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曖昧な感情Side天音
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彼と付き合い始めてから、自己嫌悪の連続だった。
彼の隣は居心地がとてもよくて。けれど、多分それはまだ恋ではなくて。他の人が心の中にいる私は、付き合うことになってからも、恋人としてそれ以上先に進めずにいた。
優しすぎる彼は、そんな身勝手な私を許してくれたけれど、その度、罪悪感で胸が締め付けられた。
――あの時もそう。
別れ際、手を振って別れようとした時、不意に強い力で腕をつかまれた。
「あ、天音さん!」
切羽詰まったような彼の声が何を求めているのか分かって私は焦った。いつもは穏やかに凪いで安心させてくれる瞳が、今は熱く、焦がれるような炎を宿し、私をかき乱す。
痛いほど心臓が鳴る。
彼のことは好きだ。人として好ましいと思っている。けれど、まだ恋情じゃない。
もし、この口づけを受けたら、恋に変わる?あの人を忘れられる?
熱い掌の温度に、体が溶けてしまいそう。しばらくぶりの口づけの予感に、体が震えた。
――でも、それでいいの?
すんでのところで目が覚めた。
近づいてきた胸を押し返すと、あっさりと彼は身を引いた。
「あ、その…すみません…」
しゅんとうなだれるその姿に、罪悪感と、後悔が胸をかすめた。その時の彼は酷く、傷ついた顔をしていて、それはよく覚えている。
「あ…と、こういうのは、また別の機会に」
彼の顔をそれ以上見ていられなくて、私は、ごまかすように笑うと逃げたのだ。
***
今も、彼の優しさが痛い。
自分の相談を、と言いながら、その実彼は私を甘やかす。疲れていないか、落ち込んでいないか、気をまわして接してくれる。そんな彼の隣は当たり前だけれど、かつてと同じように居心地がよく、そして、そんな彼の優しさに少し後ろめたさを覚える。
酷い、最低の付き合い方をした。恨まれていても、憎まれていても仕方がないと思った。それなのに、どうして、彼は私に会おうとするのだろう。
昔のように、「天音さん」と落とすように言われると、落ち着かない。
ぶぶ、と小さなバイブ音を立てて、携帯が鳴った。
『――こないだ天音さんが気にしていたパソコンのバグなんですけど、多分、解決策見つかったと思います。もし、お時間があれば、お会いできませんか?』
絵文字の混じった可愛らしい、彼らしいラインだった。
1年前に買い替えた携帯には、親しいごくわずかの友人の連絡先だけが入っている。その中に、彼の連絡先があることに、笑えてくる。あの日、私は関係者の連絡先をすべて消し去るために携帯を変えたというのに。
――私はずるい女だ。
カフェに足を踏み入れた時だって、本当はどこかで期待していた。
彼ともう一度出会うことを。
大貴君に会ったのも何かの縁だったのだろう。もう1年たった。ずっと逃げてきたあの頃の自分と、少し対話するのも悪くない。そんな言い訳をいくつもしながら。
本当はもう、彼を傷つけないために会わないほうがいい。分かっているけれど、彼が提案する「友人」の立ち位置があまりに心地よすぎて、私はそこから動きだせずにいる。
『いいですよ、いつもの場所でいいですか?』
***
彼の職場はここから近いらしく、一緒にいると時折ちらちらと視線を感じることがあった。正直居心地はよくないが、嫌なものでもないので気にしないことにしている。
彼の同僚たちは私と一緒にいるときには滅多に声をかけてこないのだが、挨拶程度の言葉は交わすことがある。類は友を呼ぶ、とはよく言ったもので、彼の周囲には悪意を持つ人なんていないのではないかと思うほど、純真な人が集まっているようだ。事情を話していないのか、人のいい彼の同僚たちは好意的な目で私を見てくれる。口癖のように「大ちゃんは優しいから」「大ちゃんをよろしく」などと言われる度、心が重く沈んだ。
「……人望、あるんですね。」
「そんなことないですよ、僕が頼りないからみんな心配してくれてるんです。」
ふふ、と笑う彼に卑屈なところはなく、ただ純粋にそう思っているのだと伝わってくる。
おっとりと笑う大貴君に、なんだか安心する。こういう人だから、周りに人が集まってくるのだろう。
「あ、そうだ。だい…深谷さん、チョコレート好き?」
「え、急にどうしたんですか。好きですよ。」
「じゃあ、これ、よかったら」
私は鞄の中から、今日もらった試供品のサンプルを大貴君に渡す。
「新商品の試供品。今手掛けてるクライアントさんから好意でいただいたんだけど、たくさんもらって食べきれないから…。」
「そうなんですね。ありがとうございます、いただきますね。」
ほくほくと嬉しげにほほ笑む大貴君にこちらも、頬が緩む。
「お仕事、忙しいですか?」
「ううん、前の会社よりずっと落ち着いてる。昔は―――本当に仕事しかしてなかったから。」
あの頃は終電の時刻を過ぎても、企画書とにらめっこをし、職場のソファで仮眠なんて、ざらだった。早く、大きな案件を任せてもらえるようになりたくて、とにかく必死に、なりふり構わず、走っていた。そして、その隣にはいつも、「彼」がいて。
「今も、そんな顔をするんですか…」
「え」
ぽつり、とつぶやいた大貴君の言葉に私は気が付かなかった。
「なんでもないです。それより、こないだ話していた件なんですけど」
「あ、そっか、そうでしたね。」
彼との居心地のいい時間にすっかり本来の趣旨を忘れていた私は慌てて、ノートパソコンを鞄から取り出した。
「少し、見せていただいて大丈夫ですか?」
「うん…」
すっと、大貴君の顔が近づいて、心臓がひとつ音を立てた。
「あ、もし中に社外秘の情報とか入ってたら…」
「大丈夫、全部抜いてあ…」
顔を上げた大貴君と、至近距離で目が合い、私は思わず言葉を止めた。
「っ……あ…その、すみません…」
大貴君は慌てて、私から体を離す。
ちょっと、顔が近かっただけじゃない。そんなに慌てなくたって。どんだけ免疫ないのよ。震える指先に、真っ赤な耳。本当にこの人は。
おかしいと思うのに、笑えなくて、また、胸が苦しくなる。
***
「あー、深谷さんだー」
珈琲を片手に声をかけてきた、女の子の姿に、おや、と思う。彼の同僚は大概男性ばかりだったので、若い女の子の姿は新鮮だった。
「あれー…もしかして…彼女さんですか?」
茶化すような口調の中にどこか棘を感じる。女同士にしか分からない、この感覚。こちらを見るその視線に、少し嫉妬がにじんでいることに気が付き、納得した。要するに、探りを入れにきたわけだ。
「違うよ、友人。」
彼はちらりと私を見ると少し慌てた様子で、首を振った。しばらく聞いていなかった懐かしい砕けた口調に、色々な感情が去来する。
「そうなんですね、変なこと聞いちゃってすみません。じゃあ、私とも今度二人で会ってくださいよ。深谷さんともっと仲良くなりたいです。」
なかなか押しの強い子だ。気弱な彼がたじたじになっている。
「あの、えっと……二人は、ちょっと……」
「もー、冗談ですよ。でも、妬けちゃうなー。今度、また色々聞かせてくださいね。」
こちらを見てにっこりと笑いかける。あ、しっかり牽制されている。
「あの子が…相談していた後輩です。」
彼女が完全に立ち去ると、小さな声で彼がぽつりと言った。
「いい子じゃ、ないですか。」
声が尖るのを隠そうとして、私は無理やり口角を上げた。
「あ…えっと…そうなんですけど…」
彼が口ごもる。彼が言いたいことはなんとはなしにわかる。
仕事とは関係なく、甘えるような彼女の態度に彼は戸惑っているのだと。そんな女の子達は、職場で山のように見てきた。その態度を好意的に見られる男性ばかりでないことも。分かっているのに、なんだろう。この、不愉快な痛みは。
「私の、相談なんて、いらないんじゃないですか?」
「天音さん?」
彼が驚いたように顔を上げた。
「あ……なんでも、ないんです。ごめんなさい、疲れてるのかな。」
どうして、今更、こんな感情。
「天音さん、あの」
今は、何も聞きたくない。
「―――なんか、ここ暑いですね。ちょっと頭冷やしてきます。」
机の上に置いていた携帯を手にとって、外に出る。
「え、ちょっと」
「すぐ戻りますから」
突然店の中に置いてきぼりを食らった彼は、さぞかし不可解だと思っていることだろう。けれど、自分の胸の中に芽生えたこの感情を隠したかった。
少し涼しくなった夜の風に当たって、少しずつ気持ちも落ち着いてくる。人気の少ない、裏通りに着くと、私はほっと息をついた。
私は―――どうしようもない女だ。今も、あの時も。
携帯をぎゅっと握りしめる。
「好き」とか「愛おしい」とか、大人になるとそういう感情が曖昧になっていく。子供の頃は鮮明だったその気持ちが、今、本物なのか、嘘なのか、色々な経験を経て、時々分からなくなる。
今日会った彼女には確かに、大貴君への想いがあった。ぶれることのないその自信のある好意は一体どこから生まれるのだろう。
息をそっとついて、目を閉じる。
――大丈夫。まだ、大丈夫。
「よし」
店に戻ろうと顔を上げると、顔色をなくした彼が立っていた。
彼の隣は居心地がとてもよくて。けれど、多分それはまだ恋ではなくて。他の人が心の中にいる私は、付き合うことになってからも、恋人としてそれ以上先に進めずにいた。
優しすぎる彼は、そんな身勝手な私を許してくれたけれど、その度、罪悪感で胸が締め付けられた。
――あの時もそう。
別れ際、手を振って別れようとした時、不意に強い力で腕をつかまれた。
「あ、天音さん!」
切羽詰まったような彼の声が何を求めているのか分かって私は焦った。いつもは穏やかに凪いで安心させてくれる瞳が、今は熱く、焦がれるような炎を宿し、私をかき乱す。
痛いほど心臓が鳴る。
彼のことは好きだ。人として好ましいと思っている。けれど、まだ恋情じゃない。
もし、この口づけを受けたら、恋に変わる?あの人を忘れられる?
熱い掌の温度に、体が溶けてしまいそう。しばらくぶりの口づけの予感に、体が震えた。
――でも、それでいいの?
すんでのところで目が覚めた。
近づいてきた胸を押し返すと、あっさりと彼は身を引いた。
「あ、その…すみません…」
しゅんとうなだれるその姿に、罪悪感と、後悔が胸をかすめた。その時の彼は酷く、傷ついた顔をしていて、それはよく覚えている。
「あ…と、こういうのは、また別の機会に」
彼の顔をそれ以上見ていられなくて、私は、ごまかすように笑うと逃げたのだ。
***
今も、彼の優しさが痛い。
自分の相談を、と言いながら、その実彼は私を甘やかす。疲れていないか、落ち込んでいないか、気をまわして接してくれる。そんな彼の隣は当たり前だけれど、かつてと同じように居心地がよく、そして、そんな彼の優しさに少し後ろめたさを覚える。
酷い、最低の付き合い方をした。恨まれていても、憎まれていても仕方がないと思った。それなのに、どうして、彼は私に会おうとするのだろう。
昔のように、「天音さん」と落とすように言われると、落ち着かない。
ぶぶ、と小さなバイブ音を立てて、携帯が鳴った。
『――こないだ天音さんが気にしていたパソコンのバグなんですけど、多分、解決策見つかったと思います。もし、お時間があれば、お会いできませんか?』
絵文字の混じった可愛らしい、彼らしいラインだった。
1年前に買い替えた携帯には、親しいごくわずかの友人の連絡先だけが入っている。その中に、彼の連絡先があることに、笑えてくる。あの日、私は関係者の連絡先をすべて消し去るために携帯を変えたというのに。
――私はずるい女だ。
カフェに足を踏み入れた時だって、本当はどこかで期待していた。
彼ともう一度出会うことを。
大貴君に会ったのも何かの縁だったのだろう。もう1年たった。ずっと逃げてきたあの頃の自分と、少し対話するのも悪くない。そんな言い訳をいくつもしながら。
本当はもう、彼を傷つけないために会わないほうがいい。分かっているけれど、彼が提案する「友人」の立ち位置があまりに心地よすぎて、私はそこから動きだせずにいる。
『いいですよ、いつもの場所でいいですか?』
***
彼の職場はここから近いらしく、一緒にいると時折ちらちらと視線を感じることがあった。正直居心地はよくないが、嫌なものでもないので気にしないことにしている。
彼の同僚たちは私と一緒にいるときには滅多に声をかけてこないのだが、挨拶程度の言葉は交わすことがある。類は友を呼ぶ、とはよく言ったもので、彼の周囲には悪意を持つ人なんていないのではないかと思うほど、純真な人が集まっているようだ。事情を話していないのか、人のいい彼の同僚たちは好意的な目で私を見てくれる。口癖のように「大ちゃんは優しいから」「大ちゃんをよろしく」などと言われる度、心が重く沈んだ。
「……人望、あるんですね。」
「そんなことないですよ、僕が頼りないからみんな心配してくれてるんです。」
ふふ、と笑う彼に卑屈なところはなく、ただ純粋にそう思っているのだと伝わってくる。
おっとりと笑う大貴君に、なんだか安心する。こういう人だから、周りに人が集まってくるのだろう。
「あ、そうだ。だい…深谷さん、チョコレート好き?」
「え、急にどうしたんですか。好きですよ。」
「じゃあ、これ、よかったら」
私は鞄の中から、今日もらった試供品のサンプルを大貴君に渡す。
「新商品の試供品。今手掛けてるクライアントさんから好意でいただいたんだけど、たくさんもらって食べきれないから…。」
「そうなんですね。ありがとうございます、いただきますね。」
ほくほくと嬉しげにほほ笑む大貴君にこちらも、頬が緩む。
「お仕事、忙しいですか?」
「ううん、前の会社よりずっと落ち着いてる。昔は―――本当に仕事しかしてなかったから。」
あの頃は終電の時刻を過ぎても、企画書とにらめっこをし、職場のソファで仮眠なんて、ざらだった。早く、大きな案件を任せてもらえるようになりたくて、とにかく必死に、なりふり構わず、走っていた。そして、その隣にはいつも、「彼」がいて。
「今も、そんな顔をするんですか…」
「え」
ぽつり、とつぶやいた大貴君の言葉に私は気が付かなかった。
「なんでもないです。それより、こないだ話していた件なんですけど」
「あ、そっか、そうでしたね。」
彼との居心地のいい時間にすっかり本来の趣旨を忘れていた私は慌てて、ノートパソコンを鞄から取り出した。
「少し、見せていただいて大丈夫ですか?」
「うん…」
すっと、大貴君の顔が近づいて、心臓がひとつ音を立てた。
「あ、もし中に社外秘の情報とか入ってたら…」
「大丈夫、全部抜いてあ…」
顔を上げた大貴君と、至近距離で目が合い、私は思わず言葉を止めた。
「っ……あ…その、すみません…」
大貴君は慌てて、私から体を離す。
ちょっと、顔が近かっただけじゃない。そんなに慌てなくたって。どんだけ免疫ないのよ。震える指先に、真っ赤な耳。本当にこの人は。
おかしいと思うのに、笑えなくて、また、胸が苦しくなる。
***
「あー、深谷さんだー」
珈琲を片手に声をかけてきた、女の子の姿に、おや、と思う。彼の同僚は大概男性ばかりだったので、若い女の子の姿は新鮮だった。
「あれー…もしかして…彼女さんですか?」
茶化すような口調の中にどこか棘を感じる。女同士にしか分からない、この感覚。こちらを見るその視線に、少し嫉妬がにじんでいることに気が付き、納得した。要するに、探りを入れにきたわけだ。
「違うよ、友人。」
彼はちらりと私を見ると少し慌てた様子で、首を振った。しばらく聞いていなかった懐かしい砕けた口調に、色々な感情が去来する。
「そうなんですね、変なこと聞いちゃってすみません。じゃあ、私とも今度二人で会ってくださいよ。深谷さんともっと仲良くなりたいです。」
なかなか押しの強い子だ。気弱な彼がたじたじになっている。
「あの、えっと……二人は、ちょっと……」
「もー、冗談ですよ。でも、妬けちゃうなー。今度、また色々聞かせてくださいね。」
こちらを見てにっこりと笑いかける。あ、しっかり牽制されている。
「あの子が…相談していた後輩です。」
彼女が完全に立ち去ると、小さな声で彼がぽつりと言った。
「いい子じゃ、ないですか。」
声が尖るのを隠そうとして、私は無理やり口角を上げた。
「あ…えっと…そうなんですけど…」
彼が口ごもる。彼が言いたいことはなんとはなしにわかる。
仕事とは関係なく、甘えるような彼女の態度に彼は戸惑っているのだと。そんな女の子達は、職場で山のように見てきた。その態度を好意的に見られる男性ばかりでないことも。分かっているのに、なんだろう。この、不愉快な痛みは。
「私の、相談なんて、いらないんじゃないですか?」
「天音さん?」
彼が驚いたように顔を上げた。
「あ……なんでも、ないんです。ごめんなさい、疲れてるのかな。」
どうして、今更、こんな感情。
「天音さん、あの」
今は、何も聞きたくない。
「―――なんか、ここ暑いですね。ちょっと頭冷やしてきます。」
机の上に置いていた携帯を手にとって、外に出る。
「え、ちょっと」
「すぐ戻りますから」
突然店の中に置いてきぼりを食らった彼は、さぞかし不可解だと思っていることだろう。けれど、自分の胸の中に芽生えたこの感情を隠したかった。
少し涼しくなった夜の風に当たって、少しずつ気持ちも落ち着いてくる。人気の少ない、裏通りに着くと、私はほっと息をついた。
私は―――どうしようもない女だ。今も、あの時も。
携帯をぎゅっと握りしめる。
「好き」とか「愛おしい」とか、大人になるとそういう感情が曖昧になっていく。子供の頃は鮮明だったその気持ちが、今、本物なのか、嘘なのか、色々な経験を経て、時々分からなくなる。
今日会った彼女には確かに、大貴君への想いがあった。ぶれることのないその自信のある好意は一体どこから生まれるのだろう。
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