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第一章
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先輩たちだった。それに仲野先生に唯菜先生もいた。
どうして…。
そう思ったときに、口を開いた。
それは、唯菜先生だった。
「心配で来たのよ。彩人は、自分が思っているより、繊細なの…。だから、昔笑えていたのに今は、笑えなくなったでしょ。でも、高校に入って変わった。いい方向に…。彩人が思っているよりも表情が少しずつ戻ってきているのよ。気づいていなんでしょうけど…。ここに呼んだのは私よ。皆、彩人のことが知りたい。と言ってくれたの。黙っていて申し訳ないわ。」
唯菜先生が、そう言って頭を下げた。
もしかしたら本当に唯菜先生にはバレているかもしれない。
僕が、作詞、作曲をしなくなった理由を…。
先輩たちは、部屋に入ってきてから一言も声を発していない。もちろん。仲野先生も。
もしかして、僕の過去を知って…。
なんて、嫌なことが頭をよぎる。
怖いな…。
そう思える僕は、母のノートを通じてなにか変わったかもしれない。
いや、変わらせてくれたのかも…しれない。
どうして…。
そう思ったときに、口を開いた。
それは、唯菜先生だった。
「心配で来たのよ。彩人は、自分が思っているより、繊細なの…。だから、昔笑えていたのに今は、笑えなくなったでしょ。でも、高校に入って変わった。いい方向に…。彩人が思っているよりも表情が少しずつ戻ってきているのよ。気づいていなんでしょうけど…。ここに呼んだのは私よ。皆、彩人のことが知りたい。と言ってくれたの。黙っていて申し訳ないわ。」
唯菜先生が、そう言って頭を下げた。
もしかしたら本当に唯菜先生にはバレているかもしれない。
僕が、作詞、作曲をしなくなった理由を…。
先輩たちは、部屋に入ってきてから一言も声を発していない。もちろん。仲野先生も。
もしかして、僕の過去を知って…。
なんて、嫌なことが頭をよぎる。
怖いな…。
そう思える僕は、母のノートを通じてなにか変わったかもしれない。
いや、変わらせてくれたのかも…しれない。
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