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2.鶏冠を欲しがる雌鶏
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ハンナは2年前に孫のエディが結婚すると、隠居を申し出た。
「もう体が利かないからね。マークとサリー、エディが居ればやっていけるさ」
ここでメグの名を出さなかったのは、彼女が料理があまり巧くなかったからだ。農村の娘だ。町の食堂の料理自体知らないものが多いのは仕方がない。
「メグもおいおい慣れるだろうよ。看板娘としてがんばっておくれ」
看板娘と言われて、メグは頬を染めて喜んだ。
メグはこのリャドの町から馬車で三日ほどの農村から嫁いできた娘だ。
青い雌鶏亭ではこの農村から定期的に麦や保存のきく乾燥させた豆などの野菜を買付に行っていた。たびたび買い付けに来ていたエディと顔を合わせているうちに仲良くなり、とうとう結婚を申し込まれた。
毎日毎日、家事と畑仕事ばかりの生活から抜け出せる。
メグは町の生活に胸を躍らせていた。しかも王都から馬車でたった一日の距離だ。
この町一番の食堂の跡取りに嫁いで、満足この上なかった。
リャドの町の教会でささやかな結婚式を挙げ、メグは有頂天だった。
しかし結婚式の後の町の衆を呼んだ宴会で、いくつかの棘が心に刺さった。
ひとつは、誰もが自分を祝ってくれたが、エディの祖母で大女将のハンナの周りに人が集まり、自分より賑やかに祝っている様子に。
もうひとつはエディが魔女のデーティアとか言う小娘に、妙に親し気なところだ。
デーティアはメグより若く見えたし、真っ赤なフードに隠れた顔は美しかった。
町の衆はデーティアに対して、妙に丁重な態度なのも気になった。
だいたい、こんな若い魔女っている?
メグは疑った。
売春婦の間違いじゃないの?
まさかエディはこの人と?
ハンナやサリーによって、メグはデーティアを紹介されたが、言っていることがピンとこない。
「うちで使うハーブや調味料を売ってくれる魔女のデーティアさんだよ。こんななりでもあたしより年上さ」
とハンナが言えばサリーは続けた。
「デーティアさんは半分エルフだからいつまでも若いのさ」
エルフのハーフだって?
おとぎばなしじゃあるまいし。
「よろしくね、可愛い花嫁さん」
見定めるようなデーティアの視線と、彼女の美しさにメグは妙な反感を持ち、頑なにハーフ・エルフであることを信じなかった。信じたくなかった。
さて、隠居を宣言したハンナだが、これもまたメグの心に棘を何度も刺した。
隠居したというのに、客からはかなりの頻度で
「ああ、ハンナばあさんのシチューが恋しい」
「ハンナばあさんの肉のパイ包みは絶品だったね」
というようなハンナを惜しむ声が聞こえたし、家人は全員ややもすると何かとハンナに指示を仰いだ。
そして毎月デーティアがハーブや調味料を届けに来て、その度にメグは疎外感を感じた。
メグは悋気で焼け付きそうだった。
楽しそうにデーティアと話すエディ。
デーティアはそんなメグの気持ちに気が付いて二度目以降、なるべくエディを避け、すぐにハンナの見舞いに行ったのだが。
そんな一年が過ぎ、ハンナは突然猫を飼いだした。
真っ白で毛の長い大きな猫だ。
「ほら、ご覧」
ハンナは言った。
「この子は金目銀目っていってね、目の色が違うだろう?商売繁盛のお守りだよ。それにこの尻尾は先が曲がっている。これで客をひっかけてくれるよ」
そうして猫を可愛がった。
まるで人間の子供にするように、手ずから作った猫用の食事をスプーンで甲斐甲斐しく給餌する。
それを見ると、メグの心にもやもやとした暗い感情がわだかまって行った。
実はハンナはメグの悋気に気づいていて、自分は猫を可愛がる老いぼれを演じることで身を引こうとしたのだ。自分が引っ込めば要らぬ悋気で時間や気持ちを損なわず、商売や家庭に身を入れるだろうと考えたのだ。
ところがここで息子のマークが要らぬことを言った。
「俺は猫より孫を抱きたいよ」
メグは焦った。嫁いで1年経つのに、まだ妊娠の兆候はないのだ。
ハンナは穏やかに
「子供を産むのは女の領分だよ。男が産まれてもいない子供のことなんか軽々しく口に出すもんじゃないよ」
と咎めたが、メグの焦りは消えなかった。
この町に来て、同年代の女達の色艶のよさに驚いて引け目を感じていた。
エディ以外の知り合いのいない町で、メグは孤独だった。
メグの不運は、自分から外へ出ていく積極的な性質ではなく、ただ待ちの姿勢でいる消極的な性質だった。
おとなしくしてやるべきことをやっていれば褒められる家だったのだ。
ところが青い雌鶏亭ではそうではない。
客商売だし、ハンナの代から元気も愛嬌も売り物のひとつだ。
半年経っても一年経っても、親しい者はできず、当然デーティアの化粧品や美容茶などの情報は入ってこない。
メグは垢抜けない田舎娘だったが、その素朴さにエディは惚れていたし、サリーもマークもそこが気に入っていた。姑のサリーはメグが嫁いですぐに気を利かせて、デーティアの髪油や肌につける薔薇水や香油や紅といった化粧品を買い与えた。
「これはデーティアさん特製の化粧品でこの町の名物だよ。王都からわざわざ買いに来る人もいるんだよ」
メグは意地を張ってそれらに手をつけなかった。
メグは王都の化粧品が欲しかったのだ。
王都から買いに来る?大法螺に決まっている。と思った。
それに日頃、客が
「デーティアさんのハーブティーはいいね」
「デーティアさんのハーブが味の決め手だね」
などと褒めているのも気に入らなかったのだ。
あんな小娘にみんななんで「さん」付けしたり丁寧な態度をとったりするの?
メグは未だにデーティアがハーフ・エルフだということを信じていない。
大方売春婦で町の男と寝ているから、みんなが優しいのだろうと勝手に考えた。
そんな女の売るハーブや調味料を使うなんて汚らわしい。
女達も親しんでいるのは見ない振りで、自分の思いたいように解釈した方が楽なのだ。
教会の司祭に相談したこともある。
「なぜあんな罰当たりな女を放っておくのか」と。
司祭は苦笑いをしてメグを窘めた。
「デーティアさんは罰当たりなんかではありませんよ。この町になくてはならない人です。あなたも相談に行けばよろしいのに」
医者や産婆にも聞いたが
「デーティアさんには町のみんなはもちろん、私らも助けられているんだよ」
と口を揃えたように言う。
だんだんデーティアを目の敵にするようになったメグを、家人達は窘める。
「あんたが嫌うから、デーティアさんは今じゃあ遠慮して裏口から届けにきてるじゃないか」
嫁ぐ前に抱いていた夢はどんどん萎んでいく。
無知と誤解と悋気がもつれにもつれて、ハンナの死後に大爆発したのだ。
全ての不満を死んだハンナとその猫とデーティアにぶつけた。
結局メグは自分の人生を、悋気で無駄にしてるのだ。
雌鶏が鶏冠を欲しがり時を告げたがるようなものだと気づかずに。
「もう体が利かないからね。マークとサリー、エディが居ればやっていけるさ」
ここでメグの名を出さなかったのは、彼女が料理があまり巧くなかったからだ。農村の娘だ。町の食堂の料理自体知らないものが多いのは仕方がない。
「メグもおいおい慣れるだろうよ。看板娘としてがんばっておくれ」
看板娘と言われて、メグは頬を染めて喜んだ。
メグはこのリャドの町から馬車で三日ほどの農村から嫁いできた娘だ。
青い雌鶏亭ではこの農村から定期的に麦や保存のきく乾燥させた豆などの野菜を買付に行っていた。たびたび買い付けに来ていたエディと顔を合わせているうちに仲良くなり、とうとう結婚を申し込まれた。
毎日毎日、家事と畑仕事ばかりの生活から抜け出せる。
メグは町の生活に胸を躍らせていた。しかも王都から馬車でたった一日の距離だ。
この町一番の食堂の跡取りに嫁いで、満足この上なかった。
リャドの町の教会でささやかな結婚式を挙げ、メグは有頂天だった。
しかし結婚式の後の町の衆を呼んだ宴会で、いくつかの棘が心に刺さった。
ひとつは、誰もが自分を祝ってくれたが、エディの祖母で大女将のハンナの周りに人が集まり、自分より賑やかに祝っている様子に。
もうひとつはエディが魔女のデーティアとか言う小娘に、妙に親し気なところだ。
デーティアはメグより若く見えたし、真っ赤なフードに隠れた顔は美しかった。
町の衆はデーティアに対して、妙に丁重な態度なのも気になった。
だいたい、こんな若い魔女っている?
メグは疑った。
売春婦の間違いじゃないの?
まさかエディはこの人と?
ハンナやサリーによって、メグはデーティアを紹介されたが、言っていることがピンとこない。
「うちで使うハーブや調味料を売ってくれる魔女のデーティアさんだよ。こんななりでもあたしより年上さ」
とハンナが言えばサリーは続けた。
「デーティアさんは半分エルフだからいつまでも若いのさ」
エルフのハーフだって?
おとぎばなしじゃあるまいし。
「よろしくね、可愛い花嫁さん」
見定めるようなデーティアの視線と、彼女の美しさにメグは妙な反感を持ち、頑なにハーフ・エルフであることを信じなかった。信じたくなかった。
さて、隠居を宣言したハンナだが、これもまたメグの心に棘を何度も刺した。
隠居したというのに、客からはかなりの頻度で
「ああ、ハンナばあさんのシチューが恋しい」
「ハンナばあさんの肉のパイ包みは絶品だったね」
というようなハンナを惜しむ声が聞こえたし、家人は全員ややもすると何かとハンナに指示を仰いだ。
そして毎月デーティアがハーブや調味料を届けに来て、その度にメグは疎外感を感じた。
メグは悋気で焼け付きそうだった。
楽しそうにデーティアと話すエディ。
デーティアはそんなメグの気持ちに気が付いて二度目以降、なるべくエディを避け、すぐにハンナの見舞いに行ったのだが。
そんな一年が過ぎ、ハンナは突然猫を飼いだした。
真っ白で毛の長い大きな猫だ。
「ほら、ご覧」
ハンナは言った。
「この子は金目銀目っていってね、目の色が違うだろう?商売繁盛のお守りだよ。それにこの尻尾は先が曲がっている。これで客をひっかけてくれるよ」
そうして猫を可愛がった。
まるで人間の子供にするように、手ずから作った猫用の食事をスプーンで甲斐甲斐しく給餌する。
それを見ると、メグの心にもやもやとした暗い感情がわだかまって行った。
実はハンナはメグの悋気に気づいていて、自分は猫を可愛がる老いぼれを演じることで身を引こうとしたのだ。自分が引っ込めば要らぬ悋気で時間や気持ちを損なわず、商売や家庭に身を入れるだろうと考えたのだ。
ところがここで息子のマークが要らぬことを言った。
「俺は猫より孫を抱きたいよ」
メグは焦った。嫁いで1年経つのに、まだ妊娠の兆候はないのだ。
ハンナは穏やかに
「子供を産むのは女の領分だよ。男が産まれてもいない子供のことなんか軽々しく口に出すもんじゃないよ」
と咎めたが、メグの焦りは消えなかった。
この町に来て、同年代の女達の色艶のよさに驚いて引け目を感じていた。
エディ以外の知り合いのいない町で、メグは孤独だった。
メグの不運は、自分から外へ出ていく積極的な性質ではなく、ただ待ちの姿勢でいる消極的な性質だった。
おとなしくしてやるべきことをやっていれば褒められる家だったのだ。
ところが青い雌鶏亭ではそうではない。
客商売だし、ハンナの代から元気も愛嬌も売り物のひとつだ。
半年経っても一年経っても、親しい者はできず、当然デーティアの化粧品や美容茶などの情報は入ってこない。
メグは垢抜けない田舎娘だったが、その素朴さにエディは惚れていたし、サリーもマークもそこが気に入っていた。姑のサリーはメグが嫁いですぐに気を利かせて、デーティアの髪油や肌につける薔薇水や香油や紅といった化粧品を買い与えた。
「これはデーティアさん特製の化粧品でこの町の名物だよ。王都からわざわざ買いに来る人もいるんだよ」
メグは意地を張ってそれらに手をつけなかった。
メグは王都の化粧品が欲しかったのだ。
王都から買いに来る?大法螺に決まっている。と思った。
それに日頃、客が
「デーティアさんのハーブティーはいいね」
「デーティアさんのハーブが味の決め手だね」
などと褒めているのも気に入らなかったのだ。
あんな小娘にみんななんで「さん」付けしたり丁寧な態度をとったりするの?
メグは未だにデーティアがハーフ・エルフだということを信じていない。
大方売春婦で町の男と寝ているから、みんなが優しいのだろうと勝手に考えた。
そんな女の売るハーブや調味料を使うなんて汚らわしい。
女達も親しんでいるのは見ない振りで、自分の思いたいように解釈した方が楽なのだ。
教会の司祭に相談したこともある。
「なぜあんな罰当たりな女を放っておくのか」と。
司祭は苦笑いをしてメグを窘めた。
「デーティアさんは罰当たりなんかではありませんよ。この町になくてはならない人です。あなたも相談に行けばよろしいのに」
医者や産婆にも聞いたが
「デーティアさんには町のみんなはもちろん、私らも助けられているんだよ」
と口を揃えたように言う。
だんだんデーティアを目の敵にするようになったメグを、家人達は窘める。
「あんたが嫌うから、デーティアさんは今じゃあ遠慮して裏口から届けにきてるじゃないか」
嫁ぐ前に抱いていた夢はどんどん萎んでいく。
無知と誤解と悋気がもつれにもつれて、ハンナの死後に大爆発したのだ。
全ての不満を死んだハンナとその猫とデーティアにぶつけた。
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