62 / 200
水の国編
情報を求めて
しおりを挟む
日も落ちかけている夕刻、アルフィスは例の如くリヴォルグの書斎にいた。
メルティーナとロールもその隣に並ぶ。
リヴォルグの机の上にはロールが買ってきたという薄黒い水のような薬が置かれていた。
「なるほど。サーシャは死んだが、生きていると……」
リヴォルグはその話を聞いても全く動じていなかった。
そうだと思ったと言わんばかりだ。
「ロール君、この薬はどこで買ったのかね?」
「え、ええと土の国のライラスって町にある薬屋です……」
「ライラス?確か中央ザッサムから少し東に行った小さな町だったか」
リヴォルグは少し考えていた。
アルフィスとメルティーナは土の国へは行ったことがなかったのでさっぱりだ。
「この薬のことは誰から聞いたんだ?」
「ここから少し西に行った村、ミルア村に知り合いの医者がいて、その医者から聞きました……」
ロールは緊張して俯き気味に答える。
何か悪い事をしたような気分だ。
「なるほど。その医者が詳しい事を知っていそうだね。明日、三人はそこへ向かってくれないか。もう少し情報が欲しい」
「マジか……いつになったら北の病院まで行けるんだよ……」
「すまないね。今物資を集めているのさ。ダイナ・ロアまで行くとなれば生半可な装備では命取りだ。さらに強い魔人もいるとすれば万全な体制で望みたい」
アルフィスもこの話には納得せざるおえなかった。
色々な問題がある中で旅をするなら万全にしていかねば支障をきたす。
「とにかく三人でミルア村へ行ってくれ」
「わかりました」
メルティーナは素直に返事し、三人は書斎を出て行った。
それを見届けたリヴォルグは小瓶の蓋を取り、薬の匂いを嗅ぎ、すぐに蓋をした。
「匂いはほぼ無いが……微かに竜血の匂いがするな……リーゼ王が言っていたのはこれのことか……」
リヴォルグは深呼吸し目を閉じた。
今この国で起こっている問題は予想以上に大きいものなのではないかとリヴォルグは思った。
______________________
早朝
アルフィスとロールは屋敷の前にいた。
アルフィスは体を伸ばしストレッチし、ロールは眠気まなこを擦る。
「だが、アインのオヤジはなんで娘のこと他のやつに言わなかったんだ?」
アルフィスはなぜサーシャの死の偽装をしなければいけなかったのか気になっていた。
「スペルシア家ほどの名家の娘が"亡くなったけど生き返って窓から飛び降りて行方不明"は流石に大問題になりそうだけど……」
「確かに……なんちゃらハザードなら大騒ぎだ」
この世界の人間は特に家柄を守る傾向にあるのは間違いなく、名家ならなおさらだろう。
死んだ娘が蘇って、窓から飛び降りて今行方不明者なんて言ったらその家がどう見られるかわからない。
「とにかく真相をつきとめないとな……つかメルのやつ遅すぎるだろ!」
「レディーの準備には時間かかるのさ」
アルフィスが腕組みをしてイライラしていた。
そんなアルフィスをロールは苦笑いして見ている。
約束の時間はとっくに過ぎているのに全く姿を現さないメルティーナ。
アルフィスは素行は悪いが、時間はしっかり守るヤンキーだった。
そんなやり取りをしていると屋敷のドアが開き、そこにはメルティーナがいた。
今回は旅ということもあってかメルティーナは弓を装備していた。
「おまたせー」
「おせーよ!何やってたんだ!」
アルフィスは少しでも出発時間が遅れることが気に食わなかった。
「ごめんごめん。ついそこでグレイとバッタリ会ったから、ちょっと話してたのよ」
「グレイ?」
グレイはリヴォルグが陰謀を企てているのではないかと疑っている魔法使いだった。
詳しくは聞いていないがグレイは軍の魔法使いのトップ。
逆にセシリアは軍の聖騎士のトップで、魔法使い部隊の指揮権もあるとのこと。
