【R18完全版】妹よ、俺をオカズに致すなよ!〜変態兄妹の特殊性癖女子攻略作戦〜

カグラ

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第2章.野外露出風紀委員【緑川楓】

第8話.俺たちにフラグはない

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「妹のカバンの中に、ヤバいブツが詰め込まれてる件について相談したいんだけど」

俺のクラスの窓側の最後列、つまり俺の後ろの席に座る幼馴染、赤﨑夏希あかざきなつきに相談を持ちかけた。
年頃の女子の事は、同じ年頃の女子に聞くのがベストだろうと踏んでの判断だ。

「ちょっと、私が円香の為に作ってあげた”作品”を、ヤバいブツ呼ばわりは失礼でしょ」

どうやら、俺は相談相手を間違えたようだ。
お前がその”呪物”達の生みの親か。
コイツ、可愛い顔して、なんてことをやらかしてくれてんだ。





「···そんな変な顔しないでよ」
いや、最初から一切表情は変えていないが。

「可愛い幼馴染の為に、”ストーカー7つ道具”を提供してあげたり、あんたの部屋に隠しカメラを15、いや16か、を設置してあげただけじゃない」
「え?俺の部屋、隠しカメラ付いてんの?」

「そうよ。円香の部屋のPCで、常時モニタリング可能よ。それに、過去5日分の映像を自動で高画質録画するように設定してあるわ」

PC操作に疎いはずの円香の部屋に、やたら高スペックなPCと、これまた似つかわしくない株トレーダーみたいな複数モニターが設置されていた謎の答えが、今になって判明した。
想定しうる限り、最悪な理由だったわけだが。

「いや~、カメラとか全然気づかなかったな。例えば何処どこに設置してあるんだ?」
驚きとか困惑を差し置いて、関心の感情がまさっていた。

「ん~、机とか、ベッドとか、椅子の背もたれとか、天井照明とか、ティッシュケースとか。後は~、そうそう、去年あんたに誕生日プレゼントという”設定”で渡したクマのぬいぐるみの目も、特殊な小型カメラよ」

「あのぬいぐるみもか···俺、お前からプレゼント貰えて、普通に嬉しかったんだけど···」

「へ~、アンタ、私からプレゼント貰えて嬉しかったんだ~w」
ニヤニヤと、小バカにしたような顔を向けてくる夏希。

「···失言だ、忘れろ」
コイツ、思春期男子の純情をもてあそびやがって···





「前に他の男子が話してるの聞いたんだけどさ···アンタ、私のこと好きなの?」

「んなわけ···」
ないとは、言えなかった。
それを口に出したら、なんだか自分自身を否定してしまうようで、悔しいが俺はその言葉を飲み込んだ。

「悪いけど、私、他に好きな人いるから、ゴメンねw」
告ってもないのに、振られてしまった。
なんだこの、そこはかとない虚しさは···

「と言っても、仮に好きな人がいなくても、アンタのことなんてはなからなんとも思ってないんだけどねwドンマイw」

わざわざそんな死体蹴りしなくても、こっちだって端から期待などしとらんわ。
脈が無いことなど、とうに知っていたさ。
伊達に十数年お前の幼馴染をやっているわけではないのだから。

「お前、顔は良いのにマジで性格は終わってるよな」
「アンタ、私の顔が好きなの?」

「逆に、顔以外にお前を好きになる要素なんてねーだろ」
「え~、なにそれ、酷くな~いw」

つまり、お前のつらの良さは、その性格を補って余りある程の価値があるということだ。
誇れ、俺の初恋を奪いし者よ···





「···もしかして、あんた、私のことを”オカズ”にしてたりしないわよね···」

はぁ?
何言ってんだコイツ、バカか?

当然してるが?

幼馴染で、初恋の相手で、同じクラスで席も近い、顔も可愛くて、ポニーテールで、Dカップ。
更に、尻デカの”裏ドラ”までのって、オカズレベル数え役満の女で致さない方が、逆に御無礼ごぶれいというものだろ。

神に誓ってもいい、俺は生涯、赤崎夏希という女をオカズにし続けるだろう。
他の女を愛しても、彼女ができたとしても、誰か別の人と結婚したとしても、俺はきっと、お前を忘れることはないのだから。

「もしそうだとしたら、警視のパパに言って、あんたに実刑をくらわせてやるからね!」

私刑が過ぎるにも程があるだろ。
赤崎警視殿、貴方の正義の在り方が、娘可愛さに揺らいだりしない事を願いたい。





「話しを戻すけど、何でお前は円香にあんな物騒な道具を提供したんだ?」
「いや、可愛い幼馴染からお願いされたから、協力してあげただけなんだけど」

「お前、そんな軽いノリであんな犯罪じみたブツを円香に提供したのか!?」
「そうよ。円香と私は、幼馴染でありマブダチだからね!」
···と、供述してますよ、赤﨑警視殿。

悪びれることのない、堂々とした態度。
コイツは、生粋の犯罪者気質かもしれない。





「にしても、ほんと円香も趣味が悪いよね~。アンタみたいな兄貴が好きとか、トチ狂ってるとしか思えないんだけどw」
マブダチ相手に、トチ狂ってるとか言わない方がいいぞ。

「あ~あ、私もアレだけ可愛かったらな~」
「可愛かったら、何か良いことあるのか?」

「なにw?私のこと気になっちゃう感じですか~w」
「いいから、もったいぶらずにさっさと教えろ」

「まぁ、いいか、アンタに知られたところで別に減るもんじゃないし···。私、さっき好きな人がいるって言ってたじゃん」
「ああ」

「その相手がね、サッカー部のたちばな君なんだよ」
「···なるほどな」

橘は、学園イチのイケメンで、サッカー部のエース。
高身長で、友達も多く、成績優秀。
そんな相手に恋してしまったとは、コイツも難儀なヤツだ。

「この学校、楓と春子はるこは特に別格にしても、他にも美人が多すぎるからさぁ~、”私なんかじゃ”って、そんなふうに考えちゃってさ~」
はぁー、と大きな溜息をつく夏希。

そんな姿、らしくもないし、見たくもなかった。
確かに、緑川や茶道部の桃瀬ももせ春子はること比べて自己嫌悪に走る気持ちも分からんでもないが。
それでも···

「俺個人の意見で言えば、お前も橘に釣り合う位には可愛いと思うぞ···だから、なんだ、そう落ち込むなよ」

他の男に恋するコイツの背中を押すのはしゃくだったが、それでも伝えずにはいられなかった。
この気持ちは、紛れもなく俺の本心だったから。

「え、なに?もしかして、励ましてくれてんのwキモっwつーか、アンタ個人の意見なんかマジでどうでもいいしw」
小バカにするように、俺をあざけ笑う彼女。

「···クソっ、励まして損した」
「あはは、ドンマイw」
まぁ、理由はどうあれ、コイツが笑顔になってくれたから、それで良しとしよう。

だって、赤崎夏希が1番魅力的に見える瞬間は、間違いなくその笑顔の時なのだから。
かつて、俺が恋していた、その笑顔···

「お前、ずっと笑ってろよ」
「え?」
「溜息なんて、らしくねーよ。そんな暇があるなら、何も考えずにバカみたいに笑ってろ。お前の”武器”なんて、その笑顔ぐらいのもんだからな」

お前の笑顔なら、橘だって振り向かせることができるさ。
俺が保証する。
おおよそ10年間、その笑顔に魅了され続けてきた、この俺が。

「え?さっきから何w?変にフォローしてきてマジでキショいんだけどw···あっ、もしかして、私が橘君に振られて傷心になった後で、その隙に付け入ろうとしてんのw?ヤバっw考え方キモ過ぎw」

別に、俺としてはそんなつもりは一切無かったが、まぁ、そういう事にしといてもいいか。
コイツの憂さ晴らしに貢献できるなら、悪態つかれるのも妥協してやろう。

「アンタって、ほんと昔から一貫してキモいよねwあはは」
なんせ、そう言って笑う彼女の笑顔には、それだけの価値が有ると思えたのだから。





カラコロン、と彼女の机と俺の椅子の間に、何か電子チップのような、もしかしてGPSの発信機のようなものが落下した。

「あ、円香にお願いされてた、楓に取り付けるGPSが落ちたから拾ってくれない?」
もしかしなくても、GPSだった。

俺の妹と幼馴染は、JKにGPSを取り付けようと画策かくさくしている物騒なヤツらのようだ。

「はいよ」
そう言って、座りながら床に落ちたチップに手を伸ばす。
自然と、視線が床に近づく形となる。

クイッと頭を少し上げ、後方の席からは見えにくいことをいいことに、座っている夏希の股間付近に視線を向ける。

み、見えたっ!
少しだけ開いた太ももの、そのかすかな隙間から、レモン色の布地がはっきりと目に飛び込んできた。

よっしゃー!今晩のオカズゲットだぜ!!!
やっぱ幼馴染の女をオカズにシコるのが、格別に気持ちいいからなぁ!

「···ねぇ、キモい視線感じるから一応言っておくけどさ、私が今履いてるの”見せパン”だからね。ザンネンでした~w」

はぁ?なに言ってんだコイツ?アタマ沸いてんのか?

男からすれば、生パンだろうが見せパンだろうが、なんなら水着だろうが、スカートの中に履いてたら関係ねーんだよ。スカートの中の布地が見えたら、それはもう”パンツ”であり、”オカズ”なんだよ!!!

ありがとう、夏希さん。
貴方のおかげで今晩のオナニーは盛り上がりますぞ~、でゅふふ♡





風呂上がりの自室、夏希をオカズに一発抜こうかとしていたまさにその時、その夏希本人から珍しくRINEレインのメッセージが送られてきた。

『アンタ、今、暇?』
『いや、忙しいんだけど』

『何してんの?』
『今からお前をオカズに一発シコろうかと思ってたところなんだが♡』

『キモっ!んな報告してこないでよ!』
『お前が聞いてきたから答えてやっただけなんだけど』

その後、夏希の恋バナ(というか、一方的な愚痴みたいなもの)にしばらく付き合わされた。

要するに、他の友達には言えないようなくだらない話を、とにかく誰かに吐き捨てたかったようで、その対象に俺が選ばれたようであった。

『片想いってさ~辛いよね~』
『···お前が俺にそれを言うのか』

『あ、ごめんごめんwアンタは私に万年片想い中だもんねw』
『ぶっ殺すぞ』

『こわっwそんなキレないでよw』
まぁ、当然このやり取りも”プロレス”みたいなものだが。

『ねぇ、アンタって、どうやって片想いを乗り越えたの?』
『乗り越えた?』
『だから、どうやって気持ちに折り合いをつけたのかってことよ』
『そんなの、ついてねーよ』

『え?』
『俺は、1つも割り切ったことなんてないぞ。人が人を好きになる気持ちは、そう簡単にコントロールできるもんじゃねーしな。ていうか、自分で抑え込める程度の軽い気持ちなら、端から好きになってないだろ。片想いが辛いってことは、それだけ相手のことが好きってことだろ。だから、俺はその痛みから逃げたくないし、その感情を否定したくはない』

『長文キモw早口で喋るキモヲタかよw』
コイツ、煽り性能が高過ぎる···

『でも、そっか、好きなら好きで、それで良いんだよね』
『ああ、少なくとも、俺はそう思う』
そうだ、人が人を好きになる気持ちは、誰にも止められないのだから···

『あんがと、アンタのおかげでちょっとだけスッキリできたわ』
『どういたしまして。じゃあ、俺も今晩はお前で”スッキリ”させてもらおうかな♡』
『キモいからイチイチ報告してくんな!』
『ふひひwさーせんwでゅふふ♡』

これで夏希の鬱憤が少しでも緩和されたなら、幼馴染冥利に尽きるというものだ。

ピロン♪
ん?なんだ?
夏希から、1枚の画像が送られてきた。

『この前、友達とライブ行った時に撮った写真、カワイイでしょ?』
か、可愛い///
確かに、その写真の夏希の笑顔は驚くほど可愛かったのだが···

『コレは?』
『愚痴に付き合ってくれたお礼にあげる。嬉しいでしょ、大好きな夏希ちゃんの写真を貰えてw』

『···コレって、オカズを提供してくれたという解釈で宜しいか?』
『···まぁ、一度あげたモノをどう使おうがアンタの勝手だけどね。···でも、たまにならいいわよ』

たまに···
『1日1回までならセーフか?』
『それ、かなりの酷使じゃないの?』






今回の件に関して色々と思うところは多々あったが、彼女をオカズに致した今日のこの使用済みティッシュ達と共に、自室のゴミ箱へ捨て置こうと思う。

警視のパパにバレない事を祈りつつ、俺は16門の監視カメラに囲まれながら、深い眠りについた。
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