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第二章
第五話 これはカレンとデート!
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~アリサ視点~
アタシことアリサは、温泉から出て行くカレンの背中を見つめたまま、追いかけようとはなかった。
「何よ。人が心配して言っているのに、あんな態度を取らなくてもいいじゃない。カレンのバカ」
どうしてカレンは、あの男のこと信じられるのよ。男なんてどいつもこいつもケダモノなんだから。
大切な幼馴染を心配して何が悪いのよ。あんなに怒らなくても良いじゃない。
本当にあのユウリとか言う男、ムカつくわ。アタシだって、カレンからあんなに思われたことがないのに。
どうしてカレンは、あの男をあんなに信頼できるの? 何がそこまで彼女の中で、大きな存在にさせているのよ。
考えても答えが出ない。気が付くと、アタシの頭の中はユウリのことでいっぱいになっていた。
「って、どうしてあの男のことをこんなに考えているのよ! おかしいでしょうが!」
思わず温泉から立ち上がり、声を上げる。
今が貸し切り状態でなければ、きっと多くの宿泊客から注目を集めていたかもしれない。
とにかくこうなってしまった以上は、ユウリの何がそんなに良いのか、見定める必要があるわ。
そうと決まれば、直ぐに行動に出るに限る。
温泉から上がると、アタシは脱衣場の方に向かう。
扉を開けて中に入ると、当然ながらカレンの姿はなかった。
脱衣場にある時計に目を向けると、午後四時になっている。
アタシたちが温泉に入ったのは午後三時、体の火照り具合から考えると、カレンが出て行ってから三十分以上は経っていることになるわね。
「アタシとしたことが長風呂しすぎたわ。これも全てユウリのせいなんだから!」
声に出してあの男に八つ当たりする。こうでもしないと、やっていられない気分だった。
濡れた体をタオルで拭き、髪も乾かして浴衣に着替えて脱衣場から出る。
うそ、なんであなたがここにいるの?
暖簾を潜って廊下に出ると、クリーム色の髪を三つ編みとハーフアップの組み合わせにしている女の子が立っていた。彼女は赤い瞳でアタシのことを見てくる。
「カ、カレン、どうしてここに」
予想していなかった人物が目の前に現れ、咄嗟に訊ねる。
うわー、マジで顔を合わせ辛い。どうしてここにいるのよ。今はカレンに顔向けできないのに。
アタシは視線を逸らしながら、彼女が質問に答えるのを待つ。
「あ、あのね、アリサ。さっきはごめんなさい!」
突然幼馴染が頭を下げ、アタシは驚く。
「え、ええ? どう言うこと?」
「アリサが私のことを考えて忠告してくれたのに、ついカッとなってしまってあなたを傷付けたことに気付いたの。だから謝りたくって、ずっと待っていた」
ア、アタシに謝るためにずっと待っていたの!
「どうしてこんなところで待っていたのよ。また戻って一緒に温泉に入ればよかったのに」
「そ、それは色々と問題があるって言うか……と、とにかくアリサにお詫びがしたいのよ。だからデートしましょう」
デ、デート!
ど、どう言うことなの。今までアタシがデートって言った時は、女友達同士での買い物はデートじゃないって言っていたのに!
「だ、大丈夫なの! 熱でもあるんじゃ」
心配して彼女の額に触ろうとすると、カレンは一歩後退する。
「別に熱なんかないわ。何を心配しているのよ。とにかく、準備ができたら外に来て、私待っているから」
ニコッと笑みを浮かべ、カレンは廊下を小走りして離れていく。
「こうしてはいられない。どう言う風の吹き回しなのか分からないけど、カレンの気分が変わらないうちに準備をしないと!」
外に出るために、一旦部屋に戻る。
財布を持ってこないと。せっかくのデートだから、カレンに何かプレゼントしてあげないとね。
気分が高揚している状態で廊下を歩く。すると、黒髪に黒い瞳の青年がこちらに向かって歩いてきたのが見えた。
げ、よりにも寄って、どうしてこのタイミングでユウリと顔を合わせることになるのよ。とにかく、これからカレンとデートって知られたら、絶対に邪魔してくるに決まっているわ。どうにかして誤魔化さないと。
「アリサ、カレンと一緒に温泉に行ったみたいだな。ちょうど俺も入ろうかと思っていたのだけど、湯加減はどうだった?」
「まぁ、まぁだと思うわ。言っておくけど、女湯を覗いてもカレンはいないからね。アタシよりも先に上がっているから」
「誰が覗くか! そんなことしてカレンに嫌われたらどうするんだよ! メリットよりもデメリットの方がでかい!」
ユウリが声を上げて叫ぶ。
本当にこの男って、カレンのことを第一に考えているのね。でも、アタシは絶対に信用しないのだから。いつか化けの皮を剥がしてやる。
そうだ。この男がアタシとカレンのデートを邪魔しないように、温泉に縛り付けておきましょう。
「ねぇ、知っている? この温泉ってね。好きな人のことを思い浮かべながら、二時間入浴していると、恋が実って話よ」
「何! そんなジンクスがあったのか。それは知らなかったな。早速入らないと。それじゃな」
右手を軽く上げ、ユウリはアタシから離れると男の暖簾を潜って脱衣場の中に入って行く。
アハハ! 信じちゃってバーカ! のぼせるまで温泉に入っていなさい。その間にアタシはカレンとの中を更に深めてやるわ!
内心悪態を吐くと、アタシは部屋に戻り、財布を袖のポケットに入れる。
「これで準備よし。待っていてね、カレン! 今行くから!」
邪魔者を温泉に縛り付け、ルンルン気分で部屋を出ると玄関に向かう。
扉を開けて外に出ると、クリーム色の髪の女の子が待っていた。
「遅かったわね。何かあったの?」
「ううん。何もなかったわよ。準備に時間がかかってしまっただけ。さぁ、行きましょう」
「私行きたい場所があるのよ。付いて来て」
カレンが先に歩き出し、彼女の後を歩く感じで付いて行く。
いつもより、カレンの歩くスピードが速くない? まぁ、いいか。きっと行きたい場所に今から向かうから、足取りが軽いのかもしれないわね。
彼女がどこに連れて行ってくれるのか分からないけど、何を買ってあげましょうか。カレンが喜ぶ姿を早く見たいわ。
「ねぇ、カレンが行きたい場所はどの辺なの?」
「町の裏通りにあるお店、隠れた名店なの」
そう言えば、カレンは幼い頃から隠れた名店を見つけ出すのが得意だったわね。今回もこの町で見つけるなんて。今から楽しみだわ。
大好きな人とのお店デートを想像しながら、ひたすら彼女に付いて行く。
本当に隠れた名店のようで、次第に人通りが少なくなった。
今歩いているこの場所も、誰ともすれ違っていない。
夕日が沈み始め、空に星が小さく見え始めている。
「ねぇ、こんなに遠くにあるの? もう、暗くなって来たし、今日は帰って、また明日にしましょうよ」
「そろそろ頃合いかな?」
幼馴染に訊ねると、彼女は小声でポツリと呟く。そして踵を返すと、懐から短剣を取り出した。鞘から銀色の刃が抜かれ、アタシを突き刺そうとしてくる。
え? これっていったい何の冗談?
「アリサ、あなたは邪魔よ! 悪いけど、私のためにリタイアして」
突然の裏切りに、アタシの体は動くことができなかった。
彼女はアタシを許してはいなかった。怒っていたけど、それを表情に出さなかったのだ。そして目障りであるアタシを始末しようと、人気のない場所に連れて来たのね。
「アリサ、死ねぇ!」
「そうはさせるか! 【氷柱】」
カレンの持つ短剣の間合いに入られたその時、聞き覚えのある声が聞こえてきた。それと同時に、地面から氷柱が飛び出してくる。
だけど、いち早く気付いたカレンは、後方に跳躍して氷柱を躱した。
「アリサ、大丈夫か」
「ユ、ユウリ、どうしてここに?」
「そんなの、敵の策に嵌ってのこのこと付いて行くバカ女が見えたからだ。お前にはカレンに見えているかもしれないが、こいつは【認識阻害】のユニークスキルの使い手、サク・アケチだ」
ユウリはカレンにしか見えない女の子に向けて指を差す。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
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どうしてカレンは、あの男のこと信じられるのよ。男なんてどいつもこいつもケダモノなんだから。
大切な幼馴染を心配して何が悪いのよ。あんなに怒らなくても良いじゃない。
本当にあのユウリとか言う男、ムカつくわ。アタシだって、カレンからあんなに思われたことがないのに。
どうしてカレンは、あの男をあんなに信頼できるの? 何がそこまで彼女の中で、大きな存在にさせているのよ。
考えても答えが出ない。気が付くと、アタシの頭の中はユウリのことでいっぱいになっていた。
「って、どうしてあの男のことをこんなに考えているのよ! おかしいでしょうが!」
思わず温泉から立ち上がり、声を上げる。
今が貸し切り状態でなければ、きっと多くの宿泊客から注目を集めていたかもしれない。
とにかくこうなってしまった以上は、ユウリの何がそんなに良いのか、見定める必要があるわ。
そうと決まれば、直ぐに行動に出るに限る。
温泉から上がると、アタシは脱衣場の方に向かう。
扉を開けて中に入ると、当然ながらカレンの姿はなかった。
脱衣場にある時計に目を向けると、午後四時になっている。
アタシたちが温泉に入ったのは午後三時、体の火照り具合から考えると、カレンが出て行ってから三十分以上は経っていることになるわね。
「アタシとしたことが長風呂しすぎたわ。これも全てユウリのせいなんだから!」
声に出してあの男に八つ当たりする。こうでもしないと、やっていられない気分だった。
濡れた体をタオルで拭き、髪も乾かして浴衣に着替えて脱衣場から出る。
うそ、なんであなたがここにいるの?
暖簾を潜って廊下に出ると、クリーム色の髪を三つ編みとハーフアップの組み合わせにしている女の子が立っていた。彼女は赤い瞳でアタシのことを見てくる。
「カ、カレン、どうしてここに」
予想していなかった人物が目の前に現れ、咄嗟に訊ねる。
うわー、マジで顔を合わせ辛い。どうしてここにいるのよ。今はカレンに顔向けできないのに。
アタシは視線を逸らしながら、彼女が質問に答えるのを待つ。
「あ、あのね、アリサ。さっきはごめんなさい!」
突然幼馴染が頭を下げ、アタシは驚く。
「え、ええ? どう言うこと?」
「アリサが私のことを考えて忠告してくれたのに、ついカッとなってしまってあなたを傷付けたことに気付いたの。だから謝りたくって、ずっと待っていた」
ア、アタシに謝るためにずっと待っていたの!
「どうしてこんなところで待っていたのよ。また戻って一緒に温泉に入ればよかったのに」
「そ、それは色々と問題があるって言うか……と、とにかくアリサにお詫びがしたいのよ。だからデートしましょう」
デ、デート!
ど、どう言うことなの。今までアタシがデートって言った時は、女友達同士での買い物はデートじゃないって言っていたのに!
「だ、大丈夫なの! 熱でもあるんじゃ」
心配して彼女の額に触ろうとすると、カレンは一歩後退する。
「別に熱なんかないわ。何を心配しているのよ。とにかく、準備ができたら外に来て、私待っているから」
ニコッと笑みを浮かべ、カレンは廊下を小走りして離れていく。
「こうしてはいられない。どう言う風の吹き回しなのか分からないけど、カレンの気分が変わらないうちに準備をしないと!」
外に出るために、一旦部屋に戻る。
財布を持ってこないと。せっかくのデートだから、カレンに何かプレゼントしてあげないとね。
気分が高揚している状態で廊下を歩く。すると、黒髪に黒い瞳の青年がこちらに向かって歩いてきたのが見えた。
げ、よりにも寄って、どうしてこのタイミングでユウリと顔を合わせることになるのよ。とにかく、これからカレンとデートって知られたら、絶対に邪魔してくるに決まっているわ。どうにかして誤魔化さないと。
「アリサ、カレンと一緒に温泉に行ったみたいだな。ちょうど俺も入ろうかと思っていたのだけど、湯加減はどうだった?」
「まぁ、まぁだと思うわ。言っておくけど、女湯を覗いてもカレンはいないからね。アタシよりも先に上がっているから」
「誰が覗くか! そんなことしてカレンに嫌われたらどうするんだよ! メリットよりもデメリットの方がでかい!」
ユウリが声を上げて叫ぶ。
本当にこの男って、カレンのことを第一に考えているのね。でも、アタシは絶対に信用しないのだから。いつか化けの皮を剥がしてやる。
そうだ。この男がアタシとカレンのデートを邪魔しないように、温泉に縛り付けておきましょう。
「ねぇ、知っている? この温泉ってね。好きな人のことを思い浮かべながら、二時間入浴していると、恋が実って話よ」
「何! そんなジンクスがあったのか。それは知らなかったな。早速入らないと。それじゃな」
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内心悪態を吐くと、アタシは部屋に戻り、財布を袖のポケットに入れる。
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邪魔者を温泉に縛り付け、ルンルン気分で部屋を出ると玄関に向かう。
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「遅かったわね。何かあったの?」
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カレンが先に歩き出し、彼女の後を歩く感じで付いて行く。
いつもより、カレンの歩くスピードが速くない? まぁ、いいか。きっと行きたい場所に今から向かうから、足取りが軽いのかもしれないわね。
彼女がどこに連れて行ってくれるのか分からないけど、何を買ってあげましょうか。カレンが喜ぶ姿を早く見たいわ。
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「町の裏通りにあるお店、隠れた名店なの」
そう言えば、カレンは幼い頃から隠れた名店を見つけ出すのが得意だったわね。今回もこの町で見つけるなんて。今から楽しみだわ。
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本当に隠れた名店のようで、次第に人通りが少なくなった。
今歩いているこの場所も、誰ともすれ違っていない。
夕日が沈み始め、空に星が小さく見え始めている。
「ねぇ、こんなに遠くにあるの? もう、暗くなって来たし、今日は帰って、また明日にしましょうよ」
「そろそろ頃合いかな?」
幼馴染に訊ねると、彼女は小声でポツリと呟く。そして踵を返すと、懐から短剣を取り出した。鞘から銀色の刃が抜かれ、アタシを突き刺そうとしてくる。
え? これっていったい何の冗談?
「アリサ、あなたは邪魔よ! 悪いけど、私のためにリタイアして」
突然の裏切りに、アタシの体は動くことができなかった。
彼女はアタシを許してはいなかった。怒っていたけど、それを表情に出さなかったのだ。そして目障りであるアタシを始末しようと、人気のない場所に連れて来たのね。
「アリサ、死ねぇ!」
「そうはさせるか! 【氷柱】」
カレンの持つ短剣の間合いに入られたその時、聞き覚えのある声が聞こえてきた。それと同時に、地面から氷柱が飛び出してくる。
だけど、いち早く気付いたカレンは、後方に跳躍して氷柱を躱した。
「アリサ、大丈夫か」
「ユ、ユウリ、どうしてここに?」
「そんなの、敵の策に嵌ってのこのこと付いて行くバカ女が見えたからだ。お前にはカレンに見えているかもしれないが、こいつは【認識阻害】のユニークスキルの使い手、サク・アケチだ」
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