90 / 200
【第10部】東の島国・トヨノクニ開国(物理)編 ~悪役令嬢、黒船になる。鎖国? ならば「開国(物理)」して、美味しいお米と温泉をいただきます
第090話 蹂躙:南蛮の黒鬼、土俵に立つ。……横綱だろうが、物理演算の前では「飛ぶ物体」に過ぎません
しおりを挟む
大会当日。
オワリ城の広場に設けられた特設アリーナは、異様な熱気に包まれていた。
ノブナガが各地から集めた猛者たち、そして物見高い観客たちが、立錐の余地もないほど詰めかけている。
その中には、痩せ細った農民たちの姿も多かった。彼らは皆、飢えを忘れ、目の前の「祭り」に救いを求めているようだった。
「東~! ナゴヤの星、テッポウ山~!」
「西~! 南蛮の黒鬼、レヴィーネ~!」
呼び出しの声と共に、わたしが土俵に上がると、歓声とどよめきが入り混じった轟音が響いた。
わたしの衣装は、ミリア特製の「和風バトルドレス(スパッツ仕様)」。動きやすく、かつエレガント。背中にはV&C商会のロゴが入っている。
「なんだあの格好は!?」
「女が土俵に上がっていいのか?」
「でも、すげぇ美人だぞ……!」
観客たちの反応は様々だ。
だが、対戦相手のテッポウ山は、以前の「体験入門」で投げ飛ばされた屈辱を晴らそうと、殺気立っていた。
「へっ、また会ったな嬢ちゃん! 今度は油断しねえぞ! 土俵の外まで弾き飛ばしてやる!」
テッポウ山が四股を踏むと、ドスン! と土俵が揺れた。
さすがはプロ。気迫が違う。さすがに今回は油断もないようだ。
「……ふふ。いい面構えね」
わたしは悠然と仕切り線に立ち、手をついた。
(身体強化……出力二割)
「はっけよい、のこった!!」
行司の軍配が返る。
テッポウ山が弾丸のように突っ込んでくる。
「ぶちかましィッ!!」
150キロの巨体が、トップスピードで激突する。普通の人間なら、内臓破裂で即死だ。
だが。
パンッ!
わたしは一歩も引かず、正面からその巨体を「掌底」で受け止めた。
左手一本で。
「な、にィッ!?」
テッポウ山の突進が、完全に停止する。
衝撃波がわたしの背後へ抜け、土俵の砂を巻き上げる。
「あら、ごめんなさい。……少し強すぎたかしら?」
わたしはニッコリと笑い、半歩踏み込むと掌底を押し込んだ。
ドォォォンッ!!!
テッポウ山は悲鳴を上げる間もなく、わたしの腕力だけで吹き飛ばされた。
巨体が宙を舞い、観客席の最前列(空けておいた砂かぶり席)へと落下する。
ズザァッ……。
砂埃の中、テッポウ山は白目を剥いて気絶していた。
シーン……。
一瞬の静寂の後、爆発的な歓声が上がった。
「す、すげぇぇぇぇッ!!」
「あんな巨体を片手で!?」
「黒鬼! 黒鬼!」
わたしは優雅に手を振り、土俵を降りた。
「予選? ……準備運動にもならないわね」
その後も、わたしの快進撃は止まらなかった。
二回戦、三回戦。相手が誰であろうと、結果は同じ。
張り手一発で回転させ、デコピンで弾き飛ばし、時には「ジャーマンスープレックス」で芸術的に沈めた。
わたしの物理の前に、既存の相撲テクニックなど無意味だった。
そして、ついに決勝戦。
わたしの前に立ちはだかったのは、異様な姿をした力士だった。
◆◆◆
「東~! 公儀隠密部隊が生み出した最終兵器~! 機械化力士、コンゴウ山~!!」
ズシン、ズシン、プシューッ!
現れたのは、全身を黒光りする鉄の装甲で覆い、背中から蒸気を噴き出している、巨人のような男だった。
いや、男ではない。人と機械を融合させた、サイボーグだ。
妖刀の力と、ラノリアから流出した古代技術を悪用して作られた、殺戮マシーン。
その体重は、優に500キロを超えているだろう。
「……なるほど。将軍家からの刺客、というわけね」
わたしは目を細めた。
観覧席の貴賓席には、ノブナガが身を乗り出してこちらを見ている。彼もまた、この刺客の存在を知りながら、あえてわたしにぶつけたのだ。「これくらい倒せなければ、手は組めん」とでも言うように。
「ターゲット確認。……排除スル」
コンゴウ山の目が赤く光り、機械的な音声を発した。
(ちょっとは楽しめそうね……身体強化は最小限で!)
「はっけよい、のこった!!」
ドォォォォォンッ!!!
正面衝突。
わたしとコンゴウ山が、土俵の中央で激突した。
衝撃波が広がり、最前列の観客の髪が逆立つ。
「ぐっ……! さすがに、重いわね……!」
わたしは歯を食いしばった。
重い。単純な体重差だけではない。蒸気機関による推力が加わり、まるで走る列車を受け止めているようだ。
足元の土俵がミシミシと悲鳴を上げ、わたしの足が土にめり込んでいく。
「圧力上昇。……粉砕スル」
プシュァァァッ!!
コンゴウ山の背中のパイプから蒸気が噴出され、さらに圧力が強まる。
わたしはじりじりと後退させられる。土俵際、徳俵に足がかかる。
「キャーッ! レヴィちゃん!」
「負けないでください! 今夜のお米がかかっています!」
アリスとミリアの悲痛な声援。
お米。
そう、お米だ。
わたしは、あの「極上の米」を手に入れるためにここにいる。
こんな鉄屑風情に、わたしの食卓を邪魔されてたまるか!
「……調子に乗るんじゃないわよ、ブリキ人形がッ!」
わたしは踏ん張った。
大腿四頭筋、ハムストリングス、広背筋、そして脊柱起立筋。
全身の筋肉を連動させ、爆発的なパワーを生み出す。
「わたしの筋肉は……蒸気機関なんかより、熱くて強いのよッ!!」
ドクンッ!!
心臓が早鐘を打ち、気力が血管を駆け巡る。
「ぬんッ!!!」
わたしはコンゴウ山の突進を正面から受け止め、逆に押し返した。
鉄の装甲がミシミシと音を立てて歪む。
「警告。出力限界……警告……」
「限界? ……こちとら、限界なんてとっくに超えてんのよ!」
わたしはコンゴウ山のまわし(鉄製ベルト)をガシッと掴んだ。
そして、一気に体勢を低くし、相手の懐に潜り込む。
「見せてあげるわ。……物理と重力のマリアージュを!」
わたしは500キロの鉄塊を、櫓を担ぐように垂直に引っこ抜いた。
「うおおおおおおおおっ!!」
リフトアップ。
観客が総立ちになる。ノブナガが杯を握り潰す。
わたしはコンゴウ山を頭上に掲げたまま、一瞬静止してみせた。
「――『大陸粉砕・パワーボム』ッッ!!!」
ズドォォォォォォォォォォンッ!!!!!
わたしは全身全霊を込めて、鉄塊を土俵に叩きつけた。
凄まじい轟音と共に、土俵が爆発したかのように弾け飛び、地面が陥没する。
衝撃でコンゴウ山の装甲が弾け飛び、蒸気が暴走して白い煙が立ち込めた。
シーン……。
煙が晴れると、そこにはバラバラになったコンゴウ山の残骸と、その中心で拳を突き上げるわたしの姿があった。
「勝負ありィッ!!」
行司の声が響くと同時に、アリーナが揺れるほどの大歓声が爆発した。
「すげぇぇぇぇッ!」
「本当に勝っちまった!」
「クロオニ! クロオニ!」
わたしは息を整え、貴賓席のノブナガを見上げた。
彼は立ち上がり、ニカッと笑って拍手を送っていた。その目は、「合格だ」と語っている。
「……ふぅ。いい運動になったわ」
わたしは鉄扇を取り出し、優雅に仰いだ。
勝った。
これで、米一俵はわたしのものだ。
オワリ城の広場に設けられた特設アリーナは、異様な熱気に包まれていた。
ノブナガが各地から集めた猛者たち、そして物見高い観客たちが、立錐の余地もないほど詰めかけている。
その中には、痩せ細った農民たちの姿も多かった。彼らは皆、飢えを忘れ、目の前の「祭り」に救いを求めているようだった。
「東~! ナゴヤの星、テッポウ山~!」
「西~! 南蛮の黒鬼、レヴィーネ~!」
呼び出しの声と共に、わたしが土俵に上がると、歓声とどよめきが入り混じった轟音が響いた。
わたしの衣装は、ミリア特製の「和風バトルドレス(スパッツ仕様)」。動きやすく、かつエレガント。背中にはV&C商会のロゴが入っている。
「なんだあの格好は!?」
「女が土俵に上がっていいのか?」
「でも、すげぇ美人だぞ……!」
観客たちの反応は様々だ。
だが、対戦相手のテッポウ山は、以前の「体験入門」で投げ飛ばされた屈辱を晴らそうと、殺気立っていた。
「へっ、また会ったな嬢ちゃん! 今度は油断しねえぞ! 土俵の外まで弾き飛ばしてやる!」
テッポウ山が四股を踏むと、ドスン! と土俵が揺れた。
さすがはプロ。気迫が違う。さすがに今回は油断もないようだ。
「……ふふ。いい面構えね」
わたしは悠然と仕切り線に立ち、手をついた。
(身体強化……出力二割)
「はっけよい、のこった!!」
行司の軍配が返る。
テッポウ山が弾丸のように突っ込んでくる。
「ぶちかましィッ!!」
150キロの巨体が、トップスピードで激突する。普通の人間なら、内臓破裂で即死だ。
だが。
パンッ!
わたしは一歩も引かず、正面からその巨体を「掌底」で受け止めた。
左手一本で。
「な、にィッ!?」
テッポウ山の突進が、完全に停止する。
衝撃波がわたしの背後へ抜け、土俵の砂を巻き上げる。
「あら、ごめんなさい。……少し強すぎたかしら?」
わたしはニッコリと笑い、半歩踏み込むと掌底を押し込んだ。
ドォォォンッ!!!
テッポウ山は悲鳴を上げる間もなく、わたしの腕力だけで吹き飛ばされた。
巨体が宙を舞い、観客席の最前列(空けておいた砂かぶり席)へと落下する。
ズザァッ……。
砂埃の中、テッポウ山は白目を剥いて気絶していた。
シーン……。
一瞬の静寂の後、爆発的な歓声が上がった。
「す、すげぇぇぇぇッ!!」
「あんな巨体を片手で!?」
「黒鬼! 黒鬼!」
わたしは優雅に手を振り、土俵を降りた。
「予選? ……準備運動にもならないわね」
その後も、わたしの快進撃は止まらなかった。
二回戦、三回戦。相手が誰であろうと、結果は同じ。
張り手一発で回転させ、デコピンで弾き飛ばし、時には「ジャーマンスープレックス」で芸術的に沈めた。
わたしの物理の前に、既存の相撲テクニックなど無意味だった。
そして、ついに決勝戦。
わたしの前に立ちはだかったのは、異様な姿をした力士だった。
◆◆◆
「東~! 公儀隠密部隊が生み出した最終兵器~! 機械化力士、コンゴウ山~!!」
ズシン、ズシン、プシューッ!
現れたのは、全身を黒光りする鉄の装甲で覆い、背中から蒸気を噴き出している、巨人のような男だった。
いや、男ではない。人と機械を融合させた、サイボーグだ。
妖刀の力と、ラノリアから流出した古代技術を悪用して作られた、殺戮マシーン。
その体重は、優に500キロを超えているだろう。
「……なるほど。将軍家からの刺客、というわけね」
わたしは目を細めた。
観覧席の貴賓席には、ノブナガが身を乗り出してこちらを見ている。彼もまた、この刺客の存在を知りながら、あえてわたしにぶつけたのだ。「これくらい倒せなければ、手は組めん」とでも言うように。
「ターゲット確認。……排除スル」
コンゴウ山の目が赤く光り、機械的な音声を発した。
(ちょっとは楽しめそうね……身体強化は最小限で!)
「はっけよい、のこった!!」
ドォォォォォンッ!!!
正面衝突。
わたしとコンゴウ山が、土俵の中央で激突した。
衝撃波が広がり、最前列の観客の髪が逆立つ。
「ぐっ……! さすがに、重いわね……!」
わたしは歯を食いしばった。
重い。単純な体重差だけではない。蒸気機関による推力が加わり、まるで走る列車を受け止めているようだ。
足元の土俵がミシミシと悲鳴を上げ、わたしの足が土にめり込んでいく。
「圧力上昇。……粉砕スル」
プシュァァァッ!!
コンゴウ山の背中のパイプから蒸気が噴出され、さらに圧力が強まる。
わたしはじりじりと後退させられる。土俵際、徳俵に足がかかる。
「キャーッ! レヴィちゃん!」
「負けないでください! 今夜のお米がかかっています!」
アリスとミリアの悲痛な声援。
お米。
そう、お米だ。
わたしは、あの「極上の米」を手に入れるためにここにいる。
こんな鉄屑風情に、わたしの食卓を邪魔されてたまるか!
「……調子に乗るんじゃないわよ、ブリキ人形がッ!」
わたしは踏ん張った。
大腿四頭筋、ハムストリングス、広背筋、そして脊柱起立筋。
全身の筋肉を連動させ、爆発的なパワーを生み出す。
「わたしの筋肉は……蒸気機関なんかより、熱くて強いのよッ!!」
ドクンッ!!
心臓が早鐘を打ち、気力が血管を駆け巡る。
「ぬんッ!!!」
わたしはコンゴウ山の突進を正面から受け止め、逆に押し返した。
鉄の装甲がミシミシと音を立てて歪む。
「警告。出力限界……警告……」
「限界? ……こちとら、限界なんてとっくに超えてんのよ!」
わたしはコンゴウ山のまわし(鉄製ベルト)をガシッと掴んだ。
そして、一気に体勢を低くし、相手の懐に潜り込む。
「見せてあげるわ。……物理と重力のマリアージュを!」
わたしは500キロの鉄塊を、櫓を担ぐように垂直に引っこ抜いた。
「うおおおおおおおおっ!!」
リフトアップ。
観客が総立ちになる。ノブナガが杯を握り潰す。
わたしはコンゴウ山を頭上に掲げたまま、一瞬静止してみせた。
「――『大陸粉砕・パワーボム』ッッ!!!」
ズドォォォォォォォォォォンッ!!!!!
わたしは全身全霊を込めて、鉄塊を土俵に叩きつけた。
凄まじい轟音と共に、土俵が爆発したかのように弾け飛び、地面が陥没する。
衝撃でコンゴウ山の装甲が弾け飛び、蒸気が暴走して白い煙が立ち込めた。
シーン……。
煙が晴れると、そこにはバラバラになったコンゴウ山の残骸と、その中心で拳を突き上げるわたしの姿があった。
「勝負ありィッ!!」
行司の声が響くと同時に、アリーナが揺れるほどの大歓声が爆発した。
「すげぇぇぇぇッ!」
「本当に勝っちまった!」
「クロオニ! クロオニ!」
わたしは息を整え、貴賓席のノブナガを見上げた。
彼は立ち上がり、ニカッと笑って拍手を送っていた。その目は、「合格だ」と語っている。
「……ふぅ。いい運動になったわ」
わたしは鉄扇を取り出し、優雅に仰いだ。
勝った。
これで、米一俵はわたしのものだ。
20
あなたにおすすめの小説
勝手にサインしろと仰いましたので、廃嫡書類に国璽を押して差し上げました
鷹 綾
恋愛
「確認? 面倒だ。適当にサインして国璽を押しておけ」
そう言ったのは、王太子アレス。
そう言われたのは、公爵令嬢レイナ・アルヴェルト。
外交も財政も軍備も――
すべてを裏で処理してきたのは彼女だった。
けれど功績はすべて王太子のもの。
感謝も敬意も、ただの一度もない。
そして迎えた舞踏会の夜。
「便利だったが、飾りには向かん」
公開婚約破棄。
それならば、とレイナは微笑む。
「では業務も終了でよろしいですね?」
王太子が望んだ通り、
彼女は“確認”をやめた。
保証を外し、責任を返し、
そして最後に――
「ご確認を」と差し出した書類に、
彼は何も読まずに署名した。
国は契約で成り立っている。
確認しない者に、王の資格はない。
働きたくない公爵令嬢と、
責任を理解しなかった王太子。
静かな契約ざまぁ劇、開幕。
---
前世ブラックOLの私が転生したら悪役令嬢でした
タマ マコト
ファンタジー
過労で倒れたブラック企業勤めのOLは、目を覚ますと公爵令嬢アーデルハイトとして転生していた。しかも立場は“断罪予定の悪役令嬢”。だが彼女は恋愛や王子の愛を選ばず、社交界を「市場」と見抜く。王家の財政が危ういことを察知し、家の莫大な資産と金融知識を武器に“期限付き融資”という刃を突きつける。理想主義の王太子と衝突しながらも、彼女は決意する――破滅を回避するためではない。国家の金脈を握り、国そのものを立て直すために。悪役令嬢の経済戦争が、静かに幕を開ける。
【完結】異世界で幽霊やってます!?
かずきりり
ファンタジー
目が覚めたら、豪華絢爛な寝室……に、浮かぶ俺。
死んだ……?
まさかの幽霊……?
誰にも認識されず、悲しみと孤独が襲う中で、繰り広げられそうな修羅場。
せめて幽霊になるなら異世界とか止めてくれ!!
何故か部屋から逃げる事も出来ず……と思えば、悪役令嬢らしき女の子から離れる事が出来ない!?
どうやら前世ハマっていたゲームの世界に転生したようだけど、既にシナリオとは違う事が起きている……。
そして何と!悪役令嬢は転生者!
俺は……転……死?幽霊……?
どうなる!?悪役令嬢!
ってか、どうなるの俺!?
---------------------
※こちらの作品はカクヨムにも掲載しています。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
【完結】無能と婚約破棄された令嬢、辺境で最強魔導士として覚醒しました
東野あさひ
ファンタジー
無能の烙印、婚約破棄、そして辺境追放――。でもそれ、全部“勘違い”でした。
王国随一の名門貴族令嬢ノクティア・エルヴァーンは、魔力がないと断定され、婚約を破棄されて辺境へと追放された。
だが、誰も知らなかった――彼女が「古代魔術」の適性を持つ唯一の魔導士であることを。
行き着いた先は魔物の脅威に晒されるグランツ砦。
冷徹な司令官カイラスとの出会いをきっかけに、彼女の眠っていた力が次第に目を覚まし始める。
無能令嬢と嘲笑された少女が、辺境で覚醒し、最強へと駆け上がる――!
王都の者たちよ、見ていなさい。今度は私が、あなたたちを見下ろす番です。
これは、“追放令嬢”が辺境から世界を変える、痛快ざまぁ×覚醒ファンタジー。
王女殿下のモラトリアム
あとさん♪
恋愛
「君は彼の気持ちを弄んで、どういうつもりなんだ?!この悪女が!」
突然、怒鳴られたの。
見知らぬ男子生徒から。
それが余りにも突然で反応できなかったの。
この方、まさかと思うけど、わたくしに言ってるの?
わたくし、アンネローゼ・フォン・ローリンゲン。花も恥じらう16歳。この国の王女よ。
先日、学園内で突然無礼者に絡まれたの。
お義姉様が仰るに、学園には色んな人が来るから、何が起こるか分からないんですって!
婚約者も居ない、この先どうなるのか未定の王女などつまらないと思っていたけれど、それ以来、俄然楽しみが増したわ♪
お義姉様が仰るにはピンクブロンドのライバルが現れるそうなのだけど。
え? 違うの?
ライバルって縦ロールなの?
世間というものは、なかなか複雑で一筋縄ではいかない物なのですね。
わたくしの婚約者も学園で捕まえる事が出来るかしら?
この話は、自分は平凡な人間だと思っている王女が、自分のしたい事や好きな人を見つける迄のお話。
※設定はゆるんゆるん
※ざまぁは無いけど、水戸○門的なモノはある。
※明るいラブコメが書きたくて。
※シャティエル王国シリーズ3作目!
※過去拙作『相互理解は難しい(略)』の12年後、
『王宮勤めにも色々ありまして』の10年後の話になります。
上記未読でも話は分かるとは思いますが、お読みいただくともっと面白いかも。
※ちょいちょい修正が入ると思います。誤字撲滅!
※小説家になろうにも投稿しました。
【完】相手が宜しくないヤツだから、とりあえず婚約破棄したい(切実)
桜 鴬
恋愛
私は公爵家令嬢のエリザベート。弟と妹がおりますわ。嫡男の弟には隣国の姫君。妹には侯爵子息。私には皇太子様の婚約者がおります。勿論、政略結婚です。でもこればかりは仕方が有りません。貴族としての義務ですから。ですから私は私なりに、婚約者様の良い所を見つけようと努力をして参りました。尊敬し寄り添える様にと努力を重ねたのです。でも無理!ムリ!絶対に嫌!あからさまな変態加減。更には引きこもりの妹から明かされる真実?もう開いた口が塞がらない。
ヒロインに隠しキャラ?妹も私も悪役令嬢?ならそちらから婚約破棄して下さい。私だけなら国外追放喜んで!なのに何故か執着されてる。
ヒロイン!死ぬ気で攻略しろ!
勿論、やられたら倍返ししますけど。
(異世界転生者が登場しますが、主人公は異世界転生者では有りません。)
続編として【まだまだ宜しくないヤツだけど、とりあえず婚約破棄しない。】があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる