【完結/R18/短編】恋人として君と続いていく日々

テルマ江

文字の大きさ
24 / 30

※24

しおりを挟む
 ひとしきり抱きしめ合い、敬久さんの熱を持った欲望が太腿に当たる度に胸がドキドキしていた。

「も、もう……大丈夫なので、敬久さんのが欲しいです」
「……うん」

 敬久さんは上体を起こしてヘッドボードにあるコンドームと潤滑剤を手に取った。

「あ、あの……中は入るように準備して来たので、そんな、しなくても」
「大丈夫。念のため、ね?」
「は、はい……」

 敬久さんはなだめるように言い、潤滑剤を手になじませてオレの中にゆっくりと侵入させた。

「あぅ……ぅう……」

 一度イッたからか体が快楽に反応しやすくなっている気がする。敬久さんの指先がオレの中をじっくりと解すとまた体がゾクゾクして熱くなってきた。

「あんまりされると……すぐイきそうなので……だから、もう……」
「うん、中、すごく柔らかいね……」

 そう言って増やした指で中を擦り上げるのでビクンと腰が跳ねた。

「あ……んぅ……意地悪、しないでください」
「前も……また反応してる」

 オレのものをツーッと指先でなぞるので先走りの密がダラダラとはしたなく零れた。

「ひぁ……ダ、ダメ……! も、もう! 挿れてください……」

 泣きそうな声で言うと敬久さんは熱いため息をつき、コンドームを自分のものに着けるとオレの足を持ち上げるようにグッと引き寄せた。

「あ……う……はぁ……はぁ……」

 窄まりに敬久さんのものが押しつけられ、ジワジワと中に入って来る。先端のくびれた部分が中に入るとオレの内側が喜びに震えた。堪らなくなってゆらゆらと腰を揺らすとズルリとオレの中に彼の全てが穿たれた。

「全部、入ったよ……」
「う、嬉しい……です……あっ」

 敬久さんが覆い被さるような体勢になってゆっくりと抽挿し、オレの中にジワジワと彼の熱が入って来る。

「あ! あッ、あ、あっ、敬久さん……」
「はぁ……遥君……」

 オレはギュッとシーツを掴み、内側をなぞられる快楽に何とか耐えた。気を抜くとすぐに達してしまいそうだ。

「あ、あ、あッ、うぁ、あっ……」

 中のイイ所を彼には知られているせいか、そこをゴリゴリと熱く硬い欲望で擦り上げられ、オレは快感に体を震わせた。敬久さんは我慢していたせいか普段より性急に動いているようだった。

「あっ、あっ、あっ、ぁんッ……激し……んンッ!」

 欲望を穿たれる度に、もっともっととねだるように内側が疼いてしまっている。敬久さんはそんなオレの反応を見ながら、内壁をグリグリと攻め立てた。彼の方がオレよりもオレの体のことを知っている気がする。

「あっ! そこばっかり……あ、あッ、ゔあッ! 奥……そんな……トントンされたら……」

 敬久さんしか知らない奥の方を昂りでなぞられ、出し入れされ、擦り上げられ、オレは快楽に目を白黒させた。

「た、かひさ、さん、キス……したい……」

 パチュパチュと部屋に腰を打ち付ける水っぽい音が響いている中、途切れそうな声でそう言った。覆い被さる敬久さんは「うん」と返事をし、荒い息遣いのままオレの唇を塞いだ。

「んッ、んん~~、あ、んんっ!」

 舌で唇をこじ開けられ、激しく舌が絡まり合うと敬久さんの動きが強くなった。何度も何度も腰を打ち付け、グッグッと押し込むように欲望が突き立てられる。

「んンッ! んん……はぁ……んん、ぁむ……すごい……ぁ……やぁ……んッ、んッ……!!」

 キスをしながら奥を突かれると頭の中が真っ白になっていく。お腹の中がジンジンと疼いて、敬久さんのものをギュウッと締め付けているのが分かる。

「あ、ん……ん……ぅゔ、んッ、ンッ! んん~~ッッッ!!!!」

 オレはビクンと震えて仰け反り、快楽が内側で弾けるのを感じた。

「あ、あ……中で……イッちゃった……ん、ぁんッ、ん、んンッ!」

 またオレの方が先にイッてしまった。敬久さんはオレの内側がギュウッと収縮したのに合わせて先程よりも強く腰を打ち付けてくる。

「た、敬久さん……もっと……もっと……あなたが、欲しい……です」

 オレは腰を捕まえるように脚を絡め、彼の動きを受け止めた。

「ッ……はぁ……はぁ……もう、僕も……」

 敬久さんは内側を擦りながら最奥に昂りを突き立て、オレが快楽に乱れていると、グリグリと内壁を攻めるように動いて、そのまま欲望を吐き出した。

「あ……はぁ……はぁ……敬久さん……敬久さんが、好き……大好きです……」
「はぁ……遥君、僕も」
「ん、んん……んッ……んンッ……!」

 熱が冷めないままお互いの唇を貪り合った。敬久さんはまだまだオレに欲望を感じているようで、オレはそれが嬉しくて仕方なかった。

「ンん……はぁ……キス、きもちぃ……もっと……」
「うん、僕も……気持ち良いよ……すごく」
「はぁ……はぁ……敬久さん、好きなだけ……オレの中に来てください……今日は……沢山沢山、愛し合いましょう……」

 息も絶え絶えでそう言うと、敬久さんはまたオレの唇を塞いだ。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

従僕に溺愛されて逃げられない

大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL! 俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。 その傍らには、当然のようにリンがいる。 荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。 高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。 けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。 当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。 居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。 さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。 主従なのか、恋人なのか。 境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。 従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます

なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。 そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。 「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」 脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……! 高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!? 借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。 冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!? 短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。

片想いの相手が「そろそろ恋愛したい」と言ったので、用済みの俺はニートになることにしました。

はぴねこ
BL
 高校生の頃、片想いの親友に告白した。  彼はノンケだったから玉砕して友人関係も終わるものだと思っていた。  もしかすると気持ち悪いと軽蔑される覚悟までしていたのに、彼は「今は恋愛をしている時間がないんだ」と自分の夢を語ってくれた。  彼は会社を興した祖父のことをとても尊敬していて、自分も起業したいと熱く語ってくれた。  そして、俺の手を握って「できれば親友のお前には俺の右腕になってほしい」と言われた。  同性愛者の俺のことを気持ち悪いと遠ざけることもせずに、親友のままでいてくれた彼に俺は感謝して、同じ大学に進学して、大学の頃に彼と一緒にゲームを作成する会社を起業した。  あれから二十年間、本当に二人三脚で駆け抜けてきた。  そして、昨年売り出したVRMMOが世界的に大ヒットし、ゲーム大賞を取ったことを祝うパーティーで親友が語った言葉に俺の覚悟も決まった。 「俺もそろそろ恋愛したい」  親友のその言葉に、俺は、長年の片想いを終わらせる覚悟をした。  不憫な拗らせアラフォーが”愛”へと踏み出すお話です。

処理中です...