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熱を帯びた衝動(此木視点)
※4
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敬久さんがオレの背中に回した腕を肩の辺りに移動させ、オレを壁に押し付けるような姿勢にして見つめてきた
「……遥君、口開けて」
「…………は、はい」
いつもと雰囲気が違う敬久さんに妙にドキドキしてしまう。
口を開けると彼の舌が口内に侵入してきて、舌で舐めたり絡めたりとかき回された。それに応えるように背中を強く引き寄せて、ねだるように舌を絡める。熱い舌で上顎をなぞられるとゾクゾクしてしまう。
「……ぁむ……ん……はぁ……」
「……ん……、君の舌、気持ち良いよ…」
顔が近づき過ぎてメガネがカチャカチャと鳴るのも、普段と違っていて神経が昂ぶってしまう。
「……んん……、敬久さん、オレ…久々だから、すぐ気持ち良くなっちゃいそうで……」
「君が気持ち良くなっているところ見るの好きだなぁ……ねえ、もっと見せて」
敬久さんの目に欲望がチラチラと滲んでいて、体の中が熱くなってくる。
「ぅ……はい……あっ」
そう言うと、オレの股の間に彼の足が割り込むように入り距離が詰められた。壁と敬久さんに挟まれているような格好になる。
「……ぅ、あ、この格好……恥ずかしいんですが……」
「はぁ……ちょっと硬くなっているね」
股の間に差し込まれた敬久さんの太腿で硬くなった部分を刺激するようにスリスリと擦られる。
「……ぅ、あっ、あっ……ぅむ」
声を飲み込むように唇を重ねられ、舌を吸い上げられる。
「……はぁ……ごめんね、遥君。ここ玄関が近いから少しだけ声抑えてもらって良いかな? 抑えられなさそうだったら、僕の舌とか指とか好きに噛んで良いから……」
敬久さんが唾液の糸を舐め取りながら言う。
「だ、だったら、寝室かリビングで……」
「……気持ち良いの我慢している遥君が見たいなって……ダメ?」
敬久さんも興奮しているのか、熱い息を吐き出し耳元で囁くように言われた。どうにも彼にお願いされると言うことを聞いてあげたくなってしまう。
――正直に言えば、この状況を楽しんでいる自分がいるのも否定できない……
「……ダメじゃないです」
「遥君は優しいなあ……」
また唇を重ねながら、足を擦り付けられた。敬久さんとの久々の触れ合いに頭がボーッとしてきて、気を抜くと快感に喘ぎそうになってしまう。
――た、敬久さんもこういうスリルを楽しむような行為をするんだな……
もしかしたら疲れ過ぎていつもより大胆になっているのかもしれない。
――でも、これだとオレばっかり気持ち良いんじゃないか?
「ん……た、敬久さん……」
唇を敬久さんから離して向き合った。
「ん……どうしたの?」
「これだと、オレばっかり気持ち良くて……オレも敬久さんに気持ち良くなって欲しいんですが……」
「ふふっ……君に触っていると僕も気持ち良いから、気にしなくて大丈夫だよ……ほら……」
さわさわと服の上から胸の先端を撫でられた。刺激され先端が硬くプクリと立ち上がったのが服の上からでも分かる。
「あ……ぅ」
「君のここ、すぐ反応して可愛いね……」
敬久さんはオレのスラックスのベルトを外すと、シャツと肌着を引っ張りだした。そのまま服の中に下から手を入れ肌を撫でるように触ると、硬くなった胸の先端を指で引っ掻いたり撫でたりと探るように刺激を与えてくる。
「……んん……そ、そんなにしたら……」
「君の肌、手触りが気持ち良いんだ」
「あ、あの……オレ、汗かいててっ……」
「そんなの気にしないよ……」
舌を唇に這わせ、今度は胸と下を両方擦ってくる。ゾクゾクと快感が立ち上ってくるのを感じて身をよじるのが精一杯だった。
――うう、ヤバい、こんな風に一緒にされると刺激だけでイキそうだ……
「ん……遥君、体がビクビクしているね……こうするの気持ち良いのかな……」
「~~~~~ッ」
胸の先端を指でグニグニと押しつぶされ、電気が走るような感覚に体が震える。思わず敬久さんの背中から手を離すと息を整えた。
「…………す、すみません、敬久さん、あのスラックスを汚してしまいそうなので、脱いで良いですか」
自分でも情けない声を出して、敬久さんを見つめながら言った。
――先走りでもう下着が濡れているのが分かる……触られるのが気持ち良過ぎて本当にヤバい……
「ああ、気が付かなくてごめんね……」
敬久さんはハッとしたような顔をすると体を離し、スラックスを脱がせて床に置いた。そして先走りに濡れた下着越しに硬くなったオレのものをやわやわと撫でた。
「……ひぁ、ぅ……」
「遥君、敏感だからもうここ、こんなになってるね……」
「……敬久さんが、足で……するから……」
「……気持ち良かった?」
言いながら顔を近づけて来ると耳の中に舌を入れ、グチュグチュと音を立てて舐められた。
「……んんっ」
声が出そうになったので自分の手で口を押さえる。敬久さんは満足そうに笑うと首筋にツッと舌を這わせる
「ひッ……ぅ…ダメです……汗が」
「……大丈夫だよ。それに遥君、何だか良い匂いがするよ……石鹸?」
「……ぅ、せ、制汗剤だと思います」
「ああ、通りで味が違うんだね」
「あ、味って……」
そのまま首筋に舌や唇を這わせ胸の先端はクニクニと潰され、オレは声を抑えるのに必死だった。下着の上からは先走りに濡れたそこを撫でられているので、体中が気持ち良いのに声が出せなくて生理的な涙が出てくる。
「……ぅ……はぁ……ぁ」
「遥君、もう、ここ、切なそうだね……」
敬久さんは首筋から顔を離してオレの涙を舐め取ると、下着に直接手を入れて裏筋を撫で上げてきた。
「……ひっ……くぅ……」
「ここ、こうされるの良いのかな?」
「……んっ……」
下着の中でクチュクチュと音を立てて擦られるのは恥ずかしいのに気持ち良くて、すぐに果ててしまいそうだ。
「……た、敬久さん、オレ、そんなされたら……声、出ちゃうッ……」
「……じゃあ、こっちもしようか。噛んで良いからね」
開いた口に舌をねじこまれ、オレの舌を吸い上げる。
「……ぅ、ぁむ……はぁ……」
「はぁ……声、我慢しているのすごく可愛いよ、遥君……」
胸を触っていた手を離すとオレの下着をずらし、尻臀を揉むように撫でられた。ずらした下着からは敬久さんに擦られている部分も露出して、自分でもいやらしいなと感じてしまう。
「……はぁ……遥君の腰も揺れてるね。もっと強い方が好き?」
「……ぁ、あっ……ッ」
擦り上げる手の動きが早くなり、舌が口内をかき回してくる。敬久さんにこうされていると思うと甘い気持ちと快楽が同時に湧き上がってきて体が震えた。
「……ぅあッ……敬久さんに、触られるの、きもちい……好きです……」
敬久さんの唇を貪りながら、快楽に身を委ねた。時々舌を軽く噛むと、彼もビクリと震えるのが可愛らしかった。
――敬久さんも気持ち良いのかな……
「……ぅ、んっ……ぁ」
息遣いが早くなり手の動きに追い立てられる。自分の唾液が口の端からタラリと溢れていく。
「……ぁぁ……ダメ……敬久さん」
「ん……イキそう?」
自分でも息が上がっているのが分かり、内側から欲望が吹き出しそうになっているのを感じていた。
「……ぁ……ぅ……も……イカせて欲しいです……敬、久さん」
「ッ…………ん、良いよ……」
溢れた唾液を舐め取られながらキスされ、手の動きが更に強くなった。
「……ぅ、ぁ……はぁ……んんっ…」
「……ほら、もう、イって良いよ……」
「……………あッ、くッ、ゔぅ……。~~~~~~ッ」
快楽に体がのけ反りながら、ビュクビュクと敬久さんの手に白濁した体液を吐き出した。
「はぁ……はぁっ……はぁ……ぅう……」
「……たくさん出たね。あんまり一人でシてなかった?」
「……もうっ、手、早く拭いてください……」
射精後の倦怠感から頭がぼんやりする。下着を履き直しながら、何か拭くものはないかと探した。
「ああ、大丈夫だよ。手を洗うから……それとも舐めた方が良いかな?」
からかうように笑いながら言われた。以前、彼に吹き出した体液を舐められたことを思い出して顔が熱くなる。
「……なっ……、からかうのやめてくださいよ。……次は敬久さんの、しますからね……」
オレが彼のベルトに手をかけようとすると止められた。
「……僕は良いよ」
「え、どうしてですか……」
敬久さんのものはズボンの上からでも分かるくらいに膨らんでいて、彼自身も興奮しているのか吐息が熱っぽくなっている。
「でも、そのままだと辛くないですか? あの、良かったら……口でしましょうか……?」
これまで口で奉仕したことはなかったので、この機会にしてみたいという欲求が湧いてくる。
「…………ッ。あんまり誘惑しないでよ。少ししたらおさまるから大丈夫だよ」
「誘惑って……」
「……今抜いたら、僕はそのまま寝ちゃいそうだから」
少しだけ気まずそうに言われた。やはり疲れていたようだ。
「……寝てしまって良いのに」
「いや、君が折角来てくれているのに、それはちょっと……。僕は遥君が気持ち良くなっているのが見れて満足感があるからそこまで辛くはないよ。……君をイカせるの楽しかったしね」
「……あ、う……あれは」
興奮していたのであられもないことを口走っていたことを思い出す。
「特に『イカせて』ってお願いされるのがすごく良かったよ」
耳元で囁くように言われ軽くキスされた。敬久さんの顔も赤くなっている。
「はぁ……僕、手を洗ってくるよ。そしたら君の服、着せてあげるから」
「……ぅ、いや、自分で着れます……あと、シャワーお借りします……」
スラックスを拾い、敬久さんより先に洗面所に入った。洗面台の後ろにある脱衣所で服を脱ぐと慌てて浴室に飛び込んだ。
――はあ、また、煩悩が……
一人になったのでため息を吐くと、冷たい水を浴びるため蛇口をひねった。
「……遥君、口開けて」
「…………は、はい」
いつもと雰囲気が違う敬久さんに妙にドキドキしてしまう。
口を開けると彼の舌が口内に侵入してきて、舌で舐めたり絡めたりとかき回された。それに応えるように背中を強く引き寄せて、ねだるように舌を絡める。熱い舌で上顎をなぞられるとゾクゾクしてしまう。
「……ぁむ……ん……はぁ……」
「……ん……、君の舌、気持ち良いよ…」
顔が近づき過ぎてメガネがカチャカチャと鳴るのも、普段と違っていて神経が昂ぶってしまう。
「……んん……、敬久さん、オレ…久々だから、すぐ気持ち良くなっちゃいそうで……」
「君が気持ち良くなっているところ見るの好きだなぁ……ねえ、もっと見せて」
敬久さんの目に欲望がチラチラと滲んでいて、体の中が熱くなってくる。
「ぅ……はい……あっ」
そう言うと、オレの股の間に彼の足が割り込むように入り距離が詰められた。壁と敬久さんに挟まれているような格好になる。
「……ぅ、あ、この格好……恥ずかしいんですが……」
「はぁ……ちょっと硬くなっているね」
股の間に差し込まれた敬久さんの太腿で硬くなった部分を刺激するようにスリスリと擦られる。
「……ぅ、あっ、あっ……ぅむ」
声を飲み込むように唇を重ねられ、舌を吸い上げられる。
「……はぁ……ごめんね、遥君。ここ玄関が近いから少しだけ声抑えてもらって良いかな? 抑えられなさそうだったら、僕の舌とか指とか好きに噛んで良いから……」
敬久さんが唾液の糸を舐め取りながら言う。
「だ、だったら、寝室かリビングで……」
「……気持ち良いの我慢している遥君が見たいなって……ダメ?」
敬久さんも興奮しているのか、熱い息を吐き出し耳元で囁くように言われた。どうにも彼にお願いされると言うことを聞いてあげたくなってしまう。
――正直に言えば、この状況を楽しんでいる自分がいるのも否定できない……
「……ダメじゃないです」
「遥君は優しいなあ……」
また唇を重ねながら、足を擦り付けられた。敬久さんとの久々の触れ合いに頭がボーッとしてきて、気を抜くと快感に喘ぎそうになってしまう。
――た、敬久さんもこういうスリルを楽しむような行為をするんだな……
もしかしたら疲れ過ぎていつもより大胆になっているのかもしれない。
――でも、これだとオレばっかり気持ち良いんじゃないか?
「ん……た、敬久さん……」
唇を敬久さんから離して向き合った。
「ん……どうしたの?」
「これだと、オレばっかり気持ち良くて……オレも敬久さんに気持ち良くなって欲しいんですが……」
「ふふっ……君に触っていると僕も気持ち良いから、気にしなくて大丈夫だよ……ほら……」
さわさわと服の上から胸の先端を撫でられた。刺激され先端が硬くプクリと立ち上がったのが服の上からでも分かる。
「あ……ぅ」
「君のここ、すぐ反応して可愛いね……」
敬久さんはオレのスラックスのベルトを外すと、シャツと肌着を引っ張りだした。そのまま服の中に下から手を入れ肌を撫でるように触ると、硬くなった胸の先端を指で引っ掻いたり撫でたりと探るように刺激を与えてくる。
「……んん……そ、そんなにしたら……」
「君の肌、手触りが気持ち良いんだ」
「あ、あの……オレ、汗かいててっ……」
「そんなの気にしないよ……」
舌を唇に這わせ、今度は胸と下を両方擦ってくる。ゾクゾクと快感が立ち上ってくるのを感じて身をよじるのが精一杯だった。
――うう、ヤバい、こんな風に一緒にされると刺激だけでイキそうだ……
「ん……遥君、体がビクビクしているね……こうするの気持ち良いのかな……」
「~~~~~ッ」
胸の先端を指でグニグニと押しつぶされ、電気が走るような感覚に体が震える。思わず敬久さんの背中から手を離すと息を整えた。
「…………す、すみません、敬久さん、あのスラックスを汚してしまいそうなので、脱いで良いですか」
自分でも情けない声を出して、敬久さんを見つめながら言った。
――先走りでもう下着が濡れているのが分かる……触られるのが気持ち良過ぎて本当にヤバい……
「ああ、気が付かなくてごめんね……」
敬久さんはハッとしたような顔をすると体を離し、スラックスを脱がせて床に置いた。そして先走りに濡れた下着越しに硬くなったオレのものをやわやわと撫でた。
「……ひぁ、ぅ……」
「遥君、敏感だからもうここ、こんなになってるね……」
「……敬久さんが、足で……するから……」
「……気持ち良かった?」
言いながら顔を近づけて来ると耳の中に舌を入れ、グチュグチュと音を立てて舐められた。
「……んんっ」
声が出そうになったので自分の手で口を押さえる。敬久さんは満足そうに笑うと首筋にツッと舌を這わせる
「ひッ……ぅ…ダメです……汗が」
「……大丈夫だよ。それに遥君、何だか良い匂いがするよ……石鹸?」
「……ぅ、せ、制汗剤だと思います」
「ああ、通りで味が違うんだね」
「あ、味って……」
そのまま首筋に舌や唇を這わせ胸の先端はクニクニと潰され、オレは声を抑えるのに必死だった。下着の上からは先走りに濡れたそこを撫でられているので、体中が気持ち良いのに声が出せなくて生理的な涙が出てくる。
「……ぅ……はぁ……ぁ」
「遥君、もう、ここ、切なそうだね……」
敬久さんは首筋から顔を離してオレの涙を舐め取ると、下着に直接手を入れて裏筋を撫で上げてきた。
「……ひっ……くぅ……」
「ここ、こうされるの良いのかな?」
「……んっ……」
下着の中でクチュクチュと音を立てて擦られるのは恥ずかしいのに気持ち良くて、すぐに果ててしまいそうだ。
「……た、敬久さん、オレ、そんなされたら……声、出ちゃうッ……」
「……じゃあ、こっちもしようか。噛んで良いからね」
開いた口に舌をねじこまれ、オレの舌を吸い上げる。
「……ぅ、ぁむ……はぁ……」
「はぁ……声、我慢しているのすごく可愛いよ、遥君……」
胸を触っていた手を離すとオレの下着をずらし、尻臀を揉むように撫でられた。ずらした下着からは敬久さんに擦られている部分も露出して、自分でもいやらしいなと感じてしまう。
「……はぁ……遥君の腰も揺れてるね。もっと強い方が好き?」
「……ぁ、あっ……ッ」
擦り上げる手の動きが早くなり、舌が口内をかき回してくる。敬久さんにこうされていると思うと甘い気持ちと快楽が同時に湧き上がってきて体が震えた。
「……ぅあッ……敬久さんに、触られるの、きもちい……好きです……」
敬久さんの唇を貪りながら、快楽に身を委ねた。時々舌を軽く噛むと、彼もビクリと震えるのが可愛らしかった。
――敬久さんも気持ち良いのかな……
「……ぅ、んっ……ぁ」
息遣いが早くなり手の動きに追い立てられる。自分の唾液が口の端からタラリと溢れていく。
「……ぁぁ……ダメ……敬久さん」
「ん……イキそう?」
自分でも息が上がっているのが分かり、内側から欲望が吹き出しそうになっているのを感じていた。
「……ぁ……ぅ……も……イカせて欲しいです……敬、久さん」
「ッ…………ん、良いよ……」
溢れた唾液を舐め取られながらキスされ、手の動きが更に強くなった。
「……ぅ、ぁ……はぁ……んんっ…」
「……ほら、もう、イって良いよ……」
「……………あッ、くッ、ゔぅ……。~~~~~~ッ」
快楽に体がのけ反りながら、ビュクビュクと敬久さんの手に白濁した体液を吐き出した。
「はぁ……はぁっ……はぁ……ぅう……」
「……たくさん出たね。あんまり一人でシてなかった?」
「……もうっ、手、早く拭いてください……」
射精後の倦怠感から頭がぼんやりする。下着を履き直しながら、何か拭くものはないかと探した。
「ああ、大丈夫だよ。手を洗うから……それとも舐めた方が良いかな?」
からかうように笑いながら言われた。以前、彼に吹き出した体液を舐められたことを思い出して顔が熱くなる。
「……なっ……、からかうのやめてくださいよ。……次は敬久さんの、しますからね……」
オレが彼のベルトに手をかけようとすると止められた。
「……僕は良いよ」
「え、どうしてですか……」
敬久さんのものはズボンの上からでも分かるくらいに膨らんでいて、彼自身も興奮しているのか吐息が熱っぽくなっている。
「でも、そのままだと辛くないですか? あの、良かったら……口でしましょうか……?」
これまで口で奉仕したことはなかったので、この機会にしてみたいという欲求が湧いてくる。
「…………ッ。あんまり誘惑しないでよ。少ししたらおさまるから大丈夫だよ」
「誘惑って……」
「……今抜いたら、僕はそのまま寝ちゃいそうだから」
少しだけ気まずそうに言われた。やはり疲れていたようだ。
「……寝てしまって良いのに」
「いや、君が折角来てくれているのに、それはちょっと……。僕は遥君が気持ち良くなっているのが見れて満足感があるからそこまで辛くはないよ。……君をイカせるの楽しかったしね」
「……あ、う……あれは」
興奮していたのであられもないことを口走っていたことを思い出す。
「特に『イカせて』ってお願いされるのがすごく良かったよ」
耳元で囁くように言われ軽くキスされた。敬久さんの顔も赤くなっている。
「はぁ……僕、手を洗ってくるよ。そしたら君の服、着せてあげるから」
「……ぅ、いや、自分で着れます……あと、シャワーお借りします……」
スラックスを拾い、敬久さんより先に洗面所に入った。洗面台の後ろにある脱衣所で服を脱ぐと慌てて浴室に飛び込んだ。
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