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土の亜神
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突然水晶の中から現れた男性。
驚きの声をあげるドルネアのホログラムに向けて男性が手をあげると、ドルネアはすっと消え去ってしまった。
「邪魔やから元の施設に帰って貰ったよ。」
うっ!
何故に関西弁?
甲高い声でそう言い放った男性は中肉中背で小太りの男性だ。身体にぴったりとフィットした薄手のウエットスーツのような衣装を着ているので、メタボなお腹の張り出しが目立つ。浅黒い肌で髪はブラウン、白い歯が印象的なおじさんだ。
それにしても顔の造作が地味ねえ。
若干胡散臭そうなリリスの視線を気にする事も無く、その男性はピクシーに近付いてきた。
「ようやく起こしてくれたんやね。感謝するよ、リリス。」
「どうして私の名前を知っているの?」
「僕は半覚醒状態やったからね。君とあの賢者の会話を聞いていたんや。ちなみにこの言葉は君の脳内から面白そうな言語を探った結果やで。」
「これって中毒性のある言語やねえ。」
そう言いながら男性はピクシーに近付いた。
「申し訳ないけどもう少し君の魔力を分けて欲しいなあ。こっちに来てくれへんか?」
「こんな深夜にですか?」
「うん。ごめんな。」
そう言って男性がパチンと指を鳴らすと、リリスの目の前に男性が立っていた。否、リリスが男性の前に現われたと言うのが正確な表現だろう。
何時の間にか使い魔のピクシーが消えてしまい、パジャマ姿のリリスが男性の前に立っている。
ええっ!
どうしてここに?
突然の事で動転しているリリスの目の前に男性が歩み出た。
「改めて自己紹介しとこか。僕は土の属性を司る亜神、エターナル=ゲド=ガイアの本体の一部や。コードネームはチャーリー。さん付けはいらんで。チャーリーと呼んでええからな。」
チャーリー?
リリスはふと元の世界で見た吉●新喜劇のちょび髭のおじさんを思い出してしまった。
「もう少し早く起きるつもりやったんやけど、手違いでタイミングを失ってしもたわ。」
チャーリーはまだ少し動揺しているリリスの手を取り、魔力を吸い上げ始めた。
「う~ん。君の魔力は亜神を活性化させてくれるねえ。まさに目覚めのドリンクや!」
そうなの?
それはタミアやユリアにも言われたけどね。
魔力量の30%ほども魔力を吸い上げられて、少しふらっとしたリリスの身体をチャーリーはがっしりと抱き止めた。中年のおじさんの加齢臭がリリスの鼻を刺激する。
うっ!
こんなものまで再現しなくても良いのに・・・。
顔をしかめたリリスの反応を面白がるように、チャーリーは優しく語り掛けた。
「リリス。君は土魔法に特化しているようやね。レミア族ではないようやけど親近感を感じるなあ。そやけど・・・・・」
チャーリーは少し間を置いた。
「他の亜神の気配も感じるんやけどね。誰か他の亜神と接触したんか?」
「ええ。それはタミアとユリアの事ですね。」
その言葉にチャーリーは驚きの表情を見せた。
「それって火の亜神と水の亜神の事やね。これは、ほんまに驚いたな。これほどまでに亜神とかかわりを持つ人族がいるなんて・・・・」
そう言いながらチャーリーは顔をしかめた。
「あいつらを起こしたんは君か?」
「えっ、ええ。起こそうとして起こしたのでは無いのですが・・・・・」
リリスの言葉にチャーリーは少し考え込んだ。少し間を置いて、ふっとため息をついたチャーリーの仕草が気に成る。
心が落ち着かないリリスの反応に笑顔を返して、チャーリーは再び口を開いた。
「火の亜神や水の亜神はタガが外れると大暴れするからねえ。あいつらのかけらが目覚めた気配を感じて慌てて起きたんやけど、あいつら、なんか悪さしてへんか?」
「あっ、いえ。二人共ダンジョンマスターをやっていますよ。暇つぶしに良いからと言いながら・・・」
「ほう。ダンジョンマスターねえ。まあ、直ぐに飽きそうな気がするけど、暫くは監視しておこうかな。他の亜神の監視が僕の役目でもあるからね。」
「僕は大暴れはしないよ。大地は永遠に変わらないからねえ。ああ、永遠と言っても君らの時間感覚での表現やからね。誤解のないように。」
そう言ってチャーリーは笑顔を見せた。
「ところでリリス。君は不思議なスキルを持っているようやね。ステータスの秘匿領域の中身は分からんけど、メインは他者のスキルや魔法のコピーを可能とするスキルやね?」
コピースキルだけは見抜かれちゃっているのね。かけらとは言え亜神には隠しようが無いのかしら?
「そやけど実に特殊なスキルやな。コピーするだけやなく改良や適正化や部分的抽出も同時に可能やなんて、明らかにチートやないか。こんなもん、誰から授かったんや? それにスキルが独自に自律進化までしとる。人族では実に稀有なスキルやねえ。」
誰から授かったって言われてもねえ。
「これに近いスキルをどこかで見た事があるんやけどなあ。・・・・・そうや! 闇の亜神が持ってたな。」
「ええっ! これって闇の亜神のスキルなの?」
「全く同じやないよ。闇の亜神の持っていたスキルは、コピーと同時に相手の生命力を削ぎ取ってしまうからね。」
それって凶悪なスキルね。
私はそんな事はしないわよ。まあ、生命力を削ぎ取るなんて、しようと思っても出来ないけどね。
そう思ったリリスの表情を読み取って、チャーリーは微笑みながら語り掛けた。
「君が土魔法のレベルを上げたいと思ってるんやったら、僕からコピーしてもええよ。コピー出来るように工夫してあげるから。」
「でもレベル差が大きいと出来ないわよ。チャーリーと私ではあまりにも土魔法のレベル差が大きいでしょうからね。・・・って言うより、チャーリーにとって土魔法のレベルなんて意味あるの?」
「それは勿論ないよ、無い。」
チャーリーはしらっと答えた。
「レベルはあくまでも君らの概念やからね。そやけどそれに合わせてあげる事は可能や。君の持つ特殊な素養やったら、魔力のルートを押し広げて僕の魔力を流し込む事で、ある程度のレベルまでは上げる事が出来ると思うで。」
チャーリーの言葉にリリスは惹かれてしまった。その反応にチャーリーもテンションが上がってきたように見える。
リリスはドルネアから教えて貰った溶岩流のスキルを目標にしている事、そのためには自分自身の土魔法のレベルを、極限とも思えるようなレベルまで上げなければならない事を伝えた。
チャーリーは面白そうにリリスの話を聞いていたが、そのうちに少し表情を曇らせた。
「君の言うレベル50には、一気には引き上げられんね。そんな事をしたら、君の身体の魔力回路が壊れてしまう。」
そう言いながらチャーリーはリリスの頭を撫で回した。
「そうやなあ・・・・・君のスキルの器と魔力量やったら、ある程度までは底上げ可能やね。溶岩流の元になるスキルもあげよう。その後は自分で精進するんやで。」
「ええ、それは勿論。」
リリスの返答にチャーリーはうなづき、リリスの身体を抱きかかえた。
所謂お姫様抱っこの状態だ。
きゃっと声をあげ恥ずかしがるリリスを抱きかかえながら、チャーリーはすぐ傍に大きなソファを出現させ、そのままドカッと座り込んだ。嫌でも身体が密着してしまう。
嫌だわ。
おじさんに抱っこされちゃった。
ソファの上でおじさんに抱っこされる少女って、他人が見たらまるで援●じゃないの。誰も見ていないけど・・・・・。
「おっと。意外に軽いな。君ってもう少し肉付きが良く成ったら、ええ女になるでえ。」
言い方がいやらしい。変態を見つめるようなリリスの視線をチャーリーは気にもしていない。
「水を入れる皮袋をイメージしてみたらええよ。その口が小さいと注ぎ込むのが大変や。まずその口を少し押し広げるんやけど・・・・・」
そう言いながらチャーリーの全身から半透明の魔力の触手が無数に伸びて、そのままリリスの身体に撃ち込まれていった。
ううっ!
