14 / 17
14.人気と流行
しおりを挟む
アレクサは、兄のフレデリクに頼みこまれて、リーカー伯爵家のお茶会やガーデンパーティーや夜会に引っ張り出された。
リーカー家の催しでは、もっぱらアレクサは放っておかれた。
兄がレベッカ・リーカーに夢中だったからだ。
あの夜、ダンスに誘ったのがきっかけで、二人はほどよい距離で親密になっていた。どちらも今は婚約者がいない身同士だ。うまくまとまればいいのにと、アレクサは応援していた。
しかし、放っておかれるのには参った。
アレクサに婚約者がいないことは知れ渡っているので、独身の殿方からのお誘いが引きも切らなかった。アレクサは失礼にならない程度に、あしらうのが大変だった。
それでもシャーロットやレベッカとは親しくなり、他の令嬢も紹介された。
王家主催の夜会で、その令嬢達や令嬢についている母親やシャペロンと歓談している時、ふとアレクサのアクセサリーが話題になった。
「とても豪華ね。わたしもそんなイヤリングが欲しいけれど、とても無理だわ」
アレクサは輝くカットを施したシャンデリア・イヤリングと揃いのネックレスを身に着けていた。
「あら」
アレクサは笑って首を振って、イヤリングが灯火を受けて輝くのを見せた。
「これは特殊なカットを施したガラスですのよ」
「ガラスですって?」
みな、驚いたようだ。
「うちの領地は良質なクリスタル・ガラスの材量の産地ですの。それで腕のいい工房が多く集まっているのです。母が身に着けるには軽々しいですが、わたくしのような若輩者にはこれで十分ですわ」
アレクサはくるりと回って、髪飾りも見せた。
「これも同じですわ。豪華に見えますが、割と手ごろなお値段ですのよ」
アレクサの周りが、さわさわとざわめく。
「わたくしも欲しいわ」
「わたくしも」
令嬢達が自分の保護者を見て、ねだるように言う。
それを受けてアレクサは
「カタログをお送りしましょうか?」
と言うと、何人もの希望者が集まった。
カタログを送った数日後には注文が殺到し、翌月にはオールディス侯爵領の工房のガラスのアクセサリーが、若い令嬢だけではなく、多くの女性を飾った。
さらにアレクサが好んで着ている、柔らかな絹地と軽やかなオーガンザの組み合わせのドレスも流行した。
アレクサの朗らかで優しく、嫌味や当てこすりを軽くかわすその様子に人気が集まった。
「オリヴィア・バッケスとスティンキー・ガールズにお気をつけあそばせ」
愉快そうにステファニー・マッカリスターが、耳元で囁いた。
「あんな汚らしいボロ布の塊みたいなドレスは、当然不発に終わっていますからね。それにしても…」
くすくす笑いながら続ける。
「自分やスティンキー・ガールズに、流行を発信するほどの魅力があるなんて、どうして思えるのかしらね。幸せなおつむの持ち主よね」
オリヴィア・バッケスやスティンキー・ガールズは、誰もアレクサに紹介しないので、接点がないままシーズンが過ぎて行った。スティンキー・ガールズの何人かは、物欲しそうに近くに寄って来ようとしていた。確かに彼女達はスティンキー(臭い)だとアレクサも思った。
その甘ったるくて重たい匂いは、アレクサには悪臭に感じられた。
その匂いが近づくと、アレクサはそこから遠ざかった。アレクサの周囲に集まる人々も同様で、なにかしら理由をつけてその場から移動した。
「南国の森の中にね、大きな花が咲くんですって」
ステファニー・マッカリスターが言った。
「なんでも動物の死体を苗床に、葉も茎もない花なんですって。その花からは腐ったゴミのような臭いがするそうよ。そこに薄汚いハエのような虫が集まるんですって」
辛辣な言いようだ。
つまりはスティンキー・ガールズがその花で、彼女達に骨抜きになっている男達がハエと言っているのだ。
ところでアレックス殿下は、めったに社交の場に出てこなかった。
ある夜、珍しく彼が夜会に出た時、アレクサはオリヴィア・バッケスが「秋波を送る」現場を見た。
「夫は商売が忙しくて、わたくしは放っておかれているのですよ」
大きな声でぼやきながら、アレックス殿下にオリヴィア・バッケスはどんどん近づいて行った。
なんて無礼な。
アレクサはぎょっとした。
遠目にも厚化粧のオリヴィア・バッケスは、ステファニー・マッカリスターが言ったようにボロ布の塊から、にょっきり黒い上半身を出しているように見える。その上半身も二段の膨らんだ袖で、大きく見える。
「どなたかわたくしのお相手になってくださらないかしら?」
そう言って、アレックス殿下をあからさまに見つめる。アレックス殿下は気づかない風で、実は気づいているのだが、すっとかわして去って行く。追いすがるオリヴィア・バッケス。
「お待ちになって、アレックス様」
再びアレクサはぎょっとした。無礼も極まっているわ。
「ねえ、踊ってくださらない?」
アレクサは驚きを通り越してぞっとした。
王族に対しての礼儀もなにもない。
さすがに周囲がざわめいた。
アレックス殿下は、聞こえない風でホールを出て行った。
オリヴィア・バッケスは扇を床に叩きつけた。
「昔の行き違いで、ちょっとつれないわ!!」
人目も気にせずわめいた。
この人、頭がおかしいのじゃない?
アレクサは思った。
もし、クローディア叔母がこの場にいたら…
実は修道院から戻ってから、クローディア叔母にも毎回王家からの招待状が来ているのだ。しかしクローディア叔母はそれに応じたことはない。
もしクローディア叔母が社交界に出ていたら、あの図々しく無作法なオリヴィア・バッケスはどうしただろう?その辺も、クローディア叔母が家に引きこもっている理由なのだろう。
おそらくオリヴィア・バッケスは、大騒ぎして混乱をもたらすのだろう。
そんなことをアレクサが考えていたその時、オリヴィア・バッケスはくるっとこちらを向いた。ぎっとアレクサを睨みつけた。そしてツカツカとこちらへ寄ってきた。
どうしよう。
一瞬、アレクサは迷った。
しかし、オリヴィア・バッケスはアレクサに紹介されていない。まさか侯爵家の娘にいきなり話しかけまいと思ったが、オリヴィア・バッケスにはそんな礼儀は関係ないらしかった。
「クローディアはどうしているの?」
まあ、なんて無礼な。
答えを探す間もなく、アレクサは誰かに手をとられていた。
「レディ・アレクサ、私とダンスの約束だ」
ジェイムズ殿下がそのまま、アレクサを踊りの輪へと連れ去った。
「ありがとう存じます、殿下」
「よしてくれ、レキシー。オリヴィア・バッケスには礼儀なんかないんだから、気を付けて」
「胸が悪くなるほどの臭いだったわ」
「確かにね。ほら、君を睨んでいる。気づかないふりをして。ダンスが終わったら帰った方がいい」
ジェイムズ殿下はそのままアレクサを家族の元へ連れて行ってくれた。
リーカー家の催しでは、もっぱらアレクサは放っておかれた。
兄がレベッカ・リーカーに夢中だったからだ。
あの夜、ダンスに誘ったのがきっかけで、二人はほどよい距離で親密になっていた。どちらも今は婚約者がいない身同士だ。うまくまとまればいいのにと、アレクサは応援していた。
しかし、放っておかれるのには参った。
アレクサに婚約者がいないことは知れ渡っているので、独身の殿方からのお誘いが引きも切らなかった。アレクサは失礼にならない程度に、あしらうのが大変だった。
それでもシャーロットやレベッカとは親しくなり、他の令嬢も紹介された。
王家主催の夜会で、その令嬢達や令嬢についている母親やシャペロンと歓談している時、ふとアレクサのアクセサリーが話題になった。
「とても豪華ね。わたしもそんなイヤリングが欲しいけれど、とても無理だわ」
アレクサは輝くカットを施したシャンデリア・イヤリングと揃いのネックレスを身に着けていた。
「あら」
アレクサは笑って首を振って、イヤリングが灯火を受けて輝くのを見せた。
「これは特殊なカットを施したガラスですのよ」
「ガラスですって?」
みな、驚いたようだ。
「うちの領地は良質なクリスタル・ガラスの材量の産地ですの。それで腕のいい工房が多く集まっているのです。母が身に着けるには軽々しいですが、わたくしのような若輩者にはこれで十分ですわ」
アレクサはくるりと回って、髪飾りも見せた。
「これも同じですわ。豪華に見えますが、割と手ごろなお値段ですのよ」
アレクサの周りが、さわさわとざわめく。
「わたくしも欲しいわ」
「わたくしも」
令嬢達が自分の保護者を見て、ねだるように言う。
それを受けてアレクサは
「カタログをお送りしましょうか?」
と言うと、何人もの希望者が集まった。
カタログを送った数日後には注文が殺到し、翌月にはオールディス侯爵領の工房のガラスのアクセサリーが、若い令嬢だけではなく、多くの女性を飾った。
さらにアレクサが好んで着ている、柔らかな絹地と軽やかなオーガンザの組み合わせのドレスも流行した。
アレクサの朗らかで優しく、嫌味や当てこすりを軽くかわすその様子に人気が集まった。
「オリヴィア・バッケスとスティンキー・ガールズにお気をつけあそばせ」
愉快そうにステファニー・マッカリスターが、耳元で囁いた。
「あんな汚らしいボロ布の塊みたいなドレスは、当然不発に終わっていますからね。それにしても…」
くすくす笑いながら続ける。
「自分やスティンキー・ガールズに、流行を発信するほどの魅力があるなんて、どうして思えるのかしらね。幸せなおつむの持ち主よね」
オリヴィア・バッケスやスティンキー・ガールズは、誰もアレクサに紹介しないので、接点がないままシーズンが過ぎて行った。スティンキー・ガールズの何人かは、物欲しそうに近くに寄って来ようとしていた。確かに彼女達はスティンキー(臭い)だとアレクサも思った。
その甘ったるくて重たい匂いは、アレクサには悪臭に感じられた。
その匂いが近づくと、アレクサはそこから遠ざかった。アレクサの周囲に集まる人々も同様で、なにかしら理由をつけてその場から移動した。
「南国の森の中にね、大きな花が咲くんですって」
ステファニー・マッカリスターが言った。
「なんでも動物の死体を苗床に、葉も茎もない花なんですって。その花からは腐ったゴミのような臭いがするそうよ。そこに薄汚いハエのような虫が集まるんですって」
辛辣な言いようだ。
つまりはスティンキー・ガールズがその花で、彼女達に骨抜きになっている男達がハエと言っているのだ。
ところでアレックス殿下は、めったに社交の場に出てこなかった。
ある夜、珍しく彼が夜会に出た時、アレクサはオリヴィア・バッケスが「秋波を送る」現場を見た。
「夫は商売が忙しくて、わたくしは放っておかれているのですよ」
大きな声でぼやきながら、アレックス殿下にオリヴィア・バッケスはどんどん近づいて行った。
なんて無礼な。
アレクサはぎょっとした。
遠目にも厚化粧のオリヴィア・バッケスは、ステファニー・マッカリスターが言ったようにボロ布の塊から、にょっきり黒い上半身を出しているように見える。その上半身も二段の膨らんだ袖で、大きく見える。
「どなたかわたくしのお相手になってくださらないかしら?」
そう言って、アレックス殿下をあからさまに見つめる。アレックス殿下は気づかない風で、実は気づいているのだが、すっとかわして去って行く。追いすがるオリヴィア・バッケス。
「お待ちになって、アレックス様」
再びアレクサはぎょっとした。無礼も極まっているわ。
「ねえ、踊ってくださらない?」
アレクサは驚きを通り越してぞっとした。
王族に対しての礼儀もなにもない。
さすがに周囲がざわめいた。
アレックス殿下は、聞こえない風でホールを出て行った。
オリヴィア・バッケスは扇を床に叩きつけた。
「昔の行き違いで、ちょっとつれないわ!!」
人目も気にせずわめいた。
この人、頭がおかしいのじゃない?
アレクサは思った。
もし、クローディア叔母がこの場にいたら…
実は修道院から戻ってから、クローディア叔母にも毎回王家からの招待状が来ているのだ。しかしクローディア叔母はそれに応じたことはない。
もしクローディア叔母が社交界に出ていたら、あの図々しく無作法なオリヴィア・バッケスはどうしただろう?その辺も、クローディア叔母が家に引きこもっている理由なのだろう。
おそらくオリヴィア・バッケスは、大騒ぎして混乱をもたらすのだろう。
そんなことをアレクサが考えていたその時、オリヴィア・バッケスはくるっとこちらを向いた。ぎっとアレクサを睨みつけた。そしてツカツカとこちらへ寄ってきた。
どうしよう。
一瞬、アレクサは迷った。
しかし、オリヴィア・バッケスはアレクサに紹介されていない。まさか侯爵家の娘にいきなり話しかけまいと思ったが、オリヴィア・バッケスにはそんな礼儀は関係ないらしかった。
「クローディアはどうしているの?」
まあ、なんて無礼な。
答えを探す間もなく、アレクサは誰かに手をとられていた。
「レディ・アレクサ、私とダンスの約束だ」
ジェイムズ殿下がそのまま、アレクサを踊りの輪へと連れ去った。
「ありがとう存じます、殿下」
「よしてくれ、レキシー。オリヴィア・バッケスには礼儀なんかないんだから、気を付けて」
「胸が悪くなるほどの臭いだったわ」
「確かにね。ほら、君を睨んでいる。気づかないふりをして。ダンスが終わったら帰った方がいい」
ジェイムズ殿下はそのままアレクサを家族の元へ連れて行ってくれた。
18
あなたにおすすめの小説
『婚約破棄されたので北の港を発展させたら
ふわふわ
恋愛
王立学園の卒業舞踏会。
公爵令嬢アリアベルは、王太子カルディオンから突然の婚約破棄を告げられる。
「真実の愛を見つけた」
そう言って王太子が選んだのは、涙を流す義妹ヴィオレッタだった。
王都から追い出され、すべてを失った――
はずだった。
アリアベルが向かったのは、王国の北にある小さな港町。
しかし彼女の手腕によって港は急速に発展し、やがて王国最大の交易港へと変わっていく。
一方その頃、王太子と義妹は王都で好き勝手に振る舞っていたが――
やがてすべてが崩れ始める。
王太子は国外追放。
義妹は社交界から追放され修道院送り。
そして気づいた頃には、北の港こそが王国の中心になっていた。
「私はもう誰のものでもありません」
これは、婚約破棄された令嬢が自分の人生を取り戻し、
王国の未来を変えていく物語。
そして――
彼女の隣には、いつしか新しい王太子の姿があった。
婚約破棄から始まる、逆転ざまぁロマンス。✨
婚約破棄されたので、もうあなたを想うのはやめます
藤原遊
恋愛
王城の舞踏会で、公爵令息から一方的に婚約破棄を告げられた令嬢。
彼の仕事を支えるため領地運営を担ってきたが、婚約者でなくなった以上、その役目を続ける理由はない。
去った先で彼女の能力を正当に評価したのは、軍事を握る王弟辺境伯だった。
想うことをやめた先で、彼女は“対等に必要とされる場所”を手に入れる。
【完結済】婚約破棄から始まる物語~真実の愛と言う茶番で、私の至福のティータイムを邪魔しないでくださいな
をち。「もう我慢なんて」書籍発売中
恋愛
約束の時間に遅れ、さらには腕に女性を貼り付けて登場したアレックス殿下。
彼は悪びれることすらなく、ドヤ顔でこう仰いました。
「レティシア。君との婚約は破棄させてもらう」
婚約者の義務としての定例のお茶会。まずは遅れたことに謝罪するのが筋なのでは?
1時間も待たせたあげく、開口一番それですか? しかも腕に他の女を張り付けて?
うーん……おバカさんなのかしら?
婚約破棄の正当な理由はあるのですか?
1話完結です。
定番の婚約破棄から始まるザマァを書いてみました。
傲慢令嬢は、猫かぶりをやめてみた。お好きなように呼んでくださいませ。愛しいひとが私のことをわかってくださるなら、それで十分ですもの。
石河 翠
恋愛
高飛車で傲慢な令嬢として有名だった侯爵令嬢のダイアナは、婚約者から婚約を破棄される直前、階段から落ちて頭を打ち、記憶喪失になった上、体が不自由になってしまう。
そのまま修道院に身を寄せることになったダイアナだが、彼女はその暮らしを嬉々として受け入れる。妾の子であり、貴族暮らしに馴染めなかったダイアナには、修道院での暮らしこそ理想だったのだ。
新しい婚約者とうまくいかない元婚約者がダイアナに接触してくるが、彼女は突き放す。身勝手な言い分の元婚約者に対し、彼女は怒りを露にし……。
初恋のひとのために貴族教育を頑張っていたヒロインと、健気なヒロインを見守ってきたヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、別サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
[完結]国から捨てられた伯爵令嬢は南国で売られる
青空一夏
恋愛
災い扱いされた魔法の力を持つ伯爵令嬢スノア。
国や両親に捨てられ、商人に連れられて常夏の国へと辿り着く。
そこでスノアはお仕事に励むのだが、役に立つたびに“売られる”という不思議な日々が始まる。
売られては働き、働いてはまた売られるスノアは、一体どこへ行き着くのか――?
魔法と発想で仕事が認められていく一方、居場所のなさに心は少しだけ不安定に。
スノアは自分の居場所を見つけ、幸せになれるのでしょか?
本編完結後、ざまぁ番外編あり。
冷酷王太子に婚約破棄された令嬢は、辺境で出会った隣国の将軍に一途に愛される
usako
恋愛
王太子アルノルトの婚約者として完璧に振る舞い続けた公爵令嬢エリシア。しかし、ある日突然、「心から愛する女性ができた」と婚約を一方的に破棄される。王都で笑われ、侮られ、追い出されるように実家を出たエリシアが辿り着いたのは、魔獣が出没する辺境の砦。
そこで出会ったのは、無骨だが誠実な隣国の将軍ライアンだった。彼の不器用な優しさに触れ、少しずつ心を取り戻すエリシア。
一方、王都では彼女を失った王太子が後悔とともに破滅への道を歩み始める——。
冷遇令嬢が愛を取り戻す「ざまぁ」と「溺愛」の王道ストーリー。
四の五の言わず離婚届にサインをしてくれません?
白雲八鈴
恋愛
アルディーラ公爵夫人であるミレーネは、他の人からみれば羨ましいと思える立場にいた。
王妹の母譲りの美人の顔立ち、公爵夫人として注目を集める立場、そして領地の運営は革命と言えるほど領地に潤いを与えていた。
だが、そんなミレーネの心の中にあるのは『早く離婚したい』だった。
順風満帆と言えるミレーネは何が不満なのか。その原因は何か。何故離婚できないのか。
そこから始まる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる