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また君と星を見上げて・前編(此木視点)
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「あ、あっ……くぅ」
「ははっ……可愛い声」
ベッドで座ったまま後ろからオレを抱きしめた敬久さんが服の中に手を入れて体を撫で回してくる。
「寂しい所、全部撫でるから……」
「あ……んぅ……そこは……んンッ!」
胸の先端を掠めるように触られた。もどかしい快感が体に響いて心臓がドキドキする。
「はぁ……はぁ……きもちぃ……です」
服の中で動き回る敬久さんの手が、オレの気持ち良い所を見つけてはくすぐるように撫でていく。手が段々と脇腹から下の方に移動していくので身をよじった。
「あっ、ぁ……下は……ダメですッ……!」
「どうして? 沢山撫でて……気持ち良いの出しちゃえばよく眠れるよ……」
「……え、あ! あっ、ま、待って……わぁっ!」
オレをベッドにグイグイと押し倒し、パジャマのズボンを下着ごとずり下げた。メガネのレンズが薄暗い照明を反射していて、敬久さんの表情がよく見えない。
「あっ、ちょ……あっ、あっ……」
敬久さんがオレのものを指先でなぞった。少しだけ体積を増したそこが外気に触れて体が期待に震えてしまう。
「……た、敬久さん、あの……そこまでしなくても、大丈夫ですから……」
敬久さんはまだ執筆作業もあるので、軽く触れ合うだけだと思っていたのだけれど、オレを本格的に慰めてくれるようだ。
「でも遥君、気が昂ぶっているみたいだし……抜いた方がぐっすり眠れると思うよ?」
「ぁ、あの、でも、明日、旅行ですし……!」
「大丈夫だよ。まだ朝まで時間あるし……遥君は若いから」
「ぅ、あっ、待って……んんッ!」
覆いかぶさった敬久さんがパジャマを捲り上げてオレの胸に顔を埋め、胸の粒を舌先で転がしながら下をゆるゆると扱いた。
「ゃ……同時に、されたら……すぐ……」
「はぁ……遥君の胸のここ、硬くなっていて……舐めてると舌が気持ち良いよ……」
「ぁ……くふ……んん……ダメ……」
彼の舌先が唾液を絡めて胸をヌルヌルと這い回り、頭がぼんやりしてきた。オレのものも彼の手でイイ所を攻めたてられ、だらしなく溢れた先走りが卑猥な水音を立てている。
「ぅ、く……あっ、アッ、あっ……そこ……一緒は……ヤバ……んッ! ダメッ……」
「大丈夫だよ……気持ち良いの我慢しないで……」
「ぁ、あッ……ぅ……~~~~ッ!」
熱い舌先が胸の粒をギュッと押しつぶすのでオレは声にならない悲鳴を上げた。
「た、敬久さん……も、オレ……んッ!」
「……はぁ……体……ビクビクしてるの、いやらしいなあ」
敬久さんは下を扱く手の動きを強くして、オレの胸の粒を優しく口に含んでチュウチュウと吸った。
「ぁ、ぅゔ……気持ち、良い……あッ、あっ!」
感じ過ぎて頭がボーッとして来た。以前からだけれど、敬久さんはオレが気持ち良いと感じる所を見つけるのがうま過ぎる。
――敬久さんに慰めてもらわないとイけない体になってしまったら、どうしよう。自分でするより……すごく気持ち良くて……本当にヤバい……
体が疲れていたのもあってか、快楽に体が敏感に反応しているようだ。シーツをギュッと掴んで堪える様に浅い呼吸を繰り返した。
――何の準備もしていないのに……このまま……めちゃくちゃに抱いて欲しいなんて、思ってしまう……敬久さんはまだ執筆作業があるのに……!
あられもないことを考えていると、ナカがヒクヒクと疼いて腰が跳ねた。
「き、気持ち良い……すごく……イイです……敬久さん……」
「はぁ……ふふ……君の気持ち良さそうな顔……本当、そそるなあ……」
敬久さんが胸元で喋るのがくすぐったくて、擦り上げられた下も、もう欲望で張り詰めていて、我慢が出来そうにない。
「あっ……も……ダメ……来ちゃいます……あッ、あっ!」
「ん……大丈夫だよ、我慢しなくて良いから……ほら……」
胸を吸いながらオレのものを擦り上げ、時折先走りで濡れた先端をニュクニュクと撫でられ、様々な刺激で追い立てられ、体は限界を迎えていた。
「あッ、ダメ! ……ごめんなさい……も、もう……我慢、出来なッ……ひ、あッ!! ~~~~ッ!!」
オレはビクンと体を仰け反らせると、敬久さんの手の中に欲望を吐き出した。
「ははっ……可愛い声」
ベッドで座ったまま後ろからオレを抱きしめた敬久さんが服の中に手を入れて体を撫で回してくる。
「寂しい所、全部撫でるから……」
「あ……んぅ……そこは……んンッ!」
胸の先端を掠めるように触られた。もどかしい快感が体に響いて心臓がドキドキする。
「はぁ……はぁ……きもちぃ……です」
服の中で動き回る敬久さんの手が、オレの気持ち良い所を見つけてはくすぐるように撫でていく。手が段々と脇腹から下の方に移動していくので身をよじった。
「あっ、ぁ……下は……ダメですッ……!」
「どうして? 沢山撫でて……気持ち良いの出しちゃえばよく眠れるよ……」
「……え、あ! あっ、ま、待って……わぁっ!」
オレをベッドにグイグイと押し倒し、パジャマのズボンを下着ごとずり下げた。メガネのレンズが薄暗い照明を反射していて、敬久さんの表情がよく見えない。
「あっ、ちょ……あっ、あっ……」
敬久さんがオレのものを指先でなぞった。少しだけ体積を増したそこが外気に触れて体が期待に震えてしまう。
「……た、敬久さん、あの……そこまでしなくても、大丈夫ですから……」
敬久さんはまだ執筆作業もあるので、軽く触れ合うだけだと思っていたのだけれど、オレを本格的に慰めてくれるようだ。
「でも遥君、気が昂ぶっているみたいだし……抜いた方がぐっすり眠れると思うよ?」
「ぁ、あの、でも、明日、旅行ですし……!」
「大丈夫だよ。まだ朝まで時間あるし……遥君は若いから」
「ぅ、あっ、待って……んんッ!」
覆いかぶさった敬久さんがパジャマを捲り上げてオレの胸に顔を埋め、胸の粒を舌先で転がしながら下をゆるゆると扱いた。
「ゃ……同時に、されたら……すぐ……」
「はぁ……遥君の胸のここ、硬くなっていて……舐めてると舌が気持ち良いよ……」
「ぁ……くふ……んん……ダメ……」
彼の舌先が唾液を絡めて胸をヌルヌルと這い回り、頭がぼんやりしてきた。オレのものも彼の手でイイ所を攻めたてられ、だらしなく溢れた先走りが卑猥な水音を立てている。
「ぅ、く……あっ、アッ、あっ……そこ……一緒は……ヤバ……んッ! ダメッ……」
「大丈夫だよ……気持ち良いの我慢しないで……」
「ぁ、あッ……ぅ……~~~~ッ!」
熱い舌先が胸の粒をギュッと押しつぶすのでオレは声にならない悲鳴を上げた。
「た、敬久さん……も、オレ……んッ!」
「……はぁ……体……ビクビクしてるの、いやらしいなあ」
敬久さんは下を扱く手の動きを強くして、オレの胸の粒を優しく口に含んでチュウチュウと吸った。
「ぁ、ぅゔ……気持ち、良い……あッ、あっ!」
感じ過ぎて頭がボーッとして来た。以前からだけれど、敬久さんはオレが気持ち良いと感じる所を見つけるのがうま過ぎる。
――敬久さんに慰めてもらわないとイけない体になってしまったら、どうしよう。自分でするより……すごく気持ち良くて……本当にヤバい……
体が疲れていたのもあってか、快楽に体が敏感に反応しているようだ。シーツをギュッと掴んで堪える様に浅い呼吸を繰り返した。
――何の準備もしていないのに……このまま……めちゃくちゃに抱いて欲しいなんて、思ってしまう……敬久さんはまだ執筆作業があるのに……!
あられもないことを考えていると、ナカがヒクヒクと疼いて腰が跳ねた。
「き、気持ち良い……すごく……イイです……敬久さん……」
「はぁ……ふふ……君の気持ち良さそうな顔……本当、そそるなあ……」
敬久さんが胸元で喋るのがくすぐったくて、擦り上げられた下も、もう欲望で張り詰めていて、我慢が出来そうにない。
「あっ……も……ダメ……来ちゃいます……あッ、あっ!」
「ん……大丈夫だよ、我慢しなくて良いから……ほら……」
胸を吸いながらオレのものを擦り上げ、時折先走りで濡れた先端をニュクニュクと撫でられ、様々な刺激で追い立てられ、体は限界を迎えていた。
「あッ、ダメ! ……ごめんなさい……も、もう……我慢、出来なッ……ひ、あッ!! ~~~~ッ!!」
オレはビクンと体を仰け反らせると、敬久さんの手の中に欲望を吐き出した。
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