140 / 191
第十五章
第七話 魔大陸への空旅
しおりを挟む
翌日、俺たちはもう一度キャプテンモネの造船所を訪れていた。
「どうやら来たみたいだね。早速魔大陸に向かうかい?」
「ああ、頼む」
俺はキャプテンモネを見る。
昨日、ちょっとしたいざこざがあった。それなのに、まるで初めてあったときみたいに俺と接している。
普通なら、少し気まずい表情をしてもおかしくはないのになぁ。
「どうした? ボクの顔に何かついているかい?」
「いや、何でもない。気にしないでくれ」
「安心してくれ。昨日みたいにわざと危険に直面するような運転はしないよ。だけどその代わり、空を縄張りにする魔物が現れたときは頼んだよ」
「分かっている。それに関しては任せてくれ」
キャプテンモネが先にノーチラス号に向かい、彼女の後ろを付いて行く。
飛行船に乗り、キャプテンモネが操縦席に入った。
「俺は甲板で待機しているけれど、みんなはどうする?」
「当然、ワタクシはシロウと一緒ですわ。甲板で空の風景を楽しみます」
「私も、私も! また町が小さくなっていくところを見ていたい!」
「私は客室の方で待機しているよ。最終決戦に備えて準備をしておきたいからね」
「わたしも客室の方におります。戦闘になったときは、怖くても頑張ってサポートをしますので」
『ワン、ワン』
「無理をなさらないでくださいね。わたくしは神獣様と一緒におります」
魔大陸に着くまでの間、どんな風に過ごすのかを仲間たち話すと、甲板に出た。
ちょうどそのタイミングで天井が開き、太陽光が降り注ぐ。
『みんな準備はいいかい? 出発するよ』
あの筒からキャプテンモネの声が聞こえてきたな。もしかして遠くに声を伝えるためのものなのか?
手摺りに捕まり、浮遊するのを待つ。数秒後に飛行船が上昇を始めると、建物の外に出た。
ようやく、これで魔大陸に行くことができる。残りはあと半月くらいしかないよな。満月の日までに、宝玉を取り返して魔王復活を阻止しないと。
飛行船が魔大陸に向かってから一時間が経過した。
今のところは問題なさそうだな。このまま何事もなく、魔大陸に辿り着いてくれればいいのだけど。
そんなことを考えながら周辺を見渡していると、鳥の群れのようなものが見えた。
鳥の大移動か? 飛行船とぶつからなければいいのだけど。いや、さすがにそれはないか。キャプテンモネが、そんなヘマをするわけがない。きっと避けてくれるはずだ。
こちらに向かって飛んで来る群れを注視する。
うん? 鳥にしては大きすぎるな。それによく見たら翼がコウモリのように見える。
「あれはまさか!」
目を凝らしてもう一度群れを見ると、鳥ではないことに気づく。
「ワイバーンだ! ワイバーンが群れでこっちに来た」
飛行船を無視してくれるのならいい。だけど、攻撃してくるようなら撃退しないといけない。
ワイバーンが現れたことを声に出すと、甲板にいたメンバーが俺のところに来る。
「本当ですわね。何体いますの?」
「待って、ワイバーン以外にも声が聞こえる。人が乗っているみたいだよ」
「そう言えば、エルフは遠くの声も聞き取ることができましたわね。クロエさん。どんな風に聞こえましたか?」
「えーとね。ちょっと待って」
ワイバーンの群れを見ながら、クロエは長い耳に手を添える。
「今度ははっきりと聞こえた『アニキ、見慣れない飛行船が見えましたぜ』『ほほう、作りからして高そうじゃないか。こりゃ、金になるものがあるかもしれないな』『おそっちゃいましょう』って言っている」
空賊か。ワイバーンに乗るとは、それなりにライダーとしての技術があるようだな。これは野生のワイバーンと戦うようなやり方では躱されるかもしれない。
「ひとまず様子をみよう」
様子を伺っていると、ワイバーンは散開して飛行船を取り囲むように陣形を取る。
「俺たちは空賊だ。お前たちは完全に包囲されている。ムダな抵抗はやめて金品をよこしやがれ」
空賊の頭だろうか? 大柄の男が金品を渡すように要求してくる。
魔物と戦うことは想定していたが、まさか空賊が襲ってくるとは思わなかったな。ここは簡単に遇らうとするか。
「俺たちは冒険者エグザイルド。お前たちは俺には勝てない。ムダなことはやめて金品は諦めてくれ」
「アニキ、諦めろだって。ここは帰りましょうよ」
「おう、そうだな……てっ、そんなことができるか!」
部下と思われる男が俺の言葉に従おうとすると、大柄の男がノリツッコミを入れる。
「お前たち、今から三秒待ってやる。それまでに金品を用意すれば、命だけは助けてやろう」
「アニキ! 俺、エルフの女の子が欲しいっす!」
「お前は、本当に他種族の女が好きだな。まぁいい。とにかく三秒だけ待ってやる。とにかく持って来い!」
三秒で用意しろとか、こいつらはバカか? 普通に考えてムリだろう。
仕方がない。早いところこいつらを追っ払うか。
「一、ニ……」
「エンハンスドボディ、スピードスター」
「三! おえぇぇぇぇ!」
三秒を数えた瞬間、男はお腹を抑えて胃の中のものをぶち撒ける。
「アニキが急に吐いた! どうしてしまったんすか! 乗り物酔いなんて珍しいですね?」
「そ、そんな訳がないだろうが……お前たち……何をしやがった」
「何って? 普通に腹パンをしただけだけど?」
「それは絶対に嘘っす! だってお前は一歩も動いていないじゃないっすか」
小分の男が俺を嘘吐き呼ばわりする。
いや、俺は全然嘘をついていないのだけどなぁ。普通に瞬足魔法で瞬時にワイバーンに乗って、後は肉体強化の魔法で威力が上がった拳を腹に叩き込んだだけなのだけど。
まぁ、俺の動きが早すぎて目が追い付けなかっただけだろうな。
「この俺をゲロ塗れにしやがって! もう許さん! お前たち、男を殺して女を捕えろ! 売り捌いてやる」
大柄の男が命令をすると、ワイバーンに乗っていた空賊たちが飛行船に飛び降りてきた。
「さぁ、逃げ場は無いぞ! やれ!」
大勢でかかれば倒せると思ったのか? やれやれ、それならその考えが浅はかだと言うことを教えよう。
「グラビティプラス!」
甲板にいる空賊たちに、重力に引きつけられる魔法を使う。すると彼らは膝を突き、頭を甲板に擦りつける。
「お前らどうしてこいつらに土下座をする!」
どうやら、あいつの目には彼らが土下座をしているように見えているようだな。
なら、これを利用しよう。
「こいつらは戦意を失っている。諦めて引き取りに来い!」
「ふざけるな! ならば、俺様が直々に相手をしてやる!」
空賊の頭がワイバーンから飛び降りる。
今なら空中にいるから避けることはできないよな。
「こいつを食いやがれ! アイスボール!」
「どうやら来たみたいだね。早速魔大陸に向かうかい?」
「ああ、頼む」
俺はキャプテンモネを見る。
昨日、ちょっとしたいざこざがあった。それなのに、まるで初めてあったときみたいに俺と接している。
普通なら、少し気まずい表情をしてもおかしくはないのになぁ。
「どうした? ボクの顔に何かついているかい?」
「いや、何でもない。気にしないでくれ」
「安心してくれ。昨日みたいにわざと危険に直面するような運転はしないよ。だけどその代わり、空を縄張りにする魔物が現れたときは頼んだよ」
「分かっている。それに関しては任せてくれ」
キャプテンモネが先にノーチラス号に向かい、彼女の後ろを付いて行く。
飛行船に乗り、キャプテンモネが操縦席に入った。
「俺は甲板で待機しているけれど、みんなはどうする?」
「当然、ワタクシはシロウと一緒ですわ。甲板で空の風景を楽しみます」
「私も、私も! また町が小さくなっていくところを見ていたい!」
「私は客室の方で待機しているよ。最終決戦に備えて準備をしておきたいからね」
「わたしも客室の方におります。戦闘になったときは、怖くても頑張ってサポートをしますので」
『ワン、ワン』
「無理をなさらないでくださいね。わたくしは神獣様と一緒におります」
魔大陸に着くまでの間、どんな風に過ごすのかを仲間たち話すと、甲板に出た。
ちょうどそのタイミングで天井が開き、太陽光が降り注ぐ。
『みんな準備はいいかい? 出発するよ』
あの筒からキャプテンモネの声が聞こえてきたな。もしかして遠くに声を伝えるためのものなのか?
手摺りに捕まり、浮遊するのを待つ。数秒後に飛行船が上昇を始めると、建物の外に出た。
ようやく、これで魔大陸に行くことができる。残りはあと半月くらいしかないよな。満月の日までに、宝玉を取り返して魔王復活を阻止しないと。
飛行船が魔大陸に向かってから一時間が経過した。
今のところは問題なさそうだな。このまま何事もなく、魔大陸に辿り着いてくれればいいのだけど。
そんなことを考えながら周辺を見渡していると、鳥の群れのようなものが見えた。
鳥の大移動か? 飛行船とぶつからなければいいのだけど。いや、さすがにそれはないか。キャプテンモネが、そんなヘマをするわけがない。きっと避けてくれるはずだ。
こちらに向かって飛んで来る群れを注視する。
うん? 鳥にしては大きすぎるな。それによく見たら翼がコウモリのように見える。
「あれはまさか!」
目を凝らしてもう一度群れを見ると、鳥ではないことに気づく。
「ワイバーンだ! ワイバーンが群れでこっちに来た」
飛行船を無視してくれるのならいい。だけど、攻撃してくるようなら撃退しないといけない。
ワイバーンが現れたことを声に出すと、甲板にいたメンバーが俺のところに来る。
「本当ですわね。何体いますの?」
「待って、ワイバーン以外にも声が聞こえる。人が乗っているみたいだよ」
「そう言えば、エルフは遠くの声も聞き取ることができましたわね。クロエさん。どんな風に聞こえましたか?」
「えーとね。ちょっと待って」
ワイバーンの群れを見ながら、クロエは長い耳に手を添える。
「今度ははっきりと聞こえた『アニキ、見慣れない飛行船が見えましたぜ』『ほほう、作りからして高そうじゃないか。こりゃ、金になるものがあるかもしれないな』『おそっちゃいましょう』って言っている」
空賊か。ワイバーンに乗るとは、それなりにライダーとしての技術があるようだな。これは野生のワイバーンと戦うようなやり方では躱されるかもしれない。
「ひとまず様子をみよう」
様子を伺っていると、ワイバーンは散開して飛行船を取り囲むように陣形を取る。
「俺たちは空賊だ。お前たちは完全に包囲されている。ムダな抵抗はやめて金品をよこしやがれ」
空賊の頭だろうか? 大柄の男が金品を渡すように要求してくる。
魔物と戦うことは想定していたが、まさか空賊が襲ってくるとは思わなかったな。ここは簡単に遇らうとするか。
「俺たちは冒険者エグザイルド。お前たちは俺には勝てない。ムダなことはやめて金品は諦めてくれ」
「アニキ、諦めろだって。ここは帰りましょうよ」
「おう、そうだな……てっ、そんなことができるか!」
部下と思われる男が俺の言葉に従おうとすると、大柄の男がノリツッコミを入れる。
「お前たち、今から三秒待ってやる。それまでに金品を用意すれば、命だけは助けてやろう」
「アニキ! 俺、エルフの女の子が欲しいっす!」
「お前は、本当に他種族の女が好きだな。まぁいい。とにかく三秒だけ待ってやる。とにかく持って来い!」
三秒で用意しろとか、こいつらはバカか? 普通に考えてムリだろう。
仕方がない。早いところこいつらを追っ払うか。
「一、ニ……」
「エンハンスドボディ、スピードスター」
「三! おえぇぇぇぇ!」
三秒を数えた瞬間、男はお腹を抑えて胃の中のものをぶち撒ける。
「アニキが急に吐いた! どうしてしまったんすか! 乗り物酔いなんて珍しいですね?」
「そ、そんな訳がないだろうが……お前たち……何をしやがった」
「何って? 普通に腹パンをしただけだけど?」
「それは絶対に嘘っす! だってお前は一歩も動いていないじゃないっすか」
小分の男が俺を嘘吐き呼ばわりする。
いや、俺は全然嘘をついていないのだけどなぁ。普通に瞬足魔法で瞬時にワイバーンに乗って、後は肉体強化の魔法で威力が上がった拳を腹に叩き込んだだけなのだけど。
まぁ、俺の動きが早すぎて目が追い付けなかっただけだろうな。
「この俺をゲロ塗れにしやがって! もう許さん! お前たち、男を殺して女を捕えろ! 売り捌いてやる」
大柄の男が命令をすると、ワイバーンに乗っていた空賊たちが飛行船に飛び降りてきた。
「さぁ、逃げ場は無いぞ! やれ!」
大勢でかかれば倒せると思ったのか? やれやれ、それならその考えが浅はかだと言うことを教えよう。
「グラビティプラス!」
甲板にいる空賊たちに、重力に引きつけられる魔法を使う。すると彼らは膝を突き、頭を甲板に擦りつける。
「お前らどうしてこいつらに土下座をする!」
どうやら、あいつの目には彼らが土下座をしているように見えているようだな。
なら、これを利用しよう。
「こいつらは戦意を失っている。諦めて引き取りに来い!」
「ふざけるな! ならば、俺様が直々に相手をしてやる!」
空賊の頭がワイバーンから飛び降りる。
今なら空中にいるから避けることはできないよな。
「こいつを食いやがれ! アイスボール!」
36
あなたにおすすめの小説
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
趣味で人助けをしていたギルマス、気付いたら愛の重い最強メンバーに囲まれていた
歩く魚
ファンタジー
働きたくない元社畜、異世界で見つけた最適解は――「助成金で生きる」ことだった。
剣と魔法の世界に転生したシンは、冒険者として下積みを積み、ついに夢を叶える。
それは、国家公認の助成金付き制度――ギルド経営によって、働かずに暮らすこと。
そして、その傍で自らの歪んだ性癖を満たすため、誰に頼まれたわけでもない人助けを続けていたがーー
「ご命令と解釈しました、シン様」
「……あなたの命、私に預けてくれるんでしょ?」
次第にギルドには、主人公に執着するメンバーたちが集まり始め、気がつけばギルドは、愛の重い最強集団になっていた。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる