43 / 80
43
しおりを挟む
その日の夕方、私はいつものように〈モンス飯亭〉へ向かった。
けれど、今日の気分はいつもとは少し違っていた。
リリアちゃんのことが、どうしても頭から離れないのだ。
無事だといいけれど……。
「いらっしゃい、レナちゃん。……なんだか、今日は元気がないみたいね。何かあったの?」
女将さんが、私の表情を察して心配そうに声をかけてきた。
「ええ、実は……」
私は女将さんに、リリアちゃんのことを話した。
女将さんは黙って私の話を聞き、そして深くため息をついた。
「そうかい……それは心配だねぇ。十五の女の子が、森で一人で三日間も……。早く見つかるといいんだけど」
「はい……。ギルドでも捜索隊を出してはいるんですが……」
「レナちゃんも、気が気じゃないでしょう。今日は、何か温かくて、元気が出るものでも作ってあげるわ。何がいいかしら?」
女将さんの優しい言葉に、少しだけ心が安らぐのを感じた。
こういう時、温かい食事と、誰かの優しさが身に染みる。
「ありがとうございます、女将さん。……それなら、何か……そうですね、鶏肉と野菜がたっぷり入った、生姜の効いたあんかけ丼なんて、どうでしょうか。体が温まって、元気が出そうな気がします」
「鶏肉と野菜の生姜あんかけ丼ね。いいわ、任せなさい。とびきり美味しいのを作ってあげるから」
女将さんは力強く頷くと、すぐに厨房へと向かった。
その手際の良さと、頼もしい背中を見ていると、不思議と少しだけ勇気が湧いてくるような気がした。
しばらくして、湯気を立てるあんかけ丼が運ばれてきた。
ご飯の上には、鶏肉と、色とりどりの野菜がたっぷり入った、とろりとした生姜風味の餡がかかっている。
生姜のいい香りが、食欲をそそる。
「いただきます……」
レンゲで餡とご飯を一緒にすくって、一口。
熱々の餡が口の中に広がり、生姜のピリッとした辛味と、鶏肉や野菜の旨みが溶け合って、なんとも言えない美味しさだ。
とろみのある餡がご飯によく絡み、食べ進めるうちに体が内側からぽかぽかと温まってくる。
(美味しい……。なんだか、本当に元気が出てきたみたい……)
夢中で丼をかき込んでいると、女将さんが隣にそっとお茶を置いてくれた。
「ゆっくりお食べ。焦らなくても、誰も取ったりしないからさ」
「はい……ありがとうございます」
女将さんの優しさが、今の私には本当にありがたい。
このあんかけ丼を食べて、少しでも元気を出して、明日からまた、リリアちゃんのためにできることを考えよう。
あんかけ丼を平らげ、温かいお茶を飲んで一息つくと、だいぶ気分も落ち着いてきた。
心配な気持ちが消えたわけではないけれど、美味しいものを食べて、少しだけ前向きになれた気がする。
「女将さん、ごちそうさまでした。すごく美味しかったです。元気が出ました」
「それは良かったわ。レナちゃんが元気じゃないと、私も心配だからね。リリアちゃんのこと、きっと大丈夫よ。あの子は、森の妖精みたいな子だって噂だもの。きっと、森が守ってくれてるわ」
女将さんが、励ますようにそう言ってくれた。
森の妖精、か。
確かに、ミリアさんの話を聞いていると、リリアちゃんはそんな不思議な魅力を持った少女なのかもしれない。
「そうだと、いいんですけど……」
「大丈夫、信じましょ。そして、私たちにできることは、美味しいものを食べて、元気でいることよ。そうすれば、きっと良い知らせが舞い込んでくるわ」
女将さんの言葉は、いつも不思議な力を持っている。
その言葉を聞いていると、本当にそんな気がしてくるのだ。
「はい、そうですね。ありがとうございます、女将さん」
私は女将さんに深く頭を下げ、〈モンス飯亭〉を後にした。
外はもうすっかり暗くなっていたけれど、心の中には、女将さんの温かい言葉と、生姜あんかけ丼の温もりが残っていた。
リリアちゃんの無事を祈りながら、私は家路についた。
明日、ギルドで何か新しい情報が入っているといいのだけれど。
そして、もし私にできることがあるなら、元Sランク冒険者としてではなく、一人の人間として、何か力になりたい。
そんなことを考えながら、夜空を見上げた。
星々が、静かに私を見守ってくれているような気がした。
