カロンは、ある日勘当された。理由はぬいぐるみ作りしかしないから。
戸惑いながらも少量の荷物と作りかけのぬいぐるみ1つを持って家を出たシーラは1番近い町を目指すが、その日のうちに辿り着けず野宿をすることに。
暇だったので、ぬいぐるみを完成させようと意気込み、ついに夜更けに完成させる。
疲れから眠りこけていると聞き慣れない低い声。
なんと、ぬいぐるみが喋っていた。
しかもぬいぐるみには帰りたい場所があるようで……。
天真爛漫娘✕ワケアリぬいぐるみのドタバタ冒険ファンタジー。
※この作品は小説家になろう・ノベルアップ+にも掲載しています。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
【完結】転生したぐうたら令嬢は王太子妃になんかになりたくない
金峯蓮華
恋愛
子供の頃から休みなく忙しくしていた貴子は公認会計士として独立するために会社を辞めた日に事故に遭い、死の間際に生まれ変わったらぐうたらしたい!と願った。気がついたら中世ヨーロッパのような世界の子供、ヴィヴィアンヌになっていた。何もしないお姫様のようなぐうたらライフを満喫していたが、突然、王太子に求婚された。王太子妃になんかなったらぐうたらできないじゃない!!ヴィヴィアンヌピンチ!
小説家になろうにも書いてます。
天才魔導医の弟子~転生ナースの戦場カルテ~
けろ
ファンタジー
【完結済み】
仕事に生きたベテランナース、異世界で10歳の少女に!?
過労で倒れた先に待っていたのは、魔法と剣、そして規格外の医療が交差する世界だった――。
救急救命の現場で十数年。ベテラン看護師の天木弓束(あまき ゆづか)は、人手不足と激務に心身をすり減らす毎日を送っていた。仕事に全てを捧げるあまり、プライベートは二の次。周囲からの期待もプレッシャーに感じながら、それでも人の命を救うことだけを使命としていた。
しかし、ある日、謎の少女を救えなかったショックで意識を失い、目覚めた場所は……中世ヨーロッパのような異世界の路地裏!? しかも、姿は10歳の少女に若返っていた。
記憶も曖昧なまま、絶望の淵に立たされた弓束。しかし、彼女が唯一失っていなかったもの――それは、現代日本で培った高度な医療知識と技術だった。
偶然出会った獣人冒険者の重度の骨折を、その知識で的確に応急処置したことで、弓束の運命は大きく動き出す。
彼女の異質な才能を見抜いたのは、誰もがその実力を認めながらも距離を置く、孤高の天才魔導医ギルベルトだった。
「お前、弟子になれ。俺の研究の、良い材料になりそうだ」
強引な天才に拾われた弓束は、魔法が存在するこの世界の「医療」が、自分の知るものとは全く違うことに驚愕する。
「菌?感染症?何の話だ?」
滅菌の概念すらない遅れた世界で、弓束の現代知識はまさにチート級!
しかし、そんな彼女の常識をさらに覆すのが、師ギルベルトの存在だった。彼が操る、生命の根幹『魔力回路』に干渉する神業のような治療魔法。その理論は、弓束が知る医学の歴史を遥かに超越していた。
規格外の弟子と、人外の師匠。
二人の出会いは、やがて異世界の医療を根底から覆し、多くの命を救う奇跡の始まりとなる。
これは、神のいない手術室で命と向き合い続けた一人の看護師が、新たな世界で自らの知識と魔法を武器に、再び「救う」ことの意味を見つけていく物語。
死に戻りの元王妃なので婚約破棄して穏やかな生活を――って、なぜか帝国の第二王子に求愛されています!?
神崎 ルナ
恋愛
アレクシアはこの一国の王妃である。だが伴侶であるはずの王には執務を全て押し付けられ、王妃としてのパーティ参加もほとんど側妃のオリビアに任されていた。
(私って一体何なの)
朝から食事を摂っていないアレクシアが厨房へ向かおうとした昼下がり、その日の内に起きた革命に巻き込まれ、『王政を傾けた怠け者の王妃』として処刑されてしまう。
そして――
「ここにいたのか」
目の前には記憶より若い伴侶の姿。
(……もしかして巻き戻った?)
今度こそ間違えません!! 私は王妃にはなりませんからっ!!
だが二度目の生では不可思議なことばかりが起きる。
学生時代に戻ったが、そこにはまだ会うはずのないオリビアが生徒として在籍していた。
そして居るはずのない人物がもう一人。
……帝国の第二王子殿下?
彼とは外交で数回顔を会わせたくらいなのになぜか親し気に話しかけて来る。
一体何が起こっているの!?
Sランク冒険者の受付嬢
おすし
ファンタジー
王都の中心街にある冒険者ギルド《ラウト・ハーヴ》は、王国最大のギルドで登録冒険者数も依頼数もNo.1と実績のあるギルドだ。
だがそんなギルドには1つの噂があった。それは、『あのギルドにはとてつもなく強い受付嬢』がいる、と。
そんな噂を耳にしてギルドに行けば、受付には1人の綺麗な銀髪をもつ受付嬢がいてー。
「こんにちは、ご用件は何でしょうか?」
その受付嬢は、今日もギルドで静かに仕事をこなしているようです。
これは、最強冒険者でもあるギルドの受付嬢の物語。
※ほのぼので、日常:バトル=2:1くらいにするつもりです。
※前のやつの改訂版です
※一章あたり約10話です。文字数は1話につき1500〜2500くらい。
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる