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第二章『回復代行結社でござる』
第51話 プレイヤーズギルド
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火薬を集められるだけ集めて、ほくほく顔で夕食休憩に一度ログアウト。それからログインし直して調合ギルドに店売りの素材を調達しに行った。
「なんかいいポーションある?」
「ヒールとマナポーションぐらいでしょ」
建物の中に入るとプレイヤーがひしめき合っていて驚く。日が経つにつれ、調合の楽しさに目覚めた人たちが増えてきたのかもしれない。
ギルド内で作業に勤しもうと思っていたが必要なものを購入し、外に出た。次は投擲ギルドにも寄って素材を選ぶ。
先ほどと違ってプレイヤーが少なく人気のスキルに偏りがみられた。こうやって目の当たりにすると、自分ぐらいは愛着を持って使おうという気持ちが湧いてきた。
混み具合はともかく建物内そのものが狭いので再び移動する。ポータルで噴水広場に戻り、作業が捗りそうな場所を探すことにした。
冒険者ギルドを越えて坂を上る。路地を覗きながら人通りが僅かな道を選んで歩いていると、大きな木が一本生えた空間に出た。
奥へ楕円系に開けた行き止まりで手すりが設置されている。見晴らしがよく通ってきた街並みを眺められた。
NPCすらいないがファンタジー風の街灯が雰囲気を出す。不意に現れる何の変哲もないスポットは好みで楽しめた。
木の側にあるベンチへ腰かけて輝き始めた星々をぼんやり見上げる。星空以外にもゲーム内で自然に触れていると、現実でも散歩に行きたくなるのが不思議だ。
呆けるのもそこそこに立ち上がって調合台を設置する。まずはアイテムのセット欄へ手に入れた火薬を含む素材を選び、作成ボタンを押した。
≪煙玉を一個作成しました≫
初めての作成アイテムで失敗する心配もあったが杞憂に終わる。しかし、使い心地を試す前に大量生産するのはやめておく。ポーション類とは違って想像通りになるかは分からなかった。
煙玉を作るのは十個ほどに抑えてマナポーションの作成に移る。マーケットでの売買は未だに活発で素材費用込みだとしても儲けになっていた。
調合ギルドにあれだけ人がいてもなお、購入するプレイヤーは多いらしい。改めて考えると仕事などを終えての単純作業は眠気との戦いになる。
自分が働いていたときのことを思い返すが、きっと色々なエリアに訪れるのを優先するはずだ。そもそも、ゲームを遊ぶ発想すら湧かずに気絶してたのは置いておいて。
「ナカノ」
現在の状況に安堵を覚えていると名前を呼ばれた。振り向いた先にいたのは赤い髪が目立つ、背中に大剣を背負うプレイヤー、紅さんだった。
「あ、お久しぶりです」
イベント以来の再会だ。そういえばフレンドになったものの特に交流はなかった。向こうから会いに来てくれたのは驚きだが嬉しさもあった。
「調子はどう?」
「え? はい、上々でしょうか」
「そう」
「……」
会話が途切れて気まずさが流れる。ジッと見られているのは、こちらが何か話すのを待っているのだろうか。調子の良し悪しを聞き返すか夜空について語るぐらいしか思いつかずに困ってしまう。
「ナカノはギルドに興味ある?」
あの星が綺麗ですね、などとキザなセリフが出る前に紅さんの話題に助けられた。
「今は投擲ギルドが気になってます」
「そっちじゃない」
「……?」
どうも互いの認識にずれがあるようだ。ギルドが複数の意味を持つのか、投擲ギルドが気に入らなかったのか。もし後者だったら投擲の楽しさと有用性を伝えたい。
「プレイヤーのギルド。もう作ってる?」
「いえ、初耳でした」
オリジナルのスキルを作れるシステムが用意されているのなら、さすがに説明が欲しかった。ストーリーを進めて解放する要素であれば自分が全面的に悪いのだが。
「ホームを持てたり色々なことができる」
通常のギルドとは機能が違うということか。面白そうで純粋に興味が湧いてきた。
「わたしが作ったのは紅騎士団。入る?」
そして、まさかの勧誘に自分でいいんですかと間抜けな顔になる。イベントでの出来事を覚えていてくれての誘いはありがたいけれど、気になることもあった。
「その、ちなみに紅騎士団の人員は……?」
「五十人以上?」
疑問形で返ってくるほどの人数には妙な納得感がある。イベントのボスにとどめを刺したり、紅さんがカリスマ性を持つのは凡人の自分にも分かった。創設したギルドに人が集まるのは道理だ。
「非常に嬉しい申し出なんですが、あまり多人数の中に身を置くのは不安が大きく……」
他プレイヤーとの交流は望むところでも、いきなり五十人以上と挨拶するのは目が回って仕方がなかった。
「残念」
短い言葉ながら口をへの字に曲げた表情を見るのは心苦しい。二つ返事でギルドに入らせてくださいと言いたい気持ちはあるが、先々で余計な心配をさせそうだった。
「ちょっと待て!」
わざわざ足を運んでくれたのに断りを入れて、微妙になった空気をどう取り返すか悩んでいると誰かがやってきた。
「急にいなくなったと思ったら……」
七三分けの髪型にメガネが印象的な、白の制服っぽい格好をしたプレイヤーだ。自然と委員長の役職が呼び起こされた。
「勧誘か?」
「……」
メガネ委員長の問いに紅さんがそっぽを向く。意外にも、どこか子供らしく見えてきた。
「勝手な行動は慎むように言っているはずだ。お前はいつもいつも本当に……」
「うざい」
「なっ! 兄に向かって!」
謎の口論が始まって早々に、紅さんの姿が青いエフェクトを残して消える。どうやらポータルで移動したようだ。
「まったく……」
ため息をついたメガネ委員長が首を振る。兄と聞こえたが二人は兄妹なのだろうか。
≪フレンド申請が届きました≫
このタイミングでの通知になぜと疑問を抱く。フレンド欄の申請タブにはシュヴァルツという名前が表示されていた。
「紅騎士団に入りたいのなら、まずは僕に話を通してくれ。面接の結果次第で入団を許可する」
目の前のメガネ委員長がシュヴァルツさんか。ターゲットで同じ名前なのが確認できた。
「では失礼する」
青いエフェクトと共にいなくなって一人になる。とりあえず、フレンド申請には承諾する。こんな形でフレンドが増えるのは予想外だ。
「ふむ、紅騎士団からの勧誘でござるか」
「っ!」
気が抜けたところに声がしてハッとする。すぐ横にいたのはコヨミさんだった。
「なんかいいポーションある?」
「ヒールとマナポーションぐらいでしょ」
建物の中に入るとプレイヤーがひしめき合っていて驚く。日が経つにつれ、調合の楽しさに目覚めた人たちが増えてきたのかもしれない。
ギルド内で作業に勤しもうと思っていたが必要なものを購入し、外に出た。次は投擲ギルドにも寄って素材を選ぶ。
先ほどと違ってプレイヤーが少なく人気のスキルに偏りがみられた。こうやって目の当たりにすると、自分ぐらいは愛着を持って使おうという気持ちが湧いてきた。
混み具合はともかく建物内そのものが狭いので再び移動する。ポータルで噴水広場に戻り、作業が捗りそうな場所を探すことにした。
冒険者ギルドを越えて坂を上る。路地を覗きながら人通りが僅かな道を選んで歩いていると、大きな木が一本生えた空間に出た。
奥へ楕円系に開けた行き止まりで手すりが設置されている。見晴らしがよく通ってきた街並みを眺められた。
NPCすらいないがファンタジー風の街灯が雰囲気を出す。不意に現れる何の変哲もないスポットは好みで楽しめた。
木の側にあるベンチへ腰かけて輝き始めた星々をぼんやり見上げる。星空以外にもゲーム内で自然に触れていると、現実でも散歩に行きたくなるのが不思議だ。
呆けるのもそこそこに立ち上がって調合台を設置する。まずはアイテムのセット欄へ手に入れた火薬を含む素材を選び、作成ボタンを押した。
≪煙玉を一個作成しました≫
初めての作成アイテムで失敗する心配もあったが杞憂に終わる。しかし、使い心地を試す前に大量生産するのはやめておく。ポーション類とは違って想像通りになるかは分からなかった。
煙玉を作るのは十個ほどに抑えてマナポーションの作成に移る。マーケットでの売買は未だに活発で素材費用込みだとしても儲けになっていた。
調合ギルドにあれだけ人がいてもなお、購入するプレイヤーは多いらしい。改めて考えると仕事などを終えての単純作業は眠気との戦いになる。
自分が働いていたときのことを思い返すが、きっと色々なエリアに訪れるのを優先するはずだ。そもそも、ゲームを遊ぶ発想すら湧かずに気絶してたのは置いておいて。
「ナカノ」
現在の状況に安堵を覚えていると名前を呼ばれた。振り向いた先にいたのは赤い髪が目立つ、背中に大剣を背負うプレイヤー、紅さんだった。
「あ、お久しぶりです」
イベント以来の再会だ。そういえばフレンドになったものの特に交流はなかった。向こうから会いに来てくれたのは驚きだが嬉しさもあった。
「調子はどう?」
「え? はい、上々でしょうか」
「そう」
「……」
会話が途切れて気まずさが流れる。ジッと見られているのは、こちらが何か話すのを待っているのだろうか。調子の良し悪しを聞き返すか夜空について語るぐらいしか思いつかずに困ってしまう。
「ナカノはギルドに興味ある?」
あの星が綺麗ですね、などとキザなセリフが出る前に紅さんの話題に助けられた。
「今は投擲ギルドが気になってます」
「そっちじゃない」
「……?」
どうも互いの認識にずれがあるようだ。ギルドが複数の意味を持つのか、投擲ギルドが気に入らなかったのか。もし後者だったら投擲の楽しさと有用性を伝えたい。
「プレイヤーのギルド。もう作ってる?」
「いえ、初耳でした」
オリジナルのスキルを作れるシステムが用意されているのなら、さすがに説明が欲しかった。ストーリーを進めて解放する要素であれば自分が全面的に悪いのだが。
「ホームを持てたり色々なことができる」
通常のギルドとは機能が違うということか。面白そうで純粋に興味が湧いてきた。
「わたしが作ったのは紅騎士団。入る?」
そして、まさかの勧誘に自分でいいんですかと間抜けな顔になる。イベントでの出来事を覚えていてくれての誘いはありがたいけれど、気になることもあった。
「その、ちなみに紅騎士団の人員は……?」
「五十人以上?」
疑問形で返ってくるほどの人数には妙な納得感がある。イベントのボスにとどめを刺したり、紅さんがカリスマ性を持つのは凡人の自分にも分かった。創設したギルドに人が集まるのは道理だ。
「非常に嬉しい申し出なんですが、あまり多人数の中に身を置くのは不安が大きく……」
他プレイヤーとの交流は望むところでも、いきなり五十人以上と挨拶するのは目が回って仕方がなかった。
「残念」
短い言葉ながら口をへの字に曲げた表情を見るのは心苦しい。二つ返事でギルドに入らせてくださいと言いたい気持ちはあるが、先々で余計な心配をさせそうだった。
「ちょっと待て!」
わざわざ足を運んでくれたのに断りを入れて、微妙になった空気をどう取り返すか悩んでいると誰かがやってきた。
「急にいなくなったと思ったら……」
七三分けの髪型にメガネが印象的な、白の制服っぽい格好をしたプレイヤーだ。自然と委員長の役職が呼び起こされた。
「勧誘か?」
「……」
メガネ委員長の問いに紅さんがそっぽを向く。意外にも、どこか子供らしく見えてきた。
「勝手な行動は慎むように言っているはずだ。お前はいつもいつも本当に……」
「うざい」
「なっ! 兄に向かって!」
謎の口論が始まって早々に、紅さんの姿が青いエフェクトを残して消える。どうやらポータルで移動したようだ。
「まったく……」
ため息をついたメガネ委員長が首を振る。兄と聞こえたが二人は兄妹なのだろうか。
≪フレンド申請が届きました≫
このタイミングでの通知になぜと疑問を抱く。フレンド欄の申請タブにはシュヴァルツという名前が表示されていた。
「紅騎士団に入りたいのなら、まずは僕に話を通してくれ。面接の結果次第で入団を許可する」
目の前のメガネ委員長がシュヴァルツさんか。ターゲットで同じ名前なのが確認できた。
「では失礼する」
青いエフェクトと共にいなくなって一人になる。とりあえず、フレンド申請には承諾する。こんな形でフレンドが増えるのは予想外だ。
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