エイミーとマンホール下のハロウィン界

Haru

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最終章

【エピローグ】

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ここはハロウィン界。
エイミーがいなくなってから何日かが経過した。
エイミーがオレ達の前から消えてから、あんなに泣きじゃくっていたフレディも少しづつ元気を取り戻しているし、オレ達は相変わらず皆元気だ。
くだらない話をして笑ったり、時には喧嘩したり、あれから平穏な毎日を過ごしている。
ただ1つ違うのは、エイミー、君がいないことだ。
エイミーはきっと、無事、人間界でたった1つの居場所に戻れたに違い無いだろう。
その代わりに、オレ達のことも、オレ達と過ごした時間も、全部、記憶から消えて忘れて去ってしまっているのだろう。
それでもオレ達が君を忘れることは無い。

「ねえジャック!」

「おいジャック!」

「ニャァ!」

フレディとドクロとイヴに呼ばれて、オレは我に返った。
今、オレ達はロンの時計屋の中にいる。
ここは暖かくて落ち着くので、普段からオレ達の溜まり場のようになっている。
ロンも朗らかに許可してくれているのだ。

「どうかしたのか?」

オレは3人に返事をした。

「ほら、アナベラが」

ドクロの目線の先には、アナベラがいた。
エイミーがこの世界に残していった腕時計は、アナベラが大切に保管している。
まだ数日しか経っていないのに、アナベラは時計を懐かしむかのようにじっくりと見ながら言った。

「エイミーは今頃、どうしているんだろうねえ」

フレディは少し寂しそうな表情を浮かべながらも力強く言った。

「きっと幸せな毎日を過ごしているに違い無いよ」

ドクロも頷き、

「エイミーはおっちょこちょいだから、また会えるかもしれないな」

と言ってカカカカカッと笑った。

それを聞いていたロンが店の奥から言った。

「その腕時計は、一生大切に持っていなくちゃな。
またエイミーと巡り会うことが出来たら、もしかしたら記憶が蘇ることもあるかもしれんでな」

オレ達は深く頷いた。

この腕時計は、オレ達の宝だ。

ロンが言う通り、ずっと大切に保管していなくちゃならない。 

何年先になるかはわからない。


それでも……エイミーがまたこの世界に迷い込んだ、その時の為に。
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