2 / 2
今日は運が悪い
しおりを挟む
第二話「今日は運が悪い」
「着いたぞ。ここだ。」
狼が入口の大きな洞窟の前で止まる。
「ほぁぇ...へゃぁい...」
ショウが息を切らしながら答える。
トッ。フードの男が狼から飛び降りる。
「早く降りろ。」
「はぁ...はいぃ...」
ショウがゆっくりと狼から降りる。
「もう休んでてくれ、カラドボルグ」
フードを被った男が言うと、
[ああ、俺も疲れた。そうさせてもらおう]
低い声が洞窟内に響く。
「え?どこから?」
ショウが辺りを見渡す。
[・・・察しの悪い餓鬼だ。]
狼が尾でショウを優しく撥ねる。
「え?」
ショウが狼をマジマジと見る。
[俺はてめぇの真ん前にいる狼だよ]
「・・・・・・え?」
ショウがとぼけたような顔をする。
[この莫迦餓鬼!]
バシッ!狼が尾でショウをつよく叩く。
「いてっ!」
ショウが飛び跳ねる。
[ちっ・・・だから、お前の前にいる狼が、今喋ってる俺、『カラドボルグ』だって言ってんだ。]
「・・・・・・いや、そんな訳・・・ねぇ?」
ショウがニコニコしながらフードの男を見る。
[この餓鬼ッ!]
バシッ!また、尾で強く叩かれる。
「いてっ!冗談だって!信じる。信じるから~!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ほら、飲め。」
ショウは、フードの男と火を挟んで向かいあわせで座っていた。・・・フードの男がショウに
茶色い液体が入ったコップを渡す。
「あ、ありがとうございます」
ショウがフードの男からコップを優しく受け取り、ゆっくりと啜る。
「ま・・・まっず!」
ショウが目を見開く。
[なぁ、やっぱこいつ追い出そうぜ]
狼が言う。だが、先程の狼とは違う。
「・・・そうしたい所だが、それをすると法律に反する。」
[ちっ!やっぱ人間の決まりって変だよなぁ!なぁ、カラドボルグ!]
洞窟の奥の方に寝転がっていた狼が、隣に寝転がっている先程の狼、カラドボルグに話しかける。
[あぁ・・・本当にそうだよな『グラム』]
狼達が、話をしている中、一人、疑問だらけの男がいた。
「あの・・・さっき言ってた『キャンステーランド』って何ですか?」
ショウがフードの男に問う。
「・・・『キャンスターライト』だ。」
「あっ!はい!それです!」
「寿命を全うして死んだもの。そいつらは公正な裁判によって、『極楽浄土』、『天国』、『地獄』、『魔地』へと行く。そして、自殺したものは何らかの魔物や幽霊、つまり、この世のものでは無くなる。・・・最後に、不慮の事故や災害で寿命ではなく死んだもの。最後の者達には、機会が与えられる。
転生の機会だ。」
「転・・・生?」
「あぁ。このキャンスターライトの世界で一人を殺すと一ポイント溜まるポイント・・・『ロートポイント(以後、RP)』。これが一万を超えた者に転生をさせる・・・。それがこの世界だ。そして、先程の様に生まれたて(ヌーブ)を襲う奴らは、手っ取り早くRPを集めたい奴等だ。だが、こんな世界にも法律はある。これを見ろ。」
フードの男が鞄の中から一枚の紙を取り出し、ショウに渡す。ショウが、その紙を見つめる。その紙にはこう書かれてあった。
転生ノ為ノ創造法
第一:生まれたて(ヌーブ)を一番に見つけた者は一人で生きていけると判断するまで世話をしなくてはならない。
第二:生まれたて(ヌーブ)を殺してはならない。
第三:相手の了承した場、以外での殺しは禁止。
第四:死前の世界にもあった最低限のルールは守らなければいけない。(例:盗みをしない、騙しをしない等)
第五:以上の事を破った場合、反プレイヤー(アンチプレイヤー)として見なされ、反プレイヤー(アンチプレイヤー)は即刻殺しても良い。
「なっ・・・!」
「お前は、生まれたて(ヌーブ)だから、ここへ連れてきた。見たくはないが、一人前にな
るまで面倒を見てやる。俺の名はカイ。」
カイが手を出す。
「し、ショウ・・・です。」
ゆっくりと右手を上げ、カイと握手をする。
「明朝から修行を開始する。しっかり寝ろよ
」
「は・・・はい!」
そして、俺は修行を開始した。辛いこともあったけど、なかなか楽しかったんだぜ?カイ師匠と共に強くなって行ってさ・・・。初日に言われてた「本物」って言葉については教えてくれなかった。カイ師匠は謎が多い・・・。カイ師匠に教わったのは「狼爻拳(ろうこうけん)」と言う狼の動きを型どった拳法。これが身体中の骨や筋肉を酷使してさ・・・身体がボロボロ。・・・そんなこんなで、カイ師匠の弟子になってから半年が経過した。その時、俺は自分の力を試す為に、キャンスターライトの中でも大きい大会、『デスマイズ大会』に参加する事になったーーーーーーーーーーーーー!
