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第三章 深い森の中で
謎の男レン 再び
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「いってぇ……」
「マッド! 大丈夫!?」
「フン。生きていたか」
心配そうに声をかけるティミーの頭上から、聞き覚えのある声が聞こえた。
その人物を見た途端、ティミーは青ざめ、思わず後退る。
「あなたは、村を襲った!」
「やはりお前も生きていたか」
マッドは態勢を立て直すと言葉を吐いた人物を睨み付け、剣先を向けた。
「お前の事なんぞ死んだって覚えてるさ!」
黒い髪から鋭く覗き込む赤い瞳に黒い服。そして手に握っている大剣。
その人物は、マッドとティミーの村を襲った男、レンだった。
「こんなに早く会えるとは思ってなかったぜ! 此処で村を襲った償いをしてもらおうか!」
「マッド! 私も戦う!」
マッドは剣を抜き、ティミーは弓を構えた。
「行くぞ! うぉぉぉお!」
そんな様子をヴェノルはただ呆然と見ていた。
(なんだろう。あの人、何処かで会ったような気がする……)
キィン!!
「くっ……」
マッドは再びレンに斬り掛ったが、軽々と受け止められてしまった。
「ちっ……まだだ!」
マッドは一度距離を取り、再び男に斬りかかる。
しかし男は軽々とかわし、空振りしたマッドの背中を思い切り蹴り付けた。
「ぐぁっ!」
「まだまだだな」
マッドは体制を立て直し再び構えたが、再び男に蹴りを入れられた。
「くっ……」
「隙だらけだな」
──ヒュッ!
男は跳び上がり、長さが三十センチ程ある飛針をマッドに向かって投げ付けた。
「ぐっ……こんなもの!」
マッドは剣で飛針を払った。しかし、レンは不敵に笑う。
大剣を大きく振り上げ、先程よりも強い力で斬りかかった。
「っと!」
マッドは剣で受け止め、体重を掛けて押し返す。刃が交わり、火花が散った。
「マッド! 私も加勢する!」
何時でも矢を放てるようにして、ティミーはレンを見据える。
「ティミー! 無理はするな! コイツは、お前を狙ってるんだぞ!」
「……無駄な事を」
するとレンは二人の真横に飛針を放った。
「うっ……!」
「!?」
直後、ドスッという音と唸り声が聞こえ、二人が振り返るとヴェノルが倒れていた。
「ヴェノル!?」
駆けつけるマッドとティミーをよそに、倒れるヴェノルをレンは何とも言えない表情で見下ろしていた。
「ヴェノル!」
レンがマッドとティミーの横に飛針を投げ、後ろを振り返るとヴェノルが左腕を押さえながら蹲っていた。
マッドとティミーが駆け寄ると、ヴェノルの左腕に男が放った飛針が刺さっていて、赤い一筋の血が流れ、滴となり地面にポタリと落ちていく。
「飛針が……! ヴェノル、しっかりして!」
「なっ! あいつ、ヴェノルを狙ったのか!? ヴェノルとは初対面のハズなのにどうしてっ!」
マッドはレンを睨んだが、レンは更に飛針を飛ばして来た。
剣でなぎ払うも、それを狙っていたのかレンは大剣でマッドに斬り掛かろうとする。
マッドは剣を前に突き出し構えると、お互いの刃の部分が混じり合い火花が散った。
マッドはそのままの状態で、レンを睨み付ける。
「おいてめぇ! どうしてヴェノルを狙った!?」
「貴様等の仲間だろう? なら殺すまでだ」
男の答えに、マッドとティミーは絶句した。
「仲間だからって! 大体何で俺達を襲うんだよっ! お前とは村でしか会ってねぇしヴェノルとは初対面のハズだろ!?」
マッドの言葉をレンは煩そうに聞き、マッド達を睨みつけた。
「貴様も馬鹿だな。村を襲った俺が何で再び、貴様等を襲ったか分からないのか?」
「てめぇ、やっぱりティミーを……!」
「マッド! 大丈夫!?」
「フン。生きていたか」
心配そうに声をかけるティミーの頭上から、聞き覚えのある声が聞こえた。
その人物を見た途端、ティミーは青ざめ、思わず後退る。
「あなたは、村を襲った!」
「やはりお前も生きていたか」
マッドは態勢を立て直すと言葉を吐いた人物を睨み付け、剣先を向けた。
「お前の事なんぞ死んだって覚えてるさ!」
黒い髪から鋭く覗き込む赤い瞳に黒い服。そして手に握っている大剣。
その人物は、マッドとティミーの村を襲った男、レンだった。
「こんなに早く会えるとは思ってなかったぜ! 此処で村を襲った償いをしてもらおうか!」
「マッド! 私も戦う!」
マッドは剣を抜き、ティミーは弓を構えた。
「行くぞ! うぉぉぉお!」
そんな様子をヴェノルはただ呆然と見ていた。
(なんだろう。あの人、何処かで会ったような気がする……)
キィン!!
「くっ……」
マッドは再びレンに斬り掛ったが、軽々と受け止められてしまった。
「ちっ……まだだ!」
マッドは一度距離を取り、再び男に斬りかかる。
しかし男は軽々とかわし、空振りしたマッドの背中を思い切り蹴り付けた。
「ぐぁっ!」
「まだまだだな」
マッドは体制を立て直し再び構えたが、再び男に蹴りを入れられた。
「くっ……」
「隙だらけだな」
──ヒュッ!
男は跳び上がり、長さが三十センチ程ある飛針をマッドに向かって投げ付けた。
「ぐっ……こんなもの!」
マッドは剣で飛針を払った。しかし、レンは不敵に笑う。
大剣を大きく振り上げ、先程よりも強い力で斬りかかった。
「っと!」
マッドは剣で受け止め、体重を掛けて押し返す。刃が交わり、火花が散った。
「マッド! 私も加勢する!」
何時でも矢を放てるようにして、ティミーはレンを見据える。
「ティミー! 無理はするな! コイツは、お前を狙ってるんだぞ!」
「……無駄な事を」
するとレンは二人の真横に飛針を放った。
「うっ……!」
「!?」
直後、ドスッという音と唸り声が聞こえ、二人が振り返るとヴェノルが倒れていた。
「ヴェノル!?」
駆けつけるマッドとティミーをよそに、倒れるヴェノルをレンは何とも言えない表情で見下ろしていた。
「ヴェノル!」
レンがマッドとティミーの横に飛針を投げ、後ろを振り返るとヴェノルが左腕を押さえながら蹲っていた。
マッドとティミーが駆け寄ると、ヴェノルの左腕に男が放った飛針が刺さっていて、赤い一筋の血が流れ、滴となり地面にポタリと落ちていく。
「飛針が……! ヴェノル、しっかりして!」
「なっ! あいつ、ヴェノルを狙ったのか!? ヴェノルとは初対面のハズなのにどうしてっ!」
マッドはレンを睨んだが、レンは更に飛針を飛ばして来た。
剣でなぎ払うも、それを狙っていたのかレンは大剣でマッドに斬り掛かろうとする。
マッドは剣を前に突き出し構えると、お互いの刃の部分が混じり合い火花が散った。
マッドはそのままの状態で、レンを睨み付ける。
「おいてめぇ! どうしてヴェノルを狙った!?」
「貴様等の仲間だろう? なら殺すまでだ」
男の答えに、マッドとティミーは絶句した。
「仲間だからって! 大体何で俺達を襲うんだよっ! お前とは村でしか会ってねぇしヴェノルとは初対面のハズだろ!?」
マッドの言葉をレンは煩そうに聞き、マッド達を睨みつけた。
「貴様も馬鹿だな。村を襲った俺が何で再び、貴様等を襲ったか分からないのか?」
「てめぇ、やっぱりティミーを……!」
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