【完結】不遇スキル『動物親和EX』で手に入れたのは、最強もふもふ聖霊獣とのほっこり異世界スローライフでした

旅する書斎(☆ほしい)

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フェンの鼻先が示す方向へとしばらく歩くと、甘い香りはますます強くなってきた。それは、熟した果実のような、蜜のような、とにかく食欲をそそる良い匂いだ。一体どんな美味しいものが待っているんだろう。俺もフェンも、期待で胸がいっぱいだ。

やがて俺たちは、少し開けた場所にたどり着いた。そこには、古びてはいるけれど、どこか懐かしい雰囲気の木の柵で囲まれた広大な土地が広がっていた。柵の中には、たくさんの果樹が植えられているようだ。赤や黄色、橙色とりどりの果実が、太陽の光を浴びてキラキラと輝いている。まさに、楽園のような光景だった。

「すごいな、ここ……果樹園かな?」

『うん!いい匂いはここからだよ、レオン!お腹空いちゃった!』

フェンは目を輝かせ、今にも柵を飛び越えてしまいそうな勢いだ。まあ、気持ちは分かるけど。

「こらこら、勝手に入っちゃダメだぞ。持ち主の人がいるかもしれないからな」

俺はフェンを宥めながら、果樹園の入り口らしき場所を探す。すると、少し先に小さな門があり、その脇には古風な木造の家が建っていた。家の煙突からは、うっすらと煙が立ち上っている。誰かいるようだ。

俺は門の前で、少し声を張って呼びかけてみた。

「ごめんくださーい!どなたかいらっしゃいませんかー!」

しばらくすると、家の扉がギィ、と音を立てて開き、中から一人の老婆が顔を出した。腰は少し曲がっているが、その瞳は優しげで、どこか芯の強さを感じさせる。

「……おや、旅の方かね?こんなところまで、何の用じゃろうか」

老婆の声は、穏やかで温かい。

「突然すみません。俺はレオン、こいつは相棒のフェンです。この近くで、とても甘くていい匂いがしたので、つい来てしまいました。もしかして、この果樹園の持ち主の方ですか?」

俺がそう言うと、老婆は俺と、俺の腕の中にいるフェンを交互に見て、ふふ、と優しく微笑んだ。

「いかにも。わしがこの果樹園の主、イーリスじゃ。そうかい、この果実の匂いに誘われてきたのかね。鼻の良いお連れさんじゃのう」

イーリスさんと名乗った老婆は、フェンを見て目を細めている。フェンもまた、イーリスさんに興味津々といった様子で、鼻をひくひくさせていた。

『おばあちゃん、こんにちは!いい匂いがいっぱいするね!』

フェンが元気よく挨拶すると、イーリスさんは少し驚いたように目を見開き、そしてさらに嬉しそうに笑った。

「おやおや、言葉を話すのかい!これは驚いた。なんて賢くて可愛らしい子じゃろう!」

イーリスさんはゆっくりとこちらに近づいてきて、フェンの頭を優しく撫でた。フェンも気持ちよさそうに目を細め、イーリスさんの手にすり寄っている。どうやら、イーリスさんも動物が好きなようだ。

「よろしければ、少し見ていかれますかな?ちょうど、果物も食べごろじゃし」

「本当ですか!?ありがとうございます!」

俺とフェンは顔を見合わせ、喜びの声を上げた。イーリスさんに招き入れられ、俺たちは果樹園の中へと足を踏み入れる。一歩入っただけで、甘酸っぱい果実の香りがふわりと鼻をくすぐり、それだけで幸せな気持ちになった。

果樹園は、思っていた以上に広かった。様々な種類の果樹が植えられており、どれもたわわに実をつけている。リンゴのような赤い果実、柑橘系の黄色い果実、見たこともない紫色の不思議な果実まである。

『わーい!美味しそう!レオン、あれ食べたい!』

フェンは興奮して、あちこちの果樹を指さしている。その姿が可愛らしくて、イーリスさんも俺も思わず笑ってしまった。

「ふふ、焦らんでも大丈夫じゃよ。好きなだけ食べていくといい」

イーリスさんはそう言って、一番近くにあったリンゴのような果樹から、真っ赤に熟した実を一つもぎ取り、俺に手渡してくれた。

「これは『太陽の実』といっての、この土地でしか採れない珍しい果物じゃ。甘みと酸味のバランスが良くて、とても美味しいんじゃよ」

「ありがとうございます!」

俺は太陽の実を一口かじる。シャクッという心地よい歯触りと共に、口の中に爽やかな甘酸っぱさが広がった。これは……本当に美味しい!今まで食べたどんな果物よりも味が濃くて、瑞々しい。

『レオン、ずるい!僕も!』

フェンが俺の足元でぴょんぴょん跳ねている。俺は苦笑しながら、太陽の実を小さく割ってフェンにもあげた。フェンは目を輝かせながらそれを食べ、満足そうに尻尾を振っている。

「本当に美味しいですね、イーリスさん。こんなに素晴らしい果樹園をお一人で管理されているんですか?」

俺が尋ねると、イーリスさんは少し寂しそうに微笑んだ。

「昔は、夫と二人でやっとったんじゃがね……。今はもう、わし一人じゃよ。おかげで、手入れも収穫も、なかなか手が回らなくてのう。見ての通り、少し荒れてしまっておるじゃろう?」

イーリスさんの言葉通り、よく見ると果樹園のあちこちに雑草が生えていたり、枝が伸び放題になっていたりする箇所があった。これだけ広い果樹園だ、一人で管理するのは確かに大変だろう。

「もし、俺たちで何かお手伝いできることがあれば、遠慮なく言ってください。少しでもお役に立てれば嬉しいです」

俺がそう申し出ると、イーリスさんは驚いたように俺の顔を見た。

「……本当かい?見ず知らずのわしに、そんな親切にしてくれるのかね?」

「もちろんです。俺たちは旅の者ですし、特に急ぐ用事もありませんから。それに、こんなに美味しい果物をいただいて、何もしないわけにはいきませんよ」

『うんうん!僕も手伝うよ!美味しいもののためなら頑張る!』

フェンも元気よく賛同する。その言葉に、イーリスさんの目頭が少し潤んだように見えた。

「……ありがとう、ありがとうねぇ。本当に優しい方たちじゃ……。それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかのう。ちょうど、収穫したい果物がいくつかあるんじゃ」

こうして、俺とフェンは、イーリスさんの果樹園の手伝いをすることになった。まずは、完熟した果物の収穫からだ。フェンはその鋭い嗅覚で、どの実が一番美味しいかを見分けるのが得意らしかった。

『レオン、こっちの木の実、すっごく甘い匂いがするよ!絶対美味しい!』

フェンが特定の木を指し示すと、確かにその木になっている実は、他の木よりも一際色鮮やかで、見るからに美味しそうだった。実際に収穫して食べてみると、フェンの言う通り、格別の甘さだ。

「すごいな、フェン!お前がいれば、最高の果物だけを選んで収穫できるぞ!」

『えへへー!もっと褒めて!』

俺はフェンの頭をわしゃわしゃと撫でる。フェンは嬉しそうに目を細めた。

俺はイーリスさんに教わりながら、手際よく果物を収穫していく。契約の儀式を経てからというもの、なんとなく身体能力が上がったような気がする。高いところにある実を取るのも、以前よりずっと楽になった。それに、『動物親和EX』の力のおかげか、果樹園に住み着いている小鳥たちが、まるで俺を手伝うかのように、熟した実の場所を教えてくれたり、手の届かない場所にある実を落としてくれたりするのだ。これにはイーリスさんも目を丸くして驚いていた。

「レオンさんは、本当に不思議な力をお持ちじゃのう……。まるで、森の精霊に愛されているみたいじゃ」

「ははは、どうなんでしょう。でも、みんなが手伝ってくれるおかげで、作業が捗ります」

俺とフェン、そして小鳥たちの活躍(?)もあって、収穫作業は思ったよりもずっと早く進んだ。山のように積まれた色とりどりの果物を見て、イーリスさんは本当に嬉しそうだった。

「こんなにたくさんの果物が収穫できたのは、何年ぶりじゃろうか……。本当に、ありがとうねぇ」

イーリスさんは何度も俺たちに頭を下げてくれた。

収穫が終わると、イーリスさんは俺たちを家の中に招き入れてくれた。家の中は、木の温もりが感じられる、居心地の良い空間だった。イーリスさんは、収穫したばかりの果物を使って、手際よくジャムを作り始めた。キッチンには、甘くて香ばしい匂いが立ち込める。

『わあ、またいい匂い!お腹空いたー!』

フェンはそわそわとキッチンの方を気にしている。その様子が微笑ましくて、俺は思わずフェンの頭を撫でた。

しばらくすると、イーリスさんが焼きたてのパンと、出来立てのジャムを持ってきてくれた。パンにたっぷりとジャムを塗って一口食べると、果物の濃厚な甘みと酸味が口いっぱいに広がり、思わず顔がほころんでしまう。

「美味しい……!こんなに美味しいジャム、初めて食べました!」

「ふふ、よかった。たくさんお食べ」

イーリスさんは嬉しそうに微笑んでいる。フェンもまた、小さなパンにジャムを塗ってもらい、夢中で食べていた。その口の周りはジャムだらけだ。

その後も、俺たちはイーリスさんと色々な話をした。イーリスさんの若い頃の話、この果樹園の歴史、そして俺たちの旅の話。イーリスさんは、俺たちの話を興味深そうに聞いてくれた。特に、フェンが聖霊獣であることや、契約の儀式を終えたばかりであることを話すと、とても驚いていたが、同時に深く納得したような表情も見せた。

「そうかいそうかい……。だから、フェンちゃんはあんなにも賢くて、レオンさんは不思議な力をお持ちなんじゃな。納得がいったわい」

イーリスさんは、フェンのことを「フェンちゃん」と呼んで、すっかり気に入ってくれたようだ。フェンもイーリスさんによく懐いている。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、気づけば空は夕焼けに染まっていた。

「さて、そろそろお暇しないと。長々とお邪魔してしまって、すみませんでした」

俺がそう言うと、イーリスさんは少し寂しそうな顔をした。

「もう行っちゃうのかい?よかったら、今夜は泊まっていきなされ。客間なら空いておるよ」

「え、いいんですか?」

「もちろんですとも。あなたたちのおかげで、本当に助かったからのう。これは、ほんのお礼じゃよ」

イーリスさんの言葉に甘え、俺たちはその夜、イーリスさんの家に泊めてもらうことになった。夕食も、イーリスさん手作りの美味しい料理をたくさんご馳走になった。どれも素朴だが、愛情がこもっていて、心まで温かくなるような味だった。

夜、用意してもらった客間で横になっていると、フェンが俺の布団に潜り込んできた。

『レオン、今日はいっぱい美味しいもの食べられて幸せだったね!』

「ああ、本当にそうだな。イーリスさん、良い人だったな」

『うん!おばあちゃん、優しくて大好き!』

フェンは満足そうに目を細め、すぐにすやすやと寝息を立て始めた。俺もまた、イーリスさんの優しさと、美味しい料理、そしてフェンの温もりを感じながら、心地よい眠りについた。こんな穏やかで幸せな一日を過ごせるなんて、異世界に来た当初は想像もできなかった。

翌朝、俺たちが目を覚ますと、イーリスさんはすでに起きて朝食の準備をしてくれていた。焼きたてのパンの香ばしい匂いが部屋まで漂ってくる。

「おはようございます、イーリスさん」

「おお、おはよう、レオンさん、フェンちゃん。よく眠れたかね?」

「はい、おかげさまでぐっすりです」

朝食もまた、心のこもった美味しいものばかりだった。新鮮な果物、温かいスープ、そして手作りのパン。シンプルだけど、最高の贅沢だ。

食事を終え、俺たちはいよいよ出発の準備を始めた。イーリスさんは、俺たちにたくさんのお土産を持たせてくれようとした。昨日収穫した果物はもちろん、手作りのジャムや干し果物、さらにはこの土地でしか採れないという珍しい薬草の種まで。

「こんなにたくさん……!本当にありがとうございます、イーリスさん」

「いいんじゃよ。わしにできることは、これくらいじゃからのう。またいつでも、顔を見せに来ておくれ」

イーリスさんは、別れを惜しむように俺たちの顔を交互に見ていた。その目には、うっすらと涙が浮かんでいるように見える。

「はい、必ずまた来ます。それまで、お元気で」

『おばあちゃん、またね!今度来るときは、もっといっぱいお手伝いするからね!』

フェンがイーリスさんの足にすり寄って、名残惜しそうにしている。イーリスさんはしゃがみ込み、フェンを優しく抱きしめた。

「ああ、ありがとうね、フェンちゃん。楽しみに待っておるよ」

その光景は、なんだか見ていて胸がじんわりと熱くなる。人と人、人と動物の間に生まれる温かい絆。それは、何にも代えがたい宝物なのだと、改めて感じさせられた。

イーリスさんに見送られ、俺たちは果樹園を後にした。振り返ると、イーリスさんはいつまでも俺たちに手を振ってくれていた。俺もフェンも、見えなくなるまで手を振り返した。

「なんだか、少し寂しいな」

「そうだね。でも、また会えるよ、きっと」

フェンが俺の顔を見上げて、元気づけるように言った。その言葉に、俺も頷く。

しばらく歩いたところで、イーリスさんにもらった薬草の種が入った袋を改めて見てみた。中には、見たこともないような形や色の種がたくさん入っている。

「この種、どこか日当たりの良い場所に植えたら、育つのかな?」

『うん!きっと育つよ!そしたら、また美味しいものが食べられるね!』

フェンは相変わらず食いしん坊だが、その明るさが今の俺には心地よかった。

さて、これからどうしようか。特に当てもない旅だ。イーリスさんにもらった地図には、この先にいくつかの村や町が記されている。どこかの町で、この薬草の種について詳しい人を探してみるのもいいかもしれない。あるいは、フェンがまた何か新しい「いい匂い」を見つけてくれるかもしれない。

そう考えていると、フェンが突然、ぴんと耳を立てた。

『レオン!あっちの方から、なんだか困ってる動物たちの声がたくさん聞こえるよ!』

フェンが示す方向は、街道から少し外れた、森の奥へと続いているようだった。困っている動物たち?それは放っておけない。

「よし、行ってみよう、フェン!俺たちにできることがあるかもしれない!」

『うん!』

俺たちは顔を見合わせ、森の奥へと駆け出した。どんな状況かは分からないが、俺の『動物親和EX』と、フェンの聖なる力があれば、きっと助けになれるはずだ。新しい出会いや美味しいものもいいけれど、誰かの役に立てるなら、それに越したことはない。期待と、ほんの少しの緊張感を胸に、俺はフェンと共に、動物たちの声がする方へと急いだ。
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