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第一章 アルカとミラ
22 悪徳奴隷商のアジト①
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彼らの話曰く、『お頭』とはこの辺りの悪徳奴隷商を束ねる存在らしい。
ちなみに悪徳奴隷商って言うのは本来の国を通した奴隷売買では無く、裏ルートで違法に手にした奴隷を同じく裏で売買しているとんでもない極悪人のこと。
当然許す価値の無いゴミなので、この際にとっちめておこうという訳だ。
で、この辺りにアジトがあるらしいので早速乗り込むことにした。
勿論ミラと共に。
「何だてめえらは。ここが誰のアジトか分かって乗り込んできたんだろうなぁ」
「悪徳奴隷商のアジトだよね? 知ってるよ」
「んなっ!? そ、それをどこで……! いやいい、ここで口封じしちまえば変わらねえからよぉ!!」
案の定、見張り的な人が攻撃をしてきた。
ので、容赦なくぶち飛ばす。
「ぐげぇぇっ!!」
圧倒的なまでの腕力の差により遠方へと吹き飛んで行く見張り。
女の子に負けちゃうなんて情けないね。
まあ片方は勇者の血筋だし、片方は黒龍の少女だけど。
どこぞの覆面盗賊もびっくりな程に、厄介な相手に目をつけられちゃった訳だ。
「じゃ、入ろうか」
「そうね。でも警戒はしておきなさい。何をしてくるかわからないもの」
ミラは表情を曇らせながらそう言う。
やっぱり過去に何かあったんだ……でも、迂闊に聞いて良いものでもないよねきっと。
「な、なんだお前らは! クソッ、見張りは何をやってやがる!」
中に入ると、またもや厳つい男たちが出てきた。
「全員吹っ飛ばしたよ」
「あ、ありえねぇ! 女二人に負ける訳がねえだろうがよぉ!」
「じゃあ、確かめてみる?」
「おいおい、正気か? 後悔することになるぞ」
と、そんな感じで勇ましく襲い掛かって来た男たちを容赦なくぶち飛ばしていく。
「大したこと無かったね」
「そうね。まあ、ただの下っ端ならこの程度かしら」
「な、何者なんだお前らは……」
「ただの冒険者だよ」
「そんな訳……ぐふっ」
限界を迎えたのか気絶してしまったようだ。
他の男たちもバチボコにぶちのめされてしまったからか抵抗心は無いみたい。
「なんだ騒がしい。……って、何事だこれは!?」
明らかに他とは違う、派手な格好をした男が奥から出てきた。
あれだけ派手に暴れたからね。流石に出てくるか。
「まさか、お前らがやったと言うのか?」
驚いてはいるものの、至って冷静に男はそう言う。
流石は悪徳奴隷商のトップって感じ。肝が据わっていると言うか、丹力があると言うか。
「そう……って言ったら?」
「なに、簡単なことよ。死んだ方がマシな程度には痛い目にあってもらい、その後は調教して性奴隷にするまでだ。安心したまえ。見たところ、二人共かなりの上玉のようだからな。高値で売れるのは確実だろうよ」
男はジロジロと私とミラの全身を舐めるように見ている。
確かに私は……アルカ・ルーンは相当な美少女だからね。
性奴隷としての商品価値と言う点では、横に並び立つ者はそれこそ他のヒロインくらいのものだと思う。
「残念だけど、それは無いわよ」
けど、私もミラもそのつもりは無い。
せっかくこうしてアルストの世界に来れたのに奴隷なんかになってたまるかっての。
「何だと? ははは、下っ端を倒したくらいで随分と強気なものだ。いや、待て。そうかお前は……」
突然、男は動揺し始めた。
それはもう先ほどまでの冷静さはどこにいったのかってくらいに。
ミラの顔を確認した瞬間にそうなったってことは多分、原因は間違いなく彼女だよね。
「お前、どうしてその姿のままなのだ……!」
「あら? そう言えば、貴方には正体を明かしていなかったわね。ほら、これでわかるかしら」
ミラは体の一部を黒龍としてのそれに変え、男に見せた。
すると男は慌てた様子で私たちから距離を取ろうとする。
その顔は混乱と恐怖で一杯になっていた。
「んなっ……!? その腕、その角! まさか、竜人なのか!? あ、ありえん……そんな存在が人の世にいるはずが……」
かと思えば気絶してしまった。限界を超えた恐怖に耐えられなかったってことかな。
けど、それならそれで私たち的には好都合。
……問題はむしろ、ミラの方だね。
「ミラ? ……この人と会った事あるの?」
どう考えてもミラと悪徳奴隷商の間には何かがある。
今後も一緒に暮らすなら、いっそここで聞いておいた方が良いのかも。
「……ええ、以前私を奴隷として売ろうとした奴隷商の中にこの男もいたのよ。あの時は下っ端だったみたいだけれどね。恐らく30年は前じゃないかしら」
30年……かぁ。確かにそれだけ前なら見た目が変わらないのはおかしいもんね。
と言うか、下っ端がお頭と呼ばれるまでになるって相当な成り上がりじゃん。
何と言うか、それだけ頑張ってここまで来たのにとんでも無いのに目を付けられて大変だね。
まあ同情はしないけど。
「ねえ、その時ミラは……大丈夫だったの?」
「結論から言えば、『私は』大丈夫だったわ。けど、あの時はまだ人間と完全に敵対していた訳では無いの。そのせいで私は、彼女たちを守れなかった」
そう言うミラの顔は憎しみと悲しみに満ちている。
これは、あまり深堀するべきじゃ無かったかもしれない。
嫌なことを思い出させてしまっただけじゃんか。
「奴隷として売られそうになっていた子たちと仲良くなったのが間違っていたのかもしれないわね。どうせ寿命も違うのだから。すぐに会えなくなってしまうのに」
「……そんなことは無いよ」
「……?」
ううん、やっぱり聞いて正解。
ミラがやたら距離間が近い理由もきっとこれだから。
彼女はきっと……寂しかったんだ。
「出会いに無駄なんてこと……絶対にないよ」
「そうね。……そうかもしれないわね。私もそう思いたかった。けれど……」
「なら私が、ずっとミラのそばにいる!」
「貴方が……? けれど貴方は人間で、すぐにまた離れ離れになってしまうわ」
「それなら、一つ方法があるよ」
確かにアルカ・ルーンは勇者の血筋と言えどただの人間。
ほぼ永久に等しい寿命を持つ黒龍と比べればその寿命はあっという間だよ。
けど、それをどうにかする方法が一つだけある。
「聖剣を見つけるの」
聖剣。それこそが二人の寿命差をどうにかする唯一の方法だった。
ちなみに悪徳奴隷商って言うのは本来の国を通した奴隷売買では無く、裏ルートで違法に手にした奴隷を同じく裏で売買しているとんでもない極悪人のこと。
当然許す価値の無いゴミなので、この際にとっちめておこうという訳だ。
で、この辺りにアジトがあるらしいので早速乗り込むことにした。
勿論ミラと共に。
「何だてめえらは。ここが誰のアジトか分かって乗り込んできたんだろうなぁ」
「悪徳奴隷商のアジトだよね? 知ってるよ」
「んなっ!? そ、それをどこで……! いやいい、ここで口封じしちまえば変わらねえからよぉ!!」
案の定、見張り的な人が攻撃をしてきた。
ので、容赦なくぶち飛ばす。
「ぐげぇぇっ!!」
圧倒的なまでの腕力の差により遠方へと吹き飛んで行く見張り。
女の子に負けちゃうなんて情けないね。
まあ片方は勇者の血筋だし、片方は黒龍の少女だけど。
どこぞの覆面盗賊もびっくりな程に、厄介な相手に目をつけられちゃった訳だ。
「じゃ、入ろうか」
「そうね。でも警戒はしておきなさい。何をしてくるかわからないもの」
ミラは表情を曇らせながらそう言う。
やっぱり過去に何かあったんだ……でも、迂闊に聞いて良いものでもないよねきっと。
「な、なんだお前らは! クソッ、見張りは何をやってやがる!」
中に入ると、またもや厳つい男たちが出てきた。
「全員吹っ飛ばしたよ」
「あ、ありえねぇ! 女二人に負ける訳がねえだろうがよぉ!」
「じゃあ、確かめてみる?」
「おいおい、正気か? 後悔することになるぞ」
と、そんな感じで勇ましく襲い掛かって来た男たちを容赦なくぶち飛ばしていく。
「大したこと無かったね」
「そうね。まあ、ただの下っ端ならこの程度かしら」
「な、何者なんだお前らは……」
「ただの冒険者だよ」
「そんな訳……ぐふっ」
限界を迎えたのか気絶してしまったようだ。
他の男たちもバチボコにぶちのめされてしまったからか抵抗心は無いみたい。
「なんだ騒がしい。……って、何事だこれは!?」
明らかに他とは違う、派手な格好をした男が奥から出てきた。
あれだけ派手に暴れたからね。流石に出てくるか。
「まさか、お前らがやったと言うのか?」
驚いてはいるものの、至って冷静に男はそう言う。
流石は悪徳奴隷商のトップって感じ。肝が据わっていると言うか、丹力があると言うか。
「そう……って言ったら?」
「なに、簡単なことよ。死んだ方がマシな程度には痛い目にあってもらい、その後は調教して性奴隷にするまでだ。安心したまえ。見たところ、二人共かなりの上玉のようだからな。高値で売れるのは確実だろうよ」
男はジロジロと私とミラの全身を舐めるように見ている。
確かに私は……アルカ・ルーンは相当な美少女だからね。
性奴隷としての商品価値と言う点では、横に並び立つ者はそれこそ他のヒロインくらいのものだと思う。
「残念だけど、それは無いわよ」
けど、私もミラもそのつもりは無い。
せっかくこうしてアルストの世界に来れたのに奴隷なんかになってたまるかっての。
「何だと? ははは、下っ端を倒したくらいで随分と強気なものだ。いや、待て。そうかお前は……」
突然、男は動揺し始めた。
それはもう先ほどまでの冷静さはどこにいったのかってくらいに。
ミラの顔を確認した瞬間にそうなったってことは多分、原因は間違いなく彼女だよね。
「お前、どうしてその姿のままなのだ……!」
「あら? そう言えば、貴方には正体を明かしていなかったわね。ほら、これでわかるかしら」
ミラは体の一部を黒龍としてのそれに変え、男に見せた。
すると男は慌てた様子で私たちから距離を取ろうとする。
その顔は混乱と恐怖で一杯になっていた。
「んなっ……!? その腕、その角! まさか、竜人なのか!? あ、ありえん……そんな存在が人の世にいるはずが……」
かと思えば気絶してしまった。限界を超えた恐怖に耐えられなかったってことかな。
けど、それならそれで私たち的には好都合。
……問題はむしろ、ミラの方だね。
「ミラ? ……この人と会った事あるの?」
どう考えてもミラと悪徳奴隷商の間には何かがある。
今後も一緒に暮らすなら、いっそここで聞いておいた方が良いのかも。
「……ええ、以前私を奴隷として売ろうとした奴隷商の中にこの男もいたのよ。あの時は下っ端だったみたいだけれどね。恐らく30年は前じゃないかしら」
30年……かぁ。確かにそれだけ前なら見た目が変わらないのはおかしいもんね。
と言うか、下っ端がお頭と呼ばれるまでになるって相当な成り上がりじゃん。
何と言うか、それだけ頑張ってここまで来たのにとんでも無いのに目を付けられて大変だね。
まあ同情はしないけど。
「ねえ、その時ミラは……大丈夫だったの?」
「結論から言えば、『私は』大丈夫だったわ。けど、あの時はまだ人間と完全に敵対していた訳では無いの。そのせいで私は、彼女たちを守れなかった」
そう言うミラの顔は憎しみと悲しみに満ちている。
これは、あまり深堀するべきじゃ無かったかもしれない。
嫌なことを思い出させてしまっただけじゃんか。
「奴隷として売られそうになっていた子たちと仲良くなったのが間違っていたのかもしれないわね。どうせ寿命も違うのだから。すぐに会えなくなってしまうのに」
「……そんなことは無いよ」
「……?」
ううん、やっぱり聞いて正解。
ミラがやたら距離間が近い理由もきっとこれだから。
彼女はきっと……寂しかったんだ。
「出会いに無駄なんてこと……絶対にないよ」
「そうね。……そうかもしれないわね。私もそう思いたかった。けれど……」
「なら私が、ずっとミラのそばにいる!」
「貴方が……? けれど貴方は人間で、すぐにまた離れ離れになってしまうわ」
「それなら、一つ方法があるよ」
確かにアルカ・ルーンは勇者の血筋と言えどただの人間。
ほぼ永久に等しい寿命を持つ黒龍と比べればその寿命はあっという間だよ。
けど、それをどうにかする方法が一つだけある。
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