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突撃テレビ番組
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「はい、こちら佐々木です!今回、芸能事務所、星砂の裏側に迫っちゃいます!」
出入り口の方から元気な男性の声。
そしてゆっくりと扉が開かれた。
入ってきたのは3人。1人はマイクを持ち、もう1人はカメラ。もう1人はブームマイクを構えている。
「えっ、何??」
「テレビ入るなんて聞いてた?」
生徒達は小声でお互いに顔を見合わせ確認を取る。
しかし誰も聞いていなかった様子だった。
(これは……もしかして、ハメられました?)
だとすれば雪白は、「まんまと餌に食いついた魚」である。
「えっと、社長から何も聞いてないんですが……」
東堂が手を上げ佐々木に言うと「そりゃそうですよ!」と笑みを浮かべ言う。
「だってコレ突撃番組!『社会の裏側!のぞき隊』ですもん!」
「本当に突撃してくるんですね」
どうしたものかと考えていると、佐々木が周りを見渡す。
「ところで、今回忍者装束の先生が臨時でいらっしゃるとか。是非ともお話をさせていただきたく」
「私はカメラNGです!」
いつの間にかカメラマンの背後に立つ雪白。
カメラマンも突然後ろから声がして、思わず悲鳴を上げてしまった。
「ちゃんとモザイクかけるのでそこをなんとかなりませんか?」
佐々木のお願いに「なりませんね!」と即答する雪白は少し考えてニッコリと佐々木に挑発的な笑みを向ける。
「カメラマンさんが私を映す事ができるのであればそのまま使ってもいいですよ?その代わり、ギブアップしたらここから出ていってもらいます」
「おお、よほどの自信がおありで?」
「勿論です!」と自信満々にうなずく雪白。
(これは撮れ高ありそうかも)なんて佐々木は思った。
雪白を見ていた彼は知らない。
東堂含め生徒達が憐れみの目を向けていることを。
―――
「そこっ!カメラマンっ!!」
「そこにはもういませんよーだ!」
自由自在に跳び、走る雪白。
それを追いかける佐々木達。
もはや東堂達そっちのけで行われる鬼ごっこのような物が始まって30分が経過していた。
「東堂先生、黄昏先生……映せると思いますか?」
「無理だろ。あの人が全力出したら目で追えねえし。目で追えねえもんをカメラを動かしピンポイントで撮るなんて出来ると思うか?」
東堂の言葉に「ですよね」と生徒達はうなずく。
「もっ、もう無理ですっ!腕が……」
カメラマンはゆっくりと機材を下ろし尻もちをついた。
「私の勝ちですね!さあ、そろそろ授業始めましょうか」
「ニッコリ」と笑みを浮かべる雪白はあれだけ動いたはずなのに汗1つかいていない。
「俺達、死ぬのかな……」
「流石に1日で人外にはなれないわよ」
憧れ少しと、これから始まるであろう過酷な授業を予想し生徒達は遠い目をするのだった。
―――
「予想外過ぎるわ。なんなのあの子……」
モニター越しにそれを見ていた早乙女は、静かに眉を寄せる
。
一方、
「ここかな?」
スマホの画面を消し、秋人は事務所の建物を見上げていた。
出入り口の方から元気な男性の声。
そしてゆっくりと扉が開かれた。
入ってきたのは3人。1人はマイクを持ち、もう1人はカメラ。もう1人はブームマイクを構えている。
「えっ、何??」
「テレビ入るなんて聞いてた?」
生徒達は小声でお互いに顔を見合わせ確認を取る。
しかし誰も聞いていなかった様子だった。
(これは……もしかして、ハメられました?)
だとすれば雪白は、「まんまと餌に食いついた魚」である。
「えっと、社長から何も聞いてないんですが……」
東堂が手を上げ佐々木に言うと「そりゃそうですよ!」と笑みを浮かべ言う。
「だってコレ突撃番組!『社会の裏側!のぞき隊』ですもん!」
「本当に突撃してくるんですね」
どうしたものかと考えていると、佐々木が周りを見渡す。
「ところで、今回忍者装束の先生が臨時でいらっしゃるとか。是非ともお話をさせていただきたく」
「私はカメラNGです!」
いつの間にかカメラマンの背後に立つ雪白。
カメラマンも突然後ろから声がして、思わず悲鳴を上げてしまった。
「ちゃんとモザイクかけるのでそこをなんとかなりませんか?」
佐々木のお願いに「なりませんね!」と即答する雪白は少し考えてニッコリと佐々木に挑発的な笑みを向ける。
「カメラマンさんが私を映す事ができるのであればそのまま使ってもいいですよ?その代わり、ギブアップしたらここから出ていってもらいます」
「おお、よほどの自信がおありで?」
「勿論です!」と自信満々にうなずく雪白。
(これは撮れ高ありそうかも)なんて佐々木は思った。
雪白を見ていた彼は知らない。
東堂含め生徒達が憐れみの目を向けていることを。
―――
「そこっ!カメラマンっ!!」
「そこにはもういませんよーだ!」
自由自在に跳び、走る雪白。
それを追いかける佐々木達。
もはや東堂達そっちのけで行われる鬼ごっこのような物が始まって30分が経過していた。
「東堂先生、黄昏先生……映せると思いますか?」
「無理だろ。あの人が全力出したら目で追えねえし。目で追えねえもんをカメラを動かしピンポイントで撮るなんて出来ると思うか?」
東堂の言葉に「ですよね」と生徒達はうなずく。
「もっ、もう無理ですっ!腕が……」
カメラマンはゆっくりと機材を下ろし尻もちをついた。
「私の勝ちですね!さあ、そろそろ授業始めましょうか」
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「俺達、死ぬのかな……」
「流石に1日で人外にはなれないわよ」
憧れ少しと、これから始まるであろう過酷な授業を予想し生徒達は遠い目をするのだった。
―――
「予想外過ぎるわ。なんなのあの子……」
モニター越しにそれを見ていた早乙女は、静かに眉を寄せる
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一方、
「ここかな?」
スマホの画面を消し、秋人は事務所の建物を見上げていた。
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