119 / 380
第十二話
8
しおりを挟む
──朝。
香奈姉ちゃんは、朝早く起きて、いつもどおりに下着を着用し始める。
寝ぼけ眼である僕の目の前で平然と下着を着用しているくらいだから、香奈姉ちゃんにとって僕って一体どんな風に映ってるんだろうか。
僕に気づいた香奈姉ちゃんは、ブラジャーを身につけながら挨拶してきた。
「あ、楓。起きてたの? おはよう」
「おはよう、香奈姉ちゃん」
僕は、香奈姉ちゃんの裸体に見惚れてしまい、ついボーッとなってしまう。
香奈姉ちゃんは、それが気になったんだろう。思案げな表情で訊いてくる。
「どうしたの? 私の身体に何か付いてる?」
「え……。いや、何も付いてないよ」
僕は、すぐに正気を取り戻してそう答えた。
まさか香奈姉ちゃんの裸体に見惚れて…なんて言えないし。
香奈姉ちゃんは、僕の返答に不信感を覚えたのか、さらに訊いてきた。
「うそ。絶対に何かあるでしょ。どうなの? 正直に言いなさい」
「ホントに何もないよ。ただ、香奈姉ちゃんの裸…綺麗だなって思って……」
「え……。冗談だよね?」
「冗談なんか言わないよ。エッチなことだとかで、あんまりまじまじと見ることが無かったけど、香奈姉ちゃんの身体…綺麗だなって」
僕は、香奈姉ちゃんの裸体を見て、思ったことを口にする。
下着類は身につけているので、完全に裸ってわけじゃないけど。
「…そう言ってくれると、ちょっと嬉しいかな。ありがと」
香奈姉ちゃんは、恥ずかしそうにもじもじと身をすくめてお礼を言った。
別にお礼を言われるようなことはしてないんだけど。
「そういう事なので、僕はちょっとお手洗いに──」
僕は、香奈姉ちゃんの着替えを見るわけにはいかないと思い、自分の部屋を出ようとする。
すると香奈姉ちゃんは、部屋のドアの前に立ち、僕が部屋を出ることを阻んできた。
「ちょっと待ってよ。楓が部屋から出たら、何も意味がないじゃない。楓には、私が着替えてるところをしっかり見て欲しいから、こうして目の前で着替えをしてるんだよ」
「いや。僕は、香奈姉ちゃんの生着替えを見て喜ぶような変態じゃないから」
たしかに香奈姉ちゃんの着替えを見られるっていうのは嬉しいことなのかもしれない。
だけど、程度の問題がある。
この場合は、僕の部屋で堂々と着替えをしているから、香奈姉ちゃんの方がおかしいって判断ができるけど。
「別に楓のことを変態だなんて思ってないわよ。ただ、楓には私のすべてを見てほしいなって思って……」
そう言うと香奈姉ちゃんは、頬を染めて僕を見てくる。
香奈姉ちゃんは、僕に何を求めているんだろうか。
少なくとも僕は、香奈姉ちゃんに下着姿で立ってほしいとは一言も言ってない。
「香奈姉ちゃんの裸は、エッチをした時に見てるから、もう十分だよ」
「それを言われたら返す言葉がないじゃない」
香奈姉ちゃんは、途端にムッとした顔になる。
なぜそこでムッとなるんだろう。
僕は、本当にお手洗いに行きたくなってきたので、香奈姉ちゃんに言った。
「とにかく、僕はお手洗いに行きたいから──。行かせてもらうね」
「うん。わかった」
香奈姉ちゃんは、そう言うと素直に部屋のドアの前から退ける。
「僕がお手洗いから戻ってくるまでには、着替えも終わるよね」
「たぶんね」
香奈姉ちゃんは、曖昧に答えた。
女の子の準備って、時間がかかるものとはよく言うが、香奈姉ちゃんもその例にもれないってことか。
「すぐに戻るから」
僕は、そう言い残すと部屋を後にした。
お手洗いから戻ると、制服姿の香奈姉ちゃんがいた。
僕がお手洗いに行ってる間に着替えを済ませるなんて……。さすがは香奈姉ちゃんだ。
香奈姉ちゃんは、部屋に入ってきた僕に微笑を浮かべる。
「おかえりなさい、ご主人様。はやく制服に着替えてしまいましょう」
戻ってきてみたら、またメイドモードだった。
メイド服を着ていないのにメイドモードになってるのって、いったいどうなっているのかな。
香奈姉ちゃんの専属メイドの基準って、どこにあるんだろう。
「そうだね。…すぐに着替えるから香奈姉ちゃんは──」
「お手伝いいたしますね」
香奈姉ちゃんは言うがはやいか、すぐさま部屋の壁に掛けてある僕の制服を持ってくる。
ものすごい行動力だ。
「ちょっ……。香奈姉ちゃん」
「さぁ、ご主人様。まずは制服の下から履きましょうね」
「わ、わかった。わかったから! ズボンを下ろそうとするのはやめて!」
僕は、部屋着のズボンを下ろそうとする香奈姉ちゃんをなんとか引き止める。
「でも……。そうしないと制服が着れないじゃないですか」
「制服なら自分で着るから、香奈姉ちゃんは黙って見ていてよ」
「それだと、ご主人様にご奉仕できないです」
香奈姉ちゃんは、悲しそうな表情でそう言った。
悲しそうな顔を見るのは、正直言って忍びない。
なので──
「それなら、制服の上の方を着る時にお願いできるかな?」
そう言ってみた。
僕にご奉仕したいっていう想いに、応えてみただけなんだけど、どうだろうか。
香奈姉ちゃんは、微笑を浮かべて答える。
「別にいいですよ。仕方ないですね」
よかった。
そういうことなら、すぐに制服の下を履かないと。
本来なら、上から着るんだけどな。
僕は、部屋着のズボンを脱いだ。
女の子の目の前でズボンなんて脱ぎたくなかったんだけど、この際しょうがない。
「それじゃ、すぐに下を履くから、ちょっとだけ待ってね」
「はい。わかりました」
香奈姉ちゃんは、頷くと僕に制服の下を手渡してくる。
僕は、制服の下を受け取り、すぐに履いた。
ベルトを通し、前のチャックをしてすぐに履き終える。
「下はよしっと。後は上かな」
「さぁ、ご主人様。これを──」
香奈姉ちゃんは、さっそく僕の制服の上の方を着せようとしてくる。
はっきり言って、これはなんとも言えない気分になるな。
こんなこと香奈姉ちゃんにさせていいのか。
いくら香奈姉ちゃんがご奉仕してくれるからって、これは……。
そのまま袖を通していいものか悩んだが、恥ずかしがっちゃいけない。
香奈姉ちゃんは、嬉しいのか笑顔を浮かべていた。
「次はこれです」
「え?」
制服の上を僕に着せたのだから、もう何もないはずだ。
そう思った次の瞬間、香奈姉ちゃんは、優しく僕の唇にキスをしてきた。
それと同時に、ふわりと香奈姉ちゃんのお気に入りの香水の香りが鼻孔をくすぐる。
「っ……⁉︎」
いきなりキスしてくるとは思わなかったので、呆然となってしまう。
香奈姉ちゃんは頬を染め、ゆっくりと僕から離れる。
「これで良し。これで変な女の子には引っかからないと思います」
「あの……。香奈姉ちゃん?」
変な女の子って、誰のことなんだろう。
もしかして、千聖のことを言っているのかな。
彼女の場合は、バイトでの後輩になるから、変な女の子には該当しないだろう。たぶん。
「さぁ、行きましょう」
「う、うん」
香奈姉ちゃんに促されるままに、僕は鞄を持って部屋を出た。
準備は昨日のうちにやっておいたから、忘れ物などはない。
香奈姉ちゃんの方は、どうなんだろう。
忘れ物とかって、ないのかな?
