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2章 中学最後の時期
11話 親父の頭皮が・・・勇者さま
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新羅高校の合否通知は直ぐに送られてきた。
早いって?俺もそう思っている。
なんせ、二日後だからな!母ちゃんが二日後の朝に郵便受けへ朝刊を取りに行ったら、新羅高校からの合否通知が届いていて、慌ててリビングへ駆け込んできたから、早過ぎるだろうと思ったよ。
まあ、封を開けて確認したら「合格」って書いてある紙と合格者父兄への案内状が入っていたので、母ちゃんや親父に合格の紙を見せた。
母ちゃんは泣いて喜んでいた。親父はなぜか何度も頷いていた。巫女は「やったね、お兄ちゃん」ってサムズアップしてきたので、サムズアップ仕返した。
んで、合否通知の封筒と合格の紙だけは学校に持って行って麗奈先生に見せたら、やっぱり通知は早過ぎるようだった。
まあ、お陰で俺の高校受験は終わったので卒業まで出席日数を稼ぐために登校するだけになった。
さすがに20年ぶりの同級生である他のクラスのものたちとは、付き合いが稀薄なため、詳しくは知らないが一喜一憂していたようだった。
同じクラスメートは、さすがに同じクラスだからある程度は把握しているが、とりあえず、佐藤はスポーツに力を入れている私立高校に合格出来たようで、安堵していたようだった。
女子達の半分は新羅高校に合格出来たようで、美奈子や桜、雪子も新羅高校に合格したらしく、俺に「また同級生になるね。よろしくね。」と言ってきたので、「こちらこそ」と答えておいた。
俺は新羅高校に合格して進学を決めてからは、昼過ぎで帰宅を許されていたので(ちなみに合格者は同じようにだからな)速攻で帰宅してデーモンクエストをしていた。
おかげで、かなりストーリーを進めることができ、ハーレムモードに移行した。
そして、異世界での嫁たちプラス、助けることができた女性達も新たに嫁に加えることができてハーレム達成率は100%になったかなと思っているので嬉しくなっていた。
ストーリーはそろそろ、魔王を倒す段階にきているので、エンディング間近かなと思っている。
デーモンクエストの攻略サイトはチェックしているが、魔神のことは情報のじの字も載っていなかったので、俺が異世界で経験したことは隠しルートなのだろうかと思っている。
話は変わるが、攻略サイトのおかげで、
女性キャラたちが次元転移する隠しルートが見つかったらしく、
魔法陣が出てきて面白いエンディングを迎えるらしい
ということを知ったので、そのエンディングを見てみたいと思っている。
結構フラグ立てが厳しく難しいようで、詳しく攻略サイトに紹介されていないので、自力で見つけてやろうと思っているが、魔王との決戦前にある些細なフラグ立てをしないとダメらしいというヒントは得ているので、今はそれを探すことに没頭している。
まあ、卒業式が間近になったので、ぼちぼちでもいいかなとも思っていて、楽しみは長くしてエンディングは夏休み前くらいでもいいかなとも思っている。
今日は3月某日、卒業式だ!
無事に3年生全てが進学出来ることになって安心したと麗奈先生から聞いたのだが、なぜか、新羅高校へ進学する生徒たちにはサプライズがあるみたいなことを卒業式直前のHRで聞かされ、俺のクラスの連中は困惑していた。
なので、卒業式を行う体育館への移動中に麗奈先生が新羅高校のOGであることを話して、新羅高校のOBOGなら知ってる学校特有の何かがあるのだろうとの意見を皆に伝えて、他の高校へ進学する連中の嫉妬心を消しておいた。
なんせ、麗奈先生は生徒たちに人気がある先生だから、新羅高校へ進学する生徒たちを贔屓したと思わせるのは、新羅高校へ進学する俺としては面白くなかったからな!