翌日、ギルドに出勤すると、すぐに捜索隊のリーダーであるベテラン冒険者のゴードンさんが報告に来てくれた。
しかし、残念ながら、まだリリアちゃん発見には至っていないという。
森は広大で、手掛かりも少ないため、捜索は難航しているようだ。
「何か、リリアちゃんが好きだった場所とか、よく行く秘密の場所とか、そういう情報はないものだろうか……」
ゴードンさんが悔しそうに呟く。
その時、ふと私の頭に、ミリアさんが言っていた言葉が蘇った。
『森の動物たちともすぐに仲良くなるような子』
そして、女将さんが言っていた『森の妖精みたいな子』という言葉。
(もしかしたら……)
私は一つの可能性に思い至り、ゴードンさんに提案してみることにした。
「ゴードンさん、一つ試してみたいことがあるのですが……。もしかしたら、リリアちゃんは、『森の賢者』と一緒にいるのかもしれません」
「森の賢者だと?あのフクロウ型の魔獣か?だが、あれは……」
「ええ、危険な可能性も否定できません。でも、リリアちゃんは動物と心を通わせるのが得意だと聞きました。そして、森の賢者も、知性があると言われています。もしかしたら、何か通じ合うものがあって、一緒にいるのではないでしょうか」
私の言葉に、ゴードンさんはしばらく腕を組んで考え込んでいたが、やがて顔を上げた。
「……なるほどな。確かに、あり得ない話ではないかもしれん。よし、その線でもう一度、捜索範囲を絞り直してみよう。賢者の目撃情報があった場所の周辺を、特に重点的にな」
「はい、お願いします。それと、もし賢者と接触する可能性があるなら、絶対に刺激しないように、慎重にお願いします」
「わかっている。リリア嬢の安全が第一だ」
ゴードンさんは力強く頷き、再び捜索へと向かっていった。
私の推測が当たっているかどうかは分からない。
でも、何もしないよりはいいはずだ。
どうか、リリアちゃんが無事でありますように……。
その日の午後は、仕事をしていてもどこか落ち着かなかった。
窓の外を眺めては、ため息をついてしまう。
ナナミちゃんも、私の様子を心配してか、何度か声をかけてくれた。
「佐倉さん、大丈夫ですか?なんだか、元気ないみたいですけど……」
「ありがとう、ナナミちゃん。ちょっと、ね……。でも、大丈夫よ」
「そうですか……。あの、これ、よかったら食べてください!昨日、限定で売ってた『幸せのマカロン』なんです!食べたら、きっと元気出ますよ!」
ナナミちゃんが、可愛らしい箱に入ったマカロンを差し出してくれた。
その優しさが、今の私にはとても嬉しかった。
「ありがとう、ナナミちゃん。いただくわね」
マカロンを一つ口に入れると、優しい甘さが口の中に広がった。
ナナミちゃんの言う通り、なんだか少しだけ元気が出てきたような気がする。
美味しいものと、人の優しさは、最高の薬だ。
定時になり、私は急いで〈モンス飯亭〉へと向かった。
もしかしたら、何か新しい情報が入っているかもしれない。
そんな期待を胸に、暖簾をくぐる。
けれど、今日の気分はいつもとは少し違っていた。
リリアちゃんのことが、どうしても頭から離れないのだ。
無事だといいけれど……。
「いらっしゃい、レナちゃん。……なんだか、今日は元気がないみたいね。何かあったの?」
女将さんが、私の表情を察して心配そうに声をかけてきた。
「ええ、実は……」
私は女将さんに、リリアちゃんのことを話した。
女将さんは黙って私の話を聞き、そして深くため息をついた。
「そうかい……それは心配だねぇ。十五の女の子が、森で一人で三日間も……。早く見つかるといいんだけど」
「はい……。ギルドでも捜索隊を出してはいるんですが……」
「レナちゃんも、気が気じゃないでしょう。今日は、何か温かくて、元気が出るものでも作ってあげるわ。何がいいかしら?」
女将さんの優しい言葉に、少しだけ心が安らぐのを感じた。
こういう時、温かい食事と、誰かの優しさが身に染みる。
「ありがとうございます、女将さん。……それなら、何か……そうですね、鶏肉と野菜がたっぷり入った、生姜の効いたあんかけ丼なんて、どうでしょうか。体が温まって、元気が出そうな気がします」
「鶏肉と野菜の生姜あんかけ丼ね。いいわ、任せなさい。とびきり美味しいのを作ってあげるから」
女将さんは力強く頷くと、すぐに厨房へと向かった。
その手際の良さと、頼もしい背中を見ていると、不思議と少しだけ勇気が湧いてくるような気がした。
しばらくして、湯気を立てるあんかけ丼が運ばれてきた。
ご飯の上には、鶏肉と、色とりどりの野菜がたっぷり入った、とろりとした生姜風味の餡がかかっている。
生姜のいい香りが、食欲をそそる。
「いただきます……」
レンゲで餡とご飯を一緒にすくって、一口。
熱々の餡が口の中に広がり、生姜のピリッとした辛味と、鶏肉や野菜の旨みが溶け合って、なんとも言えない美味しさだ。
とろみのある餡がご飯によく絡み、食べ進めるうちに体が内側からぽかぽかと温まってくる。
(美味しい……。なんだか、本当に元気が出てきたみたい……)
夢中で丼をかき込んでいると、女将さんが隣にそっとお茶を置いてくれた。
「ゆっくりお食べ。焦らなくても、誰も取ったりしないからさ」
「はい……ありがとうございます」
女将さんの優しさが、今の私には本当にありがたい。
このあんかけ丼を食べて、少しでも元気を出して、明日からまた、リリアちゃんのためにできることを考えよう。
あんかけ丼を平らげ、温かいお茶を飲んで一息つくと、だいぶ気分も落ち着いてきた。
心配な気持ちが消えたわけではないけれど、美味しいものを食べて、少しだけ前向きになれた気がする。
「女将さん、ごちそうさまでした。すごく美味しかったです。元気が出ました」
「それは良かったわ。レナちゃんが元気じゃないと、私も心配だからね。リリアちゃんのこと、きっと大丈夫よ。あの子は、森の妖精みたいな子だって噂だもの。きっと、森が守ってくれてるわ」
女将さんが、励ますようにそう言ってくれた。
森の妖精、か。
確かに、ミリアさんの話を聞いていると、リリアちゃんはそんな不思議な魅力を持った少女なのかもしれない。
「そうだと、いいんですけど……」
「大丈夫、信じましょ。そして、私たちにできることは、美味しいものを食べて、元気でいることよ。そうすれば、きっと良い知らせが舞い込んでくるわ」
女将さんの言葉は、いつも不思議な力を持っている。
その言葉を聞いていると、本当にそんな気がしてくるのだ。
「はい、そうですね。ありがとうございます、女将さん」
私は女将さんに深く頭を下げ、〈モンス飯亭〉を後にした。
外はもうすっかり暗くなっていたけれど、心の中には、女将さんの温かい言葉と、生姜あんかけ丼の温もりが残っていた。
リリアちゃんの無事を祈りながら、私は家路についた。
明日、ギルドで何か新しい情報が入っているといいのだけれど。
そして、もし私にできることがあるなら、元Sランク冒険者としてではなく、一人の人間として、何か力になりたい。
そんなことを考えながら、夜空を見上げた。
星々が、静かに私を見守ってくれているような気がした。
翌日、ギルドに出勤すると、すぐに捜索隊のリーダーであるベテラン冒険者のゴードンさんが報告に来てくれた。
しかし、残念ながら、まだリリアちゃん発見には至っていないという。
森は広大で、手掛かりも少ないため、捜索は難航しているようだ。
「何か、リリアちゃんが好きだった場所とか、よく行く秘密の場所とか、そういう情報はないものだろうか……」
ゴードンさんが悔しそうに呟く。
その時、ふと私の頭に、ミリアさんが言っていた言葉が蘇った。
『森の動物たちともすぐに仲良くなるような子』
そして、女将さんが言っていた『森の妖精みたいな子』という言葉。
(もしかしたら……)
私は一つの可能性に思い至り、ゴードンさんに提案してみることにした。
「ゴードンさん、一つ試してみたいことがあるのですが……。もしかしたら、リリアちゃんは、『森の賢者』と一緒にいるのかもしれません」
「森の賢者だと?あのフクロウ型の魔獣か?だが、あれは……」
「ええ、危険な可能性も否定できません。でも、リリアちゃんは動物と心を通わせるのが得意だと聞きました。そして、森の賢者も、知性があると言われています。もしかしたら、何か通じ合うものがあって、一緒にいるのではないでしょうか」
私の言葉に、ゴードンさんはしばらく腕を組んで考え込んでいたが、やがて顔を上げた。
「……なるほどな。確かに、あり得ない話ではないかもしれん。よし、その線でもう一度、捜索範囲を絞り直してみよう。賢者の目撃情報があった場所の周辺を、特に重点的にな」
