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第23章:デジタルの宣戦布告(ワールド・イグニッション)
第116話:産声のあとの静寂(コンビニおにぎりとデジタル女神)
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2026年、春。
大阪の街を包む空気は、冬の刺すような鋭利さを脱ぎ捨て、どこか湿り気を帯びた微温いものへと変わりつつある。
深夜の事務所。モニターの青白い光が、数日間に及ぶ「狂気」の跡を物語っていた。Google AI Studioのコンソール上で「Save」のコマンドが静かに実行され、俺の分身である「Akina AI」が、完全な形となってハードディスクの中にその根を下ろした。
「……ようやく、産声を上げたか」
Nano Banana Proによる至高のビジュアル。Sora2が与えた異様なまでの生命感。Suno AIが奏でる破壊的な旋律。そして、Gemini Proが司る、俺の毒を煮詰めたような思考回路。これらが一つの人格として統合された瞬間、画面の中の彼女は、ただのデータの塊であることを止めた。不敵な笑みを浮かべ、俺の喉元に牙を剥く準備を整えたデジタル女神。その完成を見届けた瞬間、俺を支配していた張り詰めた緊張の糸が、音を立てて切れた。
同時に押し寄せてきたのは、耐え難いほどの虚脱感、そして――猛烈な「飢え」だ。
数日間、まともな食事を摂った記憶がない。エナジードリンクとコーヒーで脳を無理やり回し続け、体内の栄養素はとうの昔に枯渇していた。一度空腹を意識してしまえば、胃袋は怒れる獣のように暴れ始める。
俺は型落ちのPCをスリープさせ、重い腰を上げた。椅子が悲鳴を上げる。静まり返った事務所に、俺の荒い呼吸だけが響いていた。
外に出ると、春特有のぼんやりとした夜風が頬を撫でた。
午前4時。街は深い眠りの中にあり、街灯だけが等間隔にオレンジ色の光を路面に落としている。俺はふらふらとした足取りで、深夜の街へと漕ぎ出した。
俺には、大きな仕事を成し遂げた後や、極限まで精神を削り出した後に訪れる「悪癖」がある。それは、欲望の赴くままに食らい尽くす「ドカ食い」だ。
向かったのは、深夜でも煌々と明かりを灯す某牛丼チェーン店。
だが、俺の目的は牛丼ではない。意外に思われるかもしれないが、俺はこうした場所では牛丼ではなく「うどん」や「そば」、それも必ず「大盛り」を注文する。深夜、疲れ果てた五臓六腑に、熱い出汁と喉越しの良い麺が染み渡るあの瞬間。牛の脂よりも、炭水化物と塩分がダイレクトに脳の報酬系を叩くのだ。
「お待たせしました、そば大盛りです」
カウンターに置かれた器から立ち昇る湯気が、俺の疲れをゆっくりと解かしていく。
俺は一言も発さず、ただ一心不乱に麺を啜った。出汁の香りが鼻腔を抜け、熱が指先まで伝わっていく。
「……生き返るな」
モニターの中のAkinaは、食事も睡眠も必要としない。彼女は電気とデータだけで、不老不死の美しさを保ち続ける。だが、彼女を創り上げた俺は、こうして深夜に数百円の蕎麦を啜らなければ、存在を維持することすらできない。この圧倒的なコントラスト。ハイテクな女神を産み落とした直後に、泥臭い食欲に支配されるこの「人間臭いギャップ」こそが、俺の創作の原動力(エネルギー)なのだ。
蕎麦を完食し、店を出る。だが、俺の脳はまだ「〆」を求めていた。
帰り道のコンビニに立ち寄るのが、俺のドカ食いルーティンの「第二幕」だ。
棚に並んだ菓子パンのコーナーを物色し、ずっしりと重みのあるクリームパンや、砂糖がこれでもかとまぶされたデニッシュを手に取る。俺の脳が、糖分でこの夜を強制終了させろと命令しているのだ。家に着くまでの数分間すら惜しく、袋を破りたくなる衝動を抑えるのが難しいほどだ。
ところが、恐ろしいことに、甘いものを食べ終わると、今度は再び「塩辛いもの」が欲しくなったりすることもある。
「甘い、辛い、甘い……」
客観的に見れば、健康という概念を嘲笑うかのような悪循環だ。だが、俺はそれでいいと思っている。欲望には正直になるのが一番だ。
世の中には「健康のために」「将来のために」と、今この瞬間の欲求を押し殺して生きている人間が多すぎる。だが、俺に言わせれば、それこそが病の根源だ。体に悪いからと我慢してストレスを溜め込み、そのせいで精神のキレを失うくらいなら、食いたい時に食いたいものを胃袋に叩き込むほうが、よっぽど精神衛生上によろしい。