下の階に降りて台所に行くと、めずらしく母が朝ごはんを作っていた。
香奈姉ちゃんは、朝早く起きて、いつもどおりに下着を着用し始める。
寝ぼけ眼である僕の目の前で平然と下着を着用しているくらいだから、香奈姉ちゃんにとって僕って一体どんな風に映ってるんだろうか。
僕に気づいた香奈姉ちゃんは、ブラジャーを身につけながら挨拶してきた。
「あ、楓。起きてたの? おはよう」
「おはよう、香奈姉ちゃん」
僕は、香奈姉ちゃんの裸体に見惚れてしまい、ついボーッとなってしまう。
香奈姉ちゃんは、それが気になったんだろう。思案げな表情で訊いてくる。
「どうしたの? 私の身体に何か付いてる?」
「え……。いや、何も付いてないよ」
僕は、すぐに正気を取り戻してそう答えた。
まさか香奈姉ちゃんの裸体に見惚れて…なんて言えないし。
香奈姉ちゃんは、僕の返答に不信感を覚えたのか、さらに訊いてきた。
「うそ。絶対に何かあるでしょ。どうなの? 正直に言いなさい」
「ホントに何もないよ。ただ、香奈姉ちゃんの裸…綺麗だなって思って……」
「え……。冗談だよね?」
「冗談なんか言わないよ。エッチなことだとかで、あんまりまじまじと見ることが無かったけど、香奈姉ちゃんの身体…綺麗だなって」
僕は、香奈姉ちゃんの裸体を見て、思ったことを口にする。
下着類は身につけているので、完全に裸ってわけじゃないけど。
「…そう言ってくれると、ちょっと嬉しいかな。ありがと」
香奈姉ちゃんは、恥ずかしそうにもじもじと身をすくめてお礼を言った。
別にお礼を言われるようなことはしてないんだけど。
「そういう事なので、僕はちょっとお手洗いに──」
僕は、香奈姉ちゃんの着替えを見るわけにはいかないと思い、自分の部屋を出ようとする。
すると香奈姉ちゃんは、部屋のドアの前に立ち、僕が部屋を出ることを阻んできた。
「ちょっと待ってよ。楓が部屋から出たら、何も意味がないじゃない。楓には、私が着替えてるところをしっかり見て欲しいから、こうして目の前で着替えをしてるんだよ」
「いや。僕は、香奈姉ちゃんの生着替えを見て喜ぶような変態じゃないから」
たしかに香奈姉ちゃんの着替えを見られるっていうのは嬉しいことなのかもしれない。
だけど、程度の問題がある。
この場合は、僕の部屋で堂々と着替えをしているから、香奈姉ちゃんの方がおかしいって判断ができるけど。
「別に楓のことを変態だなんて思ってないわよ。ただ、楓には私のすべてを見てほしいなって思って……」
そう言うと香奈姉ちゃんは、頬を染めて僕を見てくる。
香奈姉ちゃんは、僕に何を求めているんだろうか。
少なくとも僕は、香奈姉ちゃんに下着姿で立ってほしいとは一言も言ってない。
「香奈姉ちゃんの裸は、エッチをした時に見てるから、もう十分だよ」
「それを言われたら返す言葉がないじゃない」
香奈姉ちゃんは、途端にムッとした顔になる。
なぜそこでムッとなるんだろう。
僕は、本当にお手洗いに行きたくなってきたので、香奈姉ちゃんに言った。
「とにかく、僕はお手洗いに行きたいから──。行かせてもらうね」
「うん。わかった」
香奈姉ちゃんは、そう言うと素直に部屋のドアの前から退ける。
「僕がお手洗いから戻ってくるまでには、着替えも終わるよね」
「たぶんね」
香奈姉ちゃんは、曖昧に答えた。
女の子の準備って、時間がかかるものとはよく言うが、香奈姉ちゃんもその例にもれないってことか。
「すぐに戻るから」
僕は、そう言い残すと部屋を後にした。
お手洗いから戻ると、制服姿の香奈姉ちゃんがいた。
僕がお手洗いに行ってる間に着替えを済ませるなんて……。さすがは香奈姉ちゃんだ。
