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やっぱり唐揚げは揚げたい!
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「先程レシピは言いました――が、やはり王道は揚げです!」
1人帰宅しハイテンションで鶏もも肉の入ったパックをかかげる雪白。
「さっそく準備に取り掛かりましょう!」と手慣れた手つきでかっぽう着を着てキッチンの前に立つ。
「まずは鶏もも肉の筋を、とよく言いますが私は取りません!取らない食感の方が私も秋人さんも好きだから!たまに硬い物が当たったときなんだかおみくじ感があってソレもいい。一口サイズに切って、ここで登場、焼肉のタレ!ここにニンニクとショウガをお好みで!私はドバーッと入れちゃいます!」
生姜とニンニクを入れながらまるで毒でも盛っているかのような悪い笑みを浮かべる雪白。
「生姜とニンニクは罪のスパイスー」
と変な歌を歌いながらビニール袋に調味料と鶏肉を合わせていく。
「ここで鶏肉をモミモミして冷蔵庫に!秋人さんが帰ってくる三十分前に取り出します!それまでに―――お洗濯物をたたみましょう!」
人とは思えぬスピードでキッチンからベランダへと移動する。
そして上機嫌で取り込むとリビングで鼻歌交じりに畳んでいく。
「秋人さーん!早く帰ってこないかなー」
その時、「コン」とガラスに何かがぶつかる音。
雪白はためらいなくベランダのスライドドアを開けた。
「カアー!」
「黒糖饅頭さんお疲れさまです。これは今日の御駄賃、蒸し鶏1枚です!」
紙皿にドーンと乗せるは蒸し鶏。しかも豪勢に鶏もも肉である。
適度に冷まされ、くちばしでつついても火傷することはないそれを黒糖饅頭と呼ばれたカラスは美味しそうについばんでいく。
「カアー」
「わかってます、半分はお持ち帰りですね」
「今風呂敷持ってきます」と会話しているような会話を雪白と黒糖饅頭はする。
「カア、」
「そうですか!お子さんがお生まれに!では次回からもう少し多めに作っておきますね!」
風呂敷で皿ごと包み黒糖饅頭に渡してやるとそれを器用に足でつかみ夕方の空へと消えていった。
―――
「ただいまー……」
ネクタイを緩ませながら帰宅した秋人。
「お帰りなさい秋人さん、もう少しで出来上がりますよ!」
「いい匂い、今日は唐揚げ?」
「正解です!」と秋人に親指で「グッド」のサインを送る。
「今日は弁当ごめんね。連絡してくれれば取りに帰ってきたのに」
「お仕事中に家には帰っちゃダメです!初出社ならなおさらですよ!」
そう言いながらテーブルについた秋人の目の前に山盛り、大ぶり、熱々の唐揚げが乗った皿が置かれた。
もちろん隣にはサラダもある。
「秋人さん、お酒は?」
「今日はいいや、疲れて酔いがすぐに回りそうだし。そうしたらいっぱい雪白の料理が食べられないから」
「嬉しいことをいいますねー!」
照れ顔で言う雪白に「いただきます」と秋人は頭を下げた。
早速かじりつくのはやはり唐揚げ。
「ザクッ」という歯切れのいい衣に「ジュワリ」と高温の鳥の油が口内を埋め尽くす。
多少の火傷は承知の上。
そこにかき込む白飯。
生姜とニンニクの刺激を米の甘さが引き立つご飯が優しく包み込む。コレを止められるものはいない。
自身の胃袋が満足するまで止まらないだろう。
「美味しいよ雪白。いつもありがとうね」
「いいえ!とんでもない!秋人さんに拾ってもらってからまだまだ私の恩は返せてないんですから!」
「恩ならお嫁に来てくれた時点で返せてるよ」
そう言いながら秋人はまた唐揚げを口いっぱいに頬張る。
いつも無表情な彼が嬉しそうに、幸せそうに微笑んだ。
1人帰宅しハイテンションで鶏もも肉の入ったパックをかかげる雪白。
「さっそく準備に取り掛かりましょう!」と手慣れた手つきでかっぽう着を着てキッチンの前に立つ。
「まずは鶏もも肉の筋を、とよく言いますが私は取りません!取らない食感の方が私も秋人さんも好きだから!たまに硬い物が当たったときなんだかおみくじ感があってソレもいい。一口サイズに切って、ここで登場、焼肉のタレ!ここにニンニクとショウガをお好みで!私はドバーッと入れちゃいます!」
生姜とニンニクを入れながらまるで毒でも盛っているかのような悪い笑みを浮かべる雪白。
「生姜とニンニクは罪のスパイスー」
と変な歌を歌いながらビニール袋に調味料と鶏肉を合わせていく。
「ここで鶏肉をモミモミして冷蔵庫に!秋人さんが帰ってくる三十分前に取り出します!それまでに―――お洗濯物をたたみましょう!」
人とは思えぬスピードでキッチンからベランダへと移動する。
そして上機嫌で取り込むとリビングで鼻歌交じりに畳んでいく。
「秋人さーん!早く帰ってこないかなー」
その時、「コン」とガラスに何かがぶつかる音。
雪白はためらいなくベランダのスライドドアを開けた。
「カアー!」
「黒糖饅頭さんお疲れさまです。これは今日の御駄賃、蒸し鶏1枚です!」
紙皿にドーンと乗せるは蒸し鶏。しかも豪勢に鶏もも肉である。
適度に冷まされ、くちばしでつついても火傷することはないそれを黒糖饅頭と呼ばれたカラスは美味しそうについばんでいく。
「カアー」
「わかってます、半分はお持ち帰りですね」
「今風呂敷持ってきます」と会話しているような会話を雪白と黒糖饅頭はする。
「カア、」
「そうですか!お子さんがお生まれに!では次回からもう少し多めに作っておきますね!」
風呂敷で皿ごと包み黒糖饅頭に渡してやるとそれを器用に足でつかみ夕方の空へと消えていった。
―――
「ただいまー……」
ネクタイを緩ませながら帰宅した秋人。
「お帰りなさい秋人さん、もう少しで出来上がりますよ!」
「いい匂い、今日は唐揚げ?」
「正解です!」と秋人に親指で「グッド」のサインを送る。
「今日は弁当ごめんね。連絡してくれれば取りに帰ってきたのに」
「お仕事中に家には帰っちゃダメです!初出社ならなおさらですよ!」
そう言いながらテーブルについた秋人の目の前に山盛り、大ぶり、熱々の唐揚げが乗った皿が置かれた。
もちろん隣にはサラダもある。
「秋人さん、お酒は?」
「今日はいいや、疲れて酔いがすぐに回りそうだし。そうしたらいっぱい雪白の料理が食べられないから」
「嬉しいことをいいますねー!」
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早速かじりつくのはやはり唐揚げ。
「ザクッ」という歯切れのいい衣に「ジュワリ」と高温の鳥の油が口内を埋め尽くす。
多少の火傷は承知の上。
そこにかき込む白飯。
生姜とニンニクの刺激を米の甘さが引き立つご飯が優しく包み込む。コレを止められるものはいない。
自身の胃袋が満足するまで止まらないだろう。
「美味しいよ雪白。いつもありがとうね」
「いいえ!とんでもない!秋人さんに拾ってもらってからまだまだ私の恩は返せてないんですから!」
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