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第22話
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長雨が続いておりましたの。
湖の水位はいつもより少しばかり高く、香草園の土はしっとりと潤い、葉の一枚一枚に雨粒がきらめいておりましたわ。
このような日は、小屋の中も静けさが一層深まるようでしてよ。
雨音だけが、ぽつり、ぽつりと、わたくしの思考にリズムを添えてくださいますの。
棚の奥から取り出しましたのは、先日「旅の届け手」さまが残してくださった“静水の枝”。
あれから何度か、この香木と向き合っては、異なる茶葉との調合を試みておりましたの。
「火」の香りとは対極にあるようで、それでいてどこか通じ合う「水」の香り。
その奥深さに、わたくしの心は静かに引き寄せられておりました。
「……雨の日の調合も、また趣があってよろしいですわね」
ひとりごちながら、窓の外に目をやりますと、雨の中を傘も差さずに歩いてくる人影が見えましたの。
足早に、というわけでもなく、かといって濡れることを楽しんでいる風でもなく……どこか、心此処にあらずといった様子でございました。
扉を叩く音も、どこか力なく響きましたわ。
「……どなたかしら」
扉を開けますと、そこに立っていたのは村の若い女性でしたの。
いつもは朗らかな方ですけれど、今日は眉間に皺を寄せ、瞳も伏し目がちでございました。
「まあ、エリアーヌさん。こんな雨の中を、どうなさいましたの?」
「……アナスタシアさま……」
か細い声でそうおっしゃると、彼女は堰を切ったように言葉を続けましたの。
「最近、何をしていても心が晴れなくて……この雨のように、じめじめとした気持ちが続いておりますの。眠りも浅く、食事もあまり喉を通りませんのよ」
「それはおつらいですわね。どうぞ、中でお温まりになって」
エリアーヌさんを小屋の中へ招き入れ、濡れた肩を拭う布を差し出しました。
彼女の纏う空気は、湿り気だけでなく、どこか重たい気配を帯びておりましたわ。
「このような時は、まず心と身体を温めることが肝心ですわ。けれど、ただ温めるだけでは、淀んだ水は動き出しませんものね」
わたくしは、ふと“静水の枝”に目をやりました。
そして、焙煎香草の瓶からも、ほんの少しだけクローバーを取り出しましたの。
水と、火の名残。そして、雨の日の湿気を払い、心を少しだけ上向かせるための調合。
「エリアーヌさん。今日は特別な一杯をご用意いたしますわ。“雨上がりの虹”とでも名付けましょうかしら」
「……雨上がりの、虹……」
彼女の瞳が、ほんの少しだけ揺れた気がいたしました。
白茶をベースに、“静水の枝”を細かく削ったものを数片。
そこに、焙煎クローバーの持つ温かさと、レモンバーベナの爽やかな目覚めの香りを添えます。
湯温は少し高め。香りが内に籠らぬよう、蒸らし時間は短めに。
カップに注がれたお茶は、淡い琥珀色の中に、湯気と共に様々な香りが繊細に立ち上っておりました。
湿った空気の中で、その香りは一層際立って感じられますの。
「さあ、どうぞ。ゆっくりとお召し上がりになって」
エリアーヌさんはおそるおそるカップを手に取り、まずはその香りを深く吸い込みました。
強張っていた肩の力が、ほんの少しだけ抜けたように見えましたわ。
そして、一口。
「……あ……」
小さな声が漏れ、彼女は目を閉じました。
しばしの沈黙の後、ゆっくりと目を開けた彼女の瞳には、先ほどよりも確かな光が宿っておりましたの。
「……温かいのに、どこか涼やかで……そして、懐かしいような……不思議な感覚ですわ」
「雨の日の水気と、それを照らす陽の光。そして、虹の持つ希望の香りをイメージいたしましたの。静水の枝が心の奥に眠る記憶を呼び覚まし、焙煎香草がそれを温め、レモンバーベナが新しい一歩を後押ししてくださいます」
「……なんだか、胸のつかえが、少しだけ軽くなった気がいたします。この雨も、さっきまではあんなに鬱陶しかったのに……今は、静かで心地よい音に聞こえますわ」
「ふふ、それは良かったですわ。香りは、心の窓を開けてくださいますから」
エリアーヌさんは、もう一口、またもう一口と、丁寧にお茶を味わっておられました。
飲み干す頃には、その表情はすっかりと和らぎ、頬にはほんのりと血の気が差しておりましたの。
「アナスタシアさま……本当に、ありがとうございます。まるで魔法のようですわ」
「魔法ではございませんのよ。エリアーヌさんご自身の中にあった、雨上がりを待つ心が、香りに応えてくださったのですわ」
「……そうかもしれませんわね。明日からは、少しだけ前を向いて歩けそうな気がいたします」
「それは何よりですわ。雨の日には雨の日の美しさがございます。そして、雨が上がれば、また新しい光が香草たちを照らしてくださいますもの」
エリアーヌさんが帰られた後も、小屋の中には“雨上がりの虹”の残り香が、雨音と共に静かに漂っておりました。
わたくしは窓辺に立ち、雨に煙る湖を見つめながら、そっと目を閉じましたの。
湖の水位はいつもより少しばかり高く、香草園の土はしっとりと潤い、葉の一枚一枚に雨粒がきらめいておりましたわ。
このような日は、小屋の中も静けさが一層深まるようでしてよ。
雨音だけが、ぽつり、ぽつりと、わたくしの思考にリズムを添えてくださいますの。
棚の奥から取り出しましたのは、先日「旅の届け手」さまが残してくださった“静水の枝”。
あれから何度か、この香木と向き合っては、異なる茶葉との調合を試みておりましたの。
「火」の香りとは対極にあるようで、それでいてどこか通じ合う「水」の香り。
その奥深さに、わたくしの心は静かに引き寄せられておりました。
「……雨の日の調合も、また趣があってよろしいですわね」
ひとりごちながら、窓の外に目をやりますと、雨の中を傘も差さずに歩いてくる人影が見えましたの。
足早に、というわけでもなく、かといって濡れることを楽しんでいる風でもなく……どこか、心此処にあらずといった様子でございました。
扉を叩く音も、どこか力なく響きましたわ。
「……どなたかしら」
扉を開けますと、そこに立っていたのは村の若い女性でしたの。
いつもは朗らかな方ですけれど、今日は眉間に皺を寄せ、瞳も伏し目がちでございました。
「まあ、エリアーヌさん。こんな雨の中を、どうなさいましたの?」
「……アナスタシアさま……」
か細い声でそうおっしゃると、彼女は堰を切ったように言葉を続けましたの。
「最近、何をしていても心が晴れなくて……この雨のように、じめじめとした気持ちが続いておりますの。眠りも浅く、食事もあまり喉を通りませんのよ」
「それはおつらいですわね。どうぞ、中でお温まりになって」
エリアーヌさんを小屋の中へ招き入れ、濡れた肩を拭う布を差し出しました。
彼女の纏う空気は、湿り気だけでなく、どこか重たい気配を帯びておりましたわ。
「このような時は、まず心と身体を温めることが肝心ですわ。けれど、ただ温めるだけでは、淀んだ水は動き出しませんものね」
わたくしは、ふと“静水の枝”に目をやりました。
そして、焙煎香草の瓶からも、ほんの少しだけクローバーを取り出しましたの。
水と、火の名残。そして、雨の日の湿気を払い、心を少しだけ上向かせるための調合。
「エリアーヌさん。今日は特別な一杯をご用意いたしますわ。“雨上がりの虹”とでも名付けましょうかしら」
「……雨上がりの、虹……」
彼女の瞳が、ほんの少しだけ揺れた気がいたしました。
白茶をベースに、“静水の枝”を細かく削ったものを数片。
そこに、焙煎クローバーの持つ温かさと、レモンバーベナの爽やかな目覚めの香りを添えます。
湯温は少し高め。香りが内に籠らぬよう、蒸らし時間は短めに。
カップに注がれたお茶は、淡い琥珀色の中に、湯気と共に様々な香りが繊細に立ち上っておりました。
湿った空気の中で、その香りは一層際立って感じられますの。
「さあ、どうぞ。ゆっくりとお召し上がりになって」
エリアーヌさんはおそるおそるカップを手に取り、まずはその香りを深く吸い込みました。
強張っていた肩の力が、ほんの少しだけ抜けたように見えましたわ。
そして、一口。
「……あ……」
小さな声が漏れ、彼女は目を閉じました。
しばしの沈黙の後、ゆっくりと目を開けた彼女の瞳には、先ほどよりも確かな光が宿っておりましたの。
「……温かいのに、どこか涼やかで……そして、懐かしいような……不思議な感覚ですわ」
「雨の日の水気と、それを照らす陽の光。そして、虹の持つ希望の香りをイメージいたしましたの。静水の枝が心の奥に眠る記憶を呼び覚まし、焙煎香草がそれを温め、レモンバーベナが新しい一歩を後押ししてくださいます」
「……なんだか、胸のつかえが、少しだけ軽くなった気がいたします。この雨も、さっきまではあんなに鬱陶しかったのに……今は、静かで心地よい音に聞こえますわ」
「ふふ、それは良かったですわ。香りは、心の窓を開けてくださいますから」
エリアーヌさんは、もう一口、またもう一口と、丁寧にお茶を味わっておられました。
飲み干す頃には、その表情はすっかりと和らぎ、頬にはほんのりと血の気が差しておりましたの。
「アナスタシアさま……本当に、ありがとうございます。まるで魔法のようですわ」
「魔法ではございませんのよ。エリアーヌさんご自身の中にあった、雨上がりを待つ心が、香りに応えてくださったのですわ」
「……そうかもしれませんわね。明日からは、少しだけ前を向いて歩けそうな気がいたします」
「それは何よりですわ。雨の日には雨の日の美しさがございます。そして、雨が上がれば、また新しい光が香草たちを照らしてくださいますもの」
エリアーヌさんが帰られた後も、小屋の中には“雨上がりの虹”の残り香が、雨音と共に静かに漂っておりました。
わたくしは窓辺に立ち、雨に煙る湖を見つめながら、そっと目を閉じましたの。
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