「はい、お願いします。それと、もし賢者と接触する可能性があるなら、絶対に刺激しないように、慎重にお願いします」
「わかっている。リリア嬢の安全が第一だ」
ゴードンさんは力強く頷き、再び捜索へと向かっていった。
私の推測が当たっているかどうかは分からない。
でも、何もしないよりはいいはずだ。
どうか、リリアちゃんが無事でありますように……。
その日の午後は、仕事をしていてもどこか落ち着かなかった。
窓の外を眺めては、ため息をついてしまう。
ナナミちゃんも、私の様子を心配してか、何度か声をかけてくれた。
「佐倉さん、大丈夫ですか?なんだか、元気ないみたいですけど……」
「ありがとう、ナナミちゃん。ちょっと、ね……。でも、大丈夫よ」
「そうですか……。あの、これ、よかったら食べてください!昨日、限定で売ってた『幸せのマカロン』なんです!食べたら、きっと元気出ますよ!」
ナナミちゃんが、可愛らしい箱に入ったマカロンを差し出してくれた。
その優しさが、今の私にはとても嬉しかった。
「ありがとう、ナナミちゃん。いただくわね」
マカロンを一つ口に入れると、優しい甘さが口の中に広がった。
ナナミちゃんの言う通り、なんだか少しだけ元気が出てきたような気がする。
美味しいものと、人の優しさは、最高の薬だ。
定時になり、私は急いで〈モンス飯亭〉へと向かった。
もしかしたら、何か新しい情報が入っているかもしれない。
そんな期待を胸に、暖簾をくぐる。
41
あなたにおすすめの小説
#密売じゃありません!ミツバイギフトで最高に美味しい果物作ったら、領主令息が夫になった件について
国府知里
ファンタジー
「がんばっても報われなかったあなたに」“スローライフ成り上がりファンタジー”
人生に疲れ果てた北村めぐみは、目覚めると異世界の農村で少女グレイスとして転生していた。この世界では6歳で神から“ギフト”を授かるという。グレイスが得た謎の力「ミツバイ」は、果物を蜜のように甘くするという奇跡の力だった!村を、領地を、やがて王国までも変えていく果樹栽培の物語がいま始まる――。美味しさが未来を育てる、異世界農業×スローライフ・ファンタジー!
無能だと追放された「雑用係」のハル、現代の知恵(ライフハック)を駆使したら、呪われた魔王城が聖域化して伝説の賢者と呼ばれ始めた
ユネ
ファンタジー
「君のような無能な掃除係は必要ない!」
勇者パーティーからゴミのように捨てられた雑用係のハル。だが彼女には、前世で培った【家事のプロとしてのライフハック】があった。
移り住んだのは、誰もが恐れる『呪われた魔王城』。しかしハルにとっては、ただの「掃除のしがいがある大型物件」に過ぎなかった!
重曹とクエン酸で呪いを浄化し、アルミホイルで魔物を除け、ジャガイモの皮で伝説の鏡を蘇らせる。
魔法より便利な知恵で、お城はいつの間にか世界一快適な聖域に。
一方、ハルを失った勇者たちは、汚部屋と化した拠点と自らの無知に絶望することになり――。
これは、一人の「掃除好き」が知恵と工夫だけで異世界に革命を起こし、最高のスローライフを手に入れるまでの物語。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/466596284/episode/5320962
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/387029553/episode/10775138
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/84576624/episode/5093144
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/786307039/episode/2285646
『今日も平和に暮らしたいだけなのに、スキルが増えていく主婦です』
チャチャ
ファンタジー
毎日ドタバタ、でもちょっと幸せな日々。
家事を終えて、趣味のゲームをしていた主婦・麻衣のスマホに、ある日突然「スキル習得」の謎メッセージが届く!?
主婦のスキル習得ライフ、今日ものんびり始まります。
元侯爵令嬢の異世界薬膳料理~転生先はみんな食事に興味が無い世界だったので、美味しいご飯で人の身も心も癒します~
向原 行人
ファンタジー
異世界へ転生して数日。十七歳の侯爵令嬢、アリスとして目覚めた私は、早くも限界を迎えていた。
というのも、この世界……みんな食事に興味が無くて、毎食パンとハムだけとか、ハムがチーズに変わるとか、せいぜいその程度だ。
料理というより、食材を並べているだけって感じがする。
元日本人の私としては温かいご飯がたべたいので、自分で食事を作るというと、「貴族が料理など下賤なことをするのは恥だ!」と、意味不明な怒られ方をした。
わかった……だったら、私は貴族を辞める!
家には兄が二人もいるし、姉だっているから問題無いでしょ。
宛てもなく屋敷を飛び出した私は、小さな村で更に酷い食事事情を目の当たりにする。
育ち盛りの子供たちや、身体を使う冒険者たちが、それだけしか食べないなんて……よし、美味しいご飯でみんなも私も幸せになろう!
医食同源! 大食いモフモフ聖獣に、胃袋を掴んでしまった騎士隊長と一緒に、異世界で美味しくて身体に良い食材探しだ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
巻き込まれ召喚された賢者は追放メンツでパーティー組んで旅をする。
彩世幻夜
ファンタジー
2019年ファンタジー小説大賞 190位!
読者の皆様、ありがとうございました!
婚約破棄され家から追放された悪役令嬢が実は優秀な槍斧使いだったり。
実力不足と勇者パーティーを追放された魔物使いだったり。
鑑定で無職判定され村を追放された村人の少年が優秀な剣士だったり。
巻き込まれ召喚され捨てられたヒカルはそんな追放メンツとひょんな事からパーティー組み、チート街道まっしぐら。まずはお約束通りざまあを目指しましょう!
※4/30(火) 本編完結。
※6/7(金) 外伝完結。
※9/1(日)番外編 完結
小説大賞参加中
元王城お抱えスキル研究家の、モフモフ子育てスローライフ 〜スキル:沼?!『前代未聞なスキル持ち』の成長、見守り生活〜
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「エレンはね、スレイがたくさん褒めてくれるから、ここに居ていいんだって思えたの」
***
魔法はないが、神から授かる特殊な力――スキルが存在する世界。
王城にはスキルのあらゆる可能性を模索し、スキル関係のトラブルを解消するための専門家・スキル研究家という職が存在していた。
しかしちょうど一年前、即位したばかりの国王の「そのようなもの、金がかかるばかりで意味がない」という鶴の一声で、職が消滅。
解雇されたスキル研究家のスレイ(26歳)は、ひょんな事から縁も所縁もない田舎の伯爵領に移住し、忙しく働いた王城時代の給金貯蓄でそれなりに広い庭付きの家を買い、元来からの拾い癖と大雑把な性格が相まって、拾ってきた動物たちを放し飼いにしての共同生活を送っている。
ひっそりと「スキルに関する相談を受け付けるための『スキル相談室』」を開業する傍ら、空いた時間は冒険者ギルドで、住民からの戦闘伴わない依頼――通称:非戦闘系依頼(畑仕事や牧場仕事の手伝い)を受け、スローな日々を謳歌していたスレイ。
しかしそんな穏やかな生活も、ある日拾い癖が高じてついに羊を連れた人間(小さな女の子)を拾った事で、少しずつ様変わりし始める。
スキル階級・底辺<ボトム>のありふれたスキル『召喚士』持ちの女の子・エレンと、彼女に召喚されたただの羊(か弱い非戦闘毛動物)メェ君。
何の変哲もない子たちだけど、実は「動物と会話ができる」という、スキル研究家のスレイでも初めて見る特殊な副効果持ちの少女と、『特性:沼』という、ヘンテコなステータス持ちの羊で……?
「今日は野菜の苗植えをします」
「おー!」
「めぇー!!」
友達を一千万人作る事が目標のエレンと、エレンの事が好きすぎるあまり、人前でもお構いなくつい『沼』の力を使ってしまうメェ君。
そんな一人と一匹を、スキル研究家としても保護者としても、スローライフを通して褒めて伸ばして導いていく。
子育て成長、お仕事ストーリー。
ここに爆誕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる