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「――俺を抱いてみろ」
オオズチは、特殊な力を持つ鍛冶師だ。
依頼人と肌を重ね、その魔力と身体、そして心の奥底にある願いを感じ取ることで、その者が本当に求める「至高の武器」を生み出すことができる。
だからオオズチにとって、抱かれることも鍛冶の一工程にすぎない。
依頼人に抱かれたあと、何事もなかったかのようにズボンだけを履き、半裸のまま金槌を振るう。
熱を帯びた身体。 響き渡る金属音。 汗に濡れた肌。 そして、依頼人の魂を読み取るように武器を鍛えていく姿。
その姿に魅了されない男はいなかった。
「武器は完成した。持ってみろ」
――だが、オオズチ本人には自覚がない。
今日もまた一人、最高の武器を手に入れた男が、鍛冶師そのものに心を奪われていく。
これは、至高の武器を求める男たちと、それを生み出す鍛冶師オオズチの、ちょっと特殊な恋物語。
文字数 26,521
最終更新日 2026.08.31
登録日 2026.08.16
腐男子の早乙女秋真の最推しは、大人気BLゲーム『魔法学園』の王道カップリング。
そんな彼が交通事故に遭い――目を覚ますと、そこはまさかのゲーム世界。
しかも転生先は攻略対象でも主人公でもない。
顔も名前も覚えていない下級貴族の長男(モブ)。
いや誰だよ俺。
だが問題はそこじゃない。
このゲーム、選択を間違えると“攻めが死亡する”鬼畜仕様なのだ。
推しを死なせるわけにはいかない!
モブとして陰から暗躍し、全ルートをハッピーエンドへ導いてみせる!
――そう決意したのに。
「……どうして逃げるの?」
なぜか本来主人公に向くはずの執着が、全部俺に向いている。
そして何故か受けまでも、妙に距離が近い。
近い。顔がいい。尊い。だが違う。
俺は壁になりたいんだ。
果たしてモブは、無事“推しカプ成立”という使命を果たせるのか――!?
文字数 31,804
最終更新日 2026.03.23
登録日 2026.02.17
江戸の世で、和菓子屋として妖怪に慕われた男――初代・吉兵衛。
彼はその生を終え、現代に転生する。
前世の記憶の欠片を宿したまま生きる吉兵衛の前に現れたのは、
かつて彼を守り、愛し、そして彼のために「禁忌」を犯した妖怪たちだった。
妖怪たちは皆、吉兵衛に強烈な執着を抱き、
守り。愛するがゆえに罪を抱く。
和菓子という穏やかな日常の裏で、
吉兵衛は知らない。
自分の「優しさ」こそが、彼らを縛り、堕とした原因だったことを。
前世から続く因縁と歪んだ愛の行き着く先で、
吉兵衛は選択を迫られる。
妖怪たちを救うために再び手を差し伸べるのか、
それとも――愛するがゆえに、拒むのか。
総愛され・溺愛・前世×現代。
優しさが罪になる、和風ファンタジーBL長編。 コメディ、ハッピーエンド。
この作品に出てくるイベント会場、観光地は実際にあるものを使用、もしくはアレンジしております。100%正しい物ではございません。
文字数 110,252
最終更新日 2026.01.16
登録日 2025.12.06
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