香奈姉ちゃんは、部屋に入ってきた僕に微笑を浮かべる。
「おかえりなさい、ご主人様。はやく制服に着替えてしまいましょう」
戻ってきてみたら、またメイドモードだった。
メイド服を着ていないのにメイドモードになってるのって、いったいどうなっているのかな。
香奈姉ちゃんの専属メイドの基準って、どこにあるんだろう。
「そうだね。…すぐに着替えるから香奈姉ちゃんは──」
「お手伝いいたしますね」
香奈姉ちゃんは言うがはやいか、すぐさま部屋の壁に掛けてある僕の制服を持ってくる。
ものすごい行動力だ。
「ちょっ……。香奈姉ちゃん」
「さぁ、ご主人様。まずは制服の下から履きましょうね」
「わ、わかった。わかったから! ズボンを下ろそうとするのはやめて!」
僕は、部屋着のズボンを下ろそうとする香奈姉ちゃんをなんとか引き止める。
「でも……。そうしないと制服が着れないじゃないですか」
「制服なら自分で着るから、香奈姉ちゃんは黙って見ていてよ」
「それだと、ご主人様にご奉仕できないです」
香奈姉ちゃんは、悲しそうな表情でそう言った。
悲しそうな顔を見るのは、正直言って忍びない。
なので──
「それなら、制服の上の方を着る時にお願いできるかな?」
そう言ってみた。
僕にご奉仕したいっていう想いに、応えてみただけなんだけど、どうだろうか。
香奈姉ちゃんは、微笑を浮かべて答える。
「別にいいですよ。仕方ないですね」
よかった。
そういうことなら、すぐに制服の下を履かないと。
本来なら、上から着るんだけどな。
僕は、部屋着のズボンを脱いだ。
女の子の目の前でズボンなんて脱ぎたくなかったんだけど、この際しょうがない。
「それじゃ、すぐに下を履くから、ちょっとだけ待ってね」
「はい。わかりました」
香奈姉ちゃんは、頷くと僕に制服の下を手渡してくる。
僕は、制服の下を受け取り、すぐに履いた。
ベルトを通し、前のチャックをしてすぐに履き終える。
「下はよしっと。後は上かな」
「さぁ、ご主人様。これを──」
香奈姉ちゃんは、さっそく僕の制服の上の方を着せようとしてくる。
はっきり言って、これはなんとも言えない気分になるな。
こんなこと香奈姉ちゃんにさせていいのか。
いくら香奈姉ちゃんがご奉仕してくれるからって、これは……。
そのまま袖を通していいものか悩んだが、恥ずかしがっちゃいけない。
香奈姉ちゃんは、嬉しいのか笑顔を浮かべていた。
「次はこれです」
「え?」
制服の上を僕に着せたのだから、もう何もないはずだ。
そう思った次の瞬間、香奈姉ちゃんは、優しく僕の唇にキスをしてきた。
それと同時に、ふわりと香奈姉ちゃんのお気に入りの香水の香りが鼻孔をくすぐる。
「っ……⁉︎」
いきなりキスしてくるとは思わなかったので、呆然となってしまう。
香奈姉ちゃんは頬を染め、ゆっくりと僕から離れる。
「これで良し。これで変な女の子には引っかからないと思います」
「あの……。香奈姉ちゃん?」
変な女の子って、誰のことなんだろう。
もしかして、千聖のことを言っているのかな。
彼女の場合は、バイトでの後輩になるから、変な女の子には該当しないだろう。たぶん。
「さぁ、行きましょう」
「う、うん」
香奈姉ちゃんに促されるままに、僕は鞄を持って部屋を出た。
準備は昨日のうちにやっておいたから、忘れ物などはない。
香奈姉ちゃんの方は、どうなんだろう。
忘れ物とかって、ないのかな?
下の階に降りて台所に行くと、めずらしく母が朝ごはんを作っていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる