幼くなって異世界転移しました ~死神の不手際で人生終えました~

如月 八雲

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第二章 異世界ラ・グランデ

二話

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「ん……、ここはどこだ……? 僕は、あの熊を倒して、そのまま気絶してしまったんだよな……」

 僕は、身体を起こして、周りを見渡す。緑色のカーテンが敷かれた窓と、ドアが見える。部屋にはほとんど、装飾も無い、ただ、ベッドとテーブルと椅子があるだけだ。
 ギー……!ドアが開けられ、赤い髪を肩迄伸ばした女性が入って来た。
「あら?眼が覚めた? 一日中眠っていたわよ?」
「そうなんですか? 貴女が僕を……? には見えませんね……」
僕の答えに、笑って返す女性。
「まあ、当然ね。君を連れ帰ったのは、私の旦那よ? 紹介遅れたわね、私の名はサラ・ロンバートよ、よろしくね?」
「よろしくお願いします。自分は、リオです」
サラさんの紹介に返す僕。
「そんなにかしこまらなくて良いわよ? 君は、色々事情があるみたいだけど、私達は気にしないし、詮索するつもりも無いし、話したくなったら、で良いわ」
「ありがとうございます」
「それじゃあ、旦那を呼んで来るから待っていて頂戴?」
「はい」
サラさんは、部屋を出ていった。

「(あの森で、僕を見つけたという事は、彼処を生活圏にしているという事だよな? 彼処の魔物のレベルが、この世界でどの位の階層になるかわからないけど、かなり強い方だと思うんだよな。とりあえず、僕の設定は捨て子、親の顔はおぼえてないという事で……。あの力を気味悪く思われて……という事にしよう。)」

 考えている間に、サラさんが旦那と呼ぶ男を連れて戻って来た。
「こちらが、私の旦那、グレン・ロンバート。グレン、この子の名はリオよ?」
「リオ、グレンだ。よろしくな?」
グレンさん、身長180位でがっしりした男性が挨拶して来た。
「リオ、口数が少なくてごめんなさいね? 根は優しい?男だから。」
「何で、疑問系なんだよ?」
「仕方ないじゃない?とにかく、よろしくね。」
「グレンさん、サラさん、よろしくお願いします。」
僕達は挨拶を交わした。
 
 この二人……、何だかんだ言ったって、熱々なんじゃないか?僕は、当然、口に出しはしないが。
「とりあえず、今、スープを持って来るから食べなさい?お腹空いてるでしょ?今夜は遅いから、詳しい話は明日にしましょう」
「はい、ありがとうございます。」
今夜は、とりあえず、スープを食べて、寝た。

 
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