どうやら、麗奈先生は生徒たちが困惑することに気付いていなかったらしく、俺の意見で生徒たちの困惑が解消したことに感謝していた。
俺としては、『手の掛かる妹だ』という気持ちだったので特に気にしていなかった。
まさか、サプライズがあんな事だったとは思いもしなかった。
体育館で保護者や2年生は整列して椅子に座っており、3年生の入場を待っていた。
「卒業生!入場!」
俺は自分の卒業式を幻想的にしてやろうという悪戯心が湧き起こって、3年生の入場とともに色とりどりで色鮮やか妖精たちが体育館中を舞い踊るという幻惑祝福魔法をかけた。
これはちょっと特別で、幻惑だけでなく祝福も合成した魔法のため、ビデオにも撮るようになっている。
おかげで入場は花吹雪の中、舞い踊る妖精たちとともに生徒たちが入場するという演出がされ、俺以外は全て魅了された入場となった。
卒業生最後の入場者が着席すると、妖精たちは祝福しながら消えていき、静寂に包まれる。
体育館内は祝福されたことで、清らかな空気となり、進行役の教師は、気を持ち直して開式の言葉を言い、つつがなく卒業式が進行する。
卒業証書は、卒業生が順に壇上に上がって、校長から授与されていく
「3年B組藤原神(しん)」
「はい!」
俺は、名前を呼ばれて返事を返し、壇上へと上がっていく。
この時、俺はまた悪戯心が湧き起こり、今度は風精霊を召喚した。
すると、羽衣を纏うて宙を舞う美麗な女性に見えるシルフたちが俺の周囲に現れ、俺を中心に宙を舞う。
シルフたちは、ひさびさに呼ばれた事が嬉しく、『SINさま、久しいですね。』と笑顔で語りかけてきた。
俺は、念話で『俺の卒業式だ。祝って欲しい。』と伝えると、『あら、おめでとうございます』と、優雅に舞い始めた。
俺の卒業証書授与は精霊に祝って貰いながらの授与となり、俺の両親が一番驚いていたようだった。
最後の退場も、幻惑祝福魔法によって、幻想的なものとなり、参加者全てが不思議な卒業式を体感したとして卒業式のビデオ映像はYouTubeにアップされ、後日、有名な動画となった。
卒業式を終え、校庭にはそれぞれの別れを惜しむ在校生と卒業生、教師や卒業生たちの保護者がいたが、それぞれに話すことは不思議な卒業式ことであった。
そんな中、神(しん)も家族らと卒業式の写真を撮っていた。
神(しん)の周囲には、可視化していないが、精霊や妖精が飛び交っており、神(しん)も送喚せずにいたので、神(しん)の卒業写真には、家族以外に精霊や妖精が写り込んでいた。
そして、それに気付くのは、数ヶ月後に写真整理をする父親で、思わず素っ頓狂な声を出したことから母親も見に来て放心するという絵図を作ることになった。
両親は、この写真を見て、我が子は神に愛される存在だと思ったみたいだが、実は逆に神である神(しん)の元に集まっていたと知ったら、どうなっていたことか・・・・・・知らないことで両親の安寧は守られることになった。
神(しん)は、春休みに入ったあとは、入学式に向けて、神羅高校の制服を又また、魔改造していた。
神羅高校の制服は、学ランではなくブレザーなのだが、このブレザーは昨年度から某有名デザイナーがプロデュースしており、男子の制服は貴公子風、女子の制服はショートのパーティドレス風と普通の学生服ブレザーから遠く離れたデザインをしており、長髪女顔で細マッチョの風貌をしている神(しん)が着ると正に宝塚歌劇団の男役と言わんばかりの姿をしており、妹の巫女が惚れ直すキッカケになった。
おかげで巫女のお兄ちゃん好きは更に加速度的に悪化していた。
当然のように神(しん)はその事に気づいていなかった。
鈍感勇者の称号はか〜な〜り良い仕事をしたようだ。
おかげで妹大好きな神(しん)が、兄妹の一線を越えず済んでいた。
ちなみに、神(しん)は神になったことで、遺伝子的には問題なくなったので、生物学的にはセーフだが、戸籍的にはアウトであることをココに明記しておく。
神(しん)は気付けるのだろうか?
それはさておき、先ほど話した制服のことだが、当然いろんな付与がされており、異世界のドラゴンが、かすり傷すら付けることができない防御力と能力になっていた。
どうやら神(しん)は、改造が楽しく、はっちゃけてしまい、地球では作れないものになっていたことに気づいていなかったようだ。
そして、神(しん)は、春休みで身長が伸びたことにして、身長を179センチまで伸ばした。
これは、異世界での神(しん)と同じ身長で、手足の長さの違いから違和感があった身体の動きを治したかったからである。
その為、母親と巫女は日に日にデカくなる神(しん)を心配し、父親は用意して神(しん)に渡していた制服が合わなくなるのを心配していた。
当然、神(しん)が改造していた制服は、身長や体格に合うように変化する付与がついているため、心配いらないのだが、それを知らない父親は凄く高かった制服を新調しなければならないと心配していた。
まあ、それは神(しん)が、春休みの途中で成長を見越して調整できるように制服を作って貰っていたと誤魔化すことで解消されたが、その時にはすでに、父親の頭皮は若干薄くなっていた。
神(しん)の春休みはそんな感じで過ぎていった。
早いって?俺もそう思っている。
なんせ、二日後だからな!母ちゃんが二日後の朝に郵便受けへ朝刊を取りに行ったら、新羅高校からの合否通知が届いていて、慌ててリビングへ駆け込んできたから、早過ぎるだろうと思ったよ。
まあ、封を開けて確認したら「合格」って書いてある紙と合格者父兄への案内状が入っていたので、母ちゃんや親父に合格の紙を見せた。
母ちゃんは泣いて喜んでいた。親父はなぜか何度も頷いていた。巫女は「やったね、お兄ちゃん」ってサムズアップしてきたので、サムズアップ仕返した。
んで、合否通知の封筒と合格の紙だけは学校に持って行って麗奈先生に見せたら、やっぱり通知は早過ぎるようだった。
まあ、お陰で俺の高校受験は終わったので卒業まで出席日数を稼ぐために登校するだけになった。
さすがに20年ぶりの同級生である他のクラスのものたちとは、付き合いが稀薄なため、詳しくは知らないが一喜一憂していたようだった。
同じクラスメートは、さすがに同じクラスだからある程度は把握しているが、とりあえず、佐藤はスポーツに力を入れている私立高校に合格出来たようで、安堵していたようだった。
女子達の半分は新羅高校に合格出来たようで、美奈子や桜、雪子も新羅高校に合格したらしく、俺に「また同級生になるね。よろしくね。」と言ってきたので、「こちらこそ」と答えておいた。
俺は新羅高校に合格して進学を決めてからは、昼過ぎで帰宅を許されていたので(ちなみに合格者は同じようにだからな)速攻で帰宅してデーモンクエストをしていた。
おかげで、かなりストーリーを進めることができ、ハーレムモードに移行した。
そして、異世界での嫁たちプラス、助けることができた女性達も新たに嫁に加えることができてハーレム達成率は100%になったかなと思っているので嬉しくなっていた。
ストーリーはそろそろ、魔王を倒す段階にきているので、エンディング間近かなと思っている。
デーモンクエストの攻略サイトはチェックしているが、魔神のことは情報のじの字も載っていなかったので、俺が異世界で経験したことは隠しルートなのだろうかと思っている。
話は変わるが、攻略サイトのおかげで、
女性キャラたちが次元転移する隠しルートが見つかったらしく、
魔法陣が出てきて面白いエンディングを迎えるらしい
ということを知ったので、そのエンディングを見てみたいと思っている。
結構フラグ立てが厳しく難しいようで、詳しく攻略サイトに紹介されていないので、自力で見つけてやろうと思っているが、魔王との決戦前にある些細なフラグ立てをしないとダメらしいというヒントは得ているので、今はそれを探すことに没頭している。
まあ、卒業式が間近になったので、ぼちぼちでもいいかなとも思っていて、楽しみは長くしてエンディングは夏休み前くらいでもいいかなとも思っている。
今日は3月某日、卒業式だ!
無事に3年生全てが進学出来ることになって安心したと麗奈先生から聞いたのだが、なぜか、新羅高校へ進学する生徒たちにはサプライズがあるみたいなことを卒業式直前のHRで聞かされ、俺のクラスの連中は困惑していた。
なので、卒業式を行う体育館への移動中に麗奈先生が新羅高校のOGであることを話して、新羅高校のOBOGなら知ってる学校特有の何かがあるのだろうとの意見を皆に伝えて、他の高校へ進学する連中の嫉妬心を消しておいた。
なんせ、麗奈先生は生徒たちに人気がある先生だから、新羅高校へ進学する生徒たちを贔屓したと思わせるのは、新羅高校へ進学する俺としては面白くなかったからな!
どうやら、麗奈先生は生徒たちが困惑することに気付いていなかったらしく、俺の意見で生徒たちの困惑が解消したことに感謝していた。
俺としては、『手の掛かる妹だ』という気持ちだったので特に気にしていなかった。
まさか、サプライズがあんな事だったとは思いもしなかった。
体育館で保護者や2年生は整列して椅子に座っており、3年生の入場を待っていた。
「卒業生!入場!」
俺は自分の卒業式を幻想的にしてやろうという悪戯心が湧き起こって、3年生の入場とともに色とりどりで色鮮やか妖精たちが体育館中を舞い踊るという幻惑祝福魔法をかけた。
これはちょっと特別で、幻惑だけでなく祝福も合成した魔法のため、ビデオにも撮るようになっている。
おかげで入場は花吹雪の中、舞い踊る妖精たちとともに生徒たちが入場するという演出がされ、俺以外は全て魅了された入場となった。
卒業生最後の入場者が着席すると、妖精たちは祝福しながら消えていき、静寂に包まれる。
体育館内は祝福されたことで、清らかな空気となり、進行役の教師は、気を持ち直して開式の言葉を言い、つつがなく卒業式が進行する。
卒業証書は、卒業生が順に壇上に上がって、校長から授与されていく
「3年B組藤原神(しん)」
「はい!」
俺は、名前を呼ばれて返事を返し、壇上へと上がっていく。
この時、俺はまた悪戯心が湧き起こり、今度は風精霊を召喚した。
すると、羽衣を纏うて宙を舞う美麗な女性に見えるシルフたちが俺の周囲に現れ、俺を中心に宙を舞う。
シルフたちは、ひさびさに呼ばれた事が嬉しく、『SINさま、久しいですね。』と笑顔で語りかけてきた。
俺は、念話で『俺の卒業式だ。祝って欲しい。』と伝えると、『あら、おめでとうございます』と、優雅に舞い始めた。
俺の卒業証書授与は精霊に祝って貰いながらの授与となり、俺の両親が一番驚いていたようだった。
最後の退場も、幻惑祝福魔法によって、幻想的なものとなり、参加者全てが不思議な卒業式を体感したとして卒業式のビデオ映像はYouTubeにアップされ、後日、有名な動画となった。
卒業式を終え、校庭にはそれぞれの別れを惜しむ在校生と卒業生、教師や卒業生たちの保護者がいたが、それぞれに話すことは不思議な卒業式ことであった。
そんな中、神(しん)も家族らと卒業式の写真を撮っていた。
神(しん)の周囲には、可視化していないが、精霊や妖精が飛び交っており、神(しん)も送喚せずにいたので、神(しん)の卒業写真には、家族以外に精霊や妖精が写り込んでいた。
そして、それに気付くのは、数ヶ月後に写真整理をする父親で、思わず素っ頓狂な声を出したことから母親も見に来て放心するという絵図を作ることになった。
両親は、この写真を見て、我が子は神に愛される存在だと思ったみたいだが、実は逆に神である神(しん)の元に集まっていたと知ったら、どうなっていたことか・・・・・・知らないことで両親の安寧は守られることになった。
神(しん)は、春休みに入ったあとは、入学式に向けて、神羅高校の制服を又また、魔改造していた。
神羅高校の制服は、学ランではなくブレザーなのだが、このブレザーは昨年度から某有名デザイナーがプロデュースしており、男子の制服は貴公子風、女子の制服はショートのパーティドレス風と普通の学生服ブレザーから遠く離れたデザインをしており、長髪女顔で細マッチョの風貌をしている神(しん)が着ると正に宝塚歌劇団の男役と言わんばかりの姿をしており、妹の巫女が惚れ直すキッカケになった。
おかげで巫女のお兄ちゃん好きは更に加速度的に悪化していた。
当然のように神(しん)はその事に気づいていなかった。
鈍感勇者の称号はか〜な〜り良い仕事をしたようだ。
おかげで妹大好きな神(しん)が、兄妹の一線を越えず済んでいた。
ちなみに、神(しん)は神になったことで、遺伝子的には問題なくなったので、生物学的にはセーフだが、戸籍的にはアウトであることをココに明記しておく。
神(しん)は気付けるのだろうか?
それはさておき、先ほど話した制服のことだが、当然いろんな付与がされており、異世界のドラゴンが、かすり傷すら付けることができない防御力と能力になっていた。
どうやら神(しん)は、改造が楽しく、はっちゃけてしまい、地球では作れないものになっていたことに気づいていなかったようだ。
そして、神(しん)は、春休みで身長が伸びたことにして、身長を179センチまで伸ばした。
これは、異世界での神(しん)と同じ身長で、手足の長さの違いから違和感があった身体の動きを治したかったからである。
その為、母親と巫女は日に日にデカくなる神(しん)を心配し、父親は用意して神(しん)に渡していた制服が合わなくなるのを心配していた。
当然、神(しん)が改造していた制服は、身長や体格に合うように変化する付与がついているため、心配いらないのだが、それを知らない父親は凄く高かった制服を新調しなければならないと心配していた。
まあ、それは神(しん)が、春休みの途中で成長を見越して調整できるように制服を作って貰っていたと誤魔化すことで解消されたが、その時にはすでに、父親の頭皮は若干薄くなっていた。
神(しん)の春休みはそんな感じで過ぎていった。
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