「ええ、西の村へ行くって言ったら、詳しく聞かせて欲しいって」
「お前、まさか薬のこと話したのか?」
「話すわけないでしょ!"死んだ人間が蘇る薬がある"なんて言ったら私が変に思われるわ」
"死んだ人間が蘇る"というのは考えようによってはそうだった。
本当にそんな薬が存在していると皆が知ればどう思うか。
「あの野郎、いつもニヤニヤして気持ち悪いからな……苦手だぜ」
「あんたと違って社交的なのよ。土の国だと有名な魔法使いみたいよ」
アルフィスとロールは顔を見合わせた。
グレイは土の国出身の魔法使い。
この薬の出所も土の国だとするとグレイも怪しくなってくる。
「あいつ、いつから軍にいるだ?」
「んー。私が子供の頃にはもういたわね。お父様にはかなり長く仕えているはずよ」
「あのツンツン女は?」
「ツンツン女?ああ、セシリア総隊長ね。この国の出身で私が子供の頃にお父様が連れて来たのよ。住んでた村が魔獣に襲われて、お父様がその時に助けた子供だったみたい。村はまだあるみたいだけど、親は魔獣にやられて……」
アルフィスとロールはこの話しを聞いてもさっぱりだった。
グレイは昔から軍にいるのに今になって上司とその娘を殺そうとする理由がわからない。
セシリアの方もリヴォルグに恩があるのにもかかわらず二人を殺める理由がわからない。
「それがどうかしたの?」
「い、いや別に……」
隠すのが下手くそなアルフィスは声が裏返り、冷や汗をかき、あきらかに挙動不審だった。
「と、とりあえずミルア村まで行こうか、日が落ちる前に着きたいし」
「そうね!ミルア村まで半日だから急ぎましょー」
首を傾げていたメルティーナだったが、ロールのナイスフォローで事なきを得た。
三人は薄黒い薬の情報を求めてミルア村までの旅路に出るのだった。
メルティーナとロールもその隣に並ぶ。
リヴォルグの机の上にはロールが買ってきたという薄黒い水のような薬が置かれていた。
「なるほど。サーシャは死んだが、生きていると……」
リヴォルグはその話を聞いても全く動じていなかった。
そうだと思ったと言わんばかりだ。
「ロール君、この薬はどこで買ったのかね?」
「え、ええと土の国のライラスって町にある薬屋です……」
「ライラス?確か中央ザッサムから少し東に行った小さな町だったか」
リヴォルグは少し考えていた。
アルフィスとメルティーナは土の国へは行ったことがなかったのでさっぱりだ。
「この薬のことは誰から聞いたんだ?」
「ここから少し西に行った村、ミルア村に知り合いの医者がいて、その医者から聞きました……」
ロールは緊張して俯き気味に答える。
何か悪い事をしたような気分だ。
「なるほど。その医者が詳しい事を知っていそうだね。明日、三人はそこへ向かってくれないか。もう少し情報が欲しい」
「マジか……いつになったら北の病院まで行けるんだよ……」
「すまないね。今物資を集めているのさ。ダイナ・ロアまで行くとなれば生半可な装備では命取りだ。さらに強い魔人もいるとすれば万全な体制で望みたい」
アルフィスもこの話には納得せざるおえなかった。
色々な問題がある中で旅をするなら万全にしていかねば支障をきたす。
「とにかく三人でミルア村へ行ってくれ」
「わかりました」
メルティーナは素直に返事し、三人は書斎を出て行った。
それを見届けたリヴォルグは小瓶の蓋を取り、薬の匂いを嗅ぎ、すぐに蓋をした。
「匂いはほぼ無いが……微かに竜血の匂いがするな……リーゼ王が言っていたのはこれのことか……」
リヴォルグは深呼吸し目を閉じた。
今この国で起こっている問題は予想以上に大きいものなのではないかとリヴォルグは思った。
______________________
早朝
アルフィスとロールは屋敷の前にいた。
アルフィスは体を伸ばしストレッチし、ロールは眠気まなこを擦る。
「だが、アインのオヤジはなんで娘のこと他のやつに言わなかったんだ?」
アルフィスはなぜサーシャの死の偽装をしなければいけなかったのか気になっていた。
「スペルシア家ほどの名家の娘が"亡くなったけど生き返って窓から飛び降りて行方不明"は流石に大問題になりそうだけど……」
「確かに……なんちゃらハザードなら大騒ぎだ」
この世界の人間は特に家柄を守る傾向にあるのは間違いなく、名家ならなおさらだろう。
死んだ娘が蘇って、窓から飛び降りて今行方不明者なんて言ったらその家がどう見られるかわからない。
「とにかく真相をつきとめないとな……つかメルのやつ遅すぎるだろ!」
「レディーの準備には時間かかるのさ」
アルフィスが腕組みをしてイライラしていた。
そんなアルフィスをロールは苦笑いして見ている。
約束の時間はとっくに過ぎているのに全く姿を現さないメルティーナ。
アルフィスは素行は悪いが、時間はしっかり守るヤンキーだった。
そんなやり取りをしていると屋敷のドアが開き、そこにはメルティーナがいた。
今回は旅ということもあってかメルティーナは弓を装備していた。
「おまたせー」
「おせーよ!何やってたんだ!」
アルフィスは少しでも出発時間が遅れることが気に食わなかった。
「ごめんごめん。ついそこでグレイとバッタリ会ったから、ちょっと話してたのよ」
「グレイ?」
グレイはリヴォルグが陰謀を企てているのではないかと疑っている魔法使いだった。
詳しくは聞いていないがグレイは軍の魔法使いのトップ。
逆にセシリアは軍の聖騎士のトップで、魔法使い部隊の指揮権もあるとのこと。
「ええ、西の村へ行くって言ったら、詳しく聞かせて欲しいって」
「お前、まさか薬のこと話したのか?」
「話すわけないでしょ!"死んだ人間が蘇る薬がある"なんて言ったら私が変に思われるわ」
"死んだ人間が蘇る"というのは考えようによってはそうだった。
本当にそんな薬が存在していると皆が知ればどう思うか。
「あの野郎、いつもニヤニヤして気持ち悪いからな……苦手だぜ」
「あんたと違って社交的なのよ。土の国だと有名な魔法使いみたいよ」
アルフィスとロールは顔を見合わせた。
グレイは土の国出身の魔法使い。
この薬の出所も土の国だとするとグレイも怪しくなってくる。
「あいつ、いつから軍にいるだ?」
「んー。私が子供の頃にはもういたわね。お父様にはかなり長く仕えているはずよ」
「あのツンツン女は?」
「ツンツン女?ああ、セシリア総隊長ね。この国の出身で私が子供の頃にお父様が連れて来たのよ。住んでた村が魔獣に襲われて、お父様がその時に助けた子供だったみたい。村はまだあるみたいだけど、親は魔獣にやられて……」
アルフィスとロールはこの話しを聞いてもさっぱりだった。
グレイは昔から軍にいるのに今になって上司とその娘を殺そうとする理由がわからない。
セシリアの方もリヴォルグに恩があるのにもかかわらず二人を殺める理由がわからない。
「それがどうかしたの?」
「い、いや別に……」
隠すのが下手くそなアルフィスは声が裏返り、冷や汗をかき、あきらかに挙動不審だった。
「と、とりあえずミルア村まで行こうか、日が落ちる前に着きたいし」
「そうね!ミルア村まで半日だから急ぎましょー」
首を傾げていたメルティーナだったが、ロールのナイスフォローで事なきを得た。
三人は薄黒い薬の情報を求めてミルア村までの旅路に出るのだった。
1
あなたにおすすめの小説
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
ブックマーク・評価、宜しくお願いします。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる