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15.再燃した過去
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夏の社交のシーズンが終わり、アレクサは胸を撫で下ろした。概ね成功と言えた。
「この夏はうちの領地のクリスタル・ガラスのアクセサリーがよく売れましたが、アレクサ?」
母が問う。
「冬はどうするの?夏の流行をそのままという訳にはいきませんよ」
「そうですね。色付きのクリスタル・ガラスのアクセセリーの指示書を、各工房に送っています。冬はそれと、地紋の入った絹地に幅広のレースをあしらった、三段切り替えのスカートのドレスを注文しようと思っています」
母は頷いた。
「豪華に見えますが、あなたのことだからきっと値段を抑えているのでしょう?」
アレクサは、うふふと笑った。
「地紋織りの絹地はうちの領地の女性の手工業でしょう?品は良質ですが、大量には流通していません。きっと在庫がたくさんあるのでしょう?」
「まあ!」
母が驚く。
「あなたは世間知らずと思っていましたが、とんでもない。そんなに世間ずれしていたのですね」
そして付け加えた。
「あなたの機知や負けん気が、もっとフレデリクにあれば」
ため息をつく。
「フレデリクは少し、世間離れしたところがありますからね」
「心配なさらないで、お母様」
アレクサは母の手を握った。
「お兄様にはわたくしが補佐になればいいのですわ。わたくしは動物医をしながら、お兄様の領地経営を手伝うのですわ」
「もう、アレクサったら」
母がアレクサの頬に触れた。
「実はね、あの件がまた持ち上がったのですよ」
「あの件?」
母は少しためらった。
「ジェイムズ殿下との婚約者候補にアレクサが推薦されたのです。しかも国王陛下と王妃殿下から」
「まあ、いやだわ」
アレクサは心底そう思った。ジムスは嫌いではない。大好きだ。だがジムスはジェイムズ殿下ではないのだ。王族になるなんてまっぴらごめんだ。
「王族になんかなる気はありません。動物医になるのですもの」
つんと横を向く。
「ジェイムズ殿下の妻になったら、動物医として活動できないではありませんか。それどころか、動物は純血種の猫か犬くらいしか手元におけない生活になるわ」
三年前、街でジムスと拾った雑種の子犬を、彼が
「うちでは飼えない」
と悲し気な顔をしていたのを思い出した。
その子犬は、今は大きくなったアレクサの愛犬のジムスだ。
「ともかく」
母は心配げな顔で言った。
「夏の社交シーズンは終わりましたが、来週、ジェイムズ殿下とその婚約者候補達との懇親会があります。もちろん、あなたも出席ですよ、アレクサ」
「お断りはできないの?」
少し不貞腐れて、アレクサは言った。
「できません。特にあなたは推薦人が国王陛下と王妃殿下ですからね。一番の有力候補になっています」
ああ、いやだわ。
アレクサは心の中で言った。口に出しては
「王立学園の試験まで一か月なのに」
と小さな声でぼやいただけだった。
懇親会の日になった。
暑くて風のない日で、アレクサはうんざりした。
せめて服装は涼し気にと思い、青のクリスタル・ガラスのアクセサリーにそれより淡い色のローンのドレスを選んだ。
王宮ではホールの窓が開け放たれていたが、やはり暑かった。
広いホールには十人ほどの少女がいたが、そこで騒ぎが起こった。
入り口で止められた候補者の少女が数人いたのだ。
ホールの入り口には女官が数人いて、入ってくる候補者達を監視しているようだった。
その女官たちが、数人の少女を入り口で止めたのだ。
「その香水をつけた方は、入場できません」
香水?アレクサは思わず入り口を見た。
その少女達は、有無を言わさずどこかへ連れて行かれた。
アレクサは好奇心で入り口に近づいてみた。
あの香水だわ!
そこにはスティンキー・ガールズやオリヴィア・バッケスが愛用している香水の残り香が漂っていた。
婚約者候補なのだから、伯爵位以上の高位の貴族令嬢のはず。それがあの香水をつけているなんて。
そして女官達は、それを取り締まるために配置されていたのか。
香水の匂いと、それをつけていた少女達の思惑を思うと、アレクサは胸がムカムカした。
あの香水で、ジェイムズ王子を絡め取ろうとしたんだわ。そのためにオリヴィア・バッケスから、香水を買ったのだわ。
いやな気分を払い除けようと、アレクサはバルコニーに出た。
と、そこで急に誰かに手を引かれて、大きな植木鉢の木の陰にひっぱりこまれた。
アレクサは引っ張りこんだ者を扇で打とうとして、はっとした。
それはジェイムズ王子だった。
「しっ」
ジェイムズ王子は言った。
「レキシー、君に知ってもらいたいことがあるんだ」
ジェイムズ王子は真剣な顔だった。
「どうしたの?ジムス。懇親会はもうすぐ始まるでしょう?」
「いいから聞いて」
「わかったわ」
ジムスは沈痛な面持ちで言った。
「曾祖母様が幽閉になった」
「なんですって?」
先の王妃殿下、王太后殿下が幽閉ですって?そしてジェイムズ王子はなぜそれをわたくしに知って欲しいの?
アレクサは混乱したが、ジェイムズ王子の言葉を待った。
「曾祖母様は、オリヴィア・バッケスと繋がりがあったんだ。正確にはオリヴィア・バッケスとその母親のサンドラ・アリスターと繋がっていたんだ」
「どういうこと?」
ジェイムズ王子は続けた。
王太后ミネルヴァはサンドラ・アリスターから件の香水を買っていた。それを使って先の国王を虜にして、王妃の座に就いたのだ。そして先の国王がその香水の効能から覚めないように、普段から香水と同じ材料の薬剤を盛っていた。
だから易々とオリヴィアの企みに乗ってしまったのだ。
更にクローディアが修道院に行ってから、当時の王太子、今の国王が必死に彼女の無実を訴えていた時、その薬剤を大量に盛り、死へ至らしめたことがわかった。
それがわかった経緯は、今の国王がアレクサをジェイムス王子の婚約者に推薦したことがきっかけだ。
なにを焦ったのか、王太后は現国王にその薬剤を飲ませようとしたのだ。
現国王はその独特な匂いに気づき、急ぎ侍医に分析させた。
結果、それが毒性のあるものだとわかったのだ。
王太后は
「それが毒だなんてありえないわ!だって先の国王陛下はそれをずっと飲んでいたのだもの」
と取り乱した。
「公式には病気療養となるけれど、曾祖母様は幽閉となった。そしてあの香水は近く、厳しく調査されることになったんだ。そして今日、あの香水をつけて来た者は、今取り調べられている」
思わぬ展開に、アレクサはくらくらした。
「君はオリヴィア・バッケスから憎まれている。周囲に気を付けて」
そう言い含めて、ジェイムズ王子はアレクサの手を取ると、ホールへ連れて行った。
周囲はざわめいた。
ジムスったら、懇親会でわたくしを連れて入場なんて軽はずみなことを!
アレクサは苛立ちを必死で隠した。
「この夏はうちの領地のクリスタル・ガラスのアクセサリーがよく売れましたが、アレクサ?」
母が問う。
「冬はどうするの?夏の流行をそのままという訳にはいきませんよ」
「そうですね。色付きのクリスタル・ガラスのアクセセリーの指示書を、各工房に送っています。冬はそれと、地紋の入った絹地に幅広のレースをあしらった、三段切り替えのスカートのドレスを注文しようと思っています」
母は頷いた。
「豪華に見えますが、あなたのことだからきっと値段を抑えているのでしょう?」
アレクサは、うふふと笑った。
「地紋織りの絹地はうちの領地の女性の手工業でしょう?品は良質ですが、大量には流通していません。きっと在庫がたくさんあるのでしょう?」
「まあ!」
母が驚く。
「あなたは世間知らずと思っていましたが、とんでもない。そんなに世間ずれしていたのですね」
そして付け加えた。
「あなたの機知や負けん気が、もっとフレデリクにあれば」
ため息をつく。
「フレデリクは少し、世間離れしたところがありますからね」
「心配なさらないで、お母様」
アレクサは母の手を握った。
「お兄様にはわたくしが補佐になればいいのですわ。わたくしは動物医をしながら、お兄様の領地経営を手伝うのですわ」
「もう、アレクサったら」
母がアレクサの頬に触れた。
「実はね、あの件がまた持ち上がったのですよ」
「あの件?」
母は少しためらった。
「ジェイムズ殿下との婚約者候補にアレクサが推薦されたのです。しかも国王陛下と王妃殿下から」
「まあ、いやだわ」
アレクサは心底そう思った。ジムスは嫌いではない。大好きだ。だがジムスはジェイムズ殿下ではないのだ。王族になるなんてまっぴらごめんだ。
「王族になんかなる気はありません。動物医になるのですもの」
つんと横を向く。
「ジェイムズ殿下の妻になったら、動物医として活動できないではありませんか。それどころか、動物は純血種の猫か犬くらいしか手元におけない生活になるわ」
三年前、街でジムスと拾った雑種の子犬を、彼が
「うちでは飼えない」
と悲し気な顔をしていたのを思い出した。
その子犬は、今は大きくなったアレクサの愛犬のジムスだ。
「ともかく」
母は心配げな顔で言った。
「夏の社交シーズンは終わりましたが、来週、ジェイムズ殿下とその婚約者候補達との懇親会があります。もちろん、あなたも出席ですよ、アレクサ」
「お断りはできないの?」
少し不貞腐れて、アレクサは言った。
「できません。特にあなたは推薦人が国王陛下と王妃殿下ですからね。一番の有力候補になっています」
ああ、いやだわ。
アレクサは心の中で言った。口に出しては
「王立学園の試験まで一か月なのに」
と小さな声でぼやいただけだった。
懇親会の日になった。
暑くて風のない日で、アレクサはうんざりした。
せめて服装は涼し気にと思い、青のクリスタル・ガラスのアクセサリーにそれより淡い色のローンのドレスを選んだ。
王宮ではホールの窓が開け放たれていたが、やはり暑かった。
広いホールには十人ほどの少女がいたが、そこで騒ぎが起こった。
入り口で止められた候補者の少女が数人いたのだ。
ホールの入り口には女官が数人いて、入ってくる候補者達を監視しているようだった。
その女官たちが、数人の少女を入り口で止めたのだ。
「その香水をつけた方は、入場できません」
香水?アレクサは思わず入り口を見た。
その少女達は、有無を言わさずどこかへ連れて行かれた。
アレクサは好奇心で入り口に近づいてみた。
あの香水だわ!
そこにはスティンキー・ガールズやオリヴィア・バッケスが愛用している香水の残り香が漂っていた。
婚約者候補なのだから、伯爵位以上の高位の貴族令嬢のはず。それがあの香水をつけているなんて。
そして女官達は、それを取り締まるために配置されていたのか。
香水の匂いと、それをつけていた少女達の思惑を思うと、アレクサは胸がムカムカした。
あの香水で、ジェイムズ王子を絡め取ろうとしたんだわ。そのためにオリヴィア・バッケスから、香水を買ったのだわ。
いやな気分を払い除けようと、アレクサはバルコニーに出た。
と、そこで急に誰かに手を引かれて、大きな植木鉢の木の陰にひっぱりこまれた。
アレクサは引っ張りこんだ者を扇で打とうとして、はっとした。
それはジェイムズ王子だった。
「しっ」
ジェイムズ王子は言った。
「レキシー、君に知ってもらいたいことがあるんだ」
ジェイムズ王子は真剣な顔だった。
「どうしたの?ジムス。懇親会はもうすぐ始まるでしょう?」
「いいから聞いて」
「わかったわ」
ジムスは沈痛な面持ちで言った。
「曾祖母様が幽閉になった」
「なんですって?」
先の王妃殿下、王太后殿下が幽閉ですって?そしてジェイムズ王子はなぜそれをわたくしに知って欲しいの?
アレクサは混乱したが、ジェイムズ王子の言葉を待った。
「曾祖母様は、オリヴィア・バッケスと繋がりがあったんだ。正確にはオリヴィア・バッケスとその母親のサンドラ・アリスターと繋がっていたんだ」
「どういうこと?」
ジェイムズ王子は続けた。
王太后ミネルヴァはサンドラ・アリスターから件の香水を買っていた。それを使って先の国王を虜にして、王妃の座に就いたのだ。そして先の国王がその香水の効能から覚めないように、普段から香水と同じ材料の薬剤を盛っていた。
だから易々とオリヴィアの企みに乗ってしまったのだ。
更にクローディアが修道院に行ってから、当時の王太子、今の国王が必死に彼女の無実を訴えていた時、その薬剤を大量に盛り、死へ至らしめたことがわかった。
それがわかった経緯は、今の国王がアレクサをジェイムス王子の婚約者に推薦したことがきっかけだ。
なにを焦ったのか、王太后は現国王にその薬剤を飲ませようとしたのだ。
現国王はその独特な匂いに気づき、急ぎ侍医に分析させた。
結果、それが毒性のあるものだとわかったのだ。
王太后は
「それが毒だなんてありえないわ!だって先の国王陛下はそれをずっと飲んでいたのだもの」
と取り乱した。
「公式には病気療養となるけれど、曾祖母様は幽閉となった。そしてあの香水は近く、厳しく調査されることになったんだ。そして今日、あの香水をつけて来た者は、今取り調べられている」
思わぬ展開に、アレクサはくらくらした。
「君はオリヴィア・バッケスから憎まれている。周囲に気を付けて」
そう言い含めて、ジェイムズ王子はアレクサの手を取ると、ホールへ連れて行った。
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