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11.変わりゆくものたち
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「わたくしとしては、あなたと義理とは言え本当の姉妹になることは大歓迎なのですけれど」
イザドラ様はおっとりと笑った。
「だってあなたは遠慮がちで、ちっとも"おねえさま"と呼んでくださらないのですもの」
しゅんとする私を見てイザドラ様が話題を変えた。
「あなたの本当のお姉様のオティーリエ様の慶事をお聞きになりましたか?」
「オティーリエ様の?」
「ええ。先月、男児に恵まれたのですよ」
「オティーリエ様はお幸せなのですね」
「もちろん。こちらにも、王弟殿下に眩しいほどの寵愛を受けていると伝わっておりますわ」
よかった。あの優しいオティーリエ様とは、縁は薄い関係だったが、幸せでいて欲しいと願っていた。
オティーリエ様は、長年子供が生まれなかったフェデリア王国の謎を突きとめたと聞いた。
フェディリア王国の国王は王弟殿下より二十五歳も年上で、オティーリエ様が嫁ぐ前に自分お子様を諦めていて、王弟殿下に託していた。王弟殿下に三人の女君を当てがっていたが、その方達にも子供はできずにいた。
その原因をオティーリエ様が突きとめて、根絶したと言う。
そしてすぐに女児をお産みになり、このたび男児を上げられた。このお子様は将来、国王の養子となり王太子となるらしい。
その日はオティーリエ様の慶事に、幸せな気持ちで帰途についた。
家に帰ると、偶然にも母がレイナルド・ブレイカーと裏庭で話しているところだった。あちらは私に気づいていなかった。
バーレク家の裏庭は、家族の憩いの場でもあり、少し大きなガゼボの周りに花壇や花木や果樹が、美しく配されていた。
レイナルド・ブレイカーはこの三年間、熱心に母レオナの元へ通っている。母の求婚者だ。
最近では母も国王との結婚でついた心の傷も癒えてきて、レイナルドを好もしく思っているのが私にもわかっていた。
私がレイナルドと母の間に立ちふさがって
「あっちへ行って!」
と泣いて叫んでから三年以上経つ。
私はもう十四歳だ。
男と言う存在には色々あって、全てが敵ではないと今はわかる。
レイナルドはあの時の約束を守っている。
まずは友達として適切な距離を持って付き合ってほしいと言った、母というより私への約束を。
今も母はカゼボの中のベンチに座り、レイナルドは階段に腰かけて話をしている。
しかし視線はお互いを求めているのがわかった。
私が裏庭に入ってきたのがわかった二人は、立ち上がって
「おかえりなさい」
と声を揃えた。
私にはなぜかそれが快かった。
「ただいま、お母様、レイナルドさん」
思えば、私はこの時初めて彼の名を呼んだのだ。
レイナルドは驚いて動きが止まってしまった。
「お母様、レイナルドさん」
私は二人の方を真っすぐ見て言った。
「もう私に遠慮しなくていいのよ。レイナルドさん、あの時はごめんなさい。今はレイナルドさんが優しい方だってわかるわ。どうか、お母様をよろしくお願いします」
「サーシャ、あなた…」
母の言葉は小さく消えた。
母は頬染めて、まるで少女のようだった。幸せな少女のようだった。
私は母に笑いかけて、家に入って行った。
夏の終わり、母とレイナルドの結婚が決まった。
この家を出て行くのが不安だったが、レイナルドがバーレク家へ入ってくれることになって一安心した。
元々レイナルドはバーレク商会と同等くらいの商会に勤めていたが、母との結婚を機にバーレク商会へ移った。優秀な人材らしい。あちらではレイナルドがバーレク商会に移るのを惜しんだが、彼の意思は固かった。
二人の家は裏庭にある離れになったが、私は母屋に留まった。
二人の邪魔をするのは気が引けたし、まだレイナルドとどう接していいのかわからなかったので、いい距離感だと思った。
食事は二人共母屋でとったし、仕事場も母屋の表側の商会だったから、拍子抜けするほど何も変わっていないように思える生活が続いた。
新学期が始まる直前、私とアナベルとエラとフィオナは、イザドラ様の婚約披露のガーデン・パーティーに招待された。
内輪だけとは言え、招待客の多くは貴族なのでみんな緊張を隠せなかった。
皆、このためにデイ・ドレスを新調してもらって、早めに我が家に集まった。
母が腕によりをかけて、小物を配置したり、髪を結ったりしてくれた。
「みんな可愛いわ。王宮のガーデン・パーティーに出てもなんの心配もないくらいよ。さ、楽しんでいらっしゃい」
母の笑顔で見送られ、バーレク商会の馬車でレンネップ公爵家へ向かった。
レンネップ公爵家の庭園は相変わらず美しく、夏の名残の花々と一足早い秋の花々が競い合っているようだった。
イザドラ様は幸せそうな笑顔で私達を迎えてくれた。
そこでユリアン・レンネップが挨拶の後で言ったのだ。
「やあ、サーシャ・バーレク。私達の祝福に花を添えて、君が妹になってくれたら嬉しいな」
イザドラ様がそれを制する。
「ユリアン様、気が早いですわ。サーシャに嫌われますわよ」
目顔で謝るイザドラ様。
「そうだね、まずは紹介しないと」
そう言って、後ろにいた少年を呼び寄せた。
「弟のマクシム・ベレンゼだよ。十二歳。君より二つ下だ。今学期から学院に入学するからよろしくね」
「マキシム・ベレンゼです。どうぞよろしく」
マキシム・ベレンゼは私達四人と握手を交わした。
私との縁談が持ち上がっていることには触れず、穏やかな態度で接するマキシム・ベレンゼに、私はほのかな好意を感じた。
イザドラ様はおっとりと笑った。
「だってあなたは遠慮がちで、ちっとも"おねえさま"と呼んでくださらないのですもの」
しゅんとする私を見てイザドラ様が話題を変えた。
「あなたの本当のお姉様のオティーリエ様の慶事をお聞きになりましたか?」
「オティーリエ様の?」
「ええ。先月、男児に恵まれたのですよ」
「オティーリエ様はお幸せなのですね」
「もちろん。こちらにも、王弟殿下に眩しいほどの寵愛を受けていると伝わっておりますわ」
よかった。あの優しいオティーリエ様とは、縁は薄い関係だったが、幸せでいて欲しいと願っていた。
オティーリエ様は、長年子供が生まれなかったフェデリア王国の謎を突きとめたと聞いた。
フェディリア王国の国王は王弟殿下より二十五歳も年上で、オティーリエ様が嫁ぐ前に自分お子様を諦めていて、王弟殿下に託していた。王弟殿下に三人の女君を当てがっていたが、その方達にも子供はできずにいた。
その原因をオティーリエ様が突きとめて、根絶したと言う。
そしてすぐに女児をお産みになり、このたび男児を上げられた。このお子様は将来、国王の養子となり王太子となるらしい。
その日はオティーリエ様の慶事に、幸せな気持ちで帰途についた。
家に帰ると、偶然にも母がレイナルド・ブレイカーと裏庭で話しているところだった。あちらは私に気づいていなかった。
バーレク家の裏庭は、家族の憩いの場でもあり、少し大きなガゼボの周りに花壇や花木や果樹が、美しく配されていた。
レイナルド・ブレイカーはこの三年間、熱心に母レオナの元へ通っている。母の求婚者だ。
最近では母も国王との結婚でついた心の傷も癒えてきて、レイナルドを好もしく思っているのが私にもわかっていた。
私がレイナルドと母の間に立ちふさがって
「あっちへ行って!」
と泣いて叫んでから三年以上経つ。
私はもう十四歳だ。
男と言う存在には色々あって、全てが敵ではないと今はわかる。
レイナルドはあの時の約束を守っている。
まずは友達として適切な距離を持って付き合ってほしいと言った、母というより私への約束を。
今も母はカゼボの中のベンチに座り、レイナルドは階段に腰かけて話をしている。
しかし視線はお互いを求めているのがわかった。
私が裏庭に入ってきたのがわかった二人は、立ち上がって
「おかえりなさい」
と声を揃えた。
私にはなぜかそれが快かった。
「ただいま、お母様、レイナルドさん」
思えば、私はこの時初めて彼の名を呼んだのだ。
レイナルドは驚いて動きが止まってしまった。
「お母様、レイナルドさん」
私は二人の方を真っすぐ見て言った。
「もう私に遠慮しなくていいのよ。レイナルドさん、あの時はごめんなさい。今はレイナルドさんが優しい方だってわかるわ。どうか、お母様をよろしくお願いします」
「サーシャ、あなた…」
母の言葉は小さく消えた。
母は頬染めて、まるで少女のようだった。幸せな少女のようだった。
私は母に笑いかけて、家に入って行った。
夏の終わり、母とレイナルドの結婚が決まった。
この家を出て行くのが不安だったが、レイナルドがバーレク家へ入ってくれることになって一安心した。
元々レイナルドはバーレク商会と同等くらいの商会に勤めていたが、母との結婚を機にバーレク商会へ移った。優秀な人材らしい。あちらではレイナルドがバーレク商会に移るのを惜しんだが、彼の意思は固かった。
二人の家は裏庭にある離れになったが、私は母屋に留まった。
二人の邪魔をするのは気が引けたし、まだレイナルドとどう接していいのかわからなかったので、いい距離感だと思った。
食事は二人共母屋でとったし、仕事場も母屋の表側の商会だったから、拍子抜けするほど何も変わっていないように思える生活が続いた。
新学期が始まる直前、私とアナベルとエラとフィオナは、イザドラ様の婚約披露のガーデン・パーティーに招待された。
内輪だけとは言え、招待客の多くは貴族なのでみんな緊張を隠せなかった。
皆、このためにデイ・ドレスを新調してもらって、早めに我が家に集まった。
母が腕によりをかけて、小物を配置したり、髪を結ったりしてくれた。
「みんな可愛いわ。王宮のガーデン・パーティーに出てもなんの心配もないくらいよ。さ、楽しんでいらっしゃい」
母の笑顔で見送られ、バーレク商会の馬車でレンネップ公爵家へ向かった。
レンネップ公爵家の庭園は相変わらず美しく、夏の名残の花々と一足早い秋の花々が競い合っているようだった。
イザドラ様は幸せそうな笑顔で私達を迎えてくれた。
そこでユリアン・レンネップが挨拶の後で言ったのだ。
「やあ、サーシャ・バーレク。私達の祝福に花を添えて、君が妹になってくれたら嬉しいな」
イザドラ様がそれを制する。
「ユリアン様、気が早いですわ。サーシャに嫌われますわよ」
目顔で謝るイザドラ様。
「そうだね、まずは紹介しないと」
そう言って、後ろにいた少年を呼び寄せた。
「弟のマクシム・ベレンゼだよ。十二歳。君より二つ下だ。今学期から学院に入学するからよろしくね」
「マキシム・ベレンゼです。どうぞよろしく」
マキシム・ベレンゼは私達四人と握手を交わした。
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