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忙しない季節とキスの痕(此木視点)
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お互いの体を慰め合い、気だるさが落ち着いて来たオレは足早にシャワーを浴びに行った。二人で余韻に浸りたかったけれど、彼を見ているとまた煩悩に支配されそうな気がしたからだ。慌ただしくシャワーを浴び、身なりを整えてから寝室に戻った。
今はベッドで敬久さんとぽつりぽつりと話をしながら微睡んでいる。こういった時間を彼と過ごせることがとても幸せだ。しかも敬久さんに腕枕までしてもらっている。幸せなことこの上ない。
「……それにしても……昨日に引き続き、今日も……すごいことを、しちゃいましたね……」
「ふふ……そうだねえ」
腕枕の感触を楽しみ、敬久さんの胸に抱きついた。今日はときめきで何度も爆発しそうになったのに、今も爆発しそうだ。心臓の音がとてもうるさい。
「今日は……ずっと心臓がドキドキして、すごいんです……」
「ドキドキしてくれるのは嬉しいけれど……ずっとだと、心配になっちゃうなあ」
困ったように笑ってオレの胸に手を当てた。
「うーん……いつもより早いね。遥君、深呼吸しようよ。ほら……」
敬久さんはオレを撫でながら深呼吸をするように促して来た。オレは言われるがままに深呼吸を繰り返した。
「……は……はぁ……マシになったような……気がします」
「まだ、少し早いなあ……」
敬久さんがオレの胸に手を当てたままうんうんと唸った。
「ああ、ごめん。僕が近いからだよね。少し離れるよ」
彼ははっとしたように言うとオレから離れようとしたのでしがみついた。
「ダメです……離れないでください」
「遥君……」
「あなたに撫でられていたら……その内落ち着きますから」
「……うん、分かった」
呆れられたかなと思いながらも、彼の近くにいたかった。そのためには落ち着かなくてはならない。オレが呼吸を整えていると敬久さんが優しく髪を撫でてくれた。
「……ありがとうございます。あとでオレも撫でさせてくださいね」
「楽しみにしているよ」
そう言って彼は穏やかに微笑んだ。このまま眠るのが勿体ないような気持ちになって来る。
――このまま年末年始を敬久さんの家で過ごせたら……なんて、考えてしまうな。いつかは、そんな日が来るのかな……
「……敬久さん」
「どうしたの、遥君?」
「新年も、よろしくお願いします……」
「ふふっ……まだ少しだけ気が早いよ」
彼はオレの髪にそっと唇を落とした。
「ね、年明けに電話しても良いかな? 君の声が聞きたいからさ」
「……も、もちろんですよ」
新年にそういうことをするのは、何だか恋人らしいなと甘酸っぱい気持ちになった。
「……あなたと新年に電話したりなんて……そういうことが出来るのは……感動します」
「感動なんて……大袈裟だよ」
「大袈裟じゃないですよ。オレ、そういうのは……あなたとが初めてですし……」
敬久さんと恋人同士でしか出来ないことをする度、大袈裟ではなく感動している。
「そう……こういうのも初めてなんだ……」
敬久さんはオレを撫で「そっかあ」と呟いた。
――敬久さんが何か考えている風だな……?
胸から顔を上げて目を合わせた。彼はきょとんとして首を傾げた。
――も、もしかして、オレの言い方が思わせぶりに取られたのかな……? ……特定の相手を作らずフラフラしていた男だと思われて……い、いや、落ち着け……彼はオレのことをそんな風に思ったりなんかしない……
頭の中の悲観的な考えを振り払った。大学時代に敬久さんへの恋心をこじらせて以来、浮いた話とは無縁なまま生きて来た。一途といえば聞こえは良いけれど、ただただ執念深いだけとも言える。
「どうしたの?」
「い、いえ、あの、こういう……恋人と甘い時間を過ごすの……初めてがあなたで良かったなって……」
「……うん」
「あの、本当に……」
「嬉しくて」と続けようとしたら唇を塞がれた。
「ん……」
「あんまり可愛いことばかり言っていたら、何かするかもしれないよ?」
「もう……さっきあんなにしたじゃないですか」
グイッと敬久さんの顔を押しのけ、首筋に軽く歯を立てた。
「ふっ……全然痛くない」
「痛い程噛みませんよ……」
「別に噛んでも良いのに」
今日は体に痕をつけなかったので、残念がられているのだろうか。敬久さんはふっと息を吐いた。
「君を見るのに必死だったから、お互いに痕をつけられなかったよね」
「必死って……いつでも見たら良いじゃないですか」
「本当に良いの?」
彼は目を細め、からかうように唇の端を持ち上げた。
「も、もちろんですよ。今だって……見ても良いんですからねっ」
オレは敬久さんの腕の中で身をよじり、上に着ていたTシャツを胸元まで捲った。
「す、好きなだけ身てくださいよ」
「ッ……ははっ……こんな近くで、エッチなことしないでよ」
「こ、これはエッチなことではなくて……敬久さんの興味を満たすために……必要な行為です」
「はぁ……何それ……」
「あっ」
敬久さんは体勢を変えると、オレの生身の胸に顔を埋めた。
「……胸の音、普段と同じくらいになってる……さっきよりは落ち着いたね」
「ええ、お陰様で……」
彼はオレの心音を胸越しに聞いている。腕枕ではなくなったけれど、これはこれで悪くはない。
「敬久さん……そこ……痕をつけても良いですよ」
「え、良いの……?」
オレの胸に頬擦りしてから、チラリとオレを見た。そんな風に彼に甘えられると、ときめきが止まらなくなりそうだ。
「……はい。年末年始は泳ぎに行かないですし、水着になる機会がないので……」
「そうなんだ……」
彼は小さく笑うとオレの左胸の辺りにチュッと吸い付いた。ピリッとした軽い痛みが走り、彼が顔を離すとポツンと赤い痕がついている。
「……僕にもつけて欲しいな」
「わ、分かりました」
敬久さんが袖を捲り、腕をオレの口元に持って来た。こんな所に良いのかなと思いながら、前腕の内側を吸った。
「……つ、つきました……痕」
「うん、ありがとう……はぁ……」
オレが痕をつけた場所を感慨深げに見つめ、また胸に顔を埋めた。
「もっと……つけても良いんですよ?」
オレは敬久さんの頭を抱きしめて撫でた。彼も背中に腕を回して優しく抱き返してくれた。
「君の体、キレイだから……何だか勿体なくて」
「……オレの体、よく褒めてくれますよね。嬉しいです」
「だって君はキレイだもの。君っていう人間が……こんなキレイな体に包まれているんだなって……ずっと見ていたくなってしまう……君のことは、全部見ていたいし……もっと深く知りたい……」
「……何ですか……もう……照れちゃいますよ……」
背中をスリスリと撫でられ、肩甲骨を指先でなぞられた。敬久さんは自然に口説いて来るので油断出来ない。また心臓が騒ぎ出しそうだ。
「……今日は……好きなだけ見ながら、寝てくださいね」
「うん……」
しばらく頭を撫でていると、敬久さんは寝息を立て始めた。寝付きが良くて可愛いなと思い、髪に唇を落とした。
――オレは眠るのにもう少しかかりそうだな……敬久さんの寝息を聞きながら心を落ち着けよう……ああ、服が……敬久さんにずり落ちそうだ……
首元まで捲った服が敬久さんの頭にずり落ちそうになっていたので、片手でそっと直した。
――パジャマに着替えて来れば良かった。でも敬久さんに服の中に潜り込まれているようで、可愛いかも……いや、それだと敬久さんが息苦しいじゃないか……
煩悩が押し寄せて来るのと戦い、深く深く息を吸った。心臓の音がうるさくなれば敬久さんの安眠を妨害してしまう。
――一緒に暮らすようになったら……こんな風に眠るのも……当たり前になるのかな……
オレは敬久さんを起こさないようにサイドボードに腕を伸ばし、合鍵を手に取った。見つめているとまた涙がこぼれそうになったので、ギュッと握りしめた。
「……敬久さん、大好き……心から、愛しています……」
敬久さんの頭の上で小さく呟いた。何だか物足りなかったので、朝、敬久さんが目を覚ましたらちゃんと伝えようと心に決めた。
そのまま目を瞑ると、温かい幸福が体中を流れて行くようだった。きっと、明日の朝もこの幸せを噛み締めていることだろう。オレは目を瞑ったまま、ふふっと笑ってしまった。
今はベッドで敬久さんとぽつりぽつりと話をしながら微睡んでいる。こういった時間を彼と過ごせることがとても幸せだ。しかも敬久さんに腕枕までしてもらっている。幸せなことこの上ない。
「……それにしても……昨日に引き続き、今日も……すごいことを、しちゃいましたね……」
「ふふ……そうだねえ」
腕枕の感触を楽しみ、敬久さんの胸に抱きついた。今日はときめきで何度も爆発しそうになったのに、今も爆発しそうだ。心臓の音がとてもうるさい。
「今日は……ずっと心臓がドキドキして、すごいんです……」
「ドキドキしてくれるのは嬉しいけれど……ずっとだと、心配になっちゃうなあ」
困ったように笑ってオレの胸に手を当てた。
「うーん……いつもより早いね。遥君、深呼吸しようよ。ほら……」
敬久さんはオレを撫でながら深呼吸をするように促して来た。オレは言われるがままに深呼吸を繰り返した。
「……は……はぁ……マシになったような……気がします」
「まだ、少し早いなあ……」
敬久さんがオレの胸に手を当てたままうんうんと唸った。
「ああ、ごめん。僕が近いからだよね。少し離れるよ」
彼ははっとしたように言うとオレから離れようとしたのでしがみついた。
「ダメです……離れないでください」
「遥君……」
「あなたに撫でられていたら……その内落ち着きますから」
「……うん、分かった」
呆れられたかなと思いながらも、彼の近くにいたかった。そのためには落ち着かなくてはならない。オレが呼吸を整えていると敬久さんが優しく髪を撫でてくれた。
「……ありがとうございます。あとでオレも撫でさせてくださいね」
「楽しみにしているよ」
そう言って彼は穏やかに微笑んだ。このまま眠るのが勿体ないような気持ちになって来る。
――このまま年末年始を敬久さんの家で過ごせたら……なんて、考えてしまうな。いつかは、そんな日が来るのかな……
「……敬久さん」
「どうしたの、遥君?」
「新年も、よろしくお願いします……」
「ふふっ……まだ少しだけ気が早いよ」
彼はオレの髪にそっと唇を落とした。
「ね、年明けに電話しても良いかな? 君の声が聞きたいからさ」
「……も、もちろんですよ」
新年にそういうことをするのは、何だか恋人らしいなと甘酸っぱい気持ちになった。
「……あなたと新年に電話したりなんて……そういうことが出来るのは……感動します」
「感動なんて……大袈裟だよ」
「大袈裟じゃないですよ。オレ、そういうのは……あなたとが初めてですし……」
敬久さんと恋人同士でしか出来ないことをする度、大袈裟ではなく感動している。
「そう……こういうのも初めてなんだ……」
敬久さんはオレを撫で「そっかあ」と呟いた。
――敬久さんが何か考えている風だな……?
胸から顔を上げて目を合わせた。彼はきょとんとして首を傾げた。
――も、もしかして、オレの言い方が思わせぶりに取られたのかな……? ……特定の相手を作らずフラフラしていた男だと思われて……い、いや、落ち着け……彼はオレのことをそんな風に思ったりなんかしない……
頭の中の悲観的な考えを振り払った。大学時代に敬久さんへの恋心をこじらせて以来、浮いた話とは無縁なまま生きて来た。一途といえば聞こえは良いけれど、ただただ執念深いだけとも言える。
「どうしたの?」
「い、いえ、あの、こういう……恋人と甘い時間を過ごすの……初めてがあなたで良かったなって……」
「……うん」
「あの、本当に……」
「嬉しくて」と続けようとしたら唇を塞がれた。
「ん……」
「あんまり可愛いことばかり言っていたら、何かするかもしれないよ?」
「もう……さっきあんなにしたじゃないですか」
グイッと敬久さんの顔を押しのけ、首筋に軽く歯を立てた。
「ふっ……全然痛くない」
「痛い程噛みませんよ……」
「別に噛んでも良いのに」
今日は体に痕をつけなかったので、残念がられているのだろうか。敬久さんはふっと息を吐いた。
「君を見るのに必死だったから、お互いに痕をつけられなかったよね」
「必死って……いつでも見たら良いじゃないですか」
「本当に良いの?」
彼は目を細め、からかうように唇の端を持ち上げた。
「も、もちろんですよ。今だって……見ても良いんですからねっ」
オレは敬久さんの腕の中で身をよじり、上に着ていたTシャツを胸元まで捲った。
「す、好きなだけ身てくださいよ」
「ッ……ははっ……こんな近くで、エッチなことしないでよ」
「こ、これはエッチなことではなくて……敬久さんの興味を満たすために……必要な行為です」
「はぁ……何それ……」
「あっ」
敬久さんは体勢を変えると、オレの生身の胸に顔を埋めた。
「……胸の音、普段と同じくらいになってる……さっきよりは落ち着いたね」
「ええ、お陰様で……」
彼はオレの心音を胸越しに聞いている。腕枕ではなくなったけれど、これはこれで悪くはない。
「敬久さん……そこ……痕をつけても良いですよ」
「え、良いの……?」
オレの胸に頬擦りしてから、チラリとオレを見た。そんな風に彼に甘えられると、ときめきが止まらなくなりそうだ。
「……はい。年末年始は泳ぎに行かないですし、水着になる機会がないので……」
「そうなんだ……」
彼は小さく笑うとオレの左胸の辺りにチュッと吸い付いた。ピリッとした軽い痛みが走り、彼が顔を離すとポツンと赤い痕がついている。
「……僕にもつけて欲しいな」
「わ、分かりました」
敬久さんが袖を捲り、腕をオレの口元に持って来た。こんな所に良いのかなと思いながら、前腕の内側を吸った。
「……つ、つきました……痕」
「うん、ありがとう……はぁ……」
オレが痕をつけた場所を感慨深げに見つめ、また胸に顔を埋めた。
「もっと……つけても良いんですよ?」
オレは敬久さんの頭を抱きしめて撫でた。彼も背中に腕を回して優しく抱き返してくれた。
「君の体、キレイだから……何だか勿体なくて」
「……オレの体、よく褒めてくれますよね。嬉しいです」
「だって君はキレイだもの。君っていう人間が……こんなキレイな体に包まれているんだなって……ずっと見ていたくなってしまう……君のことは、全部見ていたいし……もっと深く知りたい……」
「……何ですか……もう……照れちゃいますよ……」
背中をスリスリと撫でられ、肩甲骨を指先でなぞられた。敬久さんは自然に口説いて来るので油断出来ない。また心臓が騒ぎ出しそうだ。
「……今日は……好きなだけ見ながら、寝てくださいね」
「うん……」
しばらく頭を撫でていると、敬久さんは寝息を立て始めた。寝付きが良くて可愛いなと思い、髪に唇を落とした。
――オレは眠るのにもう少しかかりそうだな……敬久さんの寝息を聞きながら心を落ち着けよう……ああ、服が……敬久さんにずり落ちそうだ……
首元まで捲った服が敬久さんの頭にずり落ちそうになっていたので、片手でそっと直した。
――パジャマに着替えて来れば良かった。でも敬久さんに服の中に潜り込まれているようで、可愛いかも……いや、それだと敬久さんが息苦しいじゃないか……
煩悩が押し寄せて来るのと戦い、深く深く息を吸った。心臓の音がうるさくなれば敬久さんの安眠を妨害してしまう。
――一緒に暮らすようになったら……こんな風に眠るのも……当たり前になるのかな……
オレは敬久さんを起こさないようにサイドボードに腕を伸ばし、合鍵を手に取った。見つめているとまた涙がこぼれそうになったので、ギュッと握りしめた。
「……敬久さん、大好き……心から、愛しています……」
敬久さんの頭の上で小さく呟いた。何だか物足りなかったので、朝、敬久さんが目を覚ましたらちゃんと伝えようと心に決めた。
そのまま目を瞑ると、温かい幸福が体中を流れて行くようだった。きっと、明日の朝もこの幸せを噛み締めていることだろう。オレは目を瞑ったまま、ふふっと笑ってしまった。
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