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第七章 届かない声
不動の衝突
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「ベルス、マッドを解放しろ。彼は怪我人だぞ」
「怪我人でも危険な奴を放置しておけるかよ。こんな仲間にも危害を加えるような奴をよ。野晒しにしておけば、今度はこの街の住民に被害が出るかもしれねぇだろうが。俺、余計な仕事したくねぇし?」
「良いからマッドを良く見ろ! 意識が錯乱している状態だろう! 故意に敵意を剥き出しにしている訳ではない。それ位、お前でも分かってる筈だろう?」
ヴェイトの言葉に、ベルスは冷ややかにマッドを見下ろす。
苦しんでいる様子だが、敵意を剥き出しにしている状態に変わりは無く、虚ながらにも睨み付けてくるマッドにベルスは小さく舌打ちした。
「チッ。気にいらねぇなその表情。何も出来ねぇ弱い人間の癖にイキりやがってよ」
ベルスは肩を踏み付けていた脚を退かすと、今度はその脚をマッドの顔の上へあげ、ニヤリと笑った。
「何をするんですか! 止めて下さい!」
ベルスの表情は狂気に満ちていて、ティミーは思わず声を荒げ、マッドの身体を護るようにベルスの前に立ち塞がった。
それでもベルスは表情を変えずに、更に笑みを浮かべる。
「テメェも踏み潰してやろうか?」
「黙って! 貴方は軍医なんかじゃない! これじゃ、ただの人殺しじゃないですか!」
ティミーの言葉にベルスは一瞬拍子抜けした表情をしたが、直ぐに高笑いをし、自分の顔に手を当てながら何度も笑い声を上げた。
「はははははっ! 笑わせてくれるなガキの娘が! 別に俺は人を助ける為に軍医になった訳じゃねぇんだよ。そんなガキ一人死のうが、別に何とも思わねぇしな!」
「どう、して......」
「どうして? 危害を加える様な人間なんて生きていたって仕方ねぇだろ? テメェもいつかはコイツに殺されるかもしれねぇぜ?」
「そんな事ないです! だって、マッドは!!」
ベルスの言葉に、ティミーは思わず涙を浮かべる。
無意識のうちに涙が込み上げ、やがてそれは頬を伝い、近くにあった弓に手を伸ばそうとしていた。
「それに、お医者さんがどうして、人を殺そうとするんですか! 貴方は何の為に軍医になったんですか!」
ティミーは叫び、弓を構えようとした瞬間、矢を握っていた右腕をヴェイトに掴まれ、ティミーは思わずヴェイトに視線を向けた。
ヴェイトは静かに首を横に振り、矢を握りしめるティミーの手を静かに降ろし、ベルスを睨み付ける。
「ベルス、良い加減にしろ。今、お前は軍医としての仕事をしているだろ。俺は殺せ、という命令は出していない筈だ」
「加害者を止めてこれ以上怪我人を出すのを防ぐのも軍医の役目だろ」
ヴェイトはベルスを睨み付け、再度銃を突きつける。
「医療班の隊長は俺だ。俺の命令に逆らうって言うのなら命令違反でこのままお前を銃殺する事だって出来るんだぞ」
「あぁ? 脅しかこのヘタレ野郎。おー怖い怖い。良いぜ、このままこのガキ二人まとめてぶっ潰してやうぉぁぁぁあ!?」
そのまま力を込めてマッドとティミーに向けて脚を下ろそうとした瞬間、ベルスに物凄い勢いで何かがぶつかり、ヴェイトと睨み合っていた為反応が遅れてしまったベルスは思わず吹っ飛ばされてしまった。
一体何が有ったのかとティミーとヴェイトはベルスに視線を向けると、ベルスの上にはヴェノルが馬乗りになっていて、更にヴェノルはベルスの胸倉を掴んでいた。
「ねぇ! 早くウォックを助けてよ! 血がいっぱい出てて、声掛けても何も答えてくれないんだ!」
ヴェノルは涙を浮かべながらもベルスの胸倉を何度も揺さぶり、ベルスに訴えかけた。
その言葉にヴェイトは慌ててウォックの方へ視線を向けると、プリムが必死にタオルで止血してくれている姿を捉えたが、遠目でも分かる程、ウォックは大量に出血していた。
地面が赤く染まっていて、プリムは顔色を変えながらも必死にタオルで傷口を強く押し、ひたすらウォックに声をかけている。
「ウォックさん、しっかりして下さい! ウォックさん!」
何度も呼びかけるも、ウォックは苦しそうに呼吸を繰り返すだけで反応が無い。
それを見たヴェノルが慌ててベルスを呼びに来たのだ。
「ねぇ! ベルスはお医者さんなんでしょう!? ならウォックの事治してよ!」
ヴェノルは怒鳴り、珍しくかなり怒っている様子だった。
ヴェノルの服にも血が付着しており、先程までプリムと一緒に止血を試みていたのだろう。
「助けてよ! ねぇ、助けてよ......お願い、だから......」
胸倉を掴み馬乗りになったまま、ヴェノルのエメラルドグリーンの瞳からは涙が溢れ出し、何度もベルスを揺さ振る。
その様子にベルスは眼を見開き、勢い良く起き上がると思わずヴェノルをギュッと抱き締めた。
(......同じだ。あの時と。俺は......もう、二度とコイツの泣く所を見たくねぇと思っていたのに)
突然込み上げる思いにベルスは唇を噛みして、ヴェノルを抱き締める腕に力を込める。
「お願い.......ウォックを助けて」
ヴェノルの消えそうな声にベルスはヴェノルの背中をポンポンと軽く叩くと、ゆっくりと立ち上がり、ヴェイトに視線を向けた。
「ヴェイト、俺はウォックの所に行く。このガキ達はお前で何とかしろ」
「分かった。先に軍病院に戻れ。俺も後から急いで行く」
ヴェノルに連れられてベルスがウォックの元へ行くのを見送ると、ヴェイトはティミーの肩を優しく叩き、マッドの様子を伺った。
興奮はしているものの、ウォックの攻撃のダメージが腹部に残っている為か起き上がる事が出来ない様で、虚ろな瞳でティミーとヴェイトを見詰めている。
ヴェイトはマッドの額に手を当てると、思わずその手を直ぐに放し、即座に脈を測った。
「凄い熱だな......。それに、脈もかなり早い。これは、サソリの毒にやられたな」
「毒、ですか? そんな、一体いつ......」
ヴェイトの言葉に、ティミーは一つ心当たりが有った。
マッドがサソリにトドメを刺す時に、サソリの尻尾がマッドを目掛けて何度も突き出して攻撃していた。
その時の攻撃が左腕に当たり、怪我をしていたが本人は大した事無い、と話していた。
ヴェイトの保護陽術【ディスペリーション】と言う術で毒も一定時間無効化出来る、と聞いていたが──。
「まさか、あの時の攻撃で毒が......? でも、毒でこんな風に......?」
「ティミー離れていろ。今から解毒の陽術をかける。そうすれば、少しは落ち着くだろう」
ヴェイトはマッドの左腕に手を当て、眼を閉じる。
すると、薄緑色の魔法陣が浮かび上がり、ティミーは思わず息を飲んだ。
「かの者の毒を浄化し、光と風の導きを。セレストーム」
ヴェイトが唱えると、緑色の光がマッドを包み込み、温かく淡い光を放ち始める。
その様子は何処か幻想的で、ティミーは不安そうにしながら、ギュッと自分の手を握り、マッドの様子を祈る様に見ていた。
「大丈夫だ。マッドは助ける。俺が必ず」
不安そうにしているティミーに、ヴェイトは優しく笑みを浮かべ、ソッと声をかける。
その言葉に、ティミは思わず涙を溢し、不安から解放されたのか、その場で泣き崩れてしまった。
「マッド......今までこんな風になった事、無くて......。怖かったんです。本当に、わた、し......」
「......うん」
「でもっ......マッドは私達の事、本当に見えていなかったんです。まるで、私達を......敵として見ている様な目をしていて」
「うん」
「怖かったんです......それに、ベルスさん......あんな風に、言わなくても......」
ヴェイトは相槌を打ちながら話を聞き、ティミーは俯きながら、声を押し殺して泣いていて、その様子にヴェイトは心臓が苦しくなるのを感じた。
「すまないな。怖い思いをさせてしまって。ベルスは......昔からあんな感じでね。色々あって、大人の人間が嫌いなんだよ」
「......私も......あの人、嫌いです」
ティミーは目を腫らしながら、溢れる想いをぽつりぽつりと話していった。
(何も知らない癖に。首を絞めようとしていた時、あの時のマッドは......助けてって、苦しそうに涙を流していたんだよ──?)
「怪我人でも危険な奴を放置しておけるかよ。こんな仲間にも危害を加えるような奴をよ。野晒しにしておけば、今度はこの街の住民に被害が出るかもしれねぇだろうが。俺、余計な仕事したくねぇし?」
「良いからマッドを良く見ろ! 意識が錯乱している状態だろう! 故意に敵意を剥き出しにしている訳ではない。それ位、お前でも分かってる筈だろう?」
ヴェイトの言葉に、ベルスは冷ややかにマッドを見下ろす。
苦しんでいる様子だが、敵意を剥き出しにしている状態に変わりは無く、虚ながらにも睨み付けてくるマッドにベルスは小さく舌打ちした。
「チッ。気にいらねぇなその表情。何も出来ねぇ弱い人間の癖にイキりやがってよ」
ベルスは肩を踏み付けていた脚を退かすと、今度はその脚をマッドの顔の上へあげ、ニヤリと笑った。
「何をするんですか! 止めて下さい!」
ベルスの表情は狂気に満ちていて、ティミーは思わず声を荒げ、マッドの身体を護るようにベルスの前に立ち塞がった。
それでもベルスは表情を変えずに、更に笑みを浮かべる。
「テメェも踏み潰してやろうか?」
「黙って! 貴方は軍医なんかじゃない! これじゃ、ただの人殺しじゃないですか!」
ティミーの言葉にベルスは一瞬拍子抜けした表情をしたが、直ぐに高笑いをし、自分の顔に手を当てながら何度も笑い声を上げた。
「はははははっ! 笑わせてくれるなガキの娘が! 別に俺は人を助ける為に軍医になった訳じゃねぇんだよ。そんなガキ一人死のうが、別に何とも思わねぇしな!」
「どう、して......」
「どうして? 危害を加える様な人間なんて生きていたって仕方ねぇだろ? テメェもいつかはコイツに殺されるかもしれねぇぜ?」
「そんな事ないです! だって、マッドは!!」
ベルスの言葉に、ティミーは思わず涙を浮かべる。
無意識のうちに涙が込み上げ、やがてそれは頬を伝い、近くにあった弓に手を伸ばそうとしていた。
「それに、お医者さんがどうして、人を殺そうとするんですか! 貴方は何の為に軍医になったんですか!」
ティミーは叫び、弓を構えようとした瞬間、矢を握っていた右腕をヴェイトに掴まれ、ティミーは思わずヴェイトに視線を向けた。
ヴェイトは静かに首を横に振り、矢を握りしめるティミーの手を静かに降ろし、ベルスを睨み付ける。
「ベルス、良い加減にしろ。今、お前は軍医としての仕事をしているだろ。俺は殺せ、という命令は出していない筈だ」
「加害者を止めてこれ以上怪我人を出すのを防ぐのも軍医の役目だろ」
ヴェイトはベルスを睨み付け、再度銃を突きつける。
「医療班の隊長は俺だ。俺の命令に逆らうって言うのなら命令違反でこのままお前を銃殺する事だって出来るんだぞ」
「あぁ? 脅しかこのヘタレ野郎。おー怖い怖い。良いぜ、このままこのガキ二人まとめてぶっ潰してやうぉぁぁぁあ!?」
そのまま力を込めてマッドとティミーに向けて脚を下ろそうとした瞬間、ベルスに物凄い勢いで何かがぶつかり、ヴェイトと睨み合っていた為反応が遅れてしまったベルスは思わず吹っ飛ばされてしまった。
一体何が有ったのかとティミーとヴェイトはベルスに視線を向けると、ベルスの上にはヴェノルが馬乗りになっていて、更にヴェノルはベルスの胸倉を掴んでいた。
「ねぇ! 早くウォックを助けてよ! 血がいっぱい出てて、声掛けても何も答えてくれないんだ!」
ヴェノルは涙を浮かべながらもベルスの胸倉を何度も揺さぶり、ベルスに訴えかけた。
その言葉にヴェイトは慌ててウォックの方へ視線を向けると、プリムが必死にタオルで止血してくれている姿を捉えたが、遠目でも分かる程、ウォックは大量に出血していた。
地面が赤く染まっていて、プリムは顔色を変えながらも必死にタオルで傷口を強く押し、ひたすらウォックに声をかけている。
「ウォックさん、しっかりして下さい! ウォックさん!」
何度も呼びかけるも、ウォックは苦しそうに呼吸を繰り返すだけで反応が無い。
それを見たヴェノルが慌ててベルスを呼びに来たのだ。
「ねぇ! ベルスはお医者さんなんでしょう!? ならウォックの事治してよ!」
ヴェノルは怒鳴り、珍しくかなり怒っている様子だった。
ヴェノルの服にも血が付着しており、先程までプリムと一緒に止血を試みていたのだろう。
「助けてよ! ねぇ、助けてよ......お願い、だから......」
胸倉を掴み馬乗りになったまま、ヴェノルのエメラルドグリーンの瞳からは涙が溢れ出し、何度もベルスを揺さ振る。
その様子にベルスは眼を見開き、勢い良く起き上がると思わずヴェノルをギュッと抱き締めた。
(......同じだ。あの時と。俺は......もう、二度とコイツの泣く所を見たくねぇと思っていたのに)
突然込み上げる思いにベルスは唇を噛みして、ヴェノルを抱き締める腕に力を込める。
「お願い.......ウォックを助けて」
ヴェノルの消えそうな声にベルスはヴェノルの背中をポンポンと軽く叩くと、ゆっくりと立ち上がり、ヴェイトに視線を向けた。
「ヴェイト、俺はウォックの所に行く。このガキ達はお前で何とかしろ」
「分かった。先に軍病院に戻れ。俺も後から急いで行く」
ヴェノルに連れられてベルスがウォックの元へ行くのを見送ると、ヴェイトはティミーの肩を優しく叩き、マッドの様子を伺った。
興奮はしているものの、ウォックの攻撃のダメージが腹部に残っている為か起き上がる事が出来ない様で、虚ろな瞳でティミーとヴェイトを見詰めている。
ヴェイトはマッドの額に手を当てると、思わずその手を直ぐに放し、即座に脈を測った。
「凄い熱だな......。それに、脈もかなり早い。これは、サソリの毒にやられたな」
「毒、ですか? そんな、一体いつ......」
ヴェイトの言葉に、ティミーは一つ心当たりが有った。
マッドがサソリにトドメを刺す時に、サソリの尻尾がマッドを目掛けて何度も突き出して攻撃していた。
その時の攻撃が左腕に当たり、怪我をしていたが本人は大した事無い、と話していた。
ヴェイトの保護陽術【ディスペリーション】と言う術で毒も一定時間無効化出来る、と聞いていたが──。
「まさか、あの時の攻撃で毒が......? でも、毒でこんな風に......?」
「ティミー離れていろ。今から解毒の陽術をかける。そうすれば、少しは落ち着くだろう」
ヴェイトはマッドの左腕に手を当て、眼を閉じる。
すると、薄緑色の魔法陣が浮かび上がり、ティミーは思わず息を飲んだ。
「かの者の毒を浄化し、光と風の導きを。セレストーム」
ヴェイトが唱えると、緑色の光がマッドを包み込み、温かく淡い光を放ち始める。
その様子は何処か幻想的で、ティミーは不安そうにしながら、ギュッと自分の手を握り、マッドの様子を祈る様に見ていた。
「大丈夫だ。マッドは助ける。俺が必ず」
不安そうにしているティミーに、ヴェイトは優しく笑みを浮かべ、ソッと声をかける。
その言葉に、ティミは思わず涙を溢し、不安から解放されたのか、その場で泣き崩れてしまった。
「マッド......今までこんな風になった事、無くて......。怖かったんです。本当に、わた、し......」
「......うん」
「でもっ......マッドは私達の事、本当に見えていなかったんです。まるで、私達を......敵として見ている様な目をしていて」
「うん」
「怖かったんです......それに、ベルスさん......あんな風に、言わなくても......」
ヴェイトは相槌を打ちながら話を聞き、ティミーは俯きながら、声を押し殺して泣いていて、その様子にヴェイトは心臓が苦しくなるのを感じた。
「すまないな。怖い思いをさせてしまって。ベルスは......昔からあんな感じでね。色々あって、大人の人間が嫌いなんだよ」
「......私も......あの人、嫌いです」
ティミーは目を腫らしながら、溢れる想いをぽつりぽつりと話していった。
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