気持ち悪い!
渋面を見せるリリスを気にもせず、チャーリーは魔力の触手を動き回らせた。にたりと笑うその表情が変態に見えてしまう。
「ああ、あった。ここやな。」
そう言うと魔力の触手がリリスの体内の一点に向かって集中して突き進んだ。
まるで内臓を掴まれるような違和感だ。吐き気すら催してしまう。
その様子を見ながらチャーリーは次の段階に入った。
「さあ、僕の魔力を流してあげるよ。」
その言葉と共に熱い魔力の奔流がリリスの体内に注ぎ込まれてきた。身体全体が熱くなって、まるでサウナに入れられたような熱気が全身を包む。
上気して朦朧とするリリスの頭をポンポンと軽く叩き、チャーリーは魔力の触手を全て引き抜いた。
「さあ、コピーさせてあげよか。君の額が反応してるから、額を接触させたらええのかな?」
そう言いながら、チャーリーが顔を近づけてきた。
ううっ!
勘弁してよ!
臭いがキツイ!
顔を背けるリリスを無理矢理押さえ込み、チャーリーは額をリリスの額に付けた。
嫌がるリリスの気持ちとは裏腹に、コピースキルが発動する。しかも強制的にコピーされてくるスキルの内容が分からない。判別不能のまま、コピーは終わった。
「これで終わり。あとは帰ってから自分で確かめたらええよ。このまま君の寝床に戻してあげるからね。」
「明日も授業あるんやろ? 遅刻したらあかんで。」
そう言ってチャーリーがパチンと指を鳴らすと、リリスの視界が突然切り替わり、いつの間にか元の自室のベッドの中に居た。
悪い夢を見たのかしら。変態のおじさんに身体を弄り回されたような気がする・・・・・。
そう考えながらも強烈な眠気に襲われ、リリスはそのまま気を失うように眠ってしまった。
驚きの声をあげるドルネアのホログラムに向けて男性が手をあげると、ドルネアはすっと消え去ってしまった。
「邪魔やから元の施設に帰って貰ったよ。」
うっ!
何故に関西弁?
甲高い声でそう言い放った男性は中肉中背で小太りの男性だ。身体にぴったりとフィットした薄手のウエットスーツのような衣装を着ているので、メタボなお腹の張り出しが目立つ。浅黒い肌で髪はブラウン、白い歯が印象的なおじさんだ。
それにしても顔の造作が地味ねえ。
若干胡散臭そうなリリスの視線を気にする事も無く、その男性はピクシーに近付いてきた。
「ようやく起こしてくれたんやね。感謝するよ、リリス。」
「どうして私の名前を知っているの?」
「僕は半覚醒状態やったからね。君とあの賢者の会話を聞いていたんや。ちなみにこの言葉は君の脳内から面白そうな言語を探った結果やで。」
「これって中毒性のある言語やねえ。」
そう言いながら男性はピクシーに近付いた。
「申し訳ないけどもう少し君の魔力を分けて欲しいなあ。こっちに来てくれへんか?」
「こんな深夜にですか?」
「うん。ごめんな。」
そう言って男性がパチンと指を鳴らすと、リリスの目の前に男性が立っていた。否、リリスが男性の前に現われたと言うのが正確な表現だろう。
何時の間にか使い魔のピクシーが消えてしまい、パジャマ姿のリリスが男性の前に立っている。
ええっ!
どうしてここに?
突然の事で動転しているリリスの目の前に男性が歩み出た。
「改めて自己紹介しとこか。僕は土の属性を司る亜神、エターナル=ゲド=ガイアの本体の一部や。コードネームはチャーリー。さん付けはいらんで。チャーリーと呼んでええからな。」
チャーリー?
リリスはふと元の世界で見た吉●新喜劇のちょび髭のおじさんを思い出してしまった。
「もう少し早く起きるつもりやったんやけど、手違いでタイミングを失ってしもたわ。」
チャーリーはまだ少し動揺しているリリスの手を取り、魔力を吸い上げ始めた。
「う~ん。君の魔力は亜神を活性化させてくれるねえ。まさに目覚めのドリンクや!」
そうなの?
それはタミアやユリアにも言われたけどね。
魔力量の30%ほども魔力を吸い上げられて、少しふらっとしたリリスの身体をチャーリーはがっしりと抱き止めた。中年のおじさんの加齢臭がリリスの鼻を刺激する。
うっ!
こんなものまで再現しなくても良いのに・・・。
顔をしかめたリリスの反応を面白がるように、チャーリーは優しく語り掛けた。
「リリス。君は土魔法に特化しているようやね。レミア族ではないようやけど親近感を感じるなあ。そやけど・・・・・」
チャーリーは少し間を置いた。
「他の亜神の気配も感じるんやけどね。誰か他の亜神と接触したんか?」
「ええ。それはタミアとユリアの事ですね。」
その言葉にチャーリーは驚きの表情を見せた。
「それって火の亜神と水の亜神の事やね。これは、ほんまに驚いたな。これほどまでに亜神とかかわりを持つ人族がいるなんて・・・・」
そう言いながらチャーリーは顔をしかめた。
「あいつらを起こしたんは君か?」
「えっ、ええ。起こそうとして起こしたのでは無いのですが・・・・・」
リリスの言葉にチャーリーは少し考え込んだ。少し間を置いて、ふっとため息をついたチャーリーの仕草が気に成る。
心が落ち着かないリリスの反応に笑顔を返して、チャーリーは再び口を開いた。
「火の亜神や水の亜神はタガが外れると大暴れするからねえ。あいつらのかけらが目覚めた気配を感じて慌てて起きたんやけど、あいつら、なんか悪さしてへんか?」
「あっ、いえ。二人共ダンジョンマスターをやっていますよ。暇つぶしに良いからと言いながら・・・」
「ほう。ダンジョンマスターねえ。まあ、直ぐに飽きそうな気がするけど、暫くは監視しておこうかな。他の亜神の監視が僕の役目でもあるからね。」
「僕は大暴れはしないよ。大地は永遠に変わらないからねえ。ああ、永遠と言っても君らの時間感覚での表現やからね。誤解のないように。」
そう言ってチャーリーは笑顔を見せた。
「ところでリリス。君は不思議なスキルを持っているようやね。ステータスの秘匿領域の中身は分からんけど、メインは他者のスキルや魔法のコピーを可能とするスキルやね?」
コピースキルだけは見抜かれちゃっているのね。かけらとは言え亜神には隠しようが無いのかしら?
「そやけど実に特殊なスキルやな。コピーするだけやなく改良や適正化や部分的抽出も同時に可能やなんて、明らかにチートやないか。こんなもん、誰から授かったんや? それにスキルが独自に自律進化までしとる。人族では実に稀有なスキルやねえ。」
誰から授かったって言われてもねえ。
「これに近いスキルをどこかで見た事があるんやけどなあ。・・・・・そうや! 闇の亜神が持ってたな。」
「ええっ! これって闇の亜神のスキルなの?」
「全く同じやないよ。闇の亜神の持っていたスキルは、コピーと同時に相手の生命力を削ぎ取ってしまうからね。」
それって凶悪なスキルね。
私はそんな事はしないわよ。まあ、生命力を削ぎ取るなんて、しようと思っても出来ないけどね。
そう思ったリリスの表情を読み取って、チャーリーは微笑みながら語り掛けた。
「君が土魔法のレベルを上げたいと思ってるんやったら、僕からコピーしてもええよ。コピー出来るように工夫してあげるから。」
「でもレベル差が大きいと出来ないわよ。チャーリーと私ではあまりにも土魔法のレベル差が大きいでしょうからね。・・・って言うより、チャーリーにとって土魔法のレベルなんて意味あるの?」
「それは勿論ないよ、無い。」
チャーリーはしらっと答えた。
「レベルはあくまでも君らの概念やからね。そやけどそれに合わせてあげる事は可能や。君の持つ特殊な素養やったら、魔力のルートを押し広げて僕の魔力を流し込む事で、ある程度のレベルまでは上げる事が出来ると思うで。」
チャーリーの言葉にリリスは惹かれてしまった。その反応にチャーリーもテンションが上がってきたように見える。
リリスはドルネアから教えて貰った溶岩流のスキルを目標にしている事、そのためには自分自身の土魔法のレベルを、極限とも思えるようなレベルまで上げなければならない事を伝えた。
チャーリーは面白そうにリリスの話を聞いていたが、そのうちに少し表情を曇らせた。
「君の言うレベル50には、一気には引き上げられんね。そんな事をしたら、君の身体の魔力回路が壊れてしまう。」
そう言いながらチャーリーはリリスの頭を撫で回した。
「そうやなあ・・・・・君のスキルの器と魔力量やったら、ある程度までは底上げ可能やね。溶岩流の元になるスキルもあげよう。その後は自分で精進するんやで。」
「ええ、それは勿論。」
リリスの返答にチャーリーはうなづき、リリスの身体を抱きかかえた。
所謂お姫様抱っこの状態だ。
きゃっと声をあげ恥ずかしがるリリスを抱きかかえながら、チャーリーはすぐ傍に大きなソファを出現させ、そのままドカッと座り込んだ。嫌でも身体が密着してしまう。
嫌だわ。
おじさんに抱っこされちゃった。
ソファの上でおじさんに抱っこされる少女って、他人が見たらまるで援●じゃないの。誰も見ていないけど・・・・・。
「おっと。意外に軽いな。君ってもう少し肉付きが良く成ったら、ええ女になるでえ。」
言い方がいやらしい。変態を見つめるようなリリスの視線をチャーリーは気にもしていない。
「水を入れる皮袋をイメージしてみたらええよ。その口が小さいと注ぎ込むのが大変や。まずその口を少し押し広げるんやけど・・・・・」
そう言いながらチャーリーの全身から半透明の魔力の触手が無数に伸びて、そのままリリスの身体に撃ち込まれていった。
ううっ!
気持ち悪い!
渋面を見せるリリスを気にもせず、チャーリーは魔力の触手を動き回らせた。にたりと笑うその表情が変態に見えてしまう。
「ああ、あった。ここやな。」
そう言うと魔力の触手がリリスの体内の一点に向かって集中して突き進んだ。
まるで内臓を掴まれるような違和感だ。吐き気すら催してしまう。
その様子を見ながらチャーリーは次の段階に入った。
「さあ、僕の魔力を流してあげるよ。」
その言葉と共に熱い魔力の奔流がリリスの体内に注ぎ込まれてきた。身体全体が熱くなって、まるでサウナに入れられたような熱気が全身を包む。
上気して朦朧とするリリスの頭をポンポンと軽く叩き、チャーリーは魔力の触手を全て引き抜いた。
「さあ、コピーさせてあげよか。君の額が反応してるから、額を接触させたらええのかな?」
そう言いながら、チャーリーが顔を近づけてきた。
ううっ!
勘弁してよ!
臭いがキツイ!
顔を背けるリリスを無理矢理押さえ込み、チャーリーは額をリリスの額に付けた。
嫌がるリリスの気持ちとは裏腹に、コピースキルが発動する。しかも強制的にコピーされてくるスキルの内容が分からない。判別不能のまま、コピーは終わった。
「これで終わり。あとは帰ってから自分で確かめたらええよ。このまま君の寝床に戻してあげるからね。」
「明日も授業あるんやろ? 遅刻したらあかんで。」
そう言ってチャーリーがパチンと指を鳴らすと、リリスの視界が突然切り替わり、いつの間にか元の自室のベッドの中に居た。
悪い夢を見たのかしら。変態のおじさんに身体を弄り回されたような気がする・・・・・。
そう考えながらも強烈な眠気に襲われ、リリスはそのまま気を失うように眠ってしまった。
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