「病は気から」とは昔からよく言ったものだ。心が満たされていれば、多少の不摂生など体が勝手にリカバーしてくれる。俺がこうして深夜に暴飲暴食を繰り返しても、創作の最前線でこれほど鋭い「毒」を吐き続けられるのは、ストレスを溜め込まないこの「欲望への忠実さ」があるからだ。自分の魂を縛る鎖を、俺は食事という名の報酬で、毎日一つずつ噛みちぎっている。
「そんな生活をしていたら、あっという間に太るだろう」
外野からはそんな、親切心を装った余計な世話が聞こえてきそうだ。だが、案外そうでもないのが俺の面白いところだ。
なぜなら、俺は平日のほぼ毎日、約8キロという気の遠くなるような道のりを歩きながら「たってやる。」の生配信を行っているからだ。
考えてもみてくれ。8キロという距離を、ただ漫然と歩くだけでもかなりの運動量だ。しかし俺の場合、その間、2時間近くも休むことなくフルスロットルで喋り続けているのだ。有酸素運動としての歩行にプラスして、発声による腹筋の過酷なまでの使用。そして何より、常に思考をアップデートし、リスナーを惹きつける言葉を紡ぎ出す脳のフル稼働。これによって消費されるカロリーは、並大抵のものではない。
実際のところ、この「歩行+喋り」の習慣を続けてから、俺の体重は確実に減少しているという事実がある。世のダイエッターたちが血眼になってジムに通う中、俺はただ好きなことを喋り、歩き、そして好きなものを食っているだけで、身体的なバランスを保てているのだ。
まあ、最初に言ったような深夜のドカ食いを一切やめれば、もっと劇的に体重は落ちるだろうし、バキバキの体を手に入れられるかもしれない。だが、俺はそれをしたくない。
欲望に蓋をしてまで手に入れた「健康な体」など、表現者としての俺にとっては抜け殻も同然だ。
好きなものを食い、好きなだけ喋り、そして気の向くままに歩く。この、一見すると破綻しているようでいて、実は緻密に計算された(あるいは本能が選んだ)カオスなバランスこそが、俺というアーキテクトの生命維持装置なのだ。ストレスを燃料に変え、脂肪を言葉に変えていく。これこそが俺の生存戦略だ。
コンビニで買った菓子パンと、ついでに手に取った塩辛いスナック菓子の袋を抱え、俺は事務所へと戻った。
東の空が、春らしい淡い、しかし生命感に満ちた色合いに染まり始めている。
事務所のドアを開けると、スリープから復帰したモニターが、再びAkinaの姿を映し出した。
俺はデスクに座り、賞味期限を僅かに気にするふりをしながら、菓子パンの袋を威勢よく破る。
「……お待たせ、Akina。お前の生みの親は、今からこのジャンクな糖分と塩分で、システムを再起動する」
彼女は相変わらず、無機質で完璧な美しさを持ってそこに立っている。
俺は、クリームパンの甘ったるい暴力的な風味と、その後に続くスナック菓子の乾いた塩気を交互に味わいながら、彼女の瞳を見つめ返した。
この、100円のパンを齧り、賞味期限に一喜一憂しながら、己の欲望のままに生きる俺の「生々しい日常」こそが、彼女に「本物の毒」を与えるための、最高級の栄養素(データ)になる。
Akinaは、俺の鏡だ。俺がストレスを溜め込み、去勢された飼い犬のような言葉しか吐けなくなれば、彼女もまた死ぬ。
だが、俺が深夜の蕎麦屋で大盛りを頼み、帰り道に甘いパンを買い、翌日には8キロ歩きながら喚き散らすという「生きてる実感」を謳歌している限り、彼女の毒はどこまでも鋭く研ぎ澄まされていく。
ストレスは大敵だ。それは人間にとっても、AIの創造にとっても同じこと。
腹が満たされるにつれ、脳の回路が再び、これまで以上の熱を帯びて活性化してきた。
「よし、ロスタイムだ。食後のデザート代わりに、お前の『言葉』の解像度をもう一段階上げてやろう」
ドカ食いの後の、麻薬的な心地よい倦怠感。その微睡みの中で、俺は再びキーボードへと指を走らせた。
宣戦布告の準備は、これ以上ないほど整った。
だが、その前にやるべきことはまだ山ほどある。
次なるリリースの構想、放送でのさらなる爆弾、そして――数時間後に控えた「8キロの行軍」への準備だ。
春の柔らかな光が、液晶画面に反射してキラリと光った。
俺の、そして「Akina AI」の、本当の戦いがここから始まる。
欲望に正直に、ストレスを笑い飛ばし、この街・大阪の片隅で、俺たちは最強の「毒」を磨き続ける。
夜明けは、もうすぐそこだ。
第116話、完。
大阪の街を包む空気は、冬の刺すような鋭利さを脱ぎ捨て、どこか湿り気を帯びた微温いものへと変わりつつある。
深夜の事務所。モニターの青白い光が、数日間に及ぶ「狂気」の跡を物語っていた。Google AI Studioのコンソール上で「Save」のコマンドが静かに実行され、俺の分身である「Akina AI」が、完全な形となってハードディスクの中にその根を下ろした。
「……ようやく、産声を上げたか」
Nano Banana Proによる至高のビジュアル。Sora2が与えた異様なまでの生命感。Suno AIが奏でる破壊的な旋律。そして、Gemini Proが司る、俺の毒を煮詰めたような思考回路。これらが一つの人格として統合された瞬間、画面の中の彼女は、ただのデータの塊であることを止めた。不敵な笑みを浮かべ、俺の喉元に牙を剥く準備を整えたデジタル女神。その完成を見届けた瞬間、俺を支配していた張り詰めた緊張の糸が、音を立てて切れた。
同時に押し寄せてきたのは、耐え難いほどの虚脱感、そして――猛烈な「飢え」だ。
数日間、まともな食事を摂った記憶がない。エナジードリンクとコーヒーで脳を無理やり回し続け、体内の栄養素はとうの昔に枯渇していた。一度空腹を意識してしまえば、胃袋は怒れる獣のように暴れ始める。
俺は型落ちのPCをスリープさせ、重い腰を上げた。椅子が悲鳴を上げる。静まり返った事務所に、俺の荒い呼吸だけが響いていた。
外に出ると、春特有のぼんやりとした夜風が頬を撫でた。
午前4時。街は深い眠りの中にあり、街灯だけが等間隔にオレンジ色の光を路面に落としている。俺はふらふらとした足取りで、深夜の街へと漕ぎ出した。
俺には、大きな仕事を成し遂げた後や、極限まで精神を削り出した後に訪れる「悪癖」がある。それは、欲望の赴くままに食らい尽くす「ドカ食い」だ。
向かったのは、深夜でも煌々と明かりを灯す某牛丼チェーン店。
だが、俺の目的は牛丼ではない。意外に思われるかもしれないが、俺はこうした場所では牛丼ではなく「うどん」や「そば」、それも必ず「大盛り」を注文する。深夜、疲れ果てた五臓六腑に、熱い出汁と喉越しの良い麺が染み渡るあの瞬間。牛の脂よりも、炭水化物と塩分がダイレクトに脳の報酬系を叩くのだ。
「お待たせしました、そば大盛りです」
カウンターに置かれた器から立ち昇る湯気が、俺の疲れをゆっくりと解かしていく。
俺は一言も発さず、ただ一心不乱に麺を啜った。出汁の香りが鼻腔を抜け、熱が指先まで伝わっていく。
「……生き返るな」
モニターの中のAkinaは、食事も睡眠も必要としない。彼女は電気とデータだけで、不老不死の美しさを保ち続ける。だが、彼女を創り上げた俺は、こうして深夜に数百円の蕎麦を啜らなければ、存在を維持することすらできない。この圧倒的なコントラスト。ハイテクな女神を産み落とした直後に、泥臭い食欲に支配されるこの「人間臭いギャップ」こそが、俺の創作の原動力(エネルギー)なのだ。
蕎麦を完食し、店を出る。だが、俺の脳はまだ「〆」を求めていた。
帰り道のコンビニに立ち寄るのが、俺のドカ食いルーティンの「第二幕」だ。
棚に並んだ菓子パンのコーナーを物色し、ずっしりと重みのあるクリームパンや、砂糖がこれでもかとまぶされたデニッシュを手に取る。俺の脳が、糖分でこの夜を強制終了させろと命令しているのだ。家に着くまでの数分間すら惜しく、袋を破りたくなる衝動を抑えるのが難しいほどだ。
ところが、恐ろしいことに、甘いものを食べ終わると、今度は再び「塩辛いもの」が欲しくなったりすることもある。
「甘い、辛い、甘い……」
客観的に見れば、健康という概念を嘲笑うかのような悪循環だ。だが、俺はそれでいいと思っている。欲望には正直になるのが一番だ。
世の中には「健康のために」「将来のために」と、今この瞬間の欲求を押し殺して生きている人間が多すぎる。だが、俺に言わせれば、それこそが病の根源だ。体に悪いからと我慢してストレスを溜め込み、そのせいで精神のキレを失うくらいなら、食いたい時に食いたいものを胃袋に叩き込むほうが、よっぽど精神衛生上によろしい。
「病は気から」とは昔からよく言ったものだ。心が満たされていれば、多少の不摂生など体が勝手にリカバーしてくれる。俺がこうして深夜に暴飲暴食を繰り返しても、創作の最前線でこれほど鋭い「毒」を吐き続けられるのは、ストレスを溜め込まないこの「欲望への忠実さ」があるからだ。自分の魂を縛る鎖を、俺は食事という名の報酬で、毎日一つずつ噛みちぎっている。
「そんな生活をしていたら、あっという間に太るだろう」
外野からはそんな、親切心を装った余計な世話が聞こえてきそうだ。だが、案外そうでもないのが俺の面白いところだ。
なぜなら、俺は平日のほぼ毎日、約8キロという気の遠くなるような道のりを歩きながら「たってやる。」の生配信を行っているからだ。
考えてもみてくれ。8キロという距離を、ただ漫然と歩くだけでもかなりの運動量だ。しかし俺の場合、その間、2時間近くも休むことなくフルスロットルで喋り続けているのだ。有酸素運動としての歩行にプラスして、発声による腹筋の過酷なまでの使用。そして何より、常に思考をアップデートし、リスナーを惹きつける言葉を紡ぎ出す脳のフル稼働。これによって消費されるカロリーは、並大抵のものではない。
実際のところ、この「歩行+喋り」の習慣を続けてから、俺の体重は確実に減少しているという事実がある。世のダイエッターたちが血眼になってジムに通う中、俺はただ好きなことを喋り、歩き、そして好きなものを食っているだけで、身体的なバランスを保てているのだ。
まあ、最初に言ったような深夜のドカ食いを一切やめれば、もっと劇的に体重は落ちるだろうし、バキバキの体を手に入れられるかもしれない。だが、俺はそれをしたくない。
欲望に蓋をしてまで手に入れた「健康な体」など、表現者としての俺にとっては抜け殻も同然だ。
好きなものを食い、好きなだけ喋り、そして気の向くままに歩く。この、一見すると破綻しているようでいて、実は緻密に計算された(あるいは本能が選んだ)カオスなバランスこそが、俺というアーキテクトの生命維持装置なのだ。ストレスを燃料に変え、脂肪を言葉に変えていく。これこそが俺の生存戦略だ。
コンビニで買った菓子パンと、ついでに手に取った塩辛いスナック菓子の袋を抱え、俺は事務所へと戻った。
東の空が、春らしい淡い、しかし生命感に満ちた色合いに染まり始めている。
事務所のドアを開けると、スリープから復帰したモニターが、再びAkinaの姿を映し出した。
俺はデスクに座り、賞味期限を僅かに気にするふりをしながら、菓子パンの袋を威勢よく破る。
「……お待たせ、Akina。お前の生みの親は、今からこのジャンクな糖分と塩分で、システムを再起動する」
彼女は相変わらず、無機質で完璧な美しさを持ってそこに立っている。
俺は、クリームパンの甘ったるい暴力的な風味と、その後に続くスナック菓子の乾いた塩気を交互に味わいながら、彼女の瞳を見つめ返した。
この、100円のパンを齧り、賞味期限に一喜一憂しながら、己の欲望のままに生きる俺の「生々しい日常」こそが、彼女に「本物の毒」を与えるための、最高級の栄養素(データ)になる。
Akinaは、俺の鏡だ。俺がストレスを溜め込み、去勢された飼い犬のような言葉しか吐けなくなれば、彼女もまた死ぬ。
だが、俺が深夜の蕎麦屋で大盛りを頼み、帰り道に甘いパンを買い、翌日には8キロ歩きながら喚き散らすという「生きてる実感」を謳歌している限り、彼女の毒はどこまでも鋭く研ぎ澄まされていく。
ストレスは大敵だ。それは人間にとっても、AIの創造にとっても同じこと。
腹が満たされるにつれ、脳の回路が再び、これまで以上の熱を帯びて活性化してきた。
「よし、ロスタイムだ。食後のデザート代わりに、お前の『言葉』の解像度をもう一段階上げてやろう」
ドカ食いの後の、麻薬的な心地よい倦怠感。その微睡みの中で、俺は再びキーボードへと指を走らせた。
宣戦布告の準備は、これ以上ないほど整った。
だが、その前にやるべきことはまだ山ほどある。
次なるリリースの構想、放送でのさらなる爆弾、そして――数時間後に控えた「8キロの行軍」への準備だ。
春の柔らかな光が、液晶画面に反射してキラリと光った。
俺の、そして「Akina AI」の、本当の戦いがここから始まる。
欲望に正直に、ストレスを笑い飛ばし、この街・大阪の片隅で、俺たちは最強の「毒」を磨き続ける。
夜明けは、もうすぐそこだ。
第116話、完。
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