ーーーーーーーーーーーーーーデスマイズ大会当日ーーーーーーーーーーーーーー
ガヤガヤガヤ・・・・・・・・・
「うっわ・・・広ぇ・・・」
翔が辺りを見渡す。翔は、大きな門の下にいた。門の奥には、沢山の人で賑わっていた。・・・翔にとって、初めての都会だ。・・・と言っても、「この世界の」だが。
「カラ!」
翔が叫ぶと、
[おうよ!]
ダッ!大きな狼が翔に向かって走ってくる。
・・・カラドボルグだ。
「よっ!」
翔が跳ぶ。すると、常人では有り得ない程の高さまで飛び上がり、そのまま空中で一回転し、ドサッ。カラドボルグの上に跨る。
「おぉ・・・!」
パチパチパチ!辺りで拍手が起こる。
「へへっ!」
翔が笑っていると、
「翔!こっちだ!」
グラムに乗り、もう門の先にいるカイが、翔を呼んだ。・・・カイは、翔に素顔を見せた事が未だに無かった。
「は~い!」
ダッ!カラドボルグが走る。
ーーーーーーーーーーーーーーデスマイズ城ーーーーーーーーーーーーーー
「ーーーーーーーーはい、はい。Gブロックですね。分かりました!」
翔が女性から「47」と書いた背番号を渡される。
「よっと!」
バッ!翔がそれを着る。
「ありがとうございました!」
翔が女性に礼儀正しくお辞儀をし、カイへと近づく。
「貰えましたよ!番号!」
「あぁ、貰えない訳が無いからな」
「ちょっとは喜んで下さいよー!」
二人が、城を出る。すると、
「ちょっとそこのお兄さ~ん!こっち来て~!」
若い男が二人に向かって声を掛け、路地裏へと誘導する。
「はい?なんですか~?」
翔が小走りで路地裏へとへと入って行く。
「おい・・・!・・・あの馬鹿・・・。」
カイが手を伸ばす。・・・が、翔には届かない。
[まぁ、アイツなら大丈夫だろ。]
カラドボルグが言う。
「・・・あぁ、そうだな。」
ーーーーーーーーーーーーーー路地裏ーーーーーーーーーーーーーー
「どうしたんですか~?」
翔が若い男に着いていくと、
「殺れ!」
バッ!路地裏に置いてあった木箱の裏から3人の男が現れる。・・・そして、一人の男が叫ぶ。
「『炎上球(アオフ・ローダン)』!」
その男が持っていた杖を翔に向け、そう叫ぶと、杖の先に火の玉が現れ、その火の玉が翔へと飛ぶ。
「!?狼爻拳!『相殺爪(グリスト厶・クロー)』!」
翔が四足歩行の体勢になり、そのままジャンプし、空中で一回転して叫ぶと、回転と同時に振り下ろした手から、いや、爪から空中を動く斬撃が放たれ、それが『炎上球(アオフ・ローダン)』に当たり、相殺される。
「なっ・・・何ですか!急に!」
四足歩行の体勢のまま翔が言う。
「お前、大会前の人数調整、知らないのか?」
奥に居た若い男が言う。
「・・・は?」
「だから、大会前の人数調整だって」
「・・・そんな事言って、ライバル減らしたいだけでしょ!」
翔が睨みつける。
「・・・だから、そう言ってんだろ!」
若い男が右手を前に掲げると、杖が現れ、右手でそれを掴む。そして、杖の先を上に向け、
「『墜落岩(フェアデルプ)』!」
と叫ぶと、ゴロッ!と言う大きな音が翔の上からする。
「え・・・?」
翔がゆっくりと上を見ると、大きな岩が空中に浮いていた。
「落ちろォ!」
と若い男が叫ぶと、なんの躊躇いもなく、岩が翔へと真っ逆さまに落ちてくーーーーーーーーーーーーーードンッ!地面が凹む。・・・なぜ凹んだのかがハッキリと分かるかと言うと・・・
「・・・は?」
翔が仁王立ちし、片手で岩を持っていた。岩の重みで、翔の下の地面が凹んだのだ。
「な・・・なんだよそれ!なんのトリックだよォ!」
ドンッ!若い男が尻もちをつく。
「その岩・・・1トンはあるぞんだぞォ!」
魔法を使えば、1トンの岩を止めることも可能だろう。だが、キャンスターライトで魔法を使うには、杖が必要だ。翔は、杖を持っていなかったーーーーーーーーーーーーー。
「あんた達・・・」
翔が睨み付ける。
「ひ・・・ひぃ!」
ドスッ。他の男達も尻もちをつく。
「・・・・・・もうこんな事したらダメですよ!」
にっこりと笑いながら翔が言う。
「へ・・・へ?」
若い男が変な声を上げる。
「おりゃ!」
バキッ!翔がそう言うと、岩が粉々に砕ける。
「おわっ!」
男達が驚く。
「それじゃ、師匠待たせてるんで!」
そのまま足早に、翔はその場を去ったーーーーーーーーーーーーーー
「着いたぞ。ここだ。」
狼が入口の大きな洞窟の前で止まる。
「ほぁぇ...へゃぁい...」
ショウが息を切らしながら答える。
トッ。フードの男が狼から飛び降りる。
「早く降りろ。」
「はぁ...はいぃ...」
ショウがゆっくりと狼から降りる。
「もう休んでてくれ、カラドボルグ」
フードを被った男が言うと、
[ああ、俺も疲れた。そうさせてもらおう]
低い声が洞窟内に響く。
「え?どこから?」
ショウが辺りを見渡す。
[・・・察しの悪い餓鬼だ。]
狼が尾でショウを優しく撥ねる。
「え?」
ショウが狼をマジマジと見る。
[俺はてめぇの真ん前にいる狼だよ]
「・・・・・・え?」
ショウがとぼけたような顔をする。
[この莫迦餓鬼!]
バシッ!狼が尾でショウをつよく叩く。
「いてっ!」
ショウが飛び跳ねる。
[ちっ・・・だから、お前の前にいる狼が、今喋ってる俺、『カラドボルグ』だって言ってんだ。]
「・・・・・・いや、そんな訳・・・ねぇ?」
ショウがニコニコしながらフードの男を見る。
[この餓鬼ッ!]
バシッ!また、尾で強く叩かれる。
「いてっ!冗談だって!信じる。信じるから~!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ほら、飲め。」
ショウは、フードの男と火を挟んで向かいあわせで座っていた。・・・フードの男がショウに
茶色い液体が入ったコップを渡す。
「あ、ありがとうございます」
ショウがフードの男からコップを優しく受け取り、ゆっくりと啜る。
「ま・・・まっず!」
ショウが目を見開く。
[なぁ、やっぱこいつ追い出そうぜ]
狼が言う。だが、先程の狼とは違う。
「・・・そうしたい所だが、それをすると法律に反する。」
[ちっ!やっぱ人間の決まりって変だよなぁ!なぁ、カラドボルグ!]
洞窟の奥の方に寝転がっていた狼が、隣に寝転がっている先程の狼、カラドボルグに話しかける。
[あぁ・・・本当にそうだよな『グラム』]
狼達が、話をしている中、一人、疑問だらけの男がいた。
「あの・・・さっき言ってた『キャンステーランド』って何ですか?」
ショウがフードの男に問う。
「・・・『キャンスターライト』だ。」
「あっ!はい!それです!」
「寿命を全うして死んだもの。そいつらは公正な裁判によって、『極楽浄土』、『天国』、『地獄』、『魔地』へと行く。そして、自殺したものは何らかの魔物や幽霊、つまり、この世のものでは無くなる。・・・最後に、不慮の事故や災害で寿命ではなく死んだもの。最後の者達には、機会が与えられる。
転生の機会だ。」
「転・・・生?」
「あぁ。このキャンスターライトの世界で一人を殺すと一ポイント溜まるポイント・・・『ロートポイント(以後、RP)』。これが一万を超えた者に転生をさせる・・・。それがこの世界だ。そして、先程の様に生まれたて(ヌーブ)を襲う奴らは、手っ取り早くRPを集めたい奴等だ。だが、こんな世界にも法律はある。これを見ろ。」
フードの男が鞄の中から一枚の紙を取り出し、ショウに渡す。ショウが、その紙を見つめる。その紙にはこう書かれてあった。
転生ノ為ノ創造法
第一:生まれたて(ヌーブ)を一番に見つけた者は一人で生きていけると判断するまで世話をしなくてはならない。
第二:生まれたて(ヌーブ)を殺してはならない。
第三:相手の了承した場、以外での殺しは禁止。
第四:死前の世界にもあった最低限のルールは守らなければいけない。(例:盗みをしない、騙しをしない等)
第五:以上の事を破った場合、反プレイヤー(アンチプレイヤー)として見なされ、反プレイヤー(アンチプレイヤー)は即刻殺しても良い。
「なっ・・・!」
「お前は、生まれたて(ヌーブ)だから、ここへ連れてきた。見たくはないが、一人前にな
るまで面倒を見てやる。俺の名はカイ。」
カイが手を出す。
「し、ショウ・・・です。」
ゆっくりと右手を上げ、カイと握手をする。
「明朝から修行を開始する。しっかり寝ろよ
」
「は・・・はい!」
そして、俺は修行を開始した。辛いこともあったけど、なかなか楽しかったんだぜ?カイ師匠と共に強くなって行ってさ・・・。初日に言われてた「本物」って言葉については教えてくれなかった。カイ師匠は謎が多い・・・。カイ師匠に教わったのは「狼爻拳(ろうこうけん)」と言う狼の動きを型どった拳法。これが身体中の骨や筋肉を酷使してさ・・・身体がボロボロ。・・・そんなこんなで、カイ師匠の弟子になってから半年が経過した。その時、俺は自分の力を試す為に、キャンスターライトの中でも大きい大会、『デスマイズ大会』に参加する事になったーーーーーーーーーーーーー!
ーーーーーーーーーーーーーーデスマイズ大会当日ーーーーーーーーーーーーーー
ガヤガヤガヤ・・・・・・・・・
「うっわ・・・広ぇ・・・」
翔が辺りを見渡す。翔は、大きな門の下にいた。門の奥には、沢山の人で賑わっていた。・・・翔にとって、初めての都会だ。・・・と言っても、「この世界の」だが。
「カラ!」
翔が叫ぶと、
[おうよ!]
ダッ!大きな狼が翔に向かって走ってくる。
・・・カラドボルグだ。
「よっ!」
翔が跳ぶ。すると、常人では有り得ない程の高さまで飛び上がり、そのまま空中で一回転し、ドサッ。カラドボルグの上に跨る。
「おぉ・・・!」
パチパチパチ!辺りで拍手が起こる。
「へへっ!」
翔が笑っていると、
「翔!こっちだ!」
グラムに乗り、もう門の先にいるカイが、翔を呼んだ。・・・カイは、翔に素顔を見せた事が未だに無かった。
「は~い!」
ダッ!カラドボルグが走る。
ーーーーーーーーーーーーーーデスマイズ城ーーーーーーーーーーーーーー
「ーーーーーーーーはい、はい。Gブロックですね。分かりました!」
翔が女性から「47」と書いた背番号を渡される。
「よっと!」
バッ!翔がそれを着る。
「ありがとうございました!」
翔が女性に礼儀正しくお辞儀をし、カイへと近づく。
「貰えましたよ!番号!」
「あぁ、貰えない訳が無いからな」
「ちょっとは喜んで下さいよー!」
二人が、城を出る。すると、
「ちょっとそこのお兄さ~ん!こっち来て~!」
若い男が二人に向かって声を掛け、路地裏へと誘導する。
「はい?なんですか~?」
翔が小走りで路地裏へとへと入って行く。
「おい・・・!・・・あの馬鹿・・・。」
カイが手を伸ばす。・・・が、翔には届かない。
[まぁ、アイツなら大丈夫だろ。]
カラドボルグが言う。
「・・・あぁ、そうだな。」
ーーーーーーーーーーーーーー路地裏ーーーーーーーーーーーーーー
「どうしたんですか~?」
翔が若い男に着いていくと、
「殺れ!」
バッ!路地裏に置いてあった木箱の裏から3人の男が現れる。・・・そして、一人の男が叫ぶ。
「『炎上球(アオフ・ローダン)』!」
その男が持っていた杖を翔に向け、そう叫ぶと、杖の先に火の玉が現れ、その火の玉が翔へと飛ぶ。
「!?狼爻拳!『相殺爪(グリスト厶・クロー)』!」
翔が四足歩行の体勢になり、そのままジャンプし、空中で一回転して叫ぶと、回転と同時に振り下ろした手から、いや、爪から空中を動く斬撃が放たれ、それが『炎上球(アオフ・ローダン)』に当たり、相殺される。
「なっ・・・何ですか!急に!」
四足歩行の体勢のまま翔が言う。
「お前、大会前の人数調整、知らないのか?」
奥に居た若い男が言う。
「・・・は?」
「だから、大会前の人数調整だって」
「・・・そんな事言って、ライバル減らしたいだけでしょ!」
翔が睨みつける。
「・・・だから、そう言ってんだろ!」
若い男が右手を前に掲げると、杖が現れ、右手でそれを掴む。そして、杖の先を上に向け、
「『墜落岩(フェアデルプ)』!」
と叫ぶと、ゴロッ!と言う大きな音が翔の上からする。
「え・・・?」
翔がゆっくりと上を見ると、大きな岩が空中に浮いていた。
「落ちろォ!」
と若い男が叫ぶと、なんの躊躇いもなく、岩が翔へと真っ逆さまに落ちてくーーーーーーーーーーーーーードンッ!地面が凹む。・・・なぜ凹んだのかがハッキリと分かるかと言うと・・・
「・・・は?」
翔が仁王立ちし、片手で岩を持っていた。岩の重みで、翔の下の地面が凹んだのだ。
「な・・・なんだよそれ!なんのトリックだよォ!」
ドンッ!若い男が尻もちをつく。
「その岩・・・1トンはあるぞんだぞォ!」
魔法を使えば、1トンの岩を止めることも可能だろう。だが、キャンスターライトで魔法を使うには、杖が必要だ。翔は、杖を持っていなかったーーーーーーーーーーーーー。
「あんた達・・・」
翔が睨み付ける。
「ひ・・・ひぃ!」
ドスッ。他の男達も尻もちをつく。
「・・・・・・もうこんな事したらダメですよ!」
にっこりと笑いながら翔が言う。
「へ・・・へ?」
若い男が変な声を上げる。
「おりゃ!」
バキッ!翔がそう言うと、岩が粉々に砕ける。
「おわっ!」
男達が驚く。
「それじゃ、師匠待たせてるんで!」
そのまま足早に、翔はその場を去ったーーーーーーーーーーーーーー
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる