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夜が深まり、リリアーナ王女が自分のテントに戻った後、俺は一人、小屋の中でライオスたちのことを考えていた。
彼らが俺を追放した時のことを、鮮明に思い出す。
あの時の俺は、ただ無力な農夫だった。
彼らが正しいと、本気で思っていた。
だが今、俺の目の前には俺の力を必要とし、感謝してくれる人々がいる。
背後には、彼らを守るための堅固な要塞がある。
そして隣には、俺を信じてくれる愛しい相棒がいる。
(……ライオス。お前たちには、もう俺は必要ないだろう。だが、俺はもう戻らない。俺には、俺の新しい居場所があるのだから)
俺は静かに拳を握りしめた。
翌朝、拠点の周りに不穏な空気が流れ始めた。
斥候に出ていた騎士の報告によれば、ライオスたちの一団が、拠点の外周で生命の城壁を遠巻きに観察しているらしい。
「ふん、無駄なことを。あれは、ただ見ているだけで突破できるような甘い壁ではないというのに」
アルフレッド騎士は鼻で笑った。
「アルス様、ご安心ください。奴らは罠にかかるか、あるいは諦めて引き返すか、そのどちらかしかありませぬ。我々は万全の態勢で待ち構えております」
俺は頷いた。
まあ、どう動くのか興味がないわけではないが、俺は俺のやるべきことをやるだけだ。
「よし、クロ。今日は新しい畑の開墾と果物の収穫だ」
「きゅい!」
クロは元気よく返事をすると、足元をぴょんぴょんと跳ね始めた。
俺は鍬を手に取り、畑へ向かう。
遠くでライオスたちを警戒する騎士たちの声が聞こえる。
だがその喧騒も、俺にとっては心地よいBGMだ。
土の感触を確かめ、太陽の光を浴びながら、俺は一心不乱に畑を耕し続けた。
午後になり、昼食の準備を始めた、その時だった。
「アルス様! 大変です! ライオスの一団が、城壁の突破を開始しました!」
アルフレッド騎士の報告に、リリアーナ王女をはじめ拠点の全員が色めき立つ。
「なんと……! まさか、あの城壁を突破しようなどと……!」
「やはり正面から力ずくで来るつもりか!」
しかし、俺は動じなかった。
「アルフレッド、詳細を教えてくれ。彼らはどうやって城壁を突破しようとしているんだ?」
「はっ。勇者ライオスがスキル【絶対破壊】を発動し、城壁の一部を破壊しようとしているようです。しかし……」
「しかし、どうした?」
「【絶対破壊】でも、アルス様の生命の城壁は全くの無傷! 奴らがいくら攻撃しても城壁は瞬時に自己修復し、その威力に驚愕しているようです!」
リリアーナ王女は安堵の息をつき、微笑んだ。
「ふふ、さすがはアルス様ですわ。いかに勇者の力といえども、自然の摂理を操るお力には遠く及びませんわね」
その時、クロが足元で「きゅるる!」と楽しそうに鳴いた。
「どうした、クロ。面白いことでもあったのか?」
「きゅい! あいつ、馬鹿!」
俺は思わず吹き出した。
「ははは! 全くだな、クロ」
笑い声が響く中、アルフレッド騎士の報告は続く。
「奴らは正面突破を諦め、城壁の弱点を探し始めたようです。しかし幻覚の香りにより仲間同士で斬り合いを始める者まで現れ、統率が取れなくなっております!」
「あらあら……自滅ですわね」
王女は哀れむように呟いた。
だが次の瞬間、別の報告が飛び込んできた。
「アルス様! ご報告です! 勇者ライオスが、ついに城壁を突破いたしました!」
「なに!? まさか、あの城壁を……!?」
リリアーナ王女や各国代表たちが驚きと動揺を隠せない。
「はっ! 奴はスキルを全力で使い、城壁の修復速度を上回る一点集中攻撃を続けたようです。その結果、人一人が通れるほどの穴が開きました!」
なるほど、やるじゃないか。
「だが、ご安心ください! 突破できたのはライオス一人。他の者は幻覚と罠に翻弄され動けません! ライオスはおそらく、アルス様を狙って単独で奥へ進んでいます!」
勇者ライオス――その名を聞き、闘志が静かに燃え上がる。
「クロ。お客様が来たようだ」
「きゅい!」
クロは『僕に任せて!』とでも言うように胸元に頭を擦りつけてきた。
「いや、いいんだ。今回は俺一人で十分さ」
俺は立ち上がった。
「リリアーナ王女、アルフレッド。皆さんは持ち場で待機を。ライオスは俺が一人で対応します」
「し、しかし! 相手は勇者ですぞ!」
「いや、大丈夫だ。俺はもうただの農夫じゃない。それに……」
不敵な笑みを浮かべる。
「勇者には勇者とは違う、俺のやり方がある。一度、俺の力を見せてやらないとな」
俺はライオスの向かうであろう奥へと歩み出した。
クロは隣で尻尾を振りながらついてくる。
「きゅるる……」
その声は『行こうぜ、アルス!』と聞こえた。
彼らが俺を追放した時のことを、鮮明に思い出す。
あの時の俺は、ただ無力な農夫だった。
彼らが正しいと、本気で思っていた。
だが今、俺の目の前には俺の力を必要とし、感謝してくれる人々がいる。
背後には、彼らを守るための堅固な要塞がある。
そして隣には、俺を信じてくれる愛しい相棒がいる。
(……ライオス。お前たちには、もう俺は必要ないだろう。だが、俺はもう戻らない。俺には、俺の新しい居場所があるのだから)
俺は静かに拳を握りしめた。
翌朝、拠点の周りに不穏な空気が流れ始めた。
斥候に出ていた騎士の報告によれば、ライオスたちの一団が、拠点の外周で生命の城壁を遠巻きに観察しているらしい。
「ふん、無駄なことを。あれは、ただ見ているだけで突破できるような甘い壁ではないというのに」
アルフレッド騎士は鼻で笑った。
「アルス様、ご安心ください。奴らは罠にかかるか、あるいは諦めて引き返すか、そのどちらかしかありませぬ。我々は万全の態勢で待ち構えております」
俺は頷いた。
まあ、どう動くのか興味がないわけではないが、俺は俺のやるべきことをやるだけだ。
「よし、クロ。今日は新しい畑の開墾と果物の収穫だ」
「きゅい!」
クロは元気よく返事をすると、足元をぴょんぴょんと跳ね始めた。
俺は鍬を手に取り、畑へ向かう。
遠くでライオスたちを警戒する騎士たちの声が聞こえる。
だがその喧騒も、俺にとっては心地よいBGMだ。
土の感触を確かめ、太陽の光を浴びながら、俺は一心不乱に畑を耕し続けた。
午後になり、昼食の準備を始めた、その時だった。
「アルス様! 大変です! ライオスの一団が、城壁の突破を開始しました!」
アルフレッド騎士の報告に、リリアーナ王女をはじめ拠点の全員が色めき立つ。
「なんと……! まさか、あの城壁を突破しようなどと……!」
「やはり正面から力ずくで来るつもりか!」
しかし、俺は動じなかった。
「アルフレッド、詳細を教えてくれ。彼らはどうやって城壁を突破しようとしているんだ?」
「はっ。勇者ライオスがスキル【絶対破壊】を発動し、城壁の一部を破壊しようとしているようです。しかし……」
「しかし、どうした?」
「【絶対破壊】でも、アルス様の生命の城壁は全くの無傷! 奴らがいくら攻撃しても城壁は瞬時に自己修復し、その威力に驚愕しているようです!」
リリアーナ王女は安堵の息をつき、微笑んだ。
「ふふ、さすがはアルス様ですわ。いかに勇者の力といえども、自然の摂理を操るお力には遠く及びませんわね」
その時、クロが足元で「きゅるる!」と楽しそうに鳴いた。
「どうした、クロ。面白いことでもあったのか?」
「きゅい! あいつ、馬鹿!」
俺は思わず吹き出した。
「ははは! 全くだな、クロ」
笑い声が響く中、アルフレッド騎士の報告は続く。
「奴らは正面突破を諦め、城壁の弱点を探し始めたようです。しかし幻覚の香りにより仲間同士で斬り合いを始める者まで現れ、統率が取れなくなっております!」
「あらあら……自滅ですわね」
王女は哀れむように呟いた。
だが次の瞬間、別の報告が飛び込んできた。
「アルス様! ご報告です! 勇者ライオスが、ついに城壁を突破いたしました!」
「なに!? まさか、あの城壁を……!?」
リリアーナ王女や各国代表たちが驚きと動揺を隠せない。
「はっ! 奴はスキルを全力で使い、城壁の修復速度を上回る一点集中攻撃を続けたようです。その結果、人一人が通れるほどの穴が開きました!」
なるほど、やるじゃないか。
「だが、ご安心ください! 突破できたのはライオス一人。他の者は幻覚と罠に翻弄され動けません! ライオスはおそらく、アルス様を狙って単独で奥へ進んでいます!」
勇者ライオス――その名を聞き、闘志が静かに燃え上がる。
「クロ。お客様が来たようだ」
「きゅい!」
クロは『僕に任せて!』とでも言うように胸元に頭を擦りつけてきた。
「いや、いいんだ。今回は俺一人で十分さ」
俺は立ち上がった。
「リリアーナ王女、アルフレッド。皆さんは持ち場で待機を。ライオスは俺が一人で対応します」
「し、しかし! 相手は勇者ですぞ!」
「いや、大丈夫だ。俺はもうただの農夫じゃない。それに……」
不敵な笑みを浮かべる。
「勇者には勇者とは違う、俺のやり方がある。一度、俺の力を見せてやらないとな」
俺はライオスの向かうであろう奥へと歩み出した。
クロは隣で尻尾を振りながらついてくる。
「きゅるる……」
その声は『行こうぜ、アルス!』と聞こえた。
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