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明晰夢とその顛末・中編(柊山視点)
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※(攻フェラ描写有)※
「んん……はぁ……はぁ……」
クッションの隙間からくぐもった声が漏れてくる。顔にクッションをそんなに押し付けたら、息が苦しくならないかなと心配になってしまう。
彼に覆い被さった状態で半ズボンの裾から手を入れ、硬くなった彼のものを擦り上げる。彼のものからは、下着や半ズボンに染みてしまいそうに先走りが溢れていた。
どんな顔をしているのか見たかったけれど、クッションが邪魔をして叶いそうにない。仕方がないので顔を彼の胸に寄せ、エプロンを少しだけずらしてTシャツの布越しに胸の先端を口に含みジュッと吸った。
「~~~~ッ!」
下と胸を同時に刺激され遥君がビクッと仰反る。白いTシャツだったので、先端や肌の色が唾液で少しだけ透けていやらしかった。濡れた胸をまた布越しに口で食むように刺激したり、舌先で先端の周りをくるくるとなぞると、彼の体がビクビクと震えた。
「……んっ、んんッ……」
快楽に身悶えてる彼は扇情的だなと思いながら、段々と愛撫を下の方にずらしていく。彼が快楽に仰け反り腰を浮かせた時に、腰の隙間に手を入れてエプロンの腰紐を解いた。
「はぁ……遥君、下脱がすね……」
「……は……ぇ?」
半ズボンの裾から手を抜くと、何をされているのか気になったのか遥君がクッションの下から顔をチラッとのぞかせる。
僕は少しだけ上体を起こし、彼の半ズボンと下着を脱がせた。起き上がったものがエプロンを持ち上げていていやらしいなと思いながら、その裾を捲った。彼の足の間に頭を潜り込ませ、太腿にツーッと舌を這わせる。しなやかな太腿の肉を食んだり吸ったりすると、彼が慌てて太腿で僕の頭を挟んで止めに入った。
「ひっ! ぁ……あっ……!? それはダメッ……ダメですからぁ……」
彼は僕がこれから何をしようとしているか分かったらしく、太腿でギュウギュウと挟んでくる。彼の太腿はハリがあって手触りが良いので、正直挟まれているのは悪くはなかった。
「大丈夫、遥君には気持ち良いことしかしないから……」
「……うう」
「……もし気持ち良くなかったら、僕のこと蹴り飛ばして良いから……」
「…………」
諭すように言うと、太腿を少しだけ緩めてくれた。クッションを先程より抱き込み、顔は見せてくれないようだ。緩めた太腿を掴んでチュッと音を立ててキスすると彼の足がつるように震える。
「……君の体、どこも震えていて可愛いな」
彼のものからは先走りが溢れてテラテラと光っていて、手で覆うように柔らかく撫でるとビクビクと動く。その先端に口を近づけて、先走りを舐め取るように舌を動かした。
「………ぅう~~ッ」
遥君がこれまでにない程震えて、太腿で僕の顔を力なく挟んだ。彼の生身の肌に触れられると、自分自身のものも痛い程張り詰めていくのを感じる。興奮で息が荒くなってしまうので、一旦口を離して呼吸を整えた。
「……はぁっ……君の……すごく硬くなっているね」
「……あッ……オレも……敬久さんに……それ、したことないのにぃっ……ゔあっ……」
同性の性器を口に含みたいと思ったことは一度もなかったけれど、遥君の体の一部だと思うと全く抵抗はなかった。それに手を添え、先端を口に含むと歯を立てないように口の中で優しく舐める。先走りが口の中に溢れて、興奮が伝わってくるようだった。彼の太腿は吹き出した汗でしっとりし始め、ふるふると小刻みに震えている。
「ゔぅ……ダメッ……ひぁッ! ……た、敬久さんっ……」
口の中に含んだまま舌先で裏筋を舐めたり、カリ首に唇を這わすと、遥君が切羽詰まったような息を吐いてクッションをボロリと床に落とした。口での奉仕を続けながら彼の顔に目をやると、頬は羞恥で赤く染まり潤んだ瞳からは涙が溢れていた。
「……やっ……もっ、そんなことッ……!」
クッションを落としてしまったためか、ソファの表面をギュッと掴んで快楽に堪えているようだった。
彼の起き上がったものの先端を上顎に擦り付けたり、舌を滑らせて根元まで飲み込み舐め上げたりすると身をよじって焦り始めた。
「……も、ダメッ!やだっ!も、もぅ、離してくださいっ……ダメですからっ、ヤダ!ヤダッ!あっ、来るっ!出ちゃうからぁっ……」
彼が身をよじるので歯を立てそうになってしまい慌てて口を離す。それが刺激になってしまったのか、遥君はビクッと背を仰け反らせ小さな悲鳴を上げた。彼のものの先端からビュクビュクと体液が飛び、僕の手や頬、エプロンの裾辺りにかかった。
――口の中で受け止める予定だったのにな
体を起こして口の近くについた体液を指で拭い、舌で舐め取るとゴクリと飲み込んだ。彼のイク所を間近で見れた達成感からか妙に冷静になっている。
そんな僕を見ながら、遥君は真っ赤な顔をして震えていた。
――あ、思わず、飲んじゃったから……いや、それだけじゃないな……もちろん分かっている……遥君、怒るかな……
「……はぁ……はぁ……た、敬久さん、すみません……」
身構えていると、彼はシュンとして蚊の鳴くような声で謝った。上体を起こしてティッシュで僕の顔や手を拭いエプロンに飛んだ体液も拭き取ると、唇を重ねて舌を強引にねじ込んできた。
「ッ!?」
突然のことに驚きながら、口内を貪る彼を見た。彼は射精後の気だるそうな呼吸の中で、僕の舌を吸い上げたり、唾液を舐め取るようにモグモグと食んでくる。僕のものは反応したままだったので、このままだと彼に無体を働きそうな気がして内心慌ててしまう。ゾワゾワと這い登ってくる欲望をねじ伏せながら、彼の肩を掴んだ。
「どうしたの、遥君? 君のを舐めたばっかりなのに……キスしてくるなんて。それに、どうして謝るの?」
謝るとしたら確実に僕の方だと思っていたので、面食らってしまう。
「……自分のだから、気にしません。敬久さん、オレのを、の、飲んじゃったから……オレがキレイにしないとって思って……」
遥君は唇を舐めて唾液をゴクリと飲み込んだ。乱れた服装で切なそうな表情の遥君は色っぽくて、思わず手を伸ばしそうになってしまう。
「…………オレ……敬久さんに、口で、あんな風にされたから……いつもより早かったって言うか……暴発しちゃって。しかも……敬久さんの、か、顔にかけてしまって……本当、すみませんっ」
彼は口元に手を当てながら謝り「それに」と続けた。
「……敬久さんに触られると、オレ、すぐ気持ち良くなっちゃうから。あなたに触るのが、最近おざなりでしたよね。だから……触らせてくれなかったのかなって……」
「え」
予想外のことを言われ、どうしてそうなるのかと面食らってしまう。思い当たる節を考えると、これはどうも僕のせいだなという結論にすぐ至った。
――そうだ、遥君は告白の返事でフラれると思い込んで僕に抱かれに来るような……思い切った考え方をする青年だった
彼が照れながら恥じらっている所や、慌てながらわけが分からなくなっている所が見たいなという僕自身の欲望に対して、最近忠実になり過ぎていたのかもしれない。
――遥君の反応を楽しんでいたから、彼がそんな風に考えていたとは……全面的に僕のせいだな……
以前、彼とささいな行き違いが起こった時、僕の言葉が足らなかったことを思い出してしまう。彼は『言葉にしてくれないと分からないこともある』と叱ってくれたのだった。
「僕の方こそ、ごめんね遥君。君を思い悩ませてしまっていたなんて……君の触り方がおざなりだなんて、一度も思ったことないよ。僕の言葉が足らなかったから、誤解させてしまったね」
「……え?」
遥君が下着と半ズボンをモゾモゾと整えながら僕を見た。
「僕は、君に対しての欲望が溢れてしまって……最近、自分が怖くなっていて……」
「ど、どういうことですか……?」
遥君は首を傾げ、ソファの上に正座するような格好で僕に向き直った。エプロンがまだ乱れているのが可愛いなと思い、触れたくなってしまう。
「…………遥君、申し訳ないんだけれど、落ち着いてからちゃんと話すから、ちょっとだけ待ってもらって良いかな? ああ、そうだ……お風呂……先に入って来てもらっても良い?」
息が荒くなっており、自分のものが鎮まるのにまだかかりそうだった。
「分かりました。あの、良かったら、敬久さんの……オレが、抜きましょうか……?」
「……いや……ううん、大丈夫。もう少ししたら鎮まるから……」
嬉しい提案だったけれど、今そんなことをされたら余裕がなくなりそうだ。
「あっ! 触られるのが嫌とかじゃないからね」
弁明するように慌てて付け足した。そんな僕を見て、遥君は困ったようにだけれど笑ってくれたのでホッとする。
「んん……はぁ……はぁ……」
クッションの隙間からくぐもった声が漏れてくる。顔にクッションをそんなに押し付けたら、息が苦しくならないかなと心配になってしまう。
彼に覆い被さった状態で半ズボンの裾から手を入れ、硬くなった彼のものを擦り上げる。彼のものからは、下着や半ズボンに染みてしまいそうに先走りが溢れていた。
どんな顔をしているのか見たかったけれど、クッションが邪魔をして叶いそうにない。仕方がないので顔を彼の胸に寄せ、エプロンを少しだけずらしてTシャツの布越しに胸の先端を口に含みジュッと吸った。
「~~~~ッ!」
下と胸を同時に刺激され遥君がビクッと仰反る。白いTシャツだったので、先端や肌の色が唾液で少しだけ透けていやらしかった。濡れた胸をまた布越しに口で食むように刺激したり、舌先で先端の周りをくるくるとなぞると、彼の体がビクビクと震えた。
「……んっ、んんッ……」
快楽に身悶えてる彼は扇情的だなと思いながら、段々と愛撫を下の方にずらしていく。彼が快楽に仰け反り腰を浮かせた時に、腰の隙間に手を入れてエプロンの腰紐を解いた。
「はぁ……遥君、下脱がすね……」
「……は……ぇ?」
半ズボンの裾から手を抜くと、何をされているのか気になったのか遥君がクッションの下から顔をチラッとのぞかせる。
僕は少しだけ上体を起こし、彼の半ズボンと下着を脱がせた。起き上がったものがエプロンを持ち上げていていやらしいなと思いながら、その裾を捲った。彼の足の間に頭を潜り込ませ、太腿にツーッと舌を這わせる。しなやかな太腿の肉を食んだり吸ったりすると、彼が慌てて太腿で僕の頭を挟んで止めに入った。
「ひっ! ぁ……あっ……!? それはダメッ……ダメですからぁ……」
彼は僕がこれから何をしようとしているか分かったらしく、太腿でギュウギュウと挟んでくる。彼の太腿はハリがあって手触りが良いので、正直挟まれているのは悪くはなかった。
「大丈夫、遥君には気持ち良いことしかしないから……」
「……うう」
「……もし気持ち良くなかったら、僕のこと蹴り飛ばして良いから……」
「…………」
諭すように言うと、太腿を少しだけ緩めてくれた。クッションを先程より抱き込み、顔は見せてくれないようだ。緩めた太腿を掴んでチュッと音を立ててキスすると彼の足がつるように震える。
「……君の体、どこも震えていて可愛いな」
彼のものからは先走りが溢れてテラテラと光っていて、手で覆うように柔らかく撫でるとビクビクと動く。その先端に口を近づけて、先走りを舐め取るように舌を動かした。
「………ぅう~~ッ」
遥君がこれまでにない程震えて、太腿で僕の顔を力なく挟んだ。彼の生身の肌に触れられると、自分自身のものも痛い程張り詰めていくのを感じる。興奮で息が荒くなってしまうので、一旦口を離して呼吸を整えた。
「……はぁっ……君の……すごく硬くなっているね」
「……あッ……オレも……敬久さんに……それ、したことないのにぃっ……ゔあっ……」
同性の性器を口に含みたいと思ったことは一度もなかったけれど、遥君の体の一部だと思うと全く抵抗はなかった。それに手を添え、先端を口に含むと歯を立てないように口の中で優しく舐める。先走りが口の中に溢れて、興奮が伝わってくるようだった。彼の太腿は吹き出した汗でしっとりし始め、ふるふると小刻みに震えている。
「ゔぅ……ダメッ……ひぁッ! ……た、敬久さんっ……」
口の中に含んだまま舌先で裏筋を舐めたり、カリ首に唇を這わすと、遥君が切羽詰まったような息を吐いてクッションをボロリと床に落とした。口での奉仕を続けながら彼の顔に目をやると、頬は羞恥で赤く染まり潤んだ瞳からは涙が溢れていた。
「……やっ……もっ、そんなことッ……!」
クッションを落としてしまったためか、ソファの表面をギュッと掴んで快楽に堪えているようだった。
彼の起き上がったものの先端を上顎に擦り付けたり、舌を滑らせて根元まで飲み込み舐め上げたりすると身をよじって焦り始めた。
「……も、ダメッ!やだっ!も、もぅ、離してくださいっ……ダメですからっ、ヤダ!ヤダッ!あっ、来るっ!出ちゃうからぁっ……」
彼が身をよじるので歯を立てそうになってしまい慌てて口を離す。それが刺激になってしまったのか、遥君はビクッと背を仰け反らせ小さな悲鳴を上げた。彼のものの先端からビュクビュクと体液が飛び、僕の手や頬、エプロンの裾辺りにかかった。
――口の中で受け止める予定だったのにな
体を起こして口の近くについた体液を指で拭い、舌で舐め取るとゴクリと飲み込んだ。彼のイク所を間近で見れた達成感からか妙に冷静になっている。
そんな僕を見ながら、遥君は真っ赤な顔をして震えていた。
――あ、思わず、飲んじゃったから……いや、それだけじゃないな……もちろん分かっている……遥君、怒るかな……
「……はぁ……はぁ……た、敬久さん、すみません……」
身構えていると、彼はシュンとして蚊の鳴くような声で謝った。上体を起こしてティッシュで僕の顔や手を拭いエプロンに飛んだ体液も拭き取ると、唇を重ねて舌を強引にねじ込んできた。
「ッ!?」
突然のことに驚きながら、口内を貪る彼を見た。彼は射精後の気だるそうな呼吸の中で、僕の舌を吸い上げたり、唾液を舐め取るようにモグモグと食んでくる。僕のものは反応したままだったので、このままだと彼に無体を働きそうな気がして内心慌ててしまう。ゾワゾワと這い登ってくる欲望をねじ伏せながら、彼の肩を掴んだ。
「どうしたの、遥君? 君のを舐めたばっかりなのに……キスしてくるなんて。それに、どうして謝るの?」
謝るとしたら確実に僕の方だと思っていたので、面食らってしまう。
「……自分のだから、気にしません。敬久さん、オレのを、の、飲んじゃったから……オレがキレイにしないとって思って……」
遥君は唇を舐めて唾液をゴクリと飲み込んだ。乱れた服装で切なそうな表情の遥君は色っぽくて、思わず手を伸ばしそうになってしまう。
「…………オレ……敬久さんに、口で、あんな風にされたから……いつもより早かったって言うか……暴発しちゃって。しかも……敬久さんの、か、顔にかけてしまって……本当、すみませんっ」
彼は口元に手を当てながら謝り「それに」と続けた。
「……敬久さんに触られると、オレ、すぐ気持ち良くなっちゃうから。あなたに触るのが、最近おざなりでしたよね。だから……触らせてくれなかったのかなって……」
「え」
予想外のことを言われ、どうしてそうなるのかと面食らってしまう。思い当たる節を考えると、これはどうも僕のせいだなという結論にすぐ至った。
――そうだ、遥君は告白の返事でフラれると思い込んで僕に抱かれに来るような……思い切った考え方をする青年だった
彼が照れながら恥じらっている所や、慌てながらわけが分からなくなっている所が見たいなという僕自身の欲望に対して、最近忠実になり過ぎていたのかもしれない。
――遥君の反応を楽しんでいたから、彼がそんな風に考えていたとは……全面的に僕のせいだな……
以前、彼とささいな行き違いが起こった時、僕の言葉が足らなかったことを思い出してしまう。彼は『言葉にしてくれないと分からないこともある』と叱ってくれたのだった。
「僕の方こそ、ごめんね遥君。君を思い悩ませてしまっていたなんて……君の触り方がおざなりだなんて、一度も思ったことないよ。僕の言葉が足らなかったから、誤解させてしまったね」
「……え?」
遥君が下着と半ズボンをモゾモゾと整えながら僕を見た。
「僕は、君に対しての欲望が溢れてしまって……最近、自分が怖くなっていて……」
「ど、どういうことですか……?」
遥君は首を傾げ、ソファの上に正座するような格好で僕に向き直った。エプロンがまだ乱れているのが可愛いなと思い、触れたくなってしまう。
「…………遥君、申し訳ないんだけれど、落ち着いてからちゃんと話すから、ちょっとだけ待ってもらって良いかな? ああ、そうだ……お風呂……先に入って来てもらっても良い?」
息が荒くなっており、自分のものが鎮まるのにまだかかりそうだった。
「分かりました。あの、良かったら、敬久さんの……オレが、抜きましょうか……?」
「……いや……ううん、大丈夫。もう少ししたら鎮まるから……」
嬉しい提案だったけれど、今そんなことをされたら余裕がなくなりそうだ。
「あっ! 触られるのが嫌とかじゃないからね」
弁明するように慌てて付け足した。そんな僕を見て、遥君は困ったようにだけれど笑ってくれたのでホッとする。
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