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「あの……遥君、シャワーを」
オレが敬久さんにキスをしてグイグイとベッドに押し倒したので、敬久さんは困り顔で覆い被さるオレに言った。
「でも、体の方はもう……したそうですよ?」
彼のネクタイを解きシャツのボタンを外すと、スラックス越しに下半身に触れた。
「いや、汗かいたし……」
「敬久さんはいつも良い匂いですから、大丈夫です」
敬久さんの生身の胸や脇腹をさわさわと撫で、額に唇を落として頬ずりをした。
「ッ……良い匂いって……おじさんからは良い匂いはしないよ」
「おじさんじゃないですし……今日は特に良い匂いがします」
「ああ……軽く香水はつけてはいたけど、それかな」
今日の敬久さんは森の中にいるような落ち着いた良い匂いがする。オレは頬や唇に啄むようなキスを落として敬久さんの体をスリスリと撫で、スラックスからベルトを引き抜いてファスナーに手をかけた。
「敬久さんの香水、オレも使ってみたいな……」
「ん……遥君はもっと……爽やかな香りのが似合うんじゃないかな?」
説得するのを諦めたのか、敬久さんがオレのガウンの腰紐を解きながら返事をした。
「でも……遥君は香水をつけなくても、良い匂いだよ」
「相手が良い匂いって思うのは……相性が良いからって聞いたことがあります」
「良いこと聞いたなぁ……じゃあ、僕が良い匂いだって思う遥君とも相性が良いんだね」
「はい……嬉しいです!」
半脱ぎになったガウンのままギュウッと抱きつくと敬久さんもオレを抱きしめ返してくれた。
「……遥君はどういう慰め方をしてくれるの?」
「それは……あなたの好きなことをしたいなって……考えているんですが……」
敬久さんの足の間に太腿を差し込みスリスリと擦ると、くぐもった吐息が漏れた。
「はぁ……敬久さんは、したいことありますか?」
「遥君……」
「エッチなこと、できる限り頑張りますから……」
オレは彼の首筋に顔を埋めて甘噛みしたり、舌先でチロチロと舐めた。
「敬久さんの好きな所、いっぱい撫でたり舐めたりして、お腹の中にも……沢山来てもらいたいです」
自分で言っていて内側がキュンキュンと疼いた。太腿に当たる敬久さんのものを受け入れたがっているのが分かり、体がピクンと震えた。
「ん……普段出来ないこととかでも、良いですし」
「それは、例えばどういうこと?」
「そ、そうですねえ……」
オレは敬久さんの耳にチュッとキスをしてから上体を起こし、腰に跨るような格好になった。
「……えーと、例えば……せっかくホテルですし、エッチな服装をするとか……ん」
腰を揺らして布越しに刺激を与えるように動いていると敬久さんの息遣いが荒くなった。ガウンの裾から敬久さんはスッと手を入れて太腿を撫でて来る。
「やらしい玩具を使ってみるとか……?」
慰めるといった手前もう少し色々な提案がしたかったけれど、正直ありきたりなことしか思い浮かばなかった。
「服装かぁ……」
「オレが着て似合うかは分かりませんが……」
「エッチな服装の遥君は見たいけど……こういう所にある俗っぽい服で遥君の良さは引き出せないよ」
敬久さんはオレの太腿を撫でたり揉んだりしながら思案顔で言った。
「良さ? そ、そうですか?」
「うん、そういうのは……今日じゃなくて……いつか、二人で考えてみようか」
敬久さんは太腿から手を離してオレをグイッと引っ張るのでベッドに寝転がった。
「じゃ、じゃあ、玩具は……?」
「ここに置いてある物は……少し上級者向けっぽいのが多かったから、遥君は怖がっちゃうかな」
「上級者……」
「遥君は頑張り屋だけど、そういうのは……知らなくても良いからね」
オレの上に覆い被さると「口開けて」と言うので、おずおずと口を開けた。敬久さんは満足そうに唇を合わせ、舌先でオレの口内を嬲るように掻き回した。
「ぁむ……はぁ、はぁ……じゃあ、したいこと、ないんですか?」
「今してる」
ガウンを開いて胸をあらわにされ、キスしながら胸の粒を指先でクニクニと扱かれた。
「あッ、あ……はぁ……でも、オレが、慰めたいのに……」
「君がこんな風にしてくれるだけで、十分慰められているよ」
敬久さんは解けたネクタイを外したので、オレはそのネクタイを掴んだ。
「ん……んんッ、じゃ、じゃあ……手とか縛ってみるなんて、どうですか……?」
敬久さんとは以前アイマスクをしてイチャイチャしたことがあった。あの時はけっこうお互いに楽しんだ覚えがあったので、簡単に用意出来る物で楽しめるのではと提案してみた。
「ネクタイとかで……こう、手首をギュッとするのなんて、楽しいかもしれませんし……?」
「……それは、遥君が僕にするってこと?」
敬久さんはオレを愛撫する手を止め、興味深そうに聞いてきた。
「敬久さんが……オレのことを縛って、オレの体を好きなようにしてもらっても良いですよ!」
彼の興味を引けたようだったので、オレは嬉しくなってしまい、冷静に考えればとんでもないことを口走った。
オレが敬久さんにキスをしてグイグイとベッドに押し倒したので、敬久さんは困り顔で覆い被さるオレに言った。
「でも、体の方はもう……したそうですよ?」
彼のネクタイを解きシャツのボタンを外すと、スラックス越しに下半身に触れた。
「いや、汗かいたし……」
「敬久さんはいつも良い匂いですから、大丈夫です」
敬久さんの生身の胸や脇腹をさわさわと撫で、額に唇を落として頬ずりをした。
「ッ……良い匂いって……おじさんからは良い匂いはしないよ」
「おじさんじゃないですし……今日は特に良い匂いがします」
「ああ……軽く香水はつけてはいたけど、それかな」
今日の敬久さんは森の中にいるような落ち着いた良い匂いがする。オレは頬や唇に啄むようなキスを落として敬久さんの体をスリスリと撫で、スラックスからベルトを引き抜いてファスナーに手をかけた。
「敬久さんの香水、オレも使ってみたいな……」
「ん……遥君はもっと……爽やかな香りのが似合うんじゃないかな?」
説得するのを諦めたのか、敬久さんがオレのガウンの腰紐を解きながら返事をした。
「でも……遥君は香水をつけなくても、良い匂いだよ」
「相手が良い匂いって思うのは……相性が良いからって聞いたことがあります」
「良いこと聞いたなぁ……じゃあ、僕が良い匂いだって思う遥君とも相性が良いんだね」
「はい……嬉しいです!」
半脱ぎになったガウンのままギュウッと抱きつくと敬久さんもオレを抱きしめ返してくれた。
「……遥君はどういう慰め方をしてくれるの?」
「それは……あなたの好きなことをしたいなって……考えているんですが……」
敬久さんの足の間に太腿を差し込みスリスリと擦ると、くぐもった吐息が漏れた。
「はぁ……敬久さんは、したいことありますか?」
「遥君……」
「エッチなこと、できる限り頑張りますから……」
オレは彼の首筋に顔を埋めて甘噛みしたり、舌先でチロチロと舐めた。
「敬久さんの好きな所、いっぱい撫でたり舐めたりして、お腹の中にも……沢山来てもらいたいです」
自分で言っていて内側がキュンキュンと疼いた。太腿に当たる敬久さんのものを受け入れたがっているのが分かり、体がピクンと震えた。
「ん……普段出来ないこととかでも、良いですし」
「それは、例えばどういうこと?」
「そ、そうですねえ……」
オレは敬久さんの耳にチュッとキスをしてから上体を起こし、腰に跨るような格好になった。
「……えーと、例えば……せっかくホテルですし、エッチな服装をするとか……ん」
腰を揺らして布越しに刺激を与えるように動いていると敬久さんの息遣いが荒くなった。ガウンの裾から敬久さんはスッと手を入れて太腿を撫でて来る。
「やらしい玩具を使ってみるとか……?」
慰めるといった手前もう少し色々な提案がしたかったけれど、正直ありきたりなことしか思い浮かばなかった。
「服装かぁ……」
「オレが着て似合うかは分かりませんが……」
「エッチな服装の遥君は見たいけど……こういう所にある俗っぽい服で遥君の良さは引き出せないよ」
敬久さんはオレの太腿を撫でたり揉んだりしながら思案顔で言った。
「良さ? そ、そうですか?」
「うん、そういうのは……今日じゃなくて……いつか、二人で考えてみようか」
敬久さんは太腿から手を離してオレをグイッと引っ張るのでベッドに寝転がった。
「じゃ、じゃあ、玩具は……?」
「ここに置いてある物は……少し上級者向けっぽいのが多かったから、遥君は怖がっちゃうかな」
「上級者……」
「遥君は頑張り屋だけど、そういうのは……知らなくても良いからね」
オレの上に覆い被さると「口開けて」と言うので、おずおずと口を開けた。敬久さんは満足そうに唇を合わせ、舌先でオレの口内を嬲るように掻き回した。
「ぁむ……はぁ、はぁ……じゃあ、したいこと、ないんですか?」
「今してる」
ガウンを開いて胸をあらわにされ、キスしながら胸の粒を指先でクニクニと扱かれた。
「あッ、あ……はぁ……でも、オレが、慰めたいのに……」
「君がこんな風にしてくれるだけで、十分慰められているよ」
敬久さんは解けたネクタイを外したので、オレはそのネクタイを掴んだ。
「ん……んんッ、じゃ、じゃあ……手とか縛ってみるなんて、どうですか……?」
敬久さんとは以前アイマスクをしてイチャイチャしたことがあった。あの時はけっこうお互いに楽しんだ覚えがあったので、簡単に用意出来る物で楽しめるのではと提案してみた。
「ネクタイとかで……こう、手首をギュッとするのなんて、楽しいかもしれませんし……?」
「……それは、遥君が僕にするってこと?」
敬久さんはオレを愛撫する手を止め、興味深そうに聞いてきた。
「敬久さんが……オレのことを縛って、オレの体を好きなようにしてもらっても良いですよ!」
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