36 / 140
第一章『妖精おじさんがあらわれた。ただし、その姿は見えない』
第36話 色物忍者の爆発四散芸
しおりを挟む
「……」
視線の先で広がる光景には驚きしかなかった。絶句とはこのことだ。
何か理由あっての現象だろうか。あんな数を相手にするのは到底無理で、ただただ遠くから眺める。キュル助で対応可能なラインを明らかに超えていた。
「いや……」
雫石なら一網打尽にできる?
時間経過の小ダメージだがゾンビに効くのは分かっている。半球の中心に投げ込めば霧の範囲に全員を巻き込めるはずだ。
物は試し。あんなものを見て素通りするのはもったいない。いつも通り、ゲームらしく楽しむ姿勢で挑戦しよう。
手に雫石を持ち気合を入れて放り投げた。
「キュル助、カモフラージュ」
「キュル!」
こちらへ襲ってきても困るため透明化で対策する。雫石は見事に狙ったところへ落ちてくれた。システムのアシストがあるのではと思うほどきれいな放物線で、野球の才能があると勘違いしてしまいそうだ。
「ウウウゥ……!」
「ウウウゥ……!」
「ウウウゥ……!」
こだまするゾンビの声が辺り一帯を奇妙な空間にさせる。エリアの広さも相まってか他プレイヤーの姿はなく、少し心細さを感じた。
しばらく待っていると雫石の霧が消えてゾンビの呻き声がやむ。与えたダメージは三割を超えている。時間効率を考えなければ、かなり有用な戦術だった。
蠢くゾンビたちは動かずに半球を維持する。雫石を投げての透明化を続けて二度繰り返すと、ゾンビのやられ声が微妙な時間差で重なり合って嫌なハーモニーを奏でた。
≪腐り玉を入手しました≫
≪腐り玉を入手しました≫
≪腐り玉を入手しました≫
≪腐り玉を入手しました≫
≪腐り玉を入手しました≫
……
本来ならアイテム入手のメッセージはいくら流れても嬉しいものだが、アイテム欄から臭いがする気がして素直に喜べない。
形成されていた半球が消えて景色がすっきりした。きっと、あそこに何かがある。土の成分が多い安心安全な地面を離れ、沼に足を取られながら近づく。
靴の中へ染み込む感覚を我慢した先には長方形の穴が開いていた。泥は不自然に遮られて階段が地下へ続いている。若干の不気味さを無視して下りると青い炎の松明が灯っていき、前方に伸びる通路を照らした。
沼地と違って地面に壁、天井の全てが岩を削り取ったように整っている。洞窟と比べて人工的な場所だった。
「キュル助、カモフラージュ」
「キュル!」
不穏な空気感に透明化は忘れない。通路を慎重な足取りで進み始めてすぐ、何者かの影が見えてくる。ボロボロの忍び装束に身を包む下忍ゾンビという名のモンスターだった。
まさかの忍者で、しかもゾンビ要素が入った色物とは。コヨミさん的には関心が向く対象なのだろうか。
相手はしたいが複数体いる場合は危険が大きい。一度すれ違って奥を調べようとしたが、下忍ゾンビがこちらへ歩いてきていた。
透明化の効果はまだ解けていない。ゆっくり端に寄るが確実に捕捉されている。忍者系のモンスターには透明を見破られるのか、それとも青い松明のせいか。影の妙な揺らめきが気になった。
歩く速さは通常のゾンビよりも早い。といっても走れば逃げ切れる程度で、落ち着いて後ろへ下がり対応する。
「トリガー、詠唱」
――シュンッ!
「トリガー、ヒール。行け、キュル助」
「キュル!」
一体なのを確認後に回復魔法をストック、キュル助を向かわせた。距離が詰まるのに合わせてサポートに雫石を投げる。ゾンビと名がつけば効くと思い行ったが、予想外の結果が待っていた。下忍ゾンビが地面に広がった霧を避けて動いたのだ。
さすがゾンビとはいえ忍者。簡単に引っかかってはくれなかった。ただ、嫌がっているのは見て分かる。行動阻害などの使い道はあった。
アイテムを投げたのが攻撃判定になったのか、下忍ゾンビは雫石を迂回しこちらに向かってくる。
「キュルル!」
そこへキュル助が攻撃を加えて壁になってくれた。通常のゾンビと同様に毒攻撃が来るのに備えて雫石を手にする。たとえ避けられても回復効果は助けになる。
四方を囲むように設置すれば相手の逃げ場を失くせるし、大ダメージを受けた際にはキュル助を退避させるのにも役立つ。手持ちの個数には限界があるため使いすぎには注意が必要だ。汎用性のあるアイテムなのでまた今度、洞窟へ回収に向かいたい。
下忍ゾンビは懐から出した錆び付く短剣で攻撃してくる。威力はキュル助の体力を半分も奪えておらず、拍子抜けだった。
しかし、逆に考えると怖さもある。新しいエリアへきて初見のモンスターと戦う時に、特殊な攻撃の対処が難しいことが経験として分かってきた。
動向を見守るのもにも緊張する。自分にできるのは回復だけなのがもどかしい。やはり投擲など使い勝手のいいスキルが大事か。
ペットの画面を開いて雫石をばらまく心づもりでいるが、下忍ゾンビはひたすらに短剣を振り回す。ヒールを入れるだけの作業に終始すればするほど緊張が増した。
結局は最後まで攻撃のパターンが変わらずに下忍ゾンビの体力がゼロになる。膝をつく姿に力むが、そのまま地面へ倒れて安心した次の瞬間……。
――ボゴオン!
下忍ゾンビが爆発四散した。心臓が縮む現象に焦りながらキュル助の安否を確かめると、体力が1のギリギリな状態で急ぎ回復魔法をかける。倒した後に発動するタイプの攻撃があるとは思わなかった。
≪鉄の欠片を入手しました≫
≪爆符を入手しました≫
入手したアイテムで、鉄の欠片はともかく爆符の方が気になった。
【爆符】
『種類』攻撃アイテム
『説明』爆発を生じる呪符
複雑な文字と紋様が記された札
対象に張り付けた数秒後に爆発する
「なるほど……」
爆発に関連するのは実に惜しい。火薬に近いようで遠いが、使いどころはありそうだった。
視線の先で広がる光景には驚きしかなかった。絶句とはこのことだ。
何か理由あっての現象だろうか。あんな数を相手にするのは到底無理で、ただただ遠くから眺める。キュル助で対応可能なラインを明らかに超えていた。
「いや……」
雫石なら一網打尽にできる?
時間経過の小ダメージだがゾンビに効くのは分かっている。半球の中心に投げ込めば霧の範囲に全員を巻き込めるはずだ。
物は試し。あんなものを見て素通りするのはもったいない。いつも通り、ゲームらしく楽しむ姿勢で挑戦しよう。
手に雫石を持ち気合を入れて放り投げた。
「キュル助、カモフラージュ」
「キュル!」
こちらへ襲ってきても困るため透明化で対策する。雫石は見事に狙ったところへ落ちてくれた。システムのアシストがあるのではと思うほどきれいな放物線で、野球の才能があると勘違いしてしまいそうだ。
「ウウウゥ……!」
「ウウウゥ……!」
「ウウウゥ……!」
こだまするゾンビの声が辺り一帯を奇妙な空間にさせる。エリアの広さも相まってか他プレイヤーの姿はなく、少し心細さを感じた。
しばらく待っていると雫石の霧が消えてゾンビの呻き声がやむ。与えたダメージは三割を超えている。時間効率を考えなければ、かなり有用な戦術だった。
蠢くゾンビたちは動かずに半球を維持する。雫石を投げての透明化を続けて二度繰り返すと、ゾンビのやられ声が微妙な時間差で重なり合って嫌なハーモニーを奏でた。
≪腐り玉を入手しました≫
≪腐り玉を入手しました≫
≪腐り玉を入手しました≫
≪腐り玉を入手しました≫
≪腐り玉を入手しました≫
……
本来ならアイテム入手のメッセージはいくら流れても嬉しいものだが、アイテム欄から臭いがする気がして素直に喜べない。
形成されていた半球が消えて景色がすっきりした。きっと、あそこに何かがある。土の成分が多い安心安全な地面を離れ、沼に足を取られながら近づく。
靴の中へ染み込む感覚を我慢した先には長方形の穴が開いていた。泥は不自然に遮られて階段が地下へ続いている。若干の不気味さを無視して下りると青い炎の松明が灯っていき、前方に伸びる通路を照らした。
沼地と違って地面に壁、天井の全てが岩を削り取ったように整っている。洞窟と比べて人工的な場所だった。
「キュル助、カモフラージュ」
「キュル!」
不穏な空気感に透明化は忘れない。通路を慎重な足取りで進み始めてすぐ、何者かの影が見えてくる。ボロボロの忍び装束に身を包む下忍ゾンビという名のモンスターだった。
まさかの忍者で、しかもゾンビ要素が入った色物とは。コヨミさん的には関心が向く対象なのだろうか。
相手はしたいが複数体いる場合は危険が大きい。一度すれ違って奥を調べようとしたが、下忍ゾンビがこちらへ歩いてきていた。
透明化の効果はまだ解けていない。ゆっくり端に寄るが確実に捕捉されている。忍者系のモンスターには透明を見破られるのか、それとも青い松明のせいか。影の妙な揺らめきが気になった。
歩く速さは通常のゾンビよりも早い。といっても走れば逃げ切れる程度で、落ち着いて後ろへ下がり対応する。
「トリガー、詠唱」
――シュンッ!
「トリガー、ヒール。行け、キュル助」
「キュル!」
一体なのを確認後に回復魔法をストック、キュル助を向かわせた。距離が詰まるのに合わせてサポートに雫石を投げる。ゾンビと名がつけば効くと思い行ったが、予想外の結果が待っていた。下忍ゾンビが地面に広がった霧を避けて動いたのだ。
さすがゾンビとはいえ忍者。簡単に引っかかってはくれなかった。ただ、嫌がっているのは見て分かる。行動阻害などの使い道はあった。
アイテムを投げたのが攻撃判定になったのか、下忍ゾンビは雫石を迂回しこちらに向かってくる。
「キュルル!」
そこへキュル助が攻撃を加えて壁になってくれた。通常のゾンビと同様に毒攻撃が来るのに備えて雫石を手にする。たとえ避けられても回復効果は助けになる。
四方を囲むように設置すれば相手の逃げ場を失くせるし、大ダメージを受けた際にはキュル助を退避させるのにも役立つ。手持ちの個数には限界があるため使いすぎには注意が必要だ。汎用性のあるアイテムなのでまた今度、洞窟へ回収に向かいたい。
下忍ゾンビは懐から出した錆び付く短剣で攻撃してくる。威力はキュル助の体力を半分も奪えておらず、拍子抜けだった。
しかし、逆に考えると怖さもある。新しいエリアへきて初見のモンスターと戦う時に、特殊な攻撃の対処が難しいことが経験として分かってきた。
動向を見守るのもにも緊張する。自分にできるのは回復だけなのがもどかしい。やはり投擲など使い勝手のいいスキルが大事か。
ペットの画面を開いて雫石をばらまく心づもりでいるが、下忍ゾンビはひたすらに短剣を振り回す。ヒールを入れるだけの作業に終始すればするほど緊張が増した。
結局は最後まで攻撃のパターンが変わらずに下忍ゾンビの体力がゼロになる。膝をつく姿に力むが、そのまま地面へ倒れて安心した次の瞬間……。
――ボゴオン!
下忍ゾンビが爆発四散した。心臓が縮む現象に焦りながらキュル助の安否を確かめると、体力が1のギリギリな状態で急ぎ回復魔法をかける。倒した後に発動するタイプの攻撃があるとは思わなかった。
≪鉄の欠片を入手しました≫
≪爆符を入手しました≫
入手したアイテムで、鉄の欠片はともかく爆符の方が気になった。
【爆符】
『種類』攻撃アイテム
『説明』爆発を生じる呪符
複雑な文字と紋様が記された札
対象に張り付けた数秒後に爆発する
「なるほど……」
爆発に関連するのは実に惜しい。火薬に近いようで遠いが、使いどころはありそうだった。
10
あなたにおすすめの小説
癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。
branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位>
<カクヨム週間総合ランキング最高3位>
<小説家になろうVRゲーム日間・週間1位>
現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。
目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。
モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。
ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。
テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。
そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が――
「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!?
癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中!
本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ!
▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。
▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕!
カクヨムで先行配信してます!
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
俺の職業は【トラップ・マスター】。ダンジョンを経験値工場に作り変えたら、俺一人のせいでサーバー全体のレベルがインフレした件
夏見ナイ
SF
現実世界でシステムエンジニアとして働く神代蓮。彼が効率を求めVRMMORPG「エリュシオン・オンライン」で選んだのは、誰にも見向きもされない不遇職【トラップ・マスター】だった。
周囲の冷笑をよそに、蓮はプログラミング知識を応用してトラップを自動連携させる画期的な戦術を開発。さらに誰も見向きもしないダンジョンを丸ごと買い取り、24時間稼働の「全自動経験値工場」へと作り変えてしまう。
結果、彼のレベルと資産は異常な速度で膨れ上がり、サーバーの経済とランキングをたった一人で崩壊させた。この事態を危険視した最強ギルドは、彼のダンジョンに狙いを定める。これは、知恵と工夫で世界の常識を覆す、一人の男の伝説の始まり。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
【完結】VRMMOでスライム100万匹倒して最強になった僕は経験値で殴るゲームやってます
鳥山正人
ファンタジー
検証が大好きな主人公、三上ハヤト。
このゲームではブロンズ称号、シルバー称号、ゴールド称号が確認されている。
それ以上の称号があるかもしれないと思い、スライムを100万匹倒したらプラチナ称号を手に入れた主人公。
その称号効果はスライム種族特効効果。
そこからは定番の経験値スライムを倒して最強への道かと思ったら・・・
このゲームは経験値を分け与える事が出来て、売買出来るゲーム。
主人公は経験値でモンスターを殴ります。
──────
